焼岳〜西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳で岩々祭り! 還暦過ぎの二人の挑戦


- GPS
- 23:12
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 3,099m
- 下り
- 3,202m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:17
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 3:34
- 合計
- 9:37
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:10
天候 | 10/2(木)晴れときどきくもり 10/3(金)晴れのちくもりのちキリ 10/4(土)雨ときどきくもり(降ったり止んだり) |
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過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
3:30八王子を出発、6:40中の湯焼岳登山口駐車場着。所要時間約3時間。高尾山IC〜松本ICは高速利用。 〈復路〉 上高地バスターミナル〜中の湯焼岳登山口はタクシー利用。料金4,800円。 車をピックアップし、中の湯温泉旅館で日帰り入浴。(800円) 14:20中の湯温泉を出発、17:50八王子に到着。所要時間約3時間半。松本IC〜高尾山ICは高速利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆焼岳登山口〜焼岳 整備された登山道で歩きやすいです。山頂付近は登山ガスが噴き出ています。 ◆焼岳〜焼岳小屋(新中尾峠) よく整備されています。 ◆焼岳小屋〜西穂山荘 歩く登山者は少ないようで、歩きにくい印象です。木の根や岩も多く、想定以上に歩くことに気を遣いました。 ◆西穂山荘〜西穂独標 独標手前までは北アルプスによくある整備された登山道です。 ◆西穂独標〜ピラミッドピーク〜西穂高岳 本格的な岩場が始まります。3点支持で確実に登っていくことになります。クサリもあります。落石や滑落に注意が必要です。 ◆西穂高岳〜間ノ岳 一般登山道ではなくなり、西穂高岳からは岩場の急激な下りになります。マーキングも極端に少なくなります。カニのヨコバイ的な個所も数か所あります。いずれにしても確実な3点支持が必要になります。足場がなさそうな岩場でも落ち着いて探せば確実にあります。 ◆間ノ岳〜天狗ノ頭 同じような登り下りが続きます。クサリも多くあります。間天のコルから逆層スラブは岩が乾いていて登りのためそれほど怖く感じませんでした。濡れていて下りだったら嫌だろなと思いながら登りました。そのほかも落ち着いて上り下りをすればそれほど怖くはありませんでした。 ◆天狗ノ頭〜天狗のコル〜ジャンダルム たくさんの小さいピークがあり、ほとんど巻くことなく、ピークを越えるのでまたかと何度も思うくらい登り下りが続きます。それにめげない気力と体力が必要になってきます。とくにコブ尾根ノ頭は急激な登りでジャンダルムを隠しているので直前まで見えませんでした。ジャンダルムが見えた時にはいよいよだと気合が入りました。鞍部からジャンダルムを往復する形になります。 ◆ジャンダルム〜奥穂高岳 ジャンダルムのピークを踏んだ後、鞍部まで同じ道を戻ります。奥穂高岳までは一度下り、ロバの耳へ上り下り、そして馬ノ背と難易度が高いです。最後まで気が抜けませんでした。 ◆奥穂高岳〜穂高岳山荘 奥穂高岳に到着したときは思わず、やったぜ!シャー!と声が出ました。山荘近くのハシゴやクサリがありますが、それ以外はいわゆるアルプスの普通の登山道です。 ◆穂高岳山荘〜涸沢 岩尾根のザイテングラート一気に下ります。クサリやハシゴもあります。獅子岩まで岩場が続きます。 ◆涸沢〜本谷橋 樹林帯の中をひたすら下ります。危険箇所は特にないと思います。 ◆本谷橋〜横尾 横尾谷沿いになだらかに下ります。 ◆横尾〜上高地 一部工事用に作られた道を通りましたが、ほぼ平らな11km道のりになります。 |
その他周辺情報 | 中の湯温泉旅館 https://nakanoyu-onsen.jp/spa |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
5年以上前に計画していましたが、お互いの都合や天候によって見送り、やっとここで実現することができました。
行く前からドキドキ、滑落による死亡のニュースや報道を見てしまったせいか、果たして生きて帰ってこれるんだろうか、自分にしては珍しくネガティブ魂満載の状態でした。
1日目は焼岳までの道は歩いたこともあり心配していませんでしたが、焼岳小屋から西穂山荘までの未踏のルートは、それほど人も多く歩くルートではないようで、歩きにくい印象でした。そして想定以上の体力を消耗してしまいました。もう少し楽なルートを選んでおけば、2日目の岩々祭りはもう少し楽に踏破できたかもしれません。
2日目の西穂〜奥穂は、怖いところも何か所かありましたが、とにかく3点支持で確実に上り下りをしていれば大丈夫でした。ただピークを巻かないことがほとんどなので、何度も何度もこれでもかこれでもかとアップダウンが続きます。技術的なことももちろん必要ですが、このルートは体力、気力が必須のような気がします。そしてこの苦労のご褒美でしょうが、踏破できた時の達成感は半端ありません。フルマラソンを走り終えた時も達成感はありますが、今回はそれ以上だと感じました。また年齢的な問題もあるかもしれませんが、近年は達成感を味わうこともなかったので、ここ数年でもっとも大きい達成感でした。
3日目の雨は、もうどうでもよい感じで歩いて来れました。前日の岩々祭りとは比較にならない山歩きでしたが、ペース良く歩けました。
今回はお誘いいただいたkobagonさんに感謝感謝!あきらめかけていたこのルートを踏破することができ大満足の山行でした。ありがとうございました!またよろしくね!
前々から行きたかった西穂〜奥穂の縦走、ようやく踏破できました。
約1か月前、八丁峠からの両神山では時は思うように歩けず、体力不足も感じましたが、涼しくなる10月なら何とかなるだろうと楽観していましたが・・・。
1日目は焼岳から西穂山荘まで。焼岳小屋までは一度歩いたことがあって様子が分かっていたし余裕もありました。焼岳小屋から先も地図では大きなアップダウンもないので軽く見ていましたが、木の根などの障害があって歩きずらく、この区間でかなり体力を使いました。
2日目は西穂から奥穂まで。まだ暗い5時出発。西穂独標あたりから岩場が始まります。ここからはいくつもの急勾配の岩峰を巻かずにいちいち上り下りしていくので時間はかかるしとにかく体力が必要。ピークを1つ乗り越えてようやくコルに辿りついてもすぐに次のピークが眼の前に待ち構えている・・・の繰り返しなので、それにめげない気力も必要です。
マーキングが少なく、踏み跡が交錯している箇所もあるので道迷いにも要注意。ようやく見つけた〇印の先を覗き込むと、その先は切れ落ちていてカニの横這い状態になってたり、クサリのない急勾配を下るルートだったり、と他のルートとではなかなかお目にかかれないレアポイントがテンコ盛り。でも基本に忠実に3点支持を忘れずに進めば、危険を感じる所はなく、終始岩場を楽しんでいました。
ようやく念願のジャンダルムに着いた時は思わずmi88nさんとハグしてしました。
ナイフリッジのウマノセも高度感はありますが浮石はなく不安なく通過、無事に奥穂に到着して記念撮影。これまでにない達成感と満足感に浸っていると、ご褒美にライチョウ親子に遭遇できました。
3日目は上高地までの一気下り。朝から雨が降ったりやんだりの天気だったので、転倒しないように足下に注意しながらの下りでした。涸沢ではナナカマドの紅葉がちょうど見ごろでした。
mi88nさん、同行いただきありがとうございました。2人なので心強かったし、加えて山行計画と往復の車運転などいろいろサポートいただき、感謝しかありません。今後もよろしくお願いします。
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