20250418-20 北岳


- GPS
- 23:30
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 4,233m
- 下り
- 4,243m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:16
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 11:18
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
<日 程>令和7年4月18日(金)〜20日(日)
<山 名>北岳(夜叉神峠登山口)
<目 的>残雪期登山
<コースタイム>
(DAY1)
0956スタート地点 →1012崖澤橋(co1,595m) →1120鷲ノ住山(co1,534m) →1237アルキ沢橋BS(co1,242m) →1523池山御池小屋(co2,200m) →1652城峰(co2,372m) →1712宿泊地(テント泊)
(DAY2)
0546宿泊地 →0735ボーコン沢ノ頭(co2,830m) →0947八本歯のコル(co2,920m) →1107吊尾根分岐(co3,090m) →1139北岳(co3,193m) →1209吊尾根分岐 →1256八本歯のコル →1443ボーコン沢ノ頭 →1627城峰 →1704池山御池小屋(小屋泊)
(DAY3)
0540池山御池小屋(宿泊地) →0705アルキ沢橋BS →0916鷲ノ住山 →1037ゴール地点(夜叉神峠登山口)
<概 要>
今回の目的は、昨年12月に途中撤退した北岳のリベンジ。
行動中は眠気や、頭痛を感じるなど高所での弱さを再認識させられたが、意識呼吸を心がけるなどの高山病対策が功を奏し、無事、山頂に立つことができた。
<報 告>
(DAY1:入山日 天候:晴)
夜明け前、福島の自宅を出発。圏央道で軽い渋滞にあったが、午前9時40分ごろ、夜叉神峠駐車場に到着。
初日は、池山小屋のできるだけ先まで行き、テント泊の予定。
高山病対策として、OS1を一時間に250ml、ダイアモックスを半錠、山行出発時に服用した。
小屋まではほぼ積雪なく、ヤマレコの標準タイム(夏時間)よりやや早い程度のペース。昨年12月は途中から地面が凍っていて歩きづらかったので、ありがたい。小屋のある付近になると、勾配が緩やかになり、ひざ下ほどの残雪。ところどころ踏み抜き消耗する。途中でアイゼンを着用した。トレースはしっかりついている。
小屋着。ソロ登山者がいたので挨拶。間ノ岳から下りてきたとのこと。まだ行動時間あり、先を目指す。城峰を過ぎたあたりで、やや広めの雪面を発見。一時間ほどで準備を整え(テント設営、エアマット準備、融雪用の雪集め、防寒着の着用、用足しなど)、暗くなる前にテントに入ることができた。
持参した水分は、軽量化のためOS1で1.5Lのみ(計画6時間、実績7時間行動)。はじめに融雪で水を作り夕食、その後、翌日用の水を作った。容器は広口ボトル1.5L分とプラティパス1Lを持っていったが、プラティパスは口が小さいので、OS1を作るには不便だった。
夕食は、アルファ米一合(翌朝食分含む)とレトルトの牛丼。酒はなし。
午後9時40分ごろ、就寝。珍しくすっと寝入り、午前1時頃、いったん目が覚め、用足し。その後はウトウトして過ごす。
(DAY2:アタック日 天候:晴)
午前4時起床。頭痛、吐き気などなし。
朝食は、アルファ米のお茶漬け、鮭フレークをトッピング。薬は、ダイアモックス半錠、芍薬甘草湯一包を朝、予防服用。行動中、右肩に痛みが出たので(高山病の症状?)、イブプロフェン一回分二錠を服用した。
宿泊地からボーコン沢の頭までは、積雪の踏み抜きを注意して歩く必要があり、夏時間の1.2倍程度のペース。登りでは、高所登山の呼吸を意識して、鼻から吸って腹を膨らませて、ゆっくり吐き出すのを、一歩、一歩、交互に、リズミカルに行うことを心がけた。
トレースはしっかりあり、昨日の下山者が通っていない間ノ岳との分岐から山頂までが心配だったが、ちゃんと残されていた。
八本歯のコル付近は雪が腐っていることもあり、特に慎重に行動。2.5倍ペース。
吊尾根分岐を過ぎ、雪稜と岩場を進んでいくと、ようやく、山頂の標識が現れた。写真を撮り、ベンチでしばし、独り占めの山頂を満喫する。
復路は、ボーコン沢の頭まで、やはり踏み抜きや、単純な下り勾配でないのもありペースが上がらず、2倍ペース。以降は、比較的、単純な下り勾配となり、標準よりやや早い程度となった。
午後4時頃、テント着。明日の天気予報は曇で、テンクラの登山指数はC。まだ時間があるので、池山小屋まで下りてしまうことにする。詰め込むだけなら二十分でテントを撤収できるのは発見だった。
午後5時過ぎ、小屋着。見込みどおり他に登山者はおらず、貸切別荘のような気分。濡れた装備を干すスペースも十分で、床面が平坦なのもありがたい、あずましいという表現がピッタリの宿となった。
冬靴は厳冬期用だが濡れに弱いようで、靴下まで湿ってしまっていた。レインウェアは裾が濡れていたので、ぶら下げて乾かしておく。
この時点で残りの食料は、チーズハンバーグ(約400kcal)、ウィスキー120ml(約300kcal)、アルファ米一合(約550kcal)、残りの鮭フレーク(約100kcal?)、お茶漬けの元1袋、だけ。行動食の菓子類はすべて消費ずみ。
夕食は、チーズハンバーグと鮭フレーク少々をつまみに、ウィスキーをお湯割りにして祝杯を挙げた。
水分消費は、1.5L(計画10時間、実績11時間行動)。後半、かなり飛ばしたので、飲水量が少なくなってしまった。
足元が冷えるので、1L水筒を湯たんぽにして20時ごろ就寝。夜間、用足しに一度、起きる。
(DAY3:下山日 天候:曇)
午前3時起床。
朝食は、アルファ米と鮭フレーク、お茶漬けの元で塩味を調整したおにぎり。三分の一ほど食べ、残りを行動食にする。
水は500mlのみ。アルキ沢橋付近の水場で補給する計画。
食料も、水も、今回はきっちり使い切り(あまり褒められたことではないが)、それらのありがたさを感じるとともに、計画が完璧に機能したことに満足した。
山小屋を出発し、勾配が急な斜面まで来ると、積雪がなくなる。アイゼンを脱ぎ、アルキ沢橋BSまで快調に駆け下りた。
そこからは単調な林道歩き、吊り橋、鷲ノ住山の登り返し、再び林道歩きを経て、無事、夜叉神峠ゲートに到着。ゲートを出るとき、何も声を掛けられなかったのが、少し寂しいようだった。
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