紅葉真っ盛り！飯豊連峰全山縦走（大石ダム〜杁差岳〜大日岳〜飯豊山〜川入）
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kengamine
- GPS
- 76:50
- 距離
- 53.6km
- 登り
- 3,896m
- 下り
- 3,761m
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東俣彫刻公園ゲート8:05-（途中で車に乗せてもらう）-林道終点8:35-10:10カモス峰10:20-11:30千本峰11:45-12:40前杁差岳12:45-13:40杁差岳（杁差岳避難小屋泊）
（10月14日）
杁差岳避難小屋6:20-6:40鉾立峰6:45-大石山7:20-7:50頼母木小屋7:55-8:15頼母木山8:20-8:45地神北峰8:50-地神山9:05-9:35扇ノ地紙9:40-10:00門内小屋10:30-11:20北股岳11:30-11:45梅花皮小屋12:00-梅花皮岳12:25-12:45烏帽子岳12:50-御手洗ノ池13:40-天狗の庭14:10-14:55御西小屋
（10月15日）
御西小屋11:20-12:05大日岳12:10-13:05御西小屋13:20-御西岳13:25-13:50玄山道分岐14:10-14:20駒形山14:25-14:45飯豊山15:45-16:00本山小屋
（10月16日）
本山小屋6:00-6:10飯豊山6:15-6:25本山小屋6:30-7:25切合小屋7:35-種蒔山7:55-8:35三国小屋8:50-地蔵水場道9:25-横峰小屋跡9:55-御沢野営場11:00-（地図を探しに戻り15分のロス）-川入11:40-12:55いいでの湯
| 天候 | 10/12 曇ったり晴れたり 10/13 晴れ、午後から徐々に曇り 10/14 ガス、午後から晴れ 10/15 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー
池袋23:30→新潟5:02 夜行バス 5250円 新潟駅6:08→越後下関駅7:30 JR 1100円 越後下関駅→東俣彫刻公園ゲート タクシー（約20分）3630円 復路 いいでの湯→山都駅 タクシー（約20分）3630円 山都駅→地元駅 JR（郡山駅→大宮駅は新幹線利用）7810円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
権内尾根は地図では破線コースになっていますが、地元の方の整備により良く整備されていて危険個所、迷う箇所はありませんでした。 その他、動物等の情報としてカモス峰の手前でスズメ蜂1匹、カモス峰の先で蜂2匹、下十五里からの下りでスズメ蜂1匹と遭遇。権内ノ峰では1人刺された方がいました。 またクサイグラ分岐から先の東側の沢のかなり下の方に熊がいました。 トイレ… 東俣彫刻公園、杁差岳避難小屋、梅花皮小屋、御西小屋、本山小屋、切合小屋、三国小屋、御沢野営場にあり（頼母木小屋、門内小屋は管理人常駐期間外は板張りがされ、使用できなくなっていました） 水場… 東俣彫刻公園ゲートから15分弱歩いた所…地図に記載はないが水量豊富。 杁差岳避難小屋…小屋裏を約5分下ったところの小さな沢つぼ。一見溜まり水のようだが湧き水です。 門内清水…門内小屋から往復約10分。水量そこそこ。 治二清水…梅花皮小屋から往復5分強。水量豊富。 御西小屋…小屋から往復約10分。水量まずまず。1Lが20秒ほどで満水。 弘法清水…玄山道分岐から往復約10分。水量そこそこ。岩間から湧いている感じなので溜まっている所からすくう。 本山小屋…小屋から少し先の一王子から数分下ったところ。小屋から10分強。水量そこそこ。 切合小屋…小屋裏のテン場から数分下ったところ。水量そこそこ。 種蒔山直下の水場…種蒔山分れから地蔵岳方面に数分行ったところ。水量少ない。 峰秀水…登山道脇にあり。水量豊富。 銀明水…中十五里に水場の標識あり。少し歩くと踏み跡は藪に消えたので未確認。 御沢野営場…炊事場に水道あり。 その他の水場は未確認。 温泉… 「いいでの湯」500円。 |
