奥穂高岳


- GPS
- 30:00
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,776m
- 下り
- 1,772m
コースタイム
10日/6:00山荘-6:45奥穂高岳山頂-7:10南綾の頭-11:00岳沢ヒュッテ-12:55河童橋
天候 | 曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は例年に比べて残雪が多いので、涸沢側からの登山道はアイゼンが必要 |
写真
感想
6月の週末は天気に恵まれず、一度も登山に出掛けることができなかった
くすぶっていた気持は大きな反動となって7月は日本アルプスにガンガン挑戦しまくることに決めた
30歳の時、富士山初登頂から5年
35歳になった今年、節目の一発目は夢にまで見た「奥穂高岳」に決めた
上高地という場所は本当に大好きだ、マイカー規制の為アクセスはバスなほどを利用しなければならないが気軽に大自然の魅力を堪能でき、感動を味わうことができる、今回目指す場所はその最高地点、奥穂高岳いやがおうにも気持の高ぶりは最高だ
7月初旬の金曜日ということもあっていつもの上高地に比べて比較的人の数は少なくあまりにぎやかではなかった
横尾までの道のりは距離は長いが、緩やかな登りで上高地の素晴らしい景色を満喫するにはとてもいい、軽快な足取りで日頃の仕事のストレスも吹っ飛んでしまうようだ、鼻歌を歌いながらコースタイムよりかなりいいペースでたどり着く
ここまでは槍ヶ岳の時も来ているが、いよいよ横尾大橋を渡り、涸沢へ向かっていく、本谷橋を越えるまで緩やかだがその先は急登が始まる疲れをあまり感じることはなかったがすでに長い時間歩きつづけている体は少しずつダメージを受けていた
涸沢カールにたどり着くと雄大さにも感動したが、何より残雪のおおさに驚いた
涸沢小屋で昼食と休憩をすまし、いざザイテングラートに挑む
コースを進んでいくと、当たり前だが雪に阻まれる、持参した軽アイゼンを装着して前人の足跡を頼りに進んでいった
目印となるポールを見ながら登っていくといつの間にか足跡を見失った(汗)
涸沢カールのど真ん中で行き場を失う、どうすりゃいいかとおもいつつ目印を失った雪渓をとにかく渡って行った
しばらくして強力なアイゼンの跡がついた足跡を発見、こりゃラッキーとその足跡に合わせて登っていく、これが間違いだった、急斜面の雪原をほぼ直角に登っていく軽アイゼンの私には予想以上にきつい、空は雲が下がってきて雨が降り出してきた、絶対何か間違っていると思い周りを見渡すと雪に白い道筋が残っている、これが正解だと思いその道をトレースする(後で気付いたことだがそれはスキーのシュプールの後だった)ひどく体力をうばわれた(苦笑)
もう引き返すにも帰れない、一か八か残雪の少ないほうに移動してみる、四苦八苦しながらも、正確なルートを発見できた時の私はなにものにも代えがたい大きな感動を覚えた(涙)
やっとのおもいで山荘にたどり着いた、予定より一時間30分ほどの遅れであった
穂高岳山荘にたどり着くともうひと波乱、その日の宿泊者は韓国の団体さんが30人位入っていて、私以外全員韓国人だった彼らはとても賑やかだった、ここはもしかして、日本ではないかも?と錯覚してしまうほどだった
結局、その日、山荘に泊まった日本人はたった三人で完全に少数派、年代も近く妙に結束感が生まれたのは言うまでもないだろう
消灯後は韓国のみなさんも静かになり結構広い部屋に三人で使用した私達は快適な睡眠をとることができた
二日目、いよいよ登頂の日
天気予報では梅雨の晴れ間で快晴の予報やはり日頃の行いがいいからと自画自賛しつつ朝をむかえた
しかし5時30分を過ぎてもいっこうにガスは晴れず、待ちきれなくなって6時には山荘を飛び出した(結局その日は山頂付近のガスは晴れなかった)
けっこう風にあおられ、眼鏡はくもってしまいほぼ視界はゼロ、しかも寒い、顔が痛い、最悪な状況ながらも岩をよじ登って一人ぼっち山頂にたどり着いた
山頂での撮影も誰もいないので自分で撮った、しかし苦労してたどり着いた夢の奥穂高岳の山頂は大きな感動をあたえてくれたのですべてがふっとんだ最高の達成感であった
下りは岳沢ルートでショートカット、短いが険しい道のりだった
確かにたいへんな思いをした2日間の山行であったが人との出会い、非現実てきな感覚を堪能でき、貴重な経験もできた最高の登山であった
totti-rsさん、こんばんは。
奥穂の山行、お疲れさまでした。私も7/24〜25に上高地よ
り岳沢ヒュッテ経由奥穂のコースで山行予定です。
登山道の状態は如何だったでしょうか?前穂辺りは浮石が
多かったですか?
tayukayuさん、コメントありがとうございます
私は下りのルートで岳沢コースを利用しましたが、途中何度か雪渓にコースをふさがれた場所がありました、ほとんど問題はありまんが、一か所だけ梯子の付近で危険なばしょがありました
24日ころには雪解けも進んでいるでしょうから大丈夫だとは思いますが気をつけてくださいね
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