ソロ 上高地-前穂高岳(北尾根)-奥穂高岳-北穂高岳(滝谷ドーム中央稜)-上高地
長野県
岐阜県
mason
体力度について
- GPS
- 36:09
- 距離
- 40.3km
- 登り
- 3,135m
- 下り
- 3,150m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 9:15
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:19
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 6:38
- 合計
- 12:08
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
|---|---|
| アクセス | |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
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ここが一番しんどかったかも
距離も短いのでリスクを許容できるならクライムダウンの方が早い
やはりノコギリ状で見た目がいい
景色いい場所にある、ただトイレや水場は北穂岳小屋にあるので少し遠い
感想
初の上高地からの穂高連峰へ
そしてやりたいアルパインをできるだけ詰め込んだルート
ザックは大体30キロ
重いが背負う時に一旦膝に預けなくていいぐらい
ツェルトでなくテント、バーナーは無し、マットはありで前回の白根三山縦走の経験を活かした
水場は点々とあるので助かる。
あかんだな駐車場からバスで上高地
平日だがバスは並んでおり、30分前にはチケット売り場に並んでおかないと次の便に回されそう
上高地から横尾山荘までは林道を淡々と歩く
横尾山荘から涸沢までは整備された登山道といった感じで歩きやすいが急に上りになるのでなかなか疲れる
涸沢ヒュッテまでは早めに歩けたが疲れたので涸沢ヒュッテで昼寝させてもらい、そこから気合い入れてビバークポイントの前穂高岳北尾根5.6のコルまで登る。
これがガレガレで急登で結構過酷。何回も休憩しながらなんとか5.6のコルへ。
3人用テントを貼るのにちょうどいい大きさの場所があり、そこで一泊。
だがコルなので風が強く次の日の朝は予定よりかなり遅くまで行動できず。
かなり日が登ってから2日目行動開始。
この山行の核心、前穂高岳北尾根。
現場状況次第でロープをフィックスして登り返し等もプランとして考えていたが、結論として前装登山靴フリーソロで突破した。
5峰、4峰もなかなか疲れながら突破し、核心の3峰。
ハンドホールドはガバだらけなのでいいがフットホールがスメアとかカチが登山靴では乗れない。
ガバに乗れるまでハイステップ等で腕力頼りの登攀で進む。
一箇所だけ残置スリングを掴まないと進めなかかった。無念。
だがトポにあったⅣ、Ⅳ+ほど難しい感じはなかったⅢ程度に感じた。
よくわからないまま3峰終わって2峰も気づけば終わり。懸垂下降点につくが、見る感じホールドはたくさんあるのでクライムダウンで降りる。
予想通りのホールドがあったので危ない感じはなく降りきれた。
前穂高岳山頂に着き心身ともにすり減っていたので休憩。
次の奥穂高岳へ向かう。
吊り尾根は快適な道のはずだが疲れ果てすぎてヒーヒーいいながら進む。
奥穂高岳山頂。
ガスってて展望はないがジャンダルムはギリギリ見えた。次はあそこもいきたい。
ほんとは北穂高小屋までいく予定だったが朝が遅くなったので穂高岳山荘でテント泊。
泊まれば水も無料でもらえるし快適。平日でも人がたくさんいた。
テント張った直後から強めの雨が降った幸運。
3日目
涸沢岳にサクッと登って、北穂高岳へ。
ここの縦走路が簡易なバリエーションらしく梯子、鎖がたくさんありほどほどにスリリングで楽しかった。
滝谷ドームをチラ見しながら北穂高岳山頂へ行き、北穂高南陵テント場へテントを張り、荷物をデポして滝谷ドーム中央稜へ。
アプローチはわかりづらいが、人のブログとトポを照らし合わせればその通り。ほんとにこれか…？と思うことが何度もあるが信じて進むとラペルステーションが急に出てくる。
懸垂下降して取り付きへ。
🪨滝谷ドーム中央稜🪨
1ピッチ目Ⅴ-
凹角のクラックに沿って登る。チムニーらしいがザックを背負っていると入りきるのは厳しい、結局クラック横を沿っていき、最後の最後でトラバースしチムニーに入り込んだ、そこのトラバースがなかなか痺れる核心。
2ピッチ目Ⅳ
カンテからスラブ
ほぼ階段状のカンテを登ったら最後にスラブ。
覚悟がいる系のスラブ立ち込みが核心。
巨石のリッジを歩いて3ピッチ目まで50m程度
3ピッチ目Ⅳ
凹角からハング超え
カムやハーケンがいろんなとこに残置されている。
ルートは色々取れると思うが核心は最後のハング超え。パワフルにガバを使って超えていく。
4ピッチ目Ⅳ
凹角からハング
3ピッチ目と似たような構成だが最後はジャミングを使う。ハンドジャムからトラバースが核心。
どのピッチも綺麗なペツルのビレイステーションがある。普通に広めのテラスにありハンギングビレイは必要ない。
ハーケンやカムがところどころ残置されているがクラックも発達しているのでナチュプロだけでもいける。逆に残置物だけでプロテクションとるとややランナウトする。
自分は残置ハーケンと各ピッチ1.2個だけカムを使った。
登攀終われば少し歩いて縦走路に合流。
4ピッチだがソロでマジメに登り返しもクライミングしたので疲れた
本当はこのあとクラック尾根も行きたかったが2日目の出発が遅くなった皺寄せで時間がないのでこれでクライミングは終わり。
🪨
テントに帰って就寝。
その前に北穂高小屋でお湯がもらえたのでアルファ米用にありがたくいただいた(泊まる人は水お湯無料)
この夜は雷雨で雷の音がすごかったし風も強かった。ツェルト泊の人も周りに何人かいたが過酷だったのではなかろうか。
4日目
明るくなる前から下山開始。
北穂南陵を降りていく。
暗いからか思ったより岩岩していてしんどかった。穂高連峰はほんと岩の山なんだなと改めて思う。
涸沢までおりたらあとは淡々と上高地まで歩いて山行終了。
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