大峰山脈/八経ヶ岳
奈良県
tadomasa
13K
Lucky-J
体力度について
- GPS
- 06:33
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,164m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:37
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
行者還トンネル西駐車場を利用。駐車料金: 1000円。公衆トイレ（有料）あり。 第1、第2、第3とあり約100台駐車可能とのこと。6:30時点で第1駐車場は満車で第2駐車場に駐車。 http://misentozanguchi.com/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆道の状況 稜線の北面で路面凍結があり滑り止めの持参が必要。奥駈道の稜線にそっては道標も多く、危険箇所も無い。行者還トンネル西登山口から奥駈道稜線までは道標が少ないが尾根道であり道迷いの可能性も低いと思われる。 ◆登山ポスト 登山口にあり。登山届けの用紙は切れていたので事前に準備が必要。 |
| その他周辺情報 | ◆宿泊施設 上北山村の素泊まりの宿 民宿まつもとに宿泊。4500円/泊。広々としておりキッチンには冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、ポット他炊事用具・食器類が完備している。付近にはスーパーの類は無く食材調達は課題になる。 https://r.goope.jp/sr-29-294511sq476/ ◆温泉 フォレストかみきたの日帰り温泉上北山温泉薬師湯を利用。アルカリ泉で肌に優しい。入湯料は村内民宿利用で半額になり400円/人。 https://forest-kamikita.com/ |
写真
北には街が広がる。五條市から橿原市辺りだろうか。誰かが金剛山が望めると話していたからその先の平野との境が金剛山から生駒山なのか。
1
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
トレッキングポール
カメラ
着替え
その他必要な物
|
|---|
感想
三連休近畿百名山三峰の山旅の2日目は大峰山脈の弥山経由での最高峰八経ヶ岳。大峯奥駈道も憧れるけれども今日はその一部を切り取って、しかも絶好の好天での美味しい所だけ。全周の山また山の山深い展望を存分に楽しめました。美味しい所だけ取って申し訳ない感じもしますがまた来たいと思います。
5時起床で上北山村の民宿まつもとを6時に出発。登山口の行者還トンネル西口まで約14kmの道のりだけどようよう白くなりゆく山ぎわの景色を見ながら6:30過ぎにトンネルを抜けた。そこまでは対向車も無く心細い道だったがトンネルの西側で現れた駐車場は既に満車状態。さてどうすれば良いか？と思っていたら係員らしき方が「下の駐車場を開けるから」と声を掛けてくれた。いきなり「下の駐車場」も難解ではあるが行ってみればすぐ解った。係の方が張っていたロープを緩めてクルマを駐車できるようにしてくれた。流石に百名山だ。第一駐車場の正面に登山口があり皆そこから次々と登り出して行ってる。
登山道は沢に沿って始まり沢を渡るといきなり支尾根に取り付いての急登に変わる。小一時間で奥駈道の稜線に出るまで急登が続いた。そこからはやや緩やかに但しアップダウンを繰り返しながらの稜線歩きが暫し続く。支尾根を登っている時から振り返って望める行者還岳が気になっていたけれど稜線で木の枝が煩いけれども余計に気になっていた。ちょっと行者還の展望が良さそうな岩場があると思ったら第56行所石休の宿跡だった。岩場に立つと行者還岳が良く展望でき、今回の行程中で最も格好良い行者還岳が展望できたのはここだった。まだまだ緩やかなアップダウンが続き聖宝ノ宿跡から弥山への登りになる。やや稜線の北側に径が九十九折りに付けられているが北面だけに積雪が現れて来た。登りでは特に滑り止めを付けなくても良かったが下りではどうかなと思いつつ登る。聖宝ノ宿跡から小一時間で弥山小屋に出た。徐々にシラビソが優勢になってその芳しい香りが満ちて来たら山頂域だった。
弥山小屋から鳥居を潜って行くと弥山神社に出合うがここが山頂だろう。これから向かう八経ヶ岳が良く展望できた。八経ヶ岳に向かって下って行き鞍部を越して登りに掛かるとオオヤマレンゲの保護柵を何度も潜る。後で調べたら5-7月に白く美しい花を咲かせるようだ。レンゲとは言うもののモクレン科とか。一度は見てみたいかも。八経ヶ岳の山頂は全周360°の大展望を楽しめて実に爽快だった。全周山に囲まれているけれども特に南北に延びる奥駈道には惹かれるものがある。北側には街が望めるのは意外だったが、街から望める山である訳だ。ひとしきり眺めを鑑賞して小休止して下山に掛かる。弥山小屋から国見八方覗と言う石標を見て進んでいくとこれまた好展望地で前日に歩いた大台ヶ原が正面に展望できた。弥山からの下りが北面寄りの積雪路になるがこの位なら大丈夫だろうと歩いていたら2回スリップダウンしてしまった。二度あることは三度あるので少なくとも三度目は避けようとアイゼンを装着した。すぐに積雪路は下り切ってアイゼンがドロドロになるのがグルーミーなんだが。
例によって下りは早いもの、そこから30分ちょっとで行者還トンネル西口への分岐に出合い、更に30分ちょっとで駐車場に帰着できた。上北山温泉薬師湯で汗を流して道の駅のデイリーヤマザキで買ったお弁当とビールと地酒大台ヶ原を民宿まつもとで食しつつ夜は更けていく。長大な大峯奥駈道を考えれば今日の行程はその1/10にも満たない。奥駈道を一気にと言うのは難しいけれど隙間時間を見つけながら少しづつとなれば実現性はあるかな？でも湘南からは遠いから、大杉谷の方が先かな、とか色々妄想が進む。ともあれ昨日の大台ヶ原と今日の大峰山、近畿の百名山の二峰を登ることが出来たけれど、この紀伊半島の真ん中地域のディープさも強く印象付けられました。
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