写真
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「杁差岳→」の標識があるので大丈夫ですね
中央に地神山、左奥に飯豊山が見えます
この景色はいつまでも、何度見ても飽きません！
いい出汁が出ていて本当に美味しかった〜♪
右から大朝日、西朝日、寒江山のようです
下の雲海は小国盆地です
南下縦走の場合、午前中は逆光になりがちなので、振り返った方がきれいな写真が撮れますね
奥に北股岳が頭をのぞかせ、左には飯豊山が見えます
右下の笹原の中の道が水場への道です
右から北股岳、梅花皮岳、飯豊山が見えます
左はなだらか、右は急峻な非対称山容です
分かり難いですが黒い点が熊です
拡大すると何となく分かりますが、左の方を向いてますね
ここは御西岳山頂
といっても、山頂といった感じはないですね
水量少ないですが、この一帯のガレ場の岩間から伏流水が至るところから出てました
左に本山小屋が見え、一王子からぐっと下って草履塚まで一望です
御前坂と左に飯豊山、駒形山が見えますね
ここは水量少ないです
感想
ここ数年、お盆は毎年仕事。よってその後に代休を取り、遅い夏休みとしているが、今年はなかなか予定が組めずに時間が過ぎていってしまった。9月下旬にもなるとそろそろ取らなければと思い、ようやく10月中旬に休みを取ることになった。
今回も北アや南アも候補に挙がったが熟考の末、先週の栂海新道と同じく夏は暑くて秋がベストと思っていた飯豊連峰の全山縦走をしてみることにした。
（10月13日）
前夜池袋の夜行バスに乗り、新潟にはまだ暗い中到着。前日の天気予報では新潟は明け方まで雨と言っていたし、実際に燕三条辺りでは大粒の雨がバスを叩いていたので心配したが、新潟に着いた時には雨も止んでいてひとまずホッとした。
1時間の待ち時間を利用して駅前で朝食を済ませ、JRを乗り継いで越後下関駅へ。ここから予約しておいたタクシーで登山口の大石ダムへ向かう。一般車が入れるのは東俣彫刻公園（といっても、そんな公園は見当たらなかった）のゲートまで。ここから林道を1時間ほど歩くことになります。
歩き出してから10分ほどすると林道脇のパイプから水が出ています。脇にはコップも置かれているので飲めるみたい。ここで一息ついていると、後ろから車が1台やってきました。
やり過ごそうと脇に避けると、ふいに目の前で止まって「乗っていきますか？」と声を掛けられた。どうせなら全て歩いて今回の行程をと思っていたので一瞬悩んだが、せっかくのご厚意なので乗せて頂くことにしました。
車の主は栃木からのご夫婦で、何度も飯豊に通っているうちに地元の方と親しくなって、今では時々ボランティアで小屋の掃除や登山道の整備をしているとのこと。
この日も地元の方にゲートの鍵を借りて林道終点まで行き、杁差の小屋に泊まって翌日は掃除などをして下山されるそうです。
私もこの日は同じ小屋に泊まる予定だったので、車を降りる際にここまでのお礼と小屋での再会を約束して先に歩き出す。
すぐ先の橋を渡ると、まず目の前に飛び込んできたのは素晴らしいブナ林。ここで早速足が止まってしまいました。ブナ林を過ぎると、今度はすごい急登！ ここでは別の意味で足が止まってしまった（笑）
445mピーク手前で尾根を外れ、右へトラバース。10分ほどで再び橋を渡り、別の尾根に乗ります。ここも当然急登です（汗）
今回はオール小屋泊前提とはいえ一応テントも持っていたし、梅花皮小屋まで水場もハッキリとしないので水も多めに担いでいたのでザックが肩に食い込む！
休み休み急登をこなしていくと、ようやく頭上が開けて元気が出てきた。もうすぐカモス峰というところで、急に上から何か落ちてきた。蜂！スズメ蜂だ！ 幸いにして顔の脇を抜けて飛び去って行きましたが、事前情報通り飯豊の尾根では蜂との遭遇が多そうだ（実際カモス峰の先でもスズメ蜂ではないが2匹と遭遇）
カモス峰を過ぎると急登続きということもなくなり、また道も開けてくるので気分的にも大分楽になります。権内ノ峰からは前杁差岳が望め、頑張ろうという気になる。
千本峰も東側が開けて気持ちが良い。ここから見る前杁差岳はぐっと近くなるが、何故かこの方面だけどんよりと曇っていた（他は青空が広がっているのに…）
