国見岳・鈴鹿の上高地【今年のアカヤシオはどうかな?】


- GPS
- 09:59
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 969m
- 下り
- 967m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 2:43
- 合計
- 9:59
天候 | 晴れ 【気温】池の尾取り付き:11℃ 国見岳:13℃ 根の平峠:20℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●前日の雨と風が花を散らしたようですが、茸岩〜国見岳にかけての 稜線で花付きの良いアカヤシオを堪能できました。 ●水量が増した谷は何処も徒渉の難易度がアップ、上水晶谷やタケ谷は 靴底を濡らす程度でなんとか飛び石伝いで、しかし神崎川は川幅が広く 飛び石伝いで徒渉できる水量ではありませんでした。 準備した装備で腿まで浸かって渡りました。 |
写真
感想
先日歩いた岩ヶ峰で今年のアカヤシオは当たり年だと実感、裏年と
言われた昨年と違い情報でも花の付きは悪くないようだ。
しかし次の山行は烏帽子岳の石楠花か、国見岳のアカヤシオか迷った
結果、出遅れた感がある国見岳のアカヤシオ見物を計画した前日、
花を散らす雨と風の天気になってしまった。
流石にG/Wの出足は早い。支度を終え6時過ぎにはすでに七割ほど
埋まった駐車場を出発、今年も児玉山荘の裏から池の尾に取り付くが
ツツジ系の花はさっぱりだった。岩稜帯を過ぎてもシロモジが見られる
のみで以前の記憶からかけ離れた花の無い尾根にガッカリした頃、
突然多くの花を付けた石楠花が現れたがその後に現れる石楠花は大半が
蕾だった。
そして楽しみにしていた石楠花の密生する鞍部もほとんどが蕾で、
相変わらずシロヤシオもコイワカガミも見る事は出来なかったが、
P946に向かう明確な尾根に出るとやっとハルリンドウやアカヤシオが
見られるようになってきて、僅かに膨らんだ期待を胸に池の尾TOPの
窪地からブナの林に囲まれた静寂のブナ清水に下り、苔むした大岩の
下から湧き出る石清水で喉を潤していると、マイナスの気持ちが
消えていた。文字通り癒しの空間となったブナ清水からヤシオ尾根
(コブ尾根?)に合流すると待望のアカヤシオロードが始まるが、
果たしてどうだろう・・。
ゆったりと広がるヌタ場の鞍部を過ぎると心配していた前日の雨、風の
影響は杞憂だった。
充分鑑賞に堪えるアカヤシオが青岳や国見岳の北面を飾っていた。
出遅れたかなと思ったが花付きも良いピンクの花を堪能しながら
太郎坊岩に立ち寄り桃岩に向かうと、周りが伐採されたのか見通しが良く
なっていた。
アカヤシオと奇岩を楽しみ本日の最高地点、国見岳の山頂に出ると
展望岩場には先客がいたので、食事を諦め次の楽しみを求めて上水晶谷
の右岸尾根を下り神崎川を目指すが、上水晶谷も神崎川も予想通り普段の
水量ではなかった。徒渉点を探してうろうろしながらも上水晶谷に
次いで、神崎川を左岸へ渡ると、期待通り広い台地の奥で山芍薬の
白い花が手招きしていた。
誰も居ない左岸台地を散策しながら右岸台地への徒渉地点を探るが
結局見つからず、先ほどの徒渉地点に戻り「鈴鹿の上高地」へ向かうと
新緑の台地には10張りほどのテントが点在していた。
上高地を真似て、明神池、田代湿原と呼ばれる石楠花の咲く湿地や
主と言われるカツラの大木を訪ねてタケ谷に抜けた後、根の平峠から
伊勢谷を下ると中流部辺りでやっと開花したコイワカガミが現れ、
足元の他、頭上のシロヤシオも気にしながらの、ちょっと嬉しい下山に
なった。
【落胆から始まった今回の山行だったが、アカヤシオ、山芍薬、そして
シロヤシオまで見る事ができて、結果は新緑の鈴鹿を思い通りに歩けた
楽しい一日だった。】
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