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Yamareco

記録ID: 8487635
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

安曇野有明山〜燕岳を尻目に山岳信仰の御神体を訪問〜

2025年07月28日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:26
距離
12.6km
登り
1,249m
下り
1,873m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:14
休憩
0:59
合計
7:13
距離 12.6km 登り 1,249m 下り 1,873m
7:06
8
7:18
6
9:48
6
9:54
9:55
4
9:59
5
中社
10:04
10:05
6
10:11
3
10:14
4
10:18
10:20
12
10:32
10:35
41
見晴し岩
11:16
11:24
14
11:38
11:55
11
12:06
12:22
28
12:50
12:52
24
13:16
13:17
29
てえら岩
14:11
14:13
6
14:19
有明山神社
天候 晴れ(山頂はガス)
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
コース状況/
危険箇所等
・「たる沢の滝」〜「山頂」〜「妙見滝」の区間全般において、急傾斜、鎖場、崖、沢といった危険個所が多数あり、登山道は歩きづらく思えます。
・表参道を下るのはスリップのリスクが高いと思います。
登山前日は安曇野観光で大王わさび農場へ
背後に見えるのは登山予定の有明山
2025年07月27日 08:33撮影 by  SC-51B, samsung
2
7/27 8:33
登山前日は安曇野観光で大王わさび農場へ
背後に見えるのは登山予定の有明山
水車小屋と清流
ネットでもよく知られた光景
2025年07月27日 09:10撮影 by  SC-51B, samsung
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7/27 9:10
水車小屋と清流
ネットでもよく知られた光景
登山当日、安曇野の里から始発バスに乗って観音峠で下車。通行止め個所を徒歩で通過し乗継場所へ行くと長蛇の列。平日なのに50分待ちました。
2025年07月28日 06:08撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 6:08
登山当日、安曇野の里から始発バスに乗って観音峠で下車。通行止め個所を徒歩で通過し乗継場所へ行くと長蛇の列。平日なのに50分待ちました。
有明荘前で降りたのは自分1人だけ
道路を歩いて有明山登山口へ
2025年07月28日 07:14撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 7:14
有明荘前で降りたのは自分1人だけ
道路を歩いて有明山登山口へ
たる沢の滝
2025年07月28日 07:15撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 7:15
たる沢の滝
大岩を鷲づかみする木
周囲には自生のわさび?
2025年07月28日 07:17撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 7:17
大岩を鷲づかみする木
周囲には自生のわさび?
朝露で濡れた笹にズボンはベタベタ・・・
2025年07月28日 07:21撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 7:21
朝露で濡れた笹にズボンはベタベタ・・・
カエンタケ?
2025年07月28日 07:30撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 7:30
カエンタケ?
雲に隠れているのは大天井岳かな?
2025年07月28日 07:32撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 7:32
雲に隠れているのは大天井岳かな?
ハナビラタケ
でかい。直径20cmく以上ありそうだ。
2025年07月28日 08:04撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:04
ハナビラタケ
でかい。直径20cmく以上ありそうだ。
1ヶ月振りの登山のせいなのか、暑さのせいなのか体が重い・・・汗が吹き出しペースが上がらない。
2025年07月28日 08:08撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:08
1ヶ月振りの登山のせいなのか、暑さのせいなのか体が重い・・・汗が吹き出しペースが上がらない。
2025年07月28日 08:11撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:11
急傾斜地のトラバースが始まる。
2025年07月28日 08:26撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:26
急傾斜地のトラバースが始まる。
崖に向かってズリ降りたポイント。
振り返って撮影
2025年07月28日 08:29撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:29
崖に向かってズリ降りたポイント。
振り返って撮影
ここもスラブ状の岩肌をズリ降りる。
2025年07月28日 08:29撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:29
ここもスラブ状の岩肌をズリ降りる。
ガマ親分登場
のそのそと動きが鈍い。
今日の僕と同じだ・・・
2025年07月28日 08:34撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:34
ガマ親分登場
のそのそと動きが鈍い。
今日の僕と同じだ・・・
オミナエシ
2025年07月28日 08:42撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:42
オミナエシ
道は険しい
2025年07月28日 08:45撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:45
道は険しい
まだまだ続く急登
2025年07月28日 08:51撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 8:51
まだまだ続く急登
かぶり岩
2025年07月28日 09:06撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:06
かぶり岩
視界が開けると、雲に包まれた有明山山頂(南岳)?が見える。
谷を巻くように歩くので、距離がまだまだありそうだ・・・