前杁差岳へは高低差400m弱のダラダラとした登りだった。しかしここまでのキツイ登りも、前杁差岳に着いた時に全て吹っ飛んだ！ 杁差岳へと伸びる稜線と一筋の登山道。そしてそれらを彩る鮮やかな紅葉！ 本当に来て良かったと思った。
いよいよ杁差岳へと歩き出すと日も差してきて、より一層紅葉を引き立たせ、もうテンションは最高潮に！ 足は止まりまくるは「おーっ！」だの「すげーっ！」だの声を上げてばっかり（笑）
池塘と草紅葉と飯豊連峰の展望が見事な長者平を経て、杁差岳の山頂に到着。
すっかり青空ものぞいてもう最高！ 時間的にはこの先の頼母木小屋まで行けそうでしたが栃木のご夫婦とも再会したかったし、余りの紅葉の見事さにこの場を去ることができなかった。
山頂からすぐ下の小屋に入ると誰もいません。ザックを置いて水場の確認に行きましたが、イマイチ分からず…
小屋に戻って暫くすると、足の松尾根からやってきたと言う山形からの3人組が入ってきました。その後山頂で栃木のご夫婦と再会し、再び小屋に戻って水場の話をすると旦那さんの方が「涸れるはずはない。これから汲みに行くけど一緒に行く？」
もちろんご一緒させて頂くことにしました。途中で小屋から持ってきたつるはしを使って足場を造ったりするのを見ながら水場へ。ここの水場は一見溜まり水ですが、底から絶えず湧いているそうです。確かに、下の方へ細いながらも水が絶えず流れていました。
小屋に戻ると旦那さんからお疲れ様とビールを頂く♪ ありがとうございます！
ただこれは序の口。その後、山形からの御三方から「兄ちゃん、こっち来て一緒に食べな！」とキムチ鍋と焼酎はご馳走になるわ、栃木のご夫婦からは登る途中で採ってきたマスタケなどを使ったきのこ鍋をみんなに振舞ってくださり、途中からは門内小屋からやって来た単独女性も交えて楽しい宴会が続いた。
よく食べ、よく飲んで、よく喋り、あっという間に夜は更け、20時頃に就寝。鍋と人の温かさで気持ち良く眠りに就いた。
（10月14日）
4時過ぎに起床。この日はCTで11時間の長丁場。ただし、他の方たちはそれぞれの下山地へ下るだけなので当然まだ寝ている。なので、なるべく音をたてないように朝食を済ませパッキング（ただ私も経験ありますが、やっぱり目は覚めてしまうでしょうね。スミマセンでした〜）
6時出発予定なので山頂で朝を迎えられた。ここでも旦那さんとご一緒し、昨日はイマイチ位置関係が分からなかった遠方の山々のこと、彼方に見える雲海の下には小国盆地があって、この雲海が発生しやすいがために戦時中は軍事工場があったこと、これまた山頂から望める日本一小さい櫛形山脈のことなど、本当にいろいろと教えて頂いた。
また、朝日を浴びた長者平の紅葉も本当に素晴らしかった！ まるで燃えるよう！
こんなに素晴らしい出会いや眺めがあってはついつい去り難くなるのは当然で、結局20分オーバーして小屋を出発する。出発する際も皆さん笑顔で出迎えてくれ、本当に素晴らしい一期一会でした。またどこかで会えるかな！？
小屋を出発すると、まさかのハクサンイチゲの咲き残りを目にした。今度は来年6月に再訪しよう♪
鉾立峰へは早速キツイ登り。朝一のためか、全く足が上がらない（汗）
どうにか着いた鉾立峰から小屋を振り返る。皆さんもそろそろ出発の準備かな？
これから歩く稜線に目を転じるとワクワクしてくる。緑濃くどっしりとした稜線と紅葉。そして天気は快晴♪
今回の核心部であろう杁差岳から御西小屋への稜線を、こんな最高の条件で歩けるなんて！ 昨日皆さんに言われた「足が止まってばっかで、きっと御西小屋まで行けないよ（笑）」という言葉は現実かもしれない（笑）
鉾立峰からはキツイ登りもなく、体が起きてきたこともあって快調に歩を進めていく。途中で会う人たちとは、昨夜の小屋の宿泊状況や水場のことなど情報交換。人もまばらな稜線歩きでは、こういう出会いも嬉しいもの。
頼母木小屋は4人泊、門内小屋は2人泊なんて話を耳にしながら、地神山への登りがチョット大変だったけど意外と早く門内小屋に到着。昨日から感じていたが、地図のCTは結構甘いようです。これは他の方も口にしていました。
