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Yamareco

記録ID: 8798568
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰南嶺縦走 遥かなる笊ヶ岳(広河原~老平)

2025年10月11日(土) 〜 2025年10月14日(火)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
44:21
距離
56.0km
登り
4,999m
下り
6,051m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:06
休憩
1:28
合計
10:34
距離 11.8km 登り 2,185m 下り 901m
6:59
16
7:15
7:17
27
7:44
7:50
18
8:08
8:13
40
8:53
8:55
96
10:31
10:36
7
10:43
10:56
37
11:33
11:57
15
12:12
12:13
24
12:37
12:51
16
13:07
16
13:23
13:24
27
13:51
14:00
41
14:41
81
16:02
16:08
80
17:28
2日目
山行
11:48
休憩
0:44
合計
12:32
距離 15.2km 登り 889m 下り 1,701m
5:16
64
6:20
6:21
41
7:02
7:22
30
7:52
32
8:24
8:39
81
10:00
10:01
46
10:47
108
12:35
12:36
15
12:51
12:56
81
14:17
14:18
47
15:05
45
15:50
40
16:30
78
17:48
水場入口付近
3日目
山行
10:15
休憩
2:11
合計
12:26
距離 17.1km 登り 1,485m 下り 846m
5:06
18
水場入口付近
5:24
2
5:26
21
5:47
13
6:00
6:02
45
6:47
10
6:57
6:58
180
9:58
92
11:30
11:36
48
12:24
12:35
41
13:16
13:25
4
13:29
14:04
9
14:13
14:46
47
15:33
47
16:20
16:44
19
17:03
17:13
19
17:32
4日目
山行
7:07
休憩
1:26
合計
8:33
距離 11.8km 登り 441m 下り 2,603m
5:16
70
6:26
6:32
92
8:04
8:44
53
9:37
63
10:40
11:03
27
11:30
11:44
48
12:32
23
12:55
36
13:31
13:32
3
13:35
13:37
12
13:49
馬場BS
天候 11:雨(稜線は暴風)、12:雨(午前中は風が残る)後晴、13:晴、14:曇後雨
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路:
 京都21:50-(willer,11400円)-4:00甲府4:35-(山交バス,2400円)-6:28広河原
 ※山梨交通バス 南アルプス登山バス
  ・運行日 7/13~7/15及び7/20~8/25の毎日、8/26~11/4の土休日運行
  ・平日は、便減(甲府発4:35は平日は無し)
復路:
 馬場14:10-(乗合タクシー[3便],200円)-14:22大島14:30-(乗合バス,600円)-14:59下部温泉(温泉4.5h)19:46-(JR,210円)-21:01甲府21:30-(クリスタルライナー(willerで予約可),8900円)-5:59京都
 ※予約制乗合タクシー(大島~雨畑間)
  https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/images/amehataoosimasen.pdf
  ・前日の午後7時までに予約のこと
  ・連絡先0556-45-2062(角瀬[すみせ]タクシー)
 ※はやかわ乗合バス(身延駅~奈良田温泉間)
  https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/taffic.html
  ・1日4便
  ・予約不要
コース状況/
危険箇所等
テン場: ※以下、◯は今回利用
 北岳肩の小屋
 ・営業2025/6/27~10/26
 ・2,000円/泊(予約不要)(水1ℓ200円)
 北岳山荘
 ・営業2025/6/27~11/2
 ・1100円/泊(要予約)
○農鳥小屋
 ・営業2025/7/1~9/30
  ※10/1以降は冬季小屋のみ利用可(水場利用不可)
 ・1500円(予約不要)
 ・水場:片道20分
◯奈良田越から広場間の水場入口付近
 ・水場:林道脇から100mほど急坂を下る。結構危険。スリップ注意!
 伝付峠
 ・水場有
○笊ヶ岳山頂直下
 ・山頂南側に1張、山頂まで徒歩20秒
  ※山頂北側(3分ほど下る)にも2、3張
 ・最寄りの水場:這松尾西の水場
 布引山
 ・山頂北側に広場。3張程度。

下山後の温泉:
◯日帰り温泉しもべの湯
 ・10:00~22:00(最終入館21:00)
 ・1080円
 ・レストラン併設
 石和健康ランド
 ・会員料金1940円+1100円(深夜割増[3:00以降])