2025年07月28日 09:12撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:12
視界が開けると、雲に包まれた有明山山頂(南岳)?が見える。
谷を巻くように歩くので、距離がまだまだありそうだ・・・
崖に向かって梯子を下りる。
スリルを味わえる♪
2025年07月28日 09:14撮影 by  SC-51B, samsung
7/28 9:14
崖に向かって梯子を下りる。
スリルを味わえる♪
トラバース道はアップダウン多し
2025年07月28日 09:16撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:16
トラバース道はアップダウン多し
傾斜が落ち着いたと思ったけれど・・・
2025年07月28日 09:34撮影 by  SC-51B, samsung
7/28 9:34
傾斜が落ち着いたと思ったけれど・・・
まだ登る。
2025年07月28日 09:43撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:43
まだ登る。
ようやく有明山奥宮に到着
2025年07月28日 09:48撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:48
ようやく有明山奥宮に到着
雲で景色は見えない・・・(;一_一)
2025年07月28日 09:51撮影 by  SC-51B, samsung
7/28 9:51
雲で景色は見えない・・・(;一_一)
時間が無いけれど南岳まで行ってみるか・・・
2025年07月28日 09:52撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:52
時間が無いけれど南岳まで行ってみるか・・・
有明山山頂
2025年07月28日 09:54撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:54
有明山山頂
南岳方面
2025年07月28日 09:54撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:54
南岳方面
岩場を歩く
2025年07月28日 09:56撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:56
岩場を歩く
藪という程ではないが枝が邪魔で歩き難い。
2025年07月28日 09:58撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:58
藪という程ではないが枝が邪魔で歩き難い。
中社に到着
枝がザックに引っ掛かって歩き難いので、ここに荷物をデポして南岳へ
2025年07月28日 09:59撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 9:59
中社に到着
枝がザックに引っ掛かって歩き難いので、ここに荷物をデポして南岳へ
危なっかしい橋
2025年07月28日 10:10撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:10
危なっかしい橋
有明山奥宮まで戻ってきました。
2025年07月28日 10:15撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:15
有明山奥宮まで戻ってきました。
あいかわらずガスで何も見えない。
ガスが取れるのを待ってみたかったけれど、時間が無いのでもう下ります。
2025年07月28日 10:15撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:15
あいかわらずガスで何も見えない。
ガスが取れるのを待ってみたかったけれど、時間が無いのでもう下ります。
下山は黒川沢を下って有明山神社へ向かいます。
かなり険しいコースらしいが・・・
2025年07月28日 10:16撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:16
下山は黒川沢を下って有明山神社へ向かいます。
かなり険しいコースらしいが・・・
やっぱり激下り!
2025年07月28日 10:18撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:18
やっぱり激下り!
急傾斜をトラバース
2025年07月28日 10:19撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:19
急傾斜をトラバース
見晴し岩
2025年07月28日 10:32撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:32
見晴し岩
まだ雲が邪魔で景色が見えない。
2025年07月28日 10:32撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:32
まだ雲が邪魔で景色が見えない。
さらに下ったところで、ようやく雲の下に入ったようです。
2025年07月28日 10:45撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:45
さらに下ったところで、ようやく雲の下に入ったようです。
安曇野の街が少し見えました♪
見える川は中房川と高瀬川
2025年07月28日 10:45撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:45
安曇野の街が少し見えました♪
見える川は中房川と高瀬川
3本の石柱が立っている。
何だろう?
2025年07月28日 10:49撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 10:49
3本の石柱が立っている。
何だろう?
大岩をトラバース
帰宅後にグーグルマップを見ると「有明山 カニの横バイ」と書かれていました。
2025年07月28日 11:12撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:12
大岩をトラバース
帰宅後にグーグルマップを見ると「有明山 カニの横バイ」と書かれていました。
ようやく落合に到着
この少し前にNHKの「にっぽん百名山」の撮影クルーと遭遇しインタビューを受けました。
全国放送されるかも(^_^;)
しばらく休憩の後、右へ下って行きます。
2025年07月28日 11:16撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:16
ようやく落合に到着
この少し前にNHKの「にっぽん百名山」の撮影クルーと遭遇しインタビューを受けました。
全国放送されるかも(^_^;)
しばらく休憩の後、右へ下って行きます。
ここから先はさらに悪路になる。
2025年07月28日 11:23撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:23
