記録ID: 8903950
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
銀嶺穂高岳
2025年11月03日(月) 〜
2025年11月04日(火)
長野県
岐阜県
ksm2301
体力度
9
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 22:16
- 距離
- 58.4km
- 登り
- 2,458m
- 下り
- 2,451m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 11:37
距離 27.7km
登り 1,778m
下り 331m
16:52
2日目
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:30
距離 30.6km
登り 680m
下り 2,120m
15:53
| 天候 | 3日 雪のち晴れのち暴風雪 4日 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ここはトイレないので、事前に済ませておくと良いです |
| コース状況／ 危険箇所等 |
⚫︎焼岳登山口〜横尾 コンクリと土道のなだらかな道 危険個所は特になし ⚫︎横尾〜涸沢 ここから本格的な雪道になります ただ雪の量はまだ少ないので、本谷橋まではスパイクなし、その先はチェーンスパイクが一番歩きやすいかと ⚫︎涸沢〜ザイテングラート 積雪は50cmぐらい 雪質はふかふかの新雪 ここから上部は12本爪アイゼン必須 雪はまだ新雪で柔らかいので、ピッケルよりもダブルストックの方が登りやすいと思います ⚫︎ザイテングラート〜穂高岳山荘 積雪は100cmぐらい 雪質はふかふかの新雪 この辺りで先行者の方に追いつき、ラッセルを代わる 道を間違えると腰まで埋まるので、ザイテンの見えている岩場を目印に登る ただ-10℃風速15mぐらいの風雪の中登ったので、汗で濡れた手袋凍ってしまった 穂高岳山荘なんとか到着しましたが、右手少し赤黒く凍傷になりかけに 山荘のスタッフさんにヒーター案内してもらい、濡れた衣服乾かし身体を温めました 先行ラッセルの方とスタッフさん本当に助かりました、ありがとうございます ⚫︎穂高岳山荘〜奥穂高岳 積雪は50cmぐらい 雪質はまだ凍っておらず、いい感じに締まってました ダブルアックス装備フルラッセルで登りました 暴風で軽い雪は飛んでしまい、体力的にはザイテンより楽です ただ危険度は大幅に上がり、滑落＝死となる場所が多いです ここも基本岩場見えているところ付近を登り、雪渓横断する時はダブルアックスで3点支持しながら渡りました ⚫︎奥穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘 奥穂高の降りは基本歩いたところを戻り、急なところはクライムダウンで降りました 涸沢岳はスタッフさんが大分登ったようで、立派なトレースできていたので楽でした ⚫︎穂高岳山荘〜涸沢 ザイテングラートに沿って降るのではなく、ザイテンの岩場越えた先の雪渓から一気に降りました 登りとは逆に雪深ければ歩きやすいですが、たまに浅いところがあり、爪が引っかかります ⚫︎涸沢〜横尾 涸沢でチェーンスパイクに履き替え、行きと同様本谷橋でスパイク外しました ⚫︎横尾〜焼山登山口 なだらかな道、危険個所は特になし |
| その他周辺情報 | 梓湖畔の湯 https://azusakohaann.jimdofree.com/ 10:00〜18:30 大人750円 上高地から帰るとき、いつも入る温泉です 今まさに、露天風呂紅葉見頃です |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
登山前日
計ると16kgありました
全体CT0.8で組みましたが、きついか
計ると16kgありました
全体CT0.8で組みましたが、きついか
中の湯温泉
この上部にある焼岳登山口からスタート
いきなり雪で驚きました
この上部にある焼岳登山口からスタート
いきなり雪で驚きました
中の湯温泉入口
ノーマルで来ましたが、コーナー曲がるとき少し滑りました
これから行く方はもうスタッドレスにした方がよいと思います
ノーマルで来ましたが、コーナー曲がるとき少し滑りました
これから行く方はもうスタッドレスにした方がよいと思います
徳沢園
なんか晴れ間出てきました
天候快復するとは思ってはなかったので嬉しい
なんか晴れ間出てきました
天候快復するとは思ってはなかったので嬉しい
みちくさ食堂
その日は気づかなかったのですが、本日営業最終日でした
その日は気づかなかったのですが、本日営業最終日でした
ガス烟る涸沢槍と獅子岩
雪渓トラバース中に撮影
だんだん風強くなってきた
雪渓トラバース中に撮影
だんだん風強くなってきた
ザイテングラート取付点
右に小さく写ってる方が先行者の方です
この形のトレースで大分楽になりました
右に小さく写ってる方が先行者の方です
この形のトレースで大分楽になりました
先行者のトレース
このあとザイテングラートで合流し、ラッセル交代しました
写真撮る余裕が全くなくなったので、山荘まで写真なし
このあとザイテングラートで合流し、ラッセル交代しました
写真撮る余裕が全くなくなったので、山荘まで写真なし
穂高岳山荘
ザイテングラートのラッセルと暴風雪きつかった
先行者の方とグータッチ、本当にありがとうございました