日の出:5:53 日の入:17:12(2025/10/15,笊ヶ岳)
◆1日目の朝。広河原インフォメーションセンターにて登山道の状況が問題無いことを確認。吊り橋から登山道に取り付く。今日は生憎のお天気で初っ端から雨具フル装備で出発。(先が思いやられる)
2025年10月11日 06:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
10/11 6:56
◆1日目の朝。広河原インフォメーションセンターにて登山道の状況が問題無いことを確認。吊り橋から登山道に取り付く。今日は生憎のお天気で初っ端から雨具フル装備で出発。(先が思いやられる)
北岳肩の小屋にて、たまらずピットイン。他の人がめっちゃ美味しそうに食べているを見て、私も鍋焼きラーメンを頂く。冷え切った体にエネルギーをチャージ!(これは本当に助かった。小屋に感謝!)
2025年10月11日 11:39撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7
10/11 11:39
北岳肩の小屋にて、たまらずピットイン。他の人がめっちゃ美味しそうに食べているを見て、私も鍋焼きラーメンを頂く。冷え切った体にエネルギーをチャージ!(これは本当に助かった。小屋に感謝!)
北岳山頂。ガッスガスで何も見えない(;_;)。
2025年10月11日 12:51撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
6
10/11 12:51
北岳山頂。ガッスガスで何も見えない(;_;)。
雨の中、ようやく北岳山荘に到着。この時間なら農鳥小屋にとどく。更に先へと駒を進める。
2025年10月11日 13:59撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
10/11 13:59
雨の中、ようやく北岳山荘に到着。この時間なら農鳥小屋にとどく。更に先へと駒を進める。
稜線上は強い西風に晒される。止むことの無い風に耐えてジリジリと進み、ようやく間ノ岳を越える。(日が落ちるギリギリで農鳥小屋に駆け込む。初日の荒天をなんとか乗り切った)
2025年10月11日 16:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
10/11 16:06
稜線上は強い西風に晒される。止むことの無い風に耐えてジリジリと進み、ようやく間ノ岳を越える。(日が落ちるギリギリで農鳥小屋に駆け込む。初日の荒天をなんとか乗り切った)
◆2日目の朝。朝起きると雨は止んでいたが、強風が残る。白峰南嶺の長い稜線は風の吹きさらし。こりゃ、撤退かな、と半分諦め気味に。日の出前からヘッデン点灯で歩き始めるも今日も強風に晒される。でも、日が昇ると農鳥岳でガスが切れ始める。がんばれ、太陽!
2025年10月12日 07:03撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:03
◆2日目の朝。朝起きると雨は止んでいたが、強風が残る。白峰南嶺の長い稜線は風の吹きさらし。こりゃ、撤退かな、と半分諦め気味に。日の出前からヘッデン点灯で歩き始めるも今日も強風に晒される。でも、日が昇ると農鳥岳でガスが切れ始める。がんばれ、太陽!
おおっ。予想外の急展開。青空が見えた!こりゃ、嬉しい。まだ風は強いが今日は行けるかもしれない。
2025年10月12日 07:18撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:18
おおっ。予想外の急展開。青空が見えた!こりゃ、嬉しい。まだ風は強いが今日は行けるかもしれない。
甲府盆地に広がる雲海。
2025年10月12日 07:18撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:18
甲府盆地に広がる雲海。
富士山、おはよう!
2025年10月12日 07:22撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:22
富士山、おはよう!
歩いてきた西農鳥を振り返る。
2025年10月12日 07:19撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:19
歩いてきた西農鳥を振り返る。
秋色に染まる山肌。
2025年10月12日 07:26撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
6
10/12 7:26
秋色に染まる山肌。
これから歩く白峰南嶺。最奥には目標の笊ヶ岳も見える。最高の稜線だ。
2025年10月12日 07:33撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:33
これから歩く白峰南嶺。最奥には目標の笊ヶ岳も見える。最高の稜線だ。
大門沢下降点。左手にはいつも富士山が居る。(エスケープするならここだけれど、計画通り白峰南嶺へと進むことに)
2025年10月12日 07:51撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:51
大門沢下降点。左手にはいつも富士山が居る。(エスケープするならここだけれど、計画通り白峰南嶺へと進むことに)
右手には塩見岳。イケメンが顔を見せてくれた。
2025年10月12日 07:59撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:59
右手には塩見岳。イケメンが顔を見せてくれた。
まずは広河内岳を目指す。
2025年10月12日 07:59撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 7:59
まずは広河内岳を目指す。
歩いてきた稜線を振り返る。農鳥岳が格好良い。
2025年10月12日 08:16撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 8:16
歩いてきた稜線を振り返る。農鳥岳が格好良い。
塩見と仙塩尾根を右手に眺めながら進む。
2025年10月12日 08:17撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 8:17
塩見と仙塩尾根を右手に眺めながら進む。
わぁーぉ、最高の稜線美。
2025年10月12日 08:23撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 8:23
わぁーぉ、最高の稜線美。
最奥には目指す笊ヶ岳(双耳峰、左から小笊、大笊、その右になだらかな山容の布引山)。遠く霞んでいるけど道は繋がっている。南アルプスは長大だ。
2025年10月12日 08:23撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 8:23
最奥には目指す笊ヶ岳(双耳峰、左から小笊、大笊、その右になだらかな山容の布引山)。遠く霞んでいるけど道は繋がっている。南アルプスは長大だ。
歩いてきた稜線を振り返る。天空の縦走路はカッコ良すぎる。
2025年10月12日 08:24撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 8:24
歩いてきた稜線を振り返る。天空の縦走路はカッコ良すぎる。
塩見の斜面も秋色に染まる。
2025年10月12日 08:24撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 8:24
塩見の斜面も秋色に染まる。
美しい稜線を眺めながら進む。こんな稜線ならいくらでも歩きます。
2025年10月12日 08:39撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 8:39
美しい稜線を眺めながら進む。こんな稜線ならいくらでも歩きます。
一旦鞍部まで下りて登り返す。
2025年10月12日 09:30撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 9:30
一旦鞍部まで下りて登り返す。
山肌が美しい。
2025年10月12日 09:44撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 9:44
山肌が美しい。
大籠岳。
2025年10月12日 09:58撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 9:58
大籠岳。
