記録ID: 77205
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
笠ヶ岳・槍ヶ岳・穂高岳
2010年09月04日(土) 〜
2010年09月07日(火)


- GPS
- 88:00
- 距離
- 51.9km
- 登り
- 4,427m
- 下り
- 3,728m
コースタイム
9/3 上栃尾バス停19:56-20:30新穂高温泉蒲田川荘(泊)
9/4 蒲田川荘5:18―5:40槍見館(クリヤ谷コース登山口、登山届記入)5:45――6:55クリヤ谷1400m地点(錫杖岳見ゆ)――7:50クリヤ谷水場(1700m)8:00――9:00上部水場9:10――10:40雷鳥岩手前コル(2400m)11:15――12:50 2650m地点――13:37笠ヶ岳頂上13:55――14:00笠ヶ岳山荘(泊)
9/5 笠ヶ岳山荘4:40発――5:40抜戸岳5:45――6:43大ノマ岳肩――7:30弓折乗越7:40――8:25双六小屋8:45――9:20樅沢岳9:30――10:40左俣岳11:10――12:30千丈乗越12:35――13:52槍ヶ岳山荘14:20――14:35槍ヶ岳15:00――槍ヶ岳山荘(泊)
9/6 槍ヶ岳山荘4:42発――4:50飛騨乗越4:55――5:14大喰岳5:25――5:57中岳6:02――6:43南岳6:48――6:55南岳山荘7:05――8:00大切戸最低コル付近――8:35長谷川ピーク8:45――9:00A沢のコル――10:32北穂高小屋11:25――11:30北穂高岳頂上11:35――14:18涸沢岳14:35――14:50穂高岳山荘(泊)
9/7 穂高岳山荘6:00発――7:15涸沢小屋7:25――8:23本谷橋8:35――9:10横尾9:20――11:20明神入口――穂高神社奥宮往復――12:05河童橋
9/4 蒲田川荘5:18―5:40槍見館(クリヤ谷コース登山口、登山届記入)5:45――6:55クリヤ谷1400m地点(錫杖岳見ゆ)――7:50クリヤ谷水場(1700m)8:00――9:00上部水場9:10――10:40雷鳥岩手前コル(2400m)11:15――12:50 2650m地点――13:37笠ヶ岳頂上13:55――14:00笠ヶ岳山荘(泊)
9/5 笠ヶ岳山荘4:40発――5:40抜戸岳5:45――6:43大ノマ岳肩――7:30弓折乗越7:40――8:25双六小屋8:45――9:20樅沢岳9:30――10:40左俣岳11:10――12:30千丈乗越12:35――13:52槍ヶ岳山荘14:20――14:35槍ヶ岳15:00――槍ヶ岳山荘(泊)
9/6 槍ヶ岳山荘4:42発――4:50飛騨乗越4:55――5:14大喰岳5:25――5:57中岳6:02――6:43南岳6:48――6:55南岳山荘7:05――8:00大切戸最低コル付近――8:35長谷川ピーク8:45――9:00A沢のコル――10:32北穂高小屋11:25――11:30北穂高岳頂上11:35――14:18涸沢岳14:35――14:50穂高岳山荘(泊)
9/7 穂高岳山荘6:00発――7:15涸沢小屋7:25――8:23本谷橋8:35――9:10横尾9:20――11:20明神入口――穂高神社奥宮往復――12:05河童橋
天候 | 9/4-9/6は晴れ午後ガス 9/7は曇り、山頂付近ガス、稜線は強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路は上高地から直通高速バス「さわやか信州号」利用。当日、松本電鉄上高地営業所(0263-95-2103)に連絡して予約した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山前日の9/3は高速バスで平湯温泉に入り、新穂高方面へバスを乗り継いだが途中の上栃尾止まりで、真っ暗な車道を3kmほど歩いて蒲田川荘まで入った。 1日目(槍見館――笠ヶ岳山荘): 中尾高原口バス停から槍見館方面に入り、左手の砂利道を行くと登山ポストがある。クリヤ谷コースは思ったよりも整備が行き届き、この日は日帰り組の強者を含めて7―10人ほどが登降していた。 コース途中には(槍見―笠ヶ岳)という番号のついた標識があるが、間隔はまちまちだ。最初にクリヤ谷を渡った先、気をつけていないと沢沿いに登りやすいが、道はすぐ左岸山腹にとりついていく。ガイドブック等にある「最終水場」は1700m付近の、コース左側に沢が流れている個所(標識番号48のすぐ下)を指しているようだが、その上部、標高2000m付近でも沢水が得られた。南斜面になっているクリヤ谷上部から雷鳥岩を巻くあたりでは照りつけられて暑かった。 2日目(笠ヶ岳山荘――槍ヶ岳山荘):コースはよく整備されていて問題個所はないが、かなりの長丁場である。小屋で朝食をとっていると遅くなるので、おにぎりを前の晩のうちに作ってもらい、日の出前に出発した。抜戸岳頂上は巻いていくが、山頂入口には標識がある。弓折乗越は休憩適地。双六小屋は水も自由に使え、思わずのんびりしたくなる。樅沢岳から千丈乗越までは登山地図などで見ると平坦な稜線に見えるが、実際には細かい上下があって煩わしい。千丈乗越からは標高差350mの大きな登りになるが、着実に目標に近づいているだけ気が楽だ。 3日目(槍ヶ岳山荘―穂高岳山荘):距離は短いがこれもかなりの長丁場になる。この日も朝食を弁当にしてもらい、小屋を出たのは夜明け前。南岳山荘までは快適な稜線歩きで問題ない。大キレットから涸沢岳にかけてのルートは、右側の滝谷が常に高度感があるので緊張を強いられる。とくに問題となる個所は個人差があると思うが、私としては南岳からの下りの一部、長谷川ピークからすぐ先の下り(いわゆる馬の背)、北穂高岳ドームから最低コルへの下りで緊張した。垂直の世界を上下するルートなので、北穂高小屋のテラス、下りついた穂高岳山荘前の平地が印象深かった。 4日目は奥穂、前穂を経て岳沢へ下山の予定であったが、朝から濃いガスで視界ゼロ、おまけに台風の先触れと思しき強風だったのであっさり断念、涸沢経由で上高地へ下山した。ルートは全く問題なく、とくに本谷橋から先は標高差も少ない散歩道だった。 |
写真
撮影機器:
感想
乗鞍や御嶽を除くと、北アルプス南部に入るのは初めてでした。
決まり切った定食コースとは違った山登りを心がけていますが、岩登り技術のない私には、槍・穂高で歩けるコースは制約されるので、長らく登らずにいました。今回は、昨年5月、平湯温泉から立派に見えた笠ヶ岳を起点に、槍・穂を縦走してみようと思い立ちました。歩いてみて、やはり国内では他にない規模と峻嶮さを備えた山域だと実感しました。南岳から涸沢岳までの稜線では、日常の世界とは別の「垂直の世界」の存在を実感させられ、その分だけ北穂高小屋のテラスの平坦さは印象的でした。今夏も穂高周辺では事故が続発しましたが、確かに緊張させられる個所は多く、多くの人が入れば事故が起きるのも当然だと思いました。
最終日は本来、奥穂から前穂、岳沢を経て下山の予定でしたが、悪天候のためあっさり断念。次回に楽しみを残しました。
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