槍→奥穂→西穂(小屋2泊)2025紅葉登山


- GPS
- 28:15
- 距離
- 42.0km
- 登り
- 3,471m
- 下り
- 2,955m
コースタイム
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 3:01
- 合計
- 11:18
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 3:36
- 合計
- 11:27
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 3:11
- 合計
- 8:40
体力度も「6」ってことはないでしょう。
うまく認識されないのはなぜ?ヤマレコさん。。
天候 | 初日:晴れ後曇り(ガス) 2日目:晴れ 3日目:晴れ(下山時曇り) |
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過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:新穂高ロープウェイで下山、濃飛バス(平湯温泉経由)で新宿へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
初日:上高地→槍ヶ岳 完全夏道。特に危険個所無し。ババ平から先は、槍沢の紅葉が素晴らしすぎて、なかなか先に進めません。槍沢を登る方はほとんどいなくて、下山者が多かった。特に中韓の観光客の方。(おそらく表銀座で登ってきて、下りは槍沢を使っている) 2日目:槍ヶ岳→奥穂高岳 完全夏道。前年と特に変わった箇所もなく。釘ホチキスが一部新しくなっていた。大切戸方面は日本人がほとんどで、外国人は欧米が比較的多かった。 北穂小屋までは人も少なく、自分のペースで歩ける。北穂から涸沢岳も人が少なかった。 3日目:穂高岳山荘→西穂高口(ロープウェイ駅) 完全夏道。朝の早い時間帯は霜が付いている部分や濡れている箇所があったが、スリップするような恐れはなかった。奥穂からジャンダルムまでは、技術不足でも来てしまう人がいますね。天使はもういないから無理しないでほしい。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉バスターミナル近くの「ひらゆの森」で時間潰せました。 平湯温泉バスターミナルに売店があり、ビールやお土産を購入できます。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
備考 | ここ数年では一番暖かく(暑く)、防寒着はほとんど使わなかった。天気にも恵まれ、雨具も使う機会がなかった。運が良いと皆に言われました笑 |
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感想
今回、初日・2日目の天気予報がいまいちだったが、さわやか信州号が1席だけ空いたので、思い切って出発することに。結果、好天に恵まれ、最高の山行となった。
初日:晴れ後ガス
直通バスだと、5:20頃に上高地バスターミナルに到着する。マイカーだと平日は到着が6:30(さわんどの場合。あかんだなだと6:55ぐらい)になってしまう。
上高地から横尾まではそれなりに人がいたが、横尾から先、槍ヶ岳方面に歩く人はほとんどいないため、静かな山歩きを楽しめます。ただ、今年は暑かった。特にババ平までの登りが暑くて大変だった。ババ平ぐらいまで上がってくると、山肌の紅葉がものすごいことになっている。ここ数年では見たことがないぐらい綺麗すぎる。
ババ平から大曲までは、中韓の観光客とのすれ違いが多かった。とにかく声が大きく、道を譲っても何も言わず、写真撮影の時間が長く、どかない。困る。
逆に登っていく人は少なかった。(中韓の観光客のほとんどは表銀座を歩いているようで、西鎌尾根の方から歩いてくる人が目立った。)
大曲から先、紅葉の素晴らしさは一段とアップグレードし、天気もまぁまぁ良かったこともあって、とにかくキレイ。写真撮りながらのんびり歩けました。さすがに水沢(水場)を越えたあたりで疲れてしまったが、なんとか足は動いてくれた。
初日、槍ヶ岳山荘の周辺は日本語が聞こえなかった。チェックインしてから槍ヶ岳にも上ったが、ログを取り忘れてしまい、記録に残っていないのが残念。
でもちゃんと登りました。山頂も中国人グループ10人ぐらいが、記念撮影でずっと居座り、15分以上順番待ちしている人もいた。
2日目:晴れ
初日に槍ヶ岳往復のログを取り忘れたので、出発前に一度槍ヶ岳へ登る。呼吸が苦しかった。ここ数年心肺機能が弱っており、普段から走った方がよさそうだ。
山頂はまだ人も少なかったが、雲が多くて(雲海)日の出は望めそうもなかったので、早々に下山した。案の定、自分が槍ヶ岳山荘を出発するころには、槍ヶ岳への登山道は外国人で大渋滞。あの中に巻き込まれたら往復1時間は覚悟が必要だと思う。
槍ヶ岳山荘から先は人も少なく、のんびり歩ける。
大喰岳までの登り返しは息が苦しかったが、その先はゆっくり歩けばそれほどきつくない。南岳小屋ではそんなに疲れていなかったので、休憩せずにそのまま進む。
大切戸の下りなので問題なし。(今の自分に足りないのは体力と心肺機能なので。)
最低鞍部から長谷川ピークまででかなり疲れてしまった。個人的にはその先A沢のコルまでの区間が一番高度感ある。
A沢のコルで一休みしてから、最後のひと踏ん張り。ただ、岩場の急登は、使う筋肉が違うので意外に進める。飛騨泣きの最初の岩登りは、少しだけ嫌な感じがするが、あとは特に危険個所もなく、ただただ暑い。
北穂小屋が見えてから最後の登りが一番キツイのはいつものこと。小屋は目の前に見えるのに、なかなか近づいてこないよ。
北穂小屋では、テラス席に座れてラッキー。槍ヶ岳・大切戸方面を眺めながら至福の味噌ラーメンをいただく。今年一美味かった!