歩いてきた稜線を振り返る。白峰三山もだんだん遠くなっていく。
2025年10月12日 10:41撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
6
10/12 10:41
歩いてきた稜線を振り返る。白峰三山もだんだん遠くなっていく。
白河内岳。
2025年10月12日 10:43撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 10:43
白河内岳。
塩見の山頂にも雲が掛かり始める。
2025年10月12日 10:44撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 10:44
塩見の山頂にも雲が掛かり始める。
次なる目標、笹山へ。
2025年10月12日 10:48撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 10:48
次なる目標、笹山へ。
富士山に少し掛かっていた笠雲も取れた。上空の大気が安定している良い知らせ。嬉しい。
2025年10月12日 11:42撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 11:42
富士山に少し掛かっていた笠雲も取れた。上空の大気が安定している良い知らせ。嬉しい。
右手には塩見から続く蝙蝠尾根。こちらも良い稜線ですね。
2025年10月12日 11:54撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 11:54
右手には塩見から続く蝙蝠尾根。こちらも良い稜線ですね。
山肌が美しい。
2025年10月12日 12:33撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 12:33
山肌が美しい。
笹山北峰。
2025年10月12日 12:33撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 12:33
笹山北峰。
ここは蝙蝠岳の展望台。どっしり構えて良い尾根です。
2025年10月12日 12:33撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 12:33
ここは蝙蝠岳の展望台。どっしり構えて良い尾根です。
目指す笊ヶ岳は遥か彼方だ。
2025年10月12日 12:34撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 12:34
目指す笊ヶ岳は遥か彼方だ。
笹山。ここから奈良田越に向けて高度を下げていく。
2025年10月12日 12:43撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 12:43
笹山。ここから奈良田越に向けて高度を下げていく。
白剥山。
2025年10月12日 15:03撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 15:03
白剥山。
奈良田越にようやく着地。急げ、夕暮れは近いぞ。
2025年10月12日 15:49撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/12 15:49
奈良田越にようやく着地。急げ、夕暮れは近いぞ。
水場への下降点。予定していた伝付峠は諦めて、この付近にテン泊適地を見つけて今日の宿とする。(日が落ちてからテントを設営)
2025年10月12日 16:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
3
10/12 16:43
水場への下降点。予定していた伝付峠は諦めて、この付近にテン泊適地を見つけて今日の宿とする。(日が落ちてからテントを設営)
水場。ここまでの道中はなかなかにスリリング。(南アで一番危険な水場ではなかろうか?)
2025年10月12日 17:05撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
4
10/12 17:05
水場。ここまでの道中はなかなかにスリリング。(南アで一番危険な水場ではなかろうか?)
◆3日目の朝。今日の行程も長い。暗い内から歩き始める。
2025年10月13日 05:20撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
5
10/13 5:20
◆3日目の朝。今日の行程も長い。暗い内から歩き始める。
林道崩落地点。(ここを日の出後に通過するように出発時間を調整した)
2025年10月13日 05:35撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
4
10/13 5:35
林道崩落地点。(ここを日の出後に通過するように出発時間を調整した)
ザレ場通過後に振り返る。薄い踏み跡はあるが、踏み込んだ石の塊がガラガラと音を立ててどこまでも落ちていく。ここは慎重に。
2025年10月13日 05:40撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
3
10/13 5:40
ザレ場通過後に振り返る。薄い踏み跡はあるが、踏み込んだ石の塊がガラガラと音を立ててどこまでも落ちていく。ここは慎重に。
笊ヶ岳が木々の間から顔を見せる。
2025年10月13日 06:30撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
2
10/13 6:30
笊ヶ岳が木々の間から顔を見せる。
白樺の森が美しい。
2025年10月13日 06:51撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
5
10/13 6:51
白樺の森が美しい。
富士山、おはよう。
2025年10月13日 06:52撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
3
10/13 6:52
富士山、おはよう。
伝付峠。
2025年10月13日 06:55撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
3
10/13 6:55
伝付峠。
ここにはいくらでもテントを張れる。水場も近いし貴重な場所ですね。
2025年10月13日 07:00撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
4
10/13 7:00
ここにはいくらでもテントを張れる。水場も近いし貴重な場所ですね。
伝付峠を越えると、いよいよ笊ヶ岳の表示が出てくる。気分も上がる。
2025年10月13日 07:04撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 7:04
伝付峠を越えると、いよいよ笊ヶ岳の表示が出てくる。気分も上がる。
右手の蝙蝠尾根。白い巨大な人工物が稜線上に見える。
2025年10月13日 07:07撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
5
10/13 7:07
右手の蝙蝠尾根。白い巨大な人工物が稜線上に見える。
白樺の森を進む。
2025年10月13日 07:57撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
4
10/13 7:57
白樺の森を進む。
ここは気持ち良い。
2025年10月13日 07:58撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 7:58
ここは気持ち良い。
右手に悪沢岳。どっしり構えて男前。
2025年10月13日 09:24撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 9:24
右手に悪沢岳。どっしり構えて男前。
続く赤石岳も格好良い。
2025年10月13日 09:24撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 9:24
続く赤石岳も格好良い。
聖岳、上河内。南アのスター選手が揃い踏み。
2025年10月13日 09:58撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
4
10/13 9:58
聖岳、上河内。南アのスター選手が揃い踏み。
左から兎、中盛丸山、大沢岳、ここもまた歩いてみたいなぁ。