水場に確認をしつつ大休止をしていると、単独男性がやって来ました。村上市在住のMさんで、今日は梶川尾根を登って来て私と同じ御西小屋泊とのこと。今日も淋しい夜は避けられそうだ（笑）
一足先に小屋をあとにしたMさんを追うように私も出発。それにしても途中のギルダ原もそうだが、ここまでのピーク間の鞍部は開けた草原が多くて、これがまた実にイイ！
北股岳へはダラダラとやや長い登り。山頂でMさんと合流。山頂には所々に雪が。金曜の冷たい雨が山では雪になったらしい。
またMさんの後を追うように、ひと下りで梅花皮小屋へ。飯豊の小屋はどこもきれいでしたが、ここが一番でしょう。水場も近くて水量も豊富。最高ですね♪ ちなみに昨日は単独男性が独占だったそうです。
小屋で昼食を始めたMさんと御西小屋での再会を約束して先へと向かう。梅花皮岳への登りもややキツかったが、振り返るとどっしりとした山容の北股岳がカッコイイ！
梅花皮岳から烏帽子岳へはなだらか。しか〜し、ここから見る御西小屋への稜線は気持ち良さげでもあるが、まだまだ遠いぞ！？（汗）
烏帽子岳をあとにクサイグラ分岐の先でふいに眼下の沢を見ると、かなり下の方に不自然な黒い物体。じ〜っと見ていると僅かに動きがある。熊だ！写真を撮って静止画から更にズームで見てみると、おぼろげながら顔の輪郭も見て取れた。初めての熊目撃に興奮でした♪
烏帽子岳からは稜線直下のトラバースが続きます。眼下の桧山沢を本流とした谷が吸い込まれそうなほど深く険しい。延々と歩いて行くと天狗の庭で今日最後の対向者（梅花皮小屋泊の男性2人組）
これでも今日すれ違った人は10人くらいかな？ 平日とはいえ、紅葉時期にしては北アなどと比べたらやっぱり静かで良い。
御西小屋に着いて30分ほどするとMさんも到着。これから空身で飯豊山までピストンしてくると言う。元気ですねぇ〜。
私は水を汲んで、寒くなってきたのでお茶を飲みながら今日の行程を振り返ってニンマリ＆マッタリ♪
そのMさんも5時過ぎには戻って来て、結局この日は2人での宿泊となり18時半就寝。
（10月15日）
4時半起床。外に出てみると、あらら…ガスガス！ な〜んにも見えない…
今日の予定では大日岳ピストン後、三国小屋まで行くつもりだった。ただ、これでは大日岳に行ってもつまらない。
その後起き出したMさんのスマホ情報によると新潟（中越・下越）は午前中は曇りや雨で午後から回復傾向、翌日はまた晴れとのこと。
さてどうしよう。大日岳は諦めて三国小屋まで行くにしても、結局はガスの中のつまらない歩きになるし、第一今から出発しても時間的には早い。
明日は晴れるみたいだし停滞覚悟でここで待ってみて、午後の遅い時間からでもガスが切れたら大日岳ピストンし、翌日は早立ちして川入まで下山しようか。
一方Mさんは大日岳ピストンは早々に諦め、昨日来た道を戻って行った。
暫く悩んだが、ここで待つことにした。といっても、することもなくヒマなのでふて寝をする。2時間ほど寝て起き、再び外を見てみるも相変わらずのガスガス…
さすがに寝るのも飽きたのでただボーっとしていると、熊鈴の音が聞こえてきた。誰か来る♪
程なくして単独男性が入って来た。切合小屋からやって来たのはいいが、やはりこのガスで大日岳へ行くのを迷っていると言う。
やがて会話の中にヤマレコの話が上がった。私がユーザーだと告げるとなんとその方も同じで、新潟在住のinakabbさんでした。
それからはヤマレコや越後の山の話をしながら時間を潰していると、ふいに窓の外が明るくなった。それまでにも何度か明るくなってはいたが、ガスガスの状態は変わらなかったので今度も期待していなかったが、なんとなんとガスが切れかかって大日岳もうっすらと姿を見せている！
これは行くしかない！っとサブザックに荷物を詰め、小屋を出る。しかし、すぐにまたガスが一面を覆ってしまった。
それでも先の道はハッキリと見える状態だし、何よりもう歩き始めてしまったのでとりあえず山頂まで行くことにした。
私より先に出発したinakabbさんに山頂手前で追いつきましたが、結局山頂に着いてもガスガス！ ガスが切れる気配もないので、写真だけ撮ってさっさと下山。
でも夏の花に時期にも来たいと思っていたし、その時にリベンジだなっと考えながら戻っているとやがてガスが切れ始め、ついには昨日歩いた稜線も見えるようになった。更には御西小屋への道や振り返ると大日岳までも！ 時計を見ると昼過ぎ。予報通り、午後は天気が回復しそうだ。
