【スノーハイク】鈴鹿の上高地から県境稜線へ


- GPS
- 07:24
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 728m
- 下り
- 730m
コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:23
天候 | 曇り 【気温】登山口:7℃ 鈴鹿の上高地:5℃ P995:3℃ 根の平峠:5℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(通常500円/1回 但し 積雪期・12月末から翌年の2月末の間は 無料になります。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1)伊勢谷〜根の平峠までは単独と思われるトレースあり。 2)根の平峠からタケ谷方面、国見岳方面共に途中でトレースの主は 引き返した模様。 3)水晶岳方面〜根の平峠のトレースは残っていました。 【積雪】若干湿った雪質。 伊勢谷:15cm 根の平峠〜愛知川:40cm 県境稜線:40cm〜 ●鈴鹿の上高地〜上水晶谷右岸尾根でスノーシュー使用。 ●湿った雪質のため軽アイゼンは使用せず。 【P807の尾根】 神杉を過ぎた先の鞍部からP807に取り付き、TOPに出たあと藪を避けて 進むと北向きに尾根が延びるが、TOPから西向きの尾根を探すように 覗き込むと藪の直下から派生している尾根地形が見つかる。 小さいながら明確な尾根を進み、行き止まりのような突端からは 下りやすいと判断した南西向きの尾根を選んで上高地の第二と第三の 台地を分ける谷に着地したが、積雪期はオーソドックスにタケ谷を 下った方が安心かな・・・。 |
写真
感想
長すぎた秋が終わったらいきなり例年並みの冬がやって来た。
すでに鈴鹿の山も雪山が楽しめそうだが週末は行けそうもない。
晴れ間は望めそうもない平日、スノーハイクを目的に鈴鹿の上高地へ
向かう。
一宮辺りで降り出した小雨は、幸い千草地区辺りで止んでくれた。
管理人も居ない、車も空っぽの朝明駐車場から微かな凍結が見られる
渓谷の舗道から伊勢谷へ入るとしばらくして一面の雪道に変わり、下流の
堰堤を越える頃には15cmほどの積雪に増えてきた。
つい先日まで紅葉を追いかけていたので、半信半疑で用意した軽アイゼン
やスノーシューだがどうやら出番はありそうだ。
足元に残るトレースは前日の物だろうか、どうやら単独らしいが
根の平峠を越えタケ谷へ向かって雪原に踏み込むとまもなくして
引き返したらしくトレースは消えてしまった。
トレースを追う歩みからスタンプを押すような歩みでタケ谷分岐を
千種街道へ向かい、根の平のシンボルツリー:神杉を過ぎた先の鞍部から
P807の尾根を西へ辿って上高地、第二の台地へ下ってみたが雪の
痩せ尾根から台地への下降が厄介だった。慎重にスタンスを決めて
幹に掴まりながら急斜面を下り台地を分ける谷へ着地する。
静寂に包まれた鈍色の台地はいよいよスノーシューの出番だ。
大カツラの木に挨拶を済ませ第三、第四の台地を散策して南端の尾根から
千種街道を挟んで上水晶谷右岸尾根に取り付き県境稜線へ合流した場所で
スノーシューを外す。
稜線に出てからは青岳を往復して根の平へ下る計画だったが、予想以上の
積雪ですっかり時間がかかってしまった。
諦めて根の平への下りにかかるとトレースの無い深雪の稜線は悪戦苦闘の
連続で、青岳を中止して正解だった。
掘割の吹き溜まりは腿まですっぽり嵌り、脇へ逃げると隠れた根っこに
足を取られと、ストレスを感じるほど手強い下りだったが救いは
時々やってくる青空が見せてくれる展望だった。
間近に望む水晶岳、その奥に一際白い藤原岳、竜ヶ岳、そしてタケ谷や
雪雲の下に見られるイブネ、クラシ、銚子ヶ口の山並みに苛立ちを
慰められながら雪原が広がる根の平へ戻ってきた時は妙な達成感を
感じていた。
根の平峠に着いたら食事をと考えていたが、ブナ清水分岐の平坦地が
風を避けられる事を思い出した。
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