2025年10月13日 09:58撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 9:58
左から兎、中盛丸山、大沢岳、ここもまた歩いてみたいなぁ。
手前に大きく伸びる聖岳東尾根もめっちゃ格好良い。
2025年10月13日 09:58撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
4
10/13 9:58
手前に大きく伸びる聖岳東尾根もめっちゃ格好良い。
上河内岳。
2025年10月13日 09:59撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 9:59
上河内岳。
山深い南アルプスの稜線はどこまでも。
2025年10月13日 09:59撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
4
10/13 9:59
山深い南アルプスの稜線はどこまでも。
天井小屋山。
2025年10月13日 10:02撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 10:02
天井小屋山。
森の中を進みます。
2025年10月13日 11:04撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 11:04
森の中を進みます。
生木割山。
2025年10月13日 11:20撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 11:20
生木割山。
いきなり、でっかいザレ場に飛び出す。この縁を歩きます。
2025年10月13日 11:54撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
4
10/13 11:54
いきなり、でっかいザレ場に飛び出す。この縁を歩きます。
もう、笊ヶ岳が目の前だ。
2025年10月13日 11:57撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 11:57
もう、笊ヶ岳が目の前だ。
右手には奥深い深南部。
2025年10月13日 11:58撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 11:58
右手には奥深い深南部。
小さくなった白峰三山を振り返る。
2025年10月13日 11:57撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 11:57
小さくなった白峰三山を振り返る。
聖岳。男前ですね。
2025年10月13日 12:02撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
7
10/13 12:02
聖岳。男前ですね。
偃松尾山。ここはハイマツのヤブコギに苦戦した。距離は短いがなかなかに手強い。(ルートを確実に辿ること)
2025年10月13日 12:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/13 12:25
偃松尾山。ここはハイマツのヤブコギに苦戦した。距離は短いがなかなかに手強い。(ルートを確実に辿ること)
カッコ良すぎる稜線。
2025年10月13日 12:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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カッコ良すぎる稜線。
ここは南アルプスの展望台。ずっと見ていられます。
2025年10月13日 12:26撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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ここは南アルプスの展望台。ずっと見ていられます。
水場下降点。
2025年10月13日 13:14撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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水場下降点。
可愛い看板。徳右衛門岳の水場と同じですね。山を愛して止まない管理人さんに感謝。
2025年10月13日 14:12撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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可愛い看板。徳右衛門岳の水場と同じですね。山を愛して止まない管理人さんに感謝。
水場。100mほど下ります。ここで命の水を汲む。
2025年10月13日 13:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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水場。100mほど下ります。ここで命の水を汲む。
稜線に戻って歩き始めると、神々しい光が指してきた。(ここは稜線に吹き上げる冷気の通り道でした)
2025年10月13日 15:27撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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稜線に戻って歩き始めると、神々しい光が指してきた。(ここは稜線に吹き上げる冷気の通り道でした)
笊ヶ岳山頂。ついにやった!
2025年10月13日 16:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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笊ヶ岳山頂。ついにやった!
ザルだけに。
2025年10月13日 16:25撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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ザルだけに。
最初ガスが濃かったですが、日の光も見える。
2025年10月13日 16:23撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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最初ガスが濃かったですが、日の光も見える。
おおっ、雲が切れて小笊が見えてきた。
2025年10月13日 16:26撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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おおっ、雲が切れて小笊が見えてきた。
小笊越しに見る富士山。この景色が見たかった。
2025年10月13日 16:28撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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小笊越しに見る富士山。この景色が見たかった。
さぁ、日没は近いぞ。急ぎ、小笊に向かいます。途中、歩いてきた稜線を眺める。
2025年10月13日 16:44撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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さぁ、日没は近いぞ。急ぎ、小笊に向かいます。途中、歩いてきた稜線を眺める。
最奥には白峰三山。めっちゃかっこ良い。
2025年10月13日 16:44撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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最奥には白峰三山。めっちゃかっこ良い。
秋色に染まる山肌も良いですね。
2025年10月13日 16:45撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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秋色に染まる山肌も良いですね。