ゆっくり休憩してから、涸沢岳へ向かう。北穂から涸沢岳の区間は意外に時間がかかる。特に危険な場所はないが、油断すれば大変なことになるので慎重に。
(ヒトリゴト:途中、ハシゴ鎖のある場所ですれ違った若者、お前、ふざけんなよ。まだ腹が立っている。偉そうに説教するな。お前が持っているのは体力だけだからな。)
さすがに疲れたが、無事涸沢岳に登頂。少し休憩してから穂高岳山荘へ。
タイミング悪く夕飯は1回目(17:00)。自分の次から2回目(17:30)だった。
夕飯17:30だと、ちょっと奥穂まで往復できるし、夕陽も眺められる。17時だと両方諦めなければならない。本当にタイミング大事。
でも、ギリギリ間に合いそうだったので、夕飯前に奥穂高岳まで往復してきた。
3日目:晴れ(午後からガス)
5時半ぐらいに出発。奥穂までの途中で日の出時刻を迎える。ちょっと間に合わなかったけど、写真的にはちょうど良いタイミングでご来光を眺めることができた。
しかし、奥穂山頂って必ず誰かいるな。誰もいないってことが今までない笑
奥穂山頂、青空と雲海と北アルプスの山々が見渡せる絶景だった。富士山も見えた。
ジャンダルムへ進む。ウマノセで2人組がなかなか下れない(技術不足っぽい)ので少し待つ。気が付くと本当に真後ろ(50センチぐらい)に、おじいさんぴったりくっついていて。
「僕はクライマーだからどこでも行けちゃうよ」「先に行こうか」だってさ。
おいおい、クライマー語るなら、後ろにぴったりくっつくなよ。ウマノセだぞ?
西穂までの間に、何度か休憩中に追いつかれて会話して、話せば悪い人じゃないけど、後ろぴったりは常識外れで迷惑。さすがにロバの耳の下りで注意した。
「鎖場で後ろぴったりついてくるのはやめてほしい、ちゃんとしたクライマーならそんなことはしないよ。」
そのあとは、後ろぴったりは無くなった。
ウマノセ、写真撮りながらゆっくり通過したかったけど、うまくいかないな。
また来年チャンスあるかしら。
ジャンダルムの裏側にまわる際、ルートミス。下に行ってしまった。
そうこうしているうちに、後ろからきたおじいさんや若者たちに追いつかれ、ちょっとした渋滞になってしまった。
とりあえず、なんとかジャンダルム登頂。快晴でした。とりあえず今回の山行の目的を一つ達成。写真何枚か先へ進む。
昨年、天狗のコルから奥穂方面へ歩いたので、なんとなく覚えているが、逆方向だと勝手が違う。ちょいちょいルートミスしながら進む。
天狗のコルから先は、数年ぶりなので、ほとんど覚えていない。
天狗の頭への登り返し、特に最初の鎖場が大変で疲れた。
天狗の頭から先、とにかく似たようなアップダウンが続くので、逆層スラブ、長い鎖場といった特徴的な箇所以外は、あまり記憶に残らない。次から次へと偽頂上が現れ、少しずつ体力が奪われていく。特に西穂山頂が見えてからは、暑さとアップダウンでだいぶ体力奪われたと思う。
無事に西穂に到着し、あとは下るだけ。まだ西穂山荘まではガスもなく、眺望の良いままだった。西穂から西穂山荘までの間は、さすがに人がたくさん。
すれ違い待ちもあったので結構時間かかった。丸山を過ぎたあたりで後ろを振り返ると、残念ながら独標より上はガスガスで真っ白になっていた。ギリギリセーフ。
西穂山荘では「みんな大好き西穂ラーメン」をいただき、ビール飲んでから、ロープウェイ駅まで下った。駅までの区間は意外に時間かかるし、暑いので大変だった。
今回はロープウェイで新穂高まで下りたが、下山を省略するって本当に楽ちん。反則だな。途中の乗り換えが少し面倒だったけど。
平湯温泉行きのバスの出発5分前に着いたので、ギリギリ飛び乗ることができた。(乗り遅れると1時間待ち)
平湯温泉「ひらゆの森」で2時間半ぐらい時間をつぶし、18時15分発のバスで無事帰ることができた。
今回は紅葉が素晴らしく、天候もギリギリ持ったので、ここ数年で一番良いタイミングで北アルプスを歩くことができた。
おしまい。
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