ここから先はさらに悪路になる。
急傾斜&笹藪のトラバース
路面が見えないので、道を踏み外したり、何かにつまづいたりしてヒヤリとする。
2025年07月28日 11:30撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:30
急傾斜&笹藪のトラバース
路面が見えないので、道を踏み外したり、何かにつまづいたりしてヒヤリとする。
その名も「大岩」・・・まんまやね。
画面左から下りてきました。
2025年07月28日 11:38撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:38
その名も「大岩」・・・まんまやね。
画面左から下りてきました。
ここで道が分からなくなりしばらく右往左往
右の斜面に踏み跡らしき筋が見えるけど違った。
2025年07月28日 11:40撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:40
ここで道が分からなくなりしばらく右往左往
右の斜面に踏み跡らしき筋が見えるけど違った。
この大岩の隙間に道がありました。
2025年07月28日 11:43撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:43
この大岩の隙間に道がありました。
胎内くぐりだったようです。
下ってくるとルート分かり辛いです。
2025年07月28日 11:44撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:44
胎内くぐりだったようです。
下ってくるとルート分かり辛いです。
垂直に近い急傾斜を梯子やロープで下って行きます。
2025年07月28日 11:47撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:47
垂直に近い急傾斜を梯子やロープで下って行きます。
も〜嫌になってきた・・・
2025年07月28日 11:55撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 11:55
も〜嫌になってきた・・・
ごっつい鎖に頼って下るところもあります。
2025年07月28日 12:05撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:05
ごっつい鎖に頼って下るところもあります。
やっと白河滝に着いた!
2025年07月28日 12:06撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:06
やっと白河滝に着いた!
滝壺近くの日陰でしばらく休憩♪
水はすぐに伏流してしまっていて下流に水はありません。
2025年07月28日 12:19撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:19
滝壺近くの日陰でしばらく休憩♪
水はすぐに伏流してしまっていて下流に水はありません。
水量は少ないけれど迫力のある滝です。
2025年07月28日 12:21撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:21
水量は少ないけれど迫力のある滝です。
ここからは沢を下ります。
石が滑りやすいのでスリップに注意
2025年07月28日 12:24撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:24
ここからは沢を下ります。
石が滑りやすいのでスリップに注意
なめ滝を高巻きして左から出てきました。
2025年07月28日 12:42撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:42
なめ滝を高巻きして左から出てきました。
涼しげ〜
2025年07月28日 12:42撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:42
涼しげ〜
難所
鎖を頼って5mくらいの段差を下ります。
岩はつるつる滑るので足を掛けるのに苦労する。
下りは余計に怖い!
2025年07月28日 12:45撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:45
難所
鎖を頼って5mくらいの段差を下ります。
岩はつるつる滑るので足を掛けるのに苦労する。
下りは余計に怖い!
何度かスリップしてるうちに、派手に尻もちをついて両ひじを強打して出血しました。外傷性ショックでしばらく動けず。左腕がジンジンしびれて動きが鈍い。
骨は折れてなさそうなので応急処置し回復を待って下山を再開しました。
2025年07月28日 12:49撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:49
何度かスリップしてるうちに、派手に尻もちをついて両ひじを強打して出血しました。外傷性ショックでしばらく動けず。左腕がジンジンしびれて動きが鈍い。
骨は折れてなさそうなので応急処置し回復を待って下山を再開しました。
沢沿いの樹林帯を歩くようになってくる。
2025年07月28日 12:52撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 12:52
沢沿いの樹林帯を歩くようになってくる。
「てえら岩」
大きな1枚岩です。
2025年07月28日 13:16撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 13:16
「てえら岩」
大きな1枚岩です。
道が穏やかになってきたのでスピードアップ。
2025年07月28日 13:34撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 13:34
道が穏やかになってきたのでスピードアップ。
「3本ナラ」とある。
4本あるように見えますけど?
2025年07月28日 13:35撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 13:35
「3本ナラ」とある。
4本あるように見えますけど?
表参道登山口に到着
渡渉すると、すぐに林道に出ました。
2025年07月28日 13:45撮影 by  SC-51B, samsung
7/28 13:45
表参道登山口に到着
渡渉すると、すぐに林道に出ました。
長く灼熱の舗装路を歩きます。
2025年07月28日 13:53撮影 by  SC-51B, samsung
7/28 13:53
長く灼熱の舗装路を歩きます。
宮城ゲート
2025年07月28日 14:12撮影 by  SC-51B, samsung
7/28 14:12
宮城ゲート
有明山神社に帰還しました。
険しい山でした。
2025年07月28日 16:01撮影 by  SC-51B, samsung
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7/28 16:01
有明山神社に帰還しました。
険しい山でした。
撮影機器:

感想

7月は梅雨なのに晴れが多くて登山のチャンスが多くあったけど、仕事や家の事で何かと忙しく、前回の山行から1ヶ月が経ってしまった。

ようやく生活が落ち着いたので長野県安曇野へ遊びに行きました。
せっかく北アルプスの麓までやって来たので、日帰りで1山登ろうということで燕岳とどっちに登ろうか迷ったけれど未踏の有明山をチョイス。

スケジュールの都合でなるべく短時間で山行を終えたかったので、朝イチのバスで有明荘まで行き、登頂後は長い表参道を下りるという計画。

いざ登山道を登り始めると、体が重い・・・
1ヶ月振りの登山だったので体がなまってたのか、暑さのせいなのか?
汗が吹き出して、なかなか前に進めない。
ペースを落として一定の速度を保ちながら少しずつ高度を上げていった。
急登、ハシゴ、鎖場を越えなんとか山頂に到着した。

山頂からの景色はガスで何も見えず・・・ザンネン!
200名山の有明山に登頂したという達成感は得られたが、今回は下りの表参道も道が険しく気が抜けないということで、気合を入れて下山開始。

予想通りかなりの急傾斜だ。
垂直に近い急傾斜をハシゴ、鎖、ロープを使って下りる。
もうすぐ落合分岐点という所で1人のハイカーが登って来た。
あいさつを交わし少しお話をすると、この先でNHKの番組「にっぽん百名山」の撮影をしていてインタビューを求められたが、その人は断ったとの事。この時期このルートを歩く人はほとんどいないのでインタビューを受けてあげたらいいかも?と勧められた。