周囲はどこも絶景です。
2025年10月13日 16:53撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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周囲はどこも絶景です。
ハイマツのヤブを抜けると...。
2025年10月13日 16:53撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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ハイマツのヤブを抜けると...。
小笊ケ岳山頂に到着。
2025年10月13日 17:01撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/13 17:01
小笊ケ岳山頂に到着。
沈む夕陽を振り返る。
2025年10月13日 17:02撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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沈む夕陽を振り返る。
さぁ、笊ヶ岳に戻りますよ。
2025年10月13日 17:16撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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さぁ、笊ヶ岳に戻りますよ。
夕暮れの光景もまた素晴らしい。
2025年10月13日 17:16撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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夕暮れの光景もまた素晴らしい。
今日の一日をありがとう。
2025年10月13日 17:16撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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今日の一日をありがとう。
◆4日目の朝。テントから顔を出すとガッスガスで山頂からの日の出は望めず。早々に下山開始です。まずは布引山をゲット!
2025年10月14日 06:25撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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◆4日目の朝。テントから顔を出すとガッスガスで山頂からの日の出は望めず。早々に下山開始です。まずは布引山をゲット!
周囲はガッスガスで展望なし。
2025年10月14日 06:25撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/14 6:25
周囲はガッスガスで展望なし。
ザレ場の縁を慎重に通過します。
2025年10月14日 06:45撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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ザレ場の縁を慎重に通過します。
桧横手山。ようやく2000mまで高度を下げる。ここまでの激下りに疲れて、ここで大休止。
2025年10月14日 08:04撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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10/14 8:04
桧横手山。ようやく2000mまで高度を下げる。ここまでの激下りに疲れて、ここで大休止。
パンとスープを体に入れる。(ここで雨が振り始める。今日もカッパを着て進みます。)
2025年10月14日 08:22撮影 by  OM-1 , OM Digital Solutions
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パンとスープを体に入れる。(ここで雨が振り始める。今日もカッパを着て進みます。)
山の神で小休止。最後の道中安全を祈る。ここまで長い激下りを下りて1200m付近まで高度を下げた。は〜しんど。(ここで乗り合いタクシー会社に連絡を入れる)
2025年10月14日 10:41撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/14 10:41
山の神で小休止。最後の道中安全を祈る。ここまで長い激下りを下りて1200m付近まで高度を下げた。は〜しんど。(ここで乗り合いタクシー会社に連絡を入れる)
広河原に着地。渡渉後、人工物の手すり等が現れ、もう安心かと思われたがとんでもない。壊れかけの橋、ザレ場のヘツリ、はしご場等、イベントが目白押し。最後まで気の抜けない大人のアスレチックコースでした。
2025年10月14日 12:03撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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広河原に着地。渡渉後、人工物の手すり等が現れ、もう安心かと思われたがとんでもない。壊れかけの橋、ザレ場のヘツリ、はしご場等、イベントが目白押し。最後まで気の抜けない大人のアスレチックコースでした。
それでも雨の森は美しい。
2025年10月14日 12:04撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/14 12:04
それでも雨の森は美しい。
バランス感覚を試される橋。ここが一番緊張したかも。一部、手すりも無く怖かった。(脇を迂回するのが正解かもしれない)
2025年10月14日 12:38撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/14 12:38
バランス感覚を試される橋。ここが一番緊張したかも。一部、手すりも無く怖かった。(脇を迂回するのが正解かもしれない)
ようやく登山口まで抜けた。ホッと一息。
2025年10月14日 12:54撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/14 12:54
ようやく登山口まで抜けた。ホッと一息。
老平ゲートに到着。ここからは雨畑集落を抜けて歩きます。
2025年10月14日 13:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/14 13:31
老平ゲートに到着。ここからは雨畑集落を抜けて歩きます。
雨畑湖が美しい。
2025年10月14日 13:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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雨畑湖が美しい。
今日の終着、馬場バス停に無事到着!今日も雨の中、良く歩きました。山の神に感謝です。
2025年10月14日 13:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/14 13:55
今日の終着、馬場バス停に無事到着!今日も雨の中、良く歩きました。山の神に感謝です。
バスを乗り継ぎ、下部温泉に移動。まずはお風呂へドボン。縦走後のお風呂はいつも最高です。
2025年10月14日 18:30撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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10/14 18:30
バスを乗り継ぎ、下部温泉に移動。まずはお風呂へドボン。縦走後のお風呂はいつも最高です。
最後はとんかつ定食で締め。この後、JRで甲府に戻り、夜行バスで関西に戻る。お疲れ様でした。
2025年10月14日 18:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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最後はとんかつ定食で締め。この後、JRで甲府に戻り、夜行バスで関西に戻る。お疲れ様でした。