小屋に戻って地図を確認。時間的には切合小屋まで行けそうだが、本山小屋に泊まっても大して時間は変わらない。どうせなら飯豊の山頂でノンビリしたいし、翌朝もう一度登るのも悪くないな。ということで、結局本山小屋に泊まることに決めた。
inakabbさんは御西小屋に泊まると言うので、ここでお別れ。なんでも川入の林道で工事をしていて、早く下山しても17時を過ぎないと通れないそうだ。
すっかり晴れ間ののぞいた中、本山小屋へと歩き出す。この本山小屋までの道、地図で見ても分かるように、広くなだらかでホントに気持ちイイね！
1人の方とすれ違っただけで、ほぼ独占状態♪ もちろん飯豊山も貸し切りでした！
百名山の山頂独占なんて滅多にないチャンスと、1時間もマッタリ♪
当然というか本山小屋も貸し切りでした。水場も大丈夫だったし、トイレもきれい。う〜ん！なんとも贅沢な夜の中、19時に就寝。
（10月16日）
4時起床。外に出ると満天の星！ 今日は予報通り良い天気になりそう。
いつものように朝食、トイレ、パッキングを済ませ、小屋前でご来光を拝む。振り返るとモルゲンロートの大日岳と飯豊山。くぅぅ〜たまらん光景だ！
その後、サクッと飯豊山まで散歩。ただ山頂は風が強く、また時間もないので5分で退散。それでも早朝の静かな山頂ってイイですね。
さて今日はいよいよ最終日。下山するのがもったいないくらいの青空。
水場への分岐にもなっている一王子から御前坂の急下り、御秘所を岩稜を下って鞍部の姥権現へ。ここから草履塚と呼ばれる小ピークへひと登り。
切合小屋からは道もなだらかで快適。種蒔山からは小ピークをいくつか越えて行く。三国小屋の手前では岩場、鎖場、ハシゴがあるので少し注意。
本山小屋から2時間で三国小屋へ。ここで主稜線歩きも終わりとなり残念…
三国小屋で大日岳を充分に目に焼き付けてから下りにかかる。ただ、まだまだ楽しませてはくれます。
三国小屋から先の剣ヶ峰の痩せた岩稜はホントに面白くて爽快！ これまでたおやかの稜線が殆んどだったので、ここは異質です。
暫し空中散歩を楽しんだ後、地蔵水場道へ。地蔵山への道を左に分けて、途中の峰秀水で一息入れて横峰小屋跡に到着。
ここまでは時折樹間から稜線が見えていたが、この先は淡々と樹林帯を下るのみ。えぐれた細い道や木の根が露出した道。今度来る時はここを登るのかなっとイメージしながら、御沢野営場に下山。
野営場から川入の間は話のとおり途中で工事をしていて、車は一定時間の間通れないようだ。川入の集落が見えてきた頃、地図の確認をしようとズボンの尻ポケットに手を伸ばすと地図がない！ 10分くらい前にザックを下したので、その時に落としたのかもしれない。
もう下山した後だったので道迷いの心配もないし、帰宅したら新しく買い直すかとも一瞬思ったが、この長い縦走を一緒に共にしたことを考えるとなんとなく置いていくのも忍び難く、結局取りに戻りました。思った通りの場所に地図が落ちているのを見た時は、さすがにホッとしました。
川入まで戻って、ここから車道を延々と歩いていいでの湯へ。いいでの湯まであと少しというところで、1台の車が追い越してすぐに止まった。なんとinakabbさんだった。
なんでも林道工事区間がお昼の間は通れるので、御西小屋から急いで下りて来たそうです。僅かな距離ですが、いいでの湯まで乗せて頂きました。ありがとうございました！ それにしても4日ぶりのお風呂はホントに気持ち良かったな♪
タクシーで山都駅まで行き、そこから電車を乗り継いで家路に就く。電車内の帰宅途中の高校生やサラリーマンの姿を目にすると、嫌でも現実社会に戻って来たことを実感（涙）
明日からまた仕事か〜っと思っていたが、直後の母からのメールで祖母の訃報を知り、落ち着かない日々へと突入していくのでした。
初日に同宿したある人が、飯豊はリピーターが多いと言っていた。
それは実際歩いてみて、なるほどと実感した。
とにかく懐深く、一度歩いただけでは物足りない。
多岐にわたる尾根。季節によって姿を変える山容。
毎年一度は通ってみたくなる。飯豊はそんな魅力いっぱいの山でした！