僕もインタビューを受けるのは照れくさいので、断ろうかどうしようか迷いながら歩いていると7人(だったか?)の撮影クルーに出会った。

あいさつを交わすと、矢継ぎ早に番組の事、インタビューの事、この山は登山者がいないのでなんとかインタビューをさせて欲しいと熱く求められたので、受ける事にしました。

撮影の手順を簡単に説明され、カメラを向けられ、質問に答えていくのだが、こっちは素人。ついついカメラ目線になってしまうので、登山ガイドの方を見て話すように促される。この山に登った理由、この山の魅力、登頂してどのように感じたかなど、普段は考えないことを質問され、ちょっと困ったけれど、なんとか撮影を終えることができました。僕の撮影シーンが採用されれば9月30日と10月6日にBSで放送されるとのことでした。

撮影クルーと別れ、さらに険しい道を下って行く。
笹に覆われ、足元が見えない道を慎重に下る。相変わらずハシゴ、鎖、ロープ場が続く。道が分からなくなるポイントもありました。

ようやく白岩滝に着いたが、その先は沢歩き。まだまだ安心はできなかった。
岩は大きく滑りやすいので、スリップしてしまうと大きなダメージを受けるので慎重に進んでいく。

・・・が、ついにやっちまった。
草が覆い被さった岩に足を置いて体重を掛けた時にスリップして豪快に尻もちをついた。同じような状況で過去に右手首を骨折したことがあるので、無理して手をつかないようにしたが、両肘を傍の岩に強打。左腕はジンジン痺れて力が入らない。右ひじはパックリ2cmくらい切れ、血が流れ落ちていた。おまけに外傷性ショックで呼吸が乱れ、全身の力が抜け、歩けなくなった。
ヤバイと思い、まずは冷静でいるように自分に言い聞かせ、しばらく座って呼吸を整える。10分くらい休憩すると力が入るようになり、立つことができた。左手はまだ痺れて痛みもあるが、腫れはなく、触ったりいろいろ動かした感じ折れてはいなさそう。もし折れていたら痛みが出てくるので予めロキソニンを飲んで痛みを予防する。右ひじの出血は水で洗浄し絆創膏を貼った。

歩きはじめると、なんとか行けそうだったのでゆっくり下る事にする。まだ沢歩きは続くので焦らず慎重に進みました。

やがて沢歩きは終わり、道も穏やかになり登山口に到着。
長い舗装路を歩いて有明山神社に帰還したのでした。
神社では宮司さんにNHKの取材を受けたことを報告し、表参道について話をしました。最後に「危険な表参道を下る人はほぼいないし、そのケガだけで済んで良かったね」と言われました(^_^;)

今回の山行、表参道を下るのは極力避けた方が良いと思いました。
自力で帰還できたことを感謝し、帰路についたのでした。

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訪問者数:76人

コメント

お疲れさまです。
安曇野観光に行ったら、山好きはタダでは帰れませんね。
怪我は大事無くてよかったけど、後から悪化する場合もあるので心配です。
燕岳に登った際に見た有明山はキツイ山という印象でした。

当方も色々あって、夏場は不整脈もでるしモチベが全く上がりません。
トレーニングをしなければと焦るばかりで野坂も躊躇しているこの頃です。
今年も、まさきさんの夏場の遠征記録を楽しみにしていますよ。
2025/8/1 20:49
ナオジローさん、こんばんわ。

左腕はまだ痛みが残っていて握力が落ちていますが、大丈夫そうです。
有明山は前衛に位置し遠くからでも目立っていたので、以前から気になっていた山でした。200名山ということで今回チャレンジしましたが、山容から想像する以上に険しい登山道でした。再訪問は無いでしょう。

ナオジローさんの体調も心配ですね。あまり山に行けていないようですし。
でもこの暑さの中、山に入るのは余計にツライので、体調を見ながら秋に向けて徐々に慣らしていくつもりが良いかもしれませんね。

僕はというと今週末も北アルプスの山小屋を予約していましたが、親戚に不幸があり土日は葬儀に参列しなければならないので、北アルプスはキャンセルとなりました。
8月もなにかと山以外の予定が多くどれだけ遠征できるのか・・・フラストレーション溜まってきています(-_-;)
2025/8/2 0:15
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