感想

今年最後の遠征は南アルプスの笊ヶ岳へ。夢と希望をザックに詰め込んで白峰南嶺の稜線を目指します。以下、道中記録です。

◆1日目 広河原-北岳ー間ノ岳-農鳥小屋(小屋泊)
京都から夜行バスで甲府へ。甲府から山梨交通バスで広河原に向かう。登山バス乗り場には夜明け前から大勢の登山者の列が並びバス4台での運行となった。広河原インフォメーションセンターで登山道の状況を確認後、準備を整え出発。この時点ですでに雨が降り始めており最初から雨具を着て出発する。案の定、草すべりの急登で汗だくとなる。全然、体の熱交換が追い付かずスピードも上がらない。この日は、草すべりの途中で出会った休憩中の登山者と道中を共にした。神奈川から来られた方で普段は丹沢などに登られている、今回北岳山荘でテン泊デビュー、普段と違って荷物が重くて全然ペースが上がらないとのこと。ここからは私がペースメーカとなって引っ張らせて頂いた。
稜線に出ると強い西風に吹かれる。こりゃきつい。一歩一歩確実に進んで、ヘトヘトになって北岳肩の小屋に到着。食堂が営業しており、ここで昼食とする。温かい鍋焼きラーメンは最高でした。荒天の日の小屋有難さを知る。北岳山頂を越え、北岳小屋へ到着。ここまで一緒に歩いて頂いたお礼を言って別れた。事前に大門沢小屋の管理人さんに、農鳥小屋の営業は終了したが冬季避難小屋が空いていること、ただし水場は使えないこと等を確認していたので、北岳山荘でこの日の水を汲んで最大荷重ボッカで間ノ岳を目指す。霧雨の強風の稜線歩きはなかなかにハードでした。荒天時、間ノ岳からの下山は気を使う。黄色のペイントマーク、ケルン等に眼を凝らしながら登山道を外さぬよう慎重に歩を進めた。
日没ギリギリで小屋に到着。すっかり濡れ鼠状態となり、湯を沸かしてコーヒーを淹れるもなかなか震えが止まらない。アルファ米も食べて体にエネルギーを補給しR2ジャケットを着て暖かい寝袋に潜り込んだ。
この日、避難小屋の利用は私を含めて2名。明日、稜線上の風が止まないなら大門沢へ下りる他無い。一縷の望みに掛けて眠りに就いた。