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う〜ん！その前の週の小屋じまいで賑やかな飯豊も楽しいけれど、静かな飯豊の山旅にも必ずと言っていいほど出会いはあるし、伸び伸びしてていいんですよねえ
６月の第２週頃に大石山のハクサンイチゲが見頃で、よく石転びから足の松の計画を立てています
こちらも静かでいいですよお
御西岳は標識の上を登ると三角点あり
ぜひリベンジを
おかげさまで、静かな飯豊を楽しんできました
東北の人は親切な人が多いって良く聞いていたんですが、まさにそのとおりでした
6月2週のハクサンイチゲは今年予定してたんですが、天候等で行けなかったんです〜
もちろん来年リベンジ予定です
石転びも行ってみた〜い！
御西の三角点、実は辺りを探したんですが見つからなかったんですよ
標識に登ると見つけられるんですか！いいこと聞いたぞ！
もちろんこちらもリベンジ
川入から大日ピストンだ〜
栂海新道に続き、歩きましたね〜。
さすがです。
充実した遅い夏休みになったようで良かったですね。
「飯豊はイイで〜」っと満足げに言うkengamineさんが
目に浮かびます
kenさん、こんばんは！
5月にお聞きした話し
ついに行かれましたね〜
私は梶川尾根から御西小屋、三国小屋泊まりでした。
で二日目は雨、大日岳と飯豊山は雨の中でした
好天に恵まれ何よりです
紅葉の時期の飯豊山
今の時期は涼しくて汗もかかないからバテないんだよね〜
だから今回もそんなに疲れはなかったよ
rokuさんだってガッツリ歩くの好きだから、ここはニヤリだと思うよ
新潟行きの夜行バスだって乗れるよね？
だったらオススメ
実際歩いてみて分かったのは、CTは緩めだから3日で縦走できるってこと。
ぜひぜひ歩いてみてくだされ
navecatさん、こんばんは！
そういえば5月のご一緒した時に、このコースのこと話してましたね
行きたいとこはたくさんあったんですが、結果的には行って良かったです
navecatさんは梶川尾根からでしたか。
ただ大日と飯豊が雨の中なんて、それは残念でしたね
いずれまた再訪しなくてはいけませんね！
ただし稜線の小屋では、缶ビールはどこも350mlで800円くらい取られるので要注意です
けんさん・・・・
ここんとこいいとこばっか ずるい
飯豊はいいでーっていいまくってそうですね。
自分もここは来年いきます。熊にあうのかぁ
それにしてもアルプス以外でもスケール感のある山は多いものですね。
メタさんも飯豊は気になってたんですか
奥深くて、そのうえ静かでホント良いですよ〜
小屋はどこもきれいだし、水場はしっかりしてるし、地図には記載はありませんがテン場がある小屋も多いようです。
熊はどこにでもいますからね〜
むしろ蜂に注意した方がいいです。
行かれる際には、このサイトが大変役に立つと思います
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/
申し分ない１２０％の山旅になったね！
ハクサンイチゲも青空もモルゲンロードも夜景も星も燃える紅葉もそして熊も、ぜ〜〜んぶ、見れちゃったね♪
これ以上ないってくらい最高の縦走になったね！
レコを読んで、私も一緒に歩いたようなイメトレをしたよ（笑）
同じ景色を見てみたいな〜と
でもこんな好条件のときはなかなかないんだろうね。
とくに初夏〜盛夏は、ガスや雷雨など余計な心配もしなければいけないし。
＞どうせなら全て歩いて今回の行程をと思っていたので一瞬悩んだが
ケンさんらしいね（＾＾）
全て自分の足で歩き通す！という意思と葛藤したんだろうね。
4日間、お疲れ様でした！
天気にも恵まれて最高の4日間だったよ〜
ただし3日目朝のガスの時は、小屋で悪態をつきまくってたけど
それに大日岳では展望ゼロだったから、満足度−20％かな〜？ ←贅沢だって？
夏の飯豊は暑そうだよ！
でも水場は豊富だから、荷物は軽量化できるかもね。
確かに雷に遭ったら怖そう
反面、それだけ開けた稜線歩きが楽しめるってことだね。
こまちさんもいつか行けると良いね。
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