八ヶ岳と蓼科山


- GPS
- 37:00
- 距離
- 43.1km
- 登り
- 4,109m
- 下り
- 3,897m
コースタイム
7/19 青年小屋4:40――6:10権現岳6:20――キレット――8:30赤岳8:50――9:50阿弥陀岳10:30――御小屋山――12:00美濃戸―12:50美濃戸口==茅野駅(バス乗り換え)==15:15麦草峠(麦草ヒュッテ泊)
7/20 麦草峠5:30――縞枯山――雨池峠――北横岳――大岳――亀甲池――大河原峠――将軍平――蓼科山――15:20女神茶屋
天候 | 22―23日は晴れ。24日は晴れのち曇り。 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小淵沢から歩いて編笠山に登り、八ヶ岳南半分を縦走、一度下山して麦草峠にバスで上がり、蓼科山まで歩いた。 コース上特に問題となる箇所はないが、キレットから赤岳の登りがザレて滑りやすい箇所があったこと、赤岳から阿弥陀岳、その先の下りは急傾斜が続いて気が抜けなかったこと、御小屋山から美濃戸口へのルートがはっきりせず樹林を適当に突っ切って下山したことを覚えている。 |
写真
感想
八ヶ岳は私が山好きになる切っ掛けになった山です。
小学校6年の夏、富士見高原から日帰りで編笠山に登ったのが私の高山初体験でした。丹沢の大山や箱根の金時山あたりに登ってはいても、本格的な山登りは何もかも未経験。サルオガゼのたれる暗い針葉樹林の果てしない登り。途中腹ペコになって食べた安っぽいチョコパンのそれは美味しかったこと。樹林から抜け出てハイマツ帯に出たときの驚き。そして下って飲んだ不動清水の手を切るような冷たさ。今でも昨日のように思い出します。私の「山岳開眼」というのがあるとすれば、編笠山がそれでした。その翌年にはやはり富士見高原から西岳に登り、中学3年の夏には父と美濃戸口から赤岳に登り、麦草峠まで歩きました。今となっては前世紀、70年代の終わりから80年代初めにかけてのことです。
2000年、久しぶりに日本で過ごした夏、日本の山への再見参に選んだのもやはり八ヶ岳でした。このときは、まだ歩いていなかった権現岳から赤岳、阿弥陀への道と、麦草から北、蓼科山までの稜線を歩こうということで、南八ヶ岳と北八ヶ岳を組み合わせた計画になりました。小淵沢の駅から元気に観音平まで歩き、編笠山に登頂、青年小屋から旧知の西岳に往復。翌日は権現から赤岳、阿弥陀を経て美濃戸口(こういう字になっていますが、本を正せば峡谷から水が出てくる「水の戸」なのでしょう―奥多摩の鷹ノ巣山にも「巳の戸谷」がありました)に下山。バスを乗り継いで麦草峠泊。3日目に蓼科山まで歩いて下山しました。
言い古されたことですが、やはり八ヶ岳はいい山だと思います。美濃戸口からの楽なコースもいいですが、白樺林の美しさや深い針葉樹林の静けさと豊かさ、そして辛い登りを経てようやく高山帯に出る感動を幼くして味わえたことは自分にとって幸せだったと思っています。これからも八ヶ岳は多くの人に山の素晴らしさを教えてくれることでしょう。
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