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Yamareco

記録ID: 8396600
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川馬蹄形縦走(反時計回り)

2025年06月28日(土) 〜 2025年06月29日(日)
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
kiri6174 その他2人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
32:26
距離
22.7km
登り
2,758m
下り
2,145m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:48
休憩
1:06
合計
10:54
距離 9.5km 登り 1,550m 下り 790m
4:57
124
7:01
7:13
88
8:41
49
9:30
9:55
1
9:56
9:57
70
11:07
11:34
22
11:56
11:57
228
2日目
山行
8:15
休憩
1:18
合計
9:33
距離 13.1km 登り 1,207m 下り 1,341m
3:48
24
4:12
48
5:00
33
5:33
10
5:43
5:59
2
6:01
54
6:55
7:01
25
7:26
106
9:12
9:13
17
9:30
9:38
0
9:38
9:39
28
10:07
26
10:38
10:50
18
11:08
7
11:15
11:47
13
12:00
15
12:15
12:16
24
12:40
12:41
16
13:16
0
13:16
ゴール地点
天候 1日目:晴れ
2日目:快晴
過去天気図(気象庁) 2025年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
レンタカー、土合駅前で車中泊
コース状況/
危険箇所等
<登山道>
・積雪は天神尾根上部のみ(軽アイゼン必要)
・虫が多いので対策推奨。特に2日目朝の清水峠→蓬峠→武能岳は大量の虫に見舞われた
・ほとんどの区間で日差しを遮るものがない。熱中症対策必須
<水場>
・清水峠は北側・南側とも雪解け水豊富とのこと(北側のみ確認)、積雪量が多いので例年よりは安定していると思われるが最新の情報を確認のこと
・蓬峠は未確認
<小屋>
・清水峠避難小屋はちょうど満員程度だった。避難小屋裏の神社付近、およびJR管理小屋前に幕営可能なスペースあり。
その他周辺情報 鈴森の湯
谷川ラーメン(熊肉)
入山
2025年06月28日 04:54撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 4:54
入山
雲が取れ始める
2025年06月28日 05:20撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 5:20
雲が取れ始める
いきなりですが白毛門
2025年06月28日 08:09撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 8:09
いきなりですが白毛門
笠ヶ岳の登り
2025年06月28日 09:23撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 9:23
笠ヶ岳の登り
笠ヶ岳山頂より
谷川が大きい
2025年06月28日 09:40撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 9:40
笠ヶ岳山頂より
谷川が大きい
絵本の山すぎる
2025年06月28日 10:00撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 10:00
絵本の山すぎる
たくさん咲いてた
2025年06月28日 10:58撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 10:58
たくさん咲いてた
朝日岳山頂付近。天国。
2025年06月28日 11:35撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 11:35
朝日岳山頂付近。天国。
残雪が多いって素晴らしい(無責任)
2025年06月28日 11:38撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 11:38
残雪が多いって素晴らしい(無責任)
巻機へ続く稜線。
いつか
2025年06月28日 11:58撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 11:58
巻機へ続く稜線。
いつか
清水峠への下り。辛かった。
2025年06月28日 12:20撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 12:20
清水峠への下り。辛かった。
避難小屋脇でぐったりしているときの視界
2025年06月28日 15:07撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/28 15:07
避難小屋脇でぐったりしているときの視界
翌朝
2025年06月29日 04:38撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 4:38
翌朝
素晴らしい稜線(なお虫地獄)
2025年06月29日 05:01撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 5:01
素晴らしい稜線(なお虫地獄)
飽きない道
2025年06月29日 06:00撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 6:00
飽きない道
見つけた
2025年06月29日 06:23撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 6:23
見つけた
見返したらあり得ない画角の写真ばかり()
2025年06月29日 06:24撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 6:24
見返したらあり得ない画角の写真ばかり()
踏ん張りどころ、茂倉岳への登り
2025年06月29日 07:21撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 7:21
踏ん張りどころ、茂倉岳への登り
茂倉岳山頂付近は再び花園
2025年06月29日 09:07撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 9:07
茂倉岳山頂付近は再び花園
谷川岳は西側以外から見るのが良い
2025年06月29日 09:39撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 9:39
谷川岳は西側以外から見るのが良い
おひさしぶりです
2025年06月29日 10:49撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 10:49
おひさしぶりです
主脈が魅力的
2025年06月29日 11:20撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 11:20
主脈が魅力的
大変危なっかしい
2025年06月29日 11:54撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 11:54
大変危なっかしい
昨日歩いた山を遠望
2025年06月29日 13:00撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 13:00
昨日歩いた山を遠望
さっきまでいた山を近望
2025年06月29日 13:01撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 13:01
さっきまでいた山を近望
天神平
スキーシーズンを知ってから来るとまた味わい深い
2025年06月29日 13:09撮影 by  OPPO Reno7 A, OPPO
6/29 13:09
天神平
スキーシーズンを知ってから来るとまた味わい深い
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