ザイテングラートのラッセルと暴風雪きつかった
先行者の方とグータッチ、本当にありがとうございました
奥穂高ブルーアワー
この辺はルート何となく分かったので、思ったより楽でした
この辺はルート何となく分かったので、思ったより楽でした
雪渓トラバース雪は凍らず程よく締まっていたので、見た目ほど厳しくはなかった
ただ危険地帯なのでダブルアックスで3点支持しながら横移動で突破しました
1
11/4 6:03
雪渓トラバース
雪は凍らず程よく締まっていたので、見た目ほど厳しくはなかった
ただ危険地帯なのでダブルアックスで3点支持しながら横移動で突破しました
雪は凍らず程よく締まっていたので、見た目ほど厳しくはなかった
ただ危険地帯なのでダブルアックスで3点支持しながら横移動で突破しました
モルゲンジャンダルムズーム
ほんとはジャン行こうかとも考えてたのですが、厳しいのでここで撤退します
ほんとはジャン行こうかとも考えてたのですが、厳しいのでここで撤退します
モルゲン北アルプス山脈
この風景見るために登ったのでほんと嬉しい！
この風景見るために登ったのでほんと嬉しい！
振り返り奥穂高方面
我ながらとんでもないところ登ったなと思いました
我ながらとんでもないところ登ったなと思いました
強者2人
先頭の方がザイテンまでソロラッセルした方です
手前の方は2日の一日中荒天の中穂高岳山荘まで登った方です
強い
先頭の方がザイテンまでソロラッセルした方です
手前の方は2日の一日中荒天の中穂高岳山荘まで登った方です
強い
振り返りトレース
下りはザイテンの岩場越えた先のこの雪渓降りました
下りはザイテンの岩場越えた先のこの雪渓降りました
快晴の北穂高岳
カール内は無風で強烈な日差しなので暑くて汗だらだらです
カール内は無風で強烈な日差しなので暑くて汗だらだらです
快晴の前穂高岳
ただ後は降るだけで凍えることはないので、汗だらだらで降ります
ただ後は降るだけで凍えることはないので、汗だらだらで降ります
快晴の奥穂高岳とザイテン取付点
この辺雪浅いところたまにあり、アイゼンひっかります
この辺雪浅いところたまにあり、アイゼンひっかります
河童橋より真っ白穂高連峰この好天だから観光客すさまじいと思いましたが、結構少ない
昨日の荒天の方が人いたようです
土日祝は天候よりも影響あるみたい
11/4 13:24
河童橋より真っ白穂高連峰
この好天だから観光客すさまじいと思いましたが、結構少ない
昨日の荒天の方が人いたようです
土日祝は天候よりも影響あるみたい
この好天だから観光客すさまじいと思いましたが、結構少ない
昨日の荒天の方が人いたようです
土日祝は天候よりも影響あるみたい
快晴の河童橋
7時間前にあの雪山の頂上にいたなんて考えるとすごい
7時間前にあの雪山の頂上にいたなんて考えるとすごい
梓川とカラマツ黄葉
この辺りがきれいに色付いたカラマツ一番多かったです
この辺りがきれいに色付いたカラマツ一番多かったです
穂高連峰と長良丸
浚渫船で水底をさらって土砂などを取り除く船です
浚渫船で水底をさらって土砂などを取り除く船です
振り返り上高地
振り返ると最高のタイミングでここに来れて良かった
振り返ると最高のタイミングでここに来れて良かった
中の湯ゲート
後は緩やかなコンクリの登り
足痛いので無理せず登っていきます
後は緩やかなコンクリの登り
足痛いので無理せず登っていきます
中の湯温泉看板
ここを登って中の湯日帰り入ろうと思いましたが、湯量が足りず宿泊客のみとなってました、残念
ここを登って中の湯日帰り入ろうと思いましたが、湯量が足りず宿泊客のみとなってました、残念
路駐のマイカー
落ち葉が結構たまってました
いつもの梓湖畔の湯へ向かいゆっくり休みます
落ち葉が結構たまってました
いつもの梓湖畔の湯へ向かいゆっくり休みます
ヤッホー！スウィング
来るたびにやってみたいと思いますが、ソロだときつい
来るたびにやってみたいと思いますが、ソロだときつい
HAKUBA MOUNTAIN HARBOR
あの先端に立つためには20人ぐらい並んでいたので止めました
あの先端に立つためには20人ぐらい並んでいたので止めました
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ダブルアックス
ストック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ゴーグル
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
|
|---|
感想
3日荒天、4日快晴なおかつ山小屋最終日ということなので、冬季奥穂高岳チャレンジしてきました
結論から言うと目的は達成できましたが、無謀が過ぎました
特に荒天の中登ることを甘く見すぎてました
ザイテングラートで汗に濡れた身体に暴風雪はきつかった
先行者の方いなかったら途中撤退してたと思います
あと何よりバディいると精神的に大分落ち着きます
1人だとあの状況はすごい怖かった
翌日の奥穂高岳は快晴かつ風も弱い
危険度はザイテンよりも高いですが、落ち着いて登れました
そして荒天明けの新雪の北アルプスの大絶景！
日の出と共に奥穂高岳山頂迎えられて本当に嬉しかった
色々反省はありましたが、行って良かったと言える山行になりました
2025.11.04 銀嶺穂高岳
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