奥穂高&北穂高 〜上高地から涸沢経由〜(28/100)

- GPS
- 55:48
- 距離
- 67.1km
- 登り
- 4,597m
- 下り
- 4,594m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 5:48
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 6:17
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 3:18
- 合計
- 10:48
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
|---|
感想
今回は平日に休みをとることができたので一度登ってみたかった上高地から涸沢経由の王道ルートで奥穂・北穂に登ってきました。昨年7月に燕岳を登って以来なので実に14か月ぶりの山行です。
・9/12 上高地→涸沢
朝6時に岐阜市の自宅を出発、2時間半であかんだな駐車場に到着しました。上高地へ8時50分に出発するバスに乗ることができました。上高地から横尾まではほぼ平坦なハイキングコースで森の中を気持ちよく歩けます。途中に立ち寄った徳澤園でランチのカレーを食べました。
徳澤から横尾に向かう平坦な道でまさかのアクシデント。靴ひもを反対の靴の金具に引っ掛けて真正面に転倒しました。まさかの平地、しかもTシャツ破れて右ヒザを強打するという結構な転倒ぶり、かなりショックでしたがこれが岩稜の稜線上だったら滑落してました…平地で良かったと不幸中の幸いと考え以後、靴ひも引っ掛けないように調整しました。
横尾で休憩した後は横尾大橋を渡って涸沢に出発です。橋を渡ってすぐは平坦ですが徐々に傾斜がきつくなってきます。本谷橋を過ぎるといよいよ急登です。樹林帯の中をひたすら登りSガレを過ぎると遠くに涸沢カールが見えてきます。見えてからが遠いのは登山あるあるですがなんとか初日の宿の涸沢ヒュッテに到着しました。上高地から涸沢までランチタイムや休憩含めて約6時間でした。初めての涸沢カール、就寝まで涸沢小屋まで足を伸ばしたりブラブラして過ごしました。
・9/13 涸沢→北穂高岳→涸沢
2日目に奥穂高を登って涸沢まで戻り3日目で上高地に降りるか、それとも2日目に北穂高登って3日目に奥穂高登って上高地まで下山するか前日まで迷っていました。体力的、時間的に余裕があるのは前者ですが仕事の都合からそうそう平日に涸沢まで来られる機会はないため思い切って後者を選びました。
涸沢から北穂高は基本的にガレ場の急登です。慌てると体力を奪われるのでゆっくり一定のペースで登りました。途中には取っ掛かりの少ない一枚岩や鎖場、ハシゴなどがところどころにあります。鎖場、ハシゴがちょうど中間地点でここが一番の難所となります。ハシゴを過ぎてからはほぼ難所はありませんが山頂近くなど谷側にきれ落ちている部分が一部にあるので要注意です。
登頂後は北穂高小屋でコーヒーを飲んで下山しました。下りではやはり中間地点の50mのクサリ場の下りが要注意です。ゆっくり三点支持を意識しながら降りました。
涸沢小屋まで戻ってきて余力があれば穂高岳小屋まで登って3日目のスタート地点にするつもりでしたが、久しぶりの全身を使った岩稜帯の登山で涸沢小屋に降りた時点で全身がバキバキに筋肉痛でした。無理せず2日目の午後は小屋で休むことにしました。
・9/14 涸沢→奥穂高→涸沢→上高地
3日目は涸沢小屋から奥穂高をピストンしてそのまま一気に上高地まで下るという長丁場です。上高地からあかんだな駐車場への最終バスが17時なので涸沢小屋で朝食を食べて6時に出発すると11時間しかありません。山と高原地図のコースタイムではギリギリ間に合うかどうかというところでした。朝食を食べて急いで出発します。
涸沢小屋からザイテン取り付きまではコースタイム1時間半のところを半分で通過、途中で登山道をツキノワグマが横切っていきました。知床で遊覧船から野生のヒグマを見たことはありましたが北アルプスで野生のクマを見るのは初めてでした。幸いにも登山道から離れる方向に行ってくれました。
ザイテングラートは以前から登ってみたかったルートでした。ガレ場の急登をジグザグに登っていくルートでよくここに道を作ったなと思います。途中で1ヶ所だけクサリ場とハシゴがありましたが涸沢から北穂高のルートと比べれば難易度は低いと思います。ただ滑落死亡事故も起きているそうなので要注意です。やっとの思いで穂高岳山荘に到着です。
穂高岳山荘から奥穂高岳山頂への核心部は山荘をスタートしてすぐの岩壁です。鎖ありハシゴあり高度感もなかなかのものでした。槍の穂先と同程度の難易度だと思います。区間は短いのですが三点支持を意識して安全、確実に登ります。ここを過ぎるとあとはなだらかなガレ場を登れば山頂に至ります。
帰りのバスの時間があるため登頂後はすぐに下山します。穂高岳山荘でお土産を買って涸沢小屋まで戻ってランチを食べ終わったのが13時過ぎ、上高地に17時に着くには4時間しかありません。ほぼノンストップで駆け下りるようにして上高地まで戻りました。涸沢から上高地まで3時間半、上高地にはバス出発5分前の16時55分に到着しました。途中で横尾か徳澤園に泊まっても良かったのですが土曜でものすごく混んでそうだったので断念しました。あかんだな駐車場で車に乗りひらゆの森で温泉に入って帰路につきました。
sugisan1981















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