谷川岳馬蹄形縦走



- GPS
- 14:51
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,683m
- 下り
- 2,690m
コースタイム
- 山行
- 13:15
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 14:47
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
友人達としばし相談。いずれにせよそこを通らないと帰れませんので熊スプレーをスタンバイして男3人固まってゆーっくり移動しました。お邪魔してすいませんでした!
感想
以前から念願だった谷川岳馬蹄型縦走。友人と2名、計3名で挑戦してきました!
オホーツク海高気圧の影響か、谷川岳インフォメーションセンターの気温はなんと19℃。この時期としては望外な好条件に恵まれ、当初4ℓを予定していた水も3ℓに減らすことができ、幸先の良いスタートを切ることができました。
しかし、山は一筋縄ではいきませんね。オキの耳までは快調なペースで進んだものの、茂倉岳への登りでまさかの足攣りが発生。慌てて芍薬甘草湯を服用し、なんとか症状は和らぎましたが、それ以降はペースが上がらず、友人2名に遅れをとってしまいました。申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、二人のリードに助けられ、なんとか歩き続けることができました。
その後もだましだまし、文字通り満身創痍で歩き続け、ついに完歩!白毛門の下りでは、到着間際のタイミングでまさかの熊と遭遇するというハプニングもありましたが、お互い無事にスルーでき、事なきを得ました。驚かせてしまって申し訳ない🐻
個人的な反省点としては、茂倉岳への登りで違和感を感じた瞬間に芍薬甘草湯を飲んでおくべきだったということ。そして何より、そもそものトレーニング不足を痛感しました。今回の経験を今後の山行に活かし、さらに精進していきたいと思います。
さて、今回の馬蹄型縦走で最も印象的だったのは、その美しい稜線歩きに尽きます。特に朝日岳の美しさには心底感動しました。かなりの山奥にもかかわらず、しっかり整備された木道が続き、その歩きやすさには驚きました。これが北アルプスなら山小屋の近くの雰囲気です。朝日岳の周囲には箱庭のような美しい湿原が広がり、今まで歩いてきた稜線が一望できる想像をはるかに超える絶景がありました。あんな山奥でこれほどまでに手入れが行き届いているとは予想外で、そのギャップにも魅了されました。
全行程を通して笹藪も腰丈程度あるので足元に注意は必要ですが、終始視界良好で、谷川岳の大パノラマを堪能しながら歩けるのは、馬蹄型縦走ならではの魅力でしょう。ちなみに今回の山行で時計回りでスライドした人は0。今日は私達3人しか時計回り歩いている人はいないようでした。こんな広大なエリアの眺望を我々だけで独り占め(3人ですがような笑)できているというのがちょっと信じられない絶景続きでした。
軽々しく人に勧められるコースではありませんが、オキの耳、あるいは白毛門だけ登ったことがある人にこそ、ぜひ行ってもらいたいコースです。一泊ないし二泊すれば無理のない計画を立てることも可能です。これまでの谷川岳のイメージが、この馬蹄型縦走で一変すると思います。
足のトラブルで遅れをとる私を根気強くリードし、ペースを作ってくれた友人には感謝しかありません。私にとって忘れられない、特別な山行となりました。
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