◆2日目 農鳥小屋-農鳥岳-広河原岳-笹山-奈良田越→広場手前(水場入口)(テン泊)
4時起床で準備を整え、5時過ぎに小屋を出発。同宿の方は一足先に出発された。夜の間に雨は止むも強風は治まらない。やはり台風の影響か?出発前、天気図を確認すると、日本列島に前線が接近中。折しも南洋で発生した台風23号に挟まれる形となり、どう考えても天気は良くなさそう。天気予報サイトの予報は直前にコロコロと変わり信用できない。やっぱり今回は駄目か?と半ば諦め気味になる。
ただし、農鳥岳で周囲のガスが切れ始める。青空が顔を出し、富士山もお目見え。こりゃ嬉しい。スマホで天気予報を確認すると、天気は回復傾向で風も弱まるとのこと。計画通り白峰南嶺を歩けることに安堵する。エスケープ判断の大門沢下降点を直進して広河内岳へ向かう。いよいよ白峰南嶺だ。
広河内岳から眺める素晴らしい稜線。遥か彼方に目指す笊ヶ岳を確認。待ってろよー!まだ風が残ってはいるが、気分アゲアゲで先へと進む。
白峰南嶺は南アルプスの展望台でもある。イケメンが次々と顔を出すので飽きない。いくらでも眺めていられるのだが、今日の目的地、伝付峠はかなり遠いのでゆっくりもしていられない。休憩は極力少なめに先へと進む。
笹山手前で風を避けられる場所を見つけて一休み。湯を沸かしてパンとスープを頂く。正面には蝙蝠岳が格好良い。南アルプスはどこまでも山深いなぁ。更に歩いて笹山へ、もう疲れた。靴も靴下も脱ぎ捨てて地面に大の字になる。そこに3人組パーティがやって来て、笹山登頂を喜びあう。登頂記念写真を撮らせて頂く。あまりに嬉しそうなのでこっちまで笑顔をもらった。今日は北岳山荘から来たとのことでかなり足が長い人たちでした。今日はダイレクト尾根を下って奈良田に下りるとのことで、そこでお別れした。(笊ケ岳も鋸岳も日帰りですでに歩かれていた。ここを歩く人は健脚揃いだ)
さぁ、ここから奈良田越までは一気に2000mまで高度を下げる。気合を入れて長い稜線を下りた。奈良田越到着は16時前。もう日没が近い。この時点で伝付峠は諦めて広場付近でテン泊を決めた。広場手前の水場入口付近にテント適地を見つけて今日の宿とする。この水場が結構大変でした。北ア一危険な水場が船窪なら、南ア一危険な水場はここだろうなぁ、と思った。暗くなってからテントを設営。明日も無事歩けることを願って眠りに就いた。

◆3日目 広場手前-伝付峠-笊ヶ岳-小笊ヶ岳(ピストン)-笊ヶ岳(テン泊)
3時半起床で準備を整え5時過ぎに出発。難所の林道崩落地点のザレ場通過時には、もう日が昇って明るくなっていた。踏んだ石の塊はガラガラと音を立ててどこまでも落ちてゆく。ここは慎重に進んだ。美しい白樺の森を抜けて伝付峠へ。ここはいい場所だ。ちょうどリニア工事の基地になっている二軒小屋の真上に当たる。オシャレな二軒小屋にもいつか泊まってみたいと思った。ここを過ぎると、いよいよ標識に「笊ヶ岳」の名前が出てくる。いよいよ本丸の登場だ。足は結構疲れてなかなか前に出ないが、ここは緩やかな登りなので助かった。偃松尾山(はいまつおやま)のピークも踏んでおく。最初は中央突破を試みたが分厚いハイマツに阻まれ元にもどる。地面には誰かのサーモスボトルが落ちていた。ここは結構手強いぞ。稜線の右脇にピンテを見つけてそれを追う。距離は近いのだが結構大変でした。でも途中見える周囲の絶景に心癒される。この稜線は南アの展望台。やっぱり気持ちいい!
ここからは一旦、激下る。水場入口からさらに水を取りに激下り。水を汲むのも楽ではない。
水で更に重くなったザックを背負い、気合を入れて笊ヶ岳の稜線に取り付く。ついに笊ヶ岳に到着。ここでガスが晴れていく。小笊越しに富士山も見えた。嬉しい。小笊も往復すると日が落ちた。暗くなってからテントを設営。今日も一日よく歩いた。テントに入って夕食後、爆睡。ZZZzzz...

