大雪山フラワーハイク(五色、化雲、忠別、緑)


- GPS
- 21:00
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 1,801m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:41
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
クチャふンベツ登山口〜沼ノ原〜五色岳まではグチャドロ多し 木道も朽ちているところが多い |
その他周辺情報 | 大雪高原温泉が営業を止めてしまったのがとても残念! |
写真
感想
昨年、五色岳まで行きながら化雲岳の花畑を見逃していたので組んでみたプチ縦走。
クチャンベツ〜沼ノ原〜五色岳は相変わらずのグチャドロで蚊もうるさいけれど、それを補って余りある…?(かは価値観次第)
花畑と水面に映る山々、湿原の風景を満喫する。
大沼野営指定地は大雪山の中で一番景色の良いテン場だと思うのだが、今日もほかに宿泊者はいない。
去年はどうだったっけ?友だちと2人だけだったかも。
沼ノ原から一旦水場となっているコルへ下り、ひと踏ん張り登ると、後ろに溶岩台地と沼ノ原山が見えるはずなのだが、今回は真っ白でその眺めはお預け。
それでも五色岳へ着くころには再びトムラウシが姿を現した。
登山口に車があったのでここにきているとわかっている友人に「晴れてきましたね」ってLINEを送る。
重荷をデポして昨年のリベンジ、化雲へ向かう。
緩やかで歩きやすい道が続く。
花畑に囲まれた木道、雪渓、ハイマツ、を越えていく。
化雲沢源頭の大きな雪渓の上を、クマがゆっくり下って行った。
右手のお花畑にはヤツの掘り返しがこれでもか、と。
池塘の間を少し登ると、チングルマの大群落の中にチシマツガザクラがちらほら。
歓声を上げているうちに化雲岳へ到達。
北側の崖にはまだまだべったりと雪が残っている。
天人峡の方へ少し行った先に、カメラを持った友人の姿が見えた。
その辺まで行くとオプタテが綺麗に撮れるみたい。
自分は一応、数日後にその辺を歩く予定なので次回とした。
ここからヒサゴ沼分岐までがまた花が素晴らしいそうで、相前後して花見散歩した。
チングルマとハクサンイチゲ、どちらも白いけれど後者の白さは透明感があってなおさら綺麗。
今回は7.5mmのフィッシュアイを初めて山に持ってきたので、花も景色も写真を撮る。(でも帰宅してPC画面で見たらボケてるのが多くてガッカリもした・笑)
五色岳に戻り、友人と別れ、忠別小屋へ。自分らが一番乗りだった。
夜に雨マークがついていたけれど、やっぱテントの方が快適。
テン場でゆるゆる過ごす。雪渓もあってビールも冷やし放題。
花もびっしり。
最終日は高根ケ原を北上して緑岳から下山。
考えてみればこの向きで歩くの初めてかも?!
大雪山の主稜線であるはずのここも登山道脇の枝かぶりがひどい。
これじゃ日高の(中の)一級国道と大差ないんではないだろうか?
相方は5年位前まで頻繁に大雪も歩いていたので、ずっとこんなだったか聞いてみると、やっぱり悪化してるんじゃない?と。
登山者自体も一時期よりはかなり減少しているしね。。。
忠別沼まで来て、やっと藪から脱出!
朝方すれ違った2人連れの女性は素足に半ズボンだったけれど、このヤブヤブ道でひどい目に遭ったんじゃないかしら?
この日も8時くらいからガスが取れてきた。
広々とした高根ケ原にいるので後ろにトムラをバックに歩いてきた化雲岳、忠別岳、前方にこれから向かう緑岳、左手に旭岳、右手には東大雪から武利・武華方面もくっきり見える。
平坦が続くが、足元の花に気をとられつつ、ギンザンマシコの囀りを動画に収めたり、なにかと忙しい。
段々と日が高く暑くなりだした頃に、白雲避難小屋直下の雪渓に着いた。
ここで冷却休憩〜
板垣新道も雪渓に覆われており、冷気を楽しむ。
稜線に出るまでの間は水流で削れて歩きにくいけれど、レア物チョウノスケソウを見つけるのが楽しみだ。
スイスZermattでひと夏過ごした時に覚えた花で、北海道に住むまではそんな貴重?とは思ってもみなかった。
緑岳までくればあとは下るだけ。
ここからは沼ノ原〜五色〜化雲〜忠別〜高根ケ原と歩いてきたすべてが見渡せた。
知床縦走と同じく、半ラウンド型の縦走の良いところだと思っている。
ルートがストレートで来し方が重なって見えるのもいいんだけど、ぐるっとの方がより好きかな。
トムラウシ周辺と高根ケ原以北は同じく花畑とは言うが、前者は湿潤で木道を必要とするような花畑、後者は火山噴出物がまだゴロゴロして構造土なんかも見られる花畑、と様相が随分異なっている。そんなことを感じられるのもちょっと面白かった。
そんなわけで、主だったピークには登ることなく、花を満喫した3日間。
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