 比較的行きやすい定番の縦走路ではあるが、結局東京に住み始めてから4年行かずじまいだった。公共交通で行こうとすると、始発では9時頃の到着になって慌ただしいし、前日終電で来ると1日目が持て余し気味になる(そもそも金曜夜に動ける週は意外と多くない)。夏休みの時期は暑さで選択肢から外れることもあって、谷川連峰での泊まり登山自体が今回が初めてだった。サークルOBの先輩と同行で快適な車利用の登山。
 前日深夜に土合に着いて数時間の仮眠をとり、朝5時前に白毛門登山口から出発。まだ日の届かない樹林帯の登りで一気に標高を稼ぐ。よく言われるように気温減率が0.6K(℃)/100mなら、1時間に300m登れば1.8℃は気温を下げられる。気温自体の時間変化と相殺してちょうど同じぐらいの温度の中を上り続けていることになるのかもしれない。白毛門山頂ではどこかの大学のワンゲル部と居合わせた。白毛門から赤沢山方面へ藪漕ぎするらしい。
 白毛門から朝日岳までは楽しい稜線歩きだが、日差しがきつい。若干の寝不足もあってペースが落ちた。笠ヶ岳の登りが静かに辛いのであまり先を見ずに登ることをお勧めする。笠ヶ岳山頂は谷を挟んで正面に谷川岳を望む好展望。車に置き忘れて持ってきてしまった折り畳み傘を広げて日傘代わりにして休む(直射日光がないだけでかなり違う)。このあたりから登山道沿いの高山植物も充実してきた。朝日岳付近は特に花で埋め尽くされている。その代わり蛇紋岩の滑りやすい路なので注意は必要。
 朝日岳とその北側は楽園のような場所だった。草原、残雪、高山植物、木道、好展望、願わくばここでテントを張りたいロケーション。山頂でもかなり長く休んだのに、宝川分岐付近でもなかなか足が進まなかった。楽園は長くは続かず、ジャンクションピークからは長い下りに入る。てっきり笹原の中を快調に飛ばしていくようなのを想定していたから、意外に細く足元に気を遣いながら下らなければいけない道に少々げんなりする。真昼間に高度を落としていくので暑さも身に応える。逆回りの馬蹄形で日帰り勢と続々すれ違う。この暑さの中の登り返しは大層辛かろうと勝手に哀れんだ。暑さ由来かは分からないが軽い頭痛にも見舞われつつ、なんとか清水峠に到着。小屋が作るわずかな日陰に倒れこむように寝転がった。暑かった。峠を越える風が救いだったが、しばらく日陰で休んでいたら今度は肌寒くなってきた。人間の体は融通が利かない。ちなみに同行メンバーも、他登山者も、みんな日陰を求めて狭い小屋横に集まってきていた。
 小屋はどうせ埋まることが予想されたので、我々は裏手に幕営した。夕飯は昨年以来定番となっているスパム焼きそば。何も考えなくてもまず失敗しないのが素晴らしい。

 翌朝は早めに出発。それでも、夏至直前の6月では七ッ小屋山に着く前に日の出を迎えた。この区間(蓬峠までの区間)は昔大源太山に登った時に歩いていてそのときは快適なハイウェイだった印象だが、今回は虫の多さにひたすら苦しめられた。最近この時期の雪国に来ていなかったので虫よけスプレー以外の対策を怠っていた。蓬峠から来たと思われる対向者は皆さん当然にしてツバ付きの帽子に虫除けネットを被っている。ですよね。ただ不快なだけでなく、知らないうちに両腕に何か所も赤い跡ができていて困る。
 幸い、武能岳あたりで虫の羽音からは解放された。虫も直射日光は辛いのだろうか。茂倉岳への登り返しは300m以上あってかなり大きいが、実質最後の登りだと思うと頑張れた。小刻みなアップダウンよりはむしろいいし、眺めも素晴らしい。茂倉岳山頂からは今まで隠れていた谷川主脈もよく見渡せる。茂倉から谷川までは、たくさんのお花に囲まれ、かと思えば一の倉沢の断崖絶壁をのぞき、蛇紋岩のちょっとした岩場もあり、谷川の魅力が詰まっている。谷川岳を絡めて日帰り登山をするなら西黒から登って茂倉岳経由で土樽に抜けるコースが一番満足度が高くて良いと思う。
 オキの耳は思ったより混んでおらず、順番を待たずに撮影ができるくらいだったが、休憩を終えて出発するまでにみるみる人が増えてきた。ロープウェイの始発で来るとこのぐらいの時間になるのか?トマの耳を経て肩の小屋に着くころには、夏山らしい賑わいになっていた。小屋前のベンチで350円のコーラを喉に通す。ミヤマキンバイ(違ったらすみません)の歓迎に彩られた谷川主脈の縦走路が小屋前から延びていて、とても魅力的である。計画時には意識していなかったが、今回の山行を第1弾として、ぐんま県境稜線トレイル制覇シリーズをやりたいね、という話になった。
 2日間の行程の中で最も技術的な難易度が高かったと思われる場所は、天神尾根の下り。下り始めてすぐに雪渓が現れる。結構な斜度があり雪が緩んでいるので、チェーンスパイクでもやや不安な状態。私はわざわざ6本爪の軽アイゼンを持ってきてしてしまったことを後悔していた、この雪渓に当たるまでは。もっと怖いのは、そんな状態なのにツボ足の登山客が上から下から続々とやってくること。我々が降りた直後にも、下降中に滑って軽微な巻き込み事故を起こしている人がいた。子どももいる。本当に危なっかしくて見ていられなかった(ロープウェイの駅などでもっと道の状態を周知すべき、という話が出るほど)。
 ともあれ無事に難所を突破し、あとは特に何もない尾根を淡々と下り、1時過ぎに天神平着。星野リゾートに1,800円をお納めして田尻尾根を回避した。湯テルメ谷川が廃業したというニュースに驚き、鈴森の湯で汗を流し、谷川ラーメンなる熊肉の入ったラーメンを平らげて水上を満喫した。帰りは見事関越の大渋滞に巻き込まれ、東京に着いたのは21時台だった。
 

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