◆4日目 笊ヶ岳-布引山-老平登山口-馬場BS
朝、3時半起床。テントから顔を出すと周囲はガスが濃く星も見えない。昨夜は星空が見えていたのに残念だ。笊ヶ岳山頂からの日の出を眺めることを楽しみにしていたのだか、これも山。準備を整え下山開始。この日は標高差2200m弱を下る。ここで気合を入れる。
布引山を過ぎたあたりで道が不明瞭になる。まだまだ先は長い。こんなところで迷っている場合ではない。ヤマレコのスマホを頼りに慎重に先へと進んだ。この稜線は歩く人も少ない。熊対策として持ち歩いているホイッスルを時折吹き鳴らしながら進んだ。
途中、スライドするソロの登山者と出会う。誰も居ないと思っていたところで人に出会えるとホッとする。ここで道の状況を情報交換。今日は渡渉点の水量は少なくて問題ない、と聞いて安心した。貴重な情報をありがとうございます。次第に天気は崩れ、山の神まで下りたところで本降りの雨となった。長ーい激下りに全然ペースを上げられず予約していた乗り合いタクシーの時間に間に合いそうにない。タクシー会社に電話を入れ、事情を説明して3便から4便への変更を申し入れる。受付の女性は「しょーがないねぇ、分かった」と快く了承してくれた。どうもありがとう。
山の神より下はジグザグが切ってあってとっても歩き易くなる。よく整備された登山道に感謝です。広河原まで下りて、渡渉して左岸の道を進む。人工の手すりも出てきてもう安心かと思いきや、この道は大人のアスレチックコースでした。道中はアトラクションが次から次へと登場。最後まで気が抜けない。へとへとに疲れているのに、メマトイがつきまとい休憩もできず。ようやく老大ゲートを過ぎて雨畑集落を進んでいると、車の人に声を掛けられた。「◯◯さん、あら間に合ったじゃない。」なんとタクシー会社の受付の方でした。聞けば、たまたま雨畑集落に用事があって通りがかったのだとか。結局、その方のご厚意で乗り継ぎのバス停まで運んでもらえることになった。どうもありがとうございました。

今回は新しいテントで縦走に臨んだ。新たな相棒はArata AX-79 Version3。最近勢いのある和製の最新ULテントで4シーズン対応のダブルウォール。前室はもちろん後室まで付くギミック満載の面白いテントだ。実戦投入して素性の良さを体感した。これからよろしくね。私の相棒!

白峰南嶺は南アルプスの展望台、永らく恋い焦がれた念願の稜線をようやく歩くことができた。歩く人も少ない静かな南アルプスの秋を堪能しました。無事歩き通せたことに感謝です。今日も良い山でした。

(初期荷重:17kg[水込]、1日の消費量 水2L、アルファ米 6/10食)

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コメント

kickeyさん、白峰南嶺縦走お疲れ様でした。サスガです。凄いです。状況対処勉強になります。
次は安倍奥までの南進ですかね!
また、長駆縦走充実レポ楽しみにしてます😃
2025/10/17 19:56
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タンタン山歩さん、毎度!

雨の中、駆け込んだ農鳥の冬季避難小屋。ガス欠しないようにエネルギー補給しながら動き続けている限りは低体温症にはならない。ただし立ち止まると一気に危険な状態になりますね。こんなときに限ってファイントラックのスキンメッシュドライレイヤーを持ってきていない。これは素直に反省点。3000m級の山々が連なる天空の稜線は甘くはないですね。
この時は流石に、翌日は撤退かも、と覚悟しました。翌日、農鳥岳で天候が回復したときは本当に嬉しかった。山の神様に感謝です。

タンタン山歩さんは、谷川馬蹄形だったんですね。私も狙っていますがなかなか順番が回ってこない。谷川主脈と合わせていつか歩いてみたいと思います。お疲れ様でした〜
2025/10/17 20:31
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