農鳥岳 間ノ岳 北岳


- GPS
- 22:59
- 距離
- 35.2km
- 登り
- 4,304m
- 下り
- 3,707m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 11:41
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 11:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
吊尾根ルートは不鮮明な箇所あり |
その他周辺情報 | 奈良田温泉 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
○Tシャツ(日数分)
下着(日数分)
○ライトシェル赤(フリース)
△タイツ+七分丈タイツ
○登山ズボン(厚〜薄)
靴下
○グローブ各種
△防寒着(黒エクセロフト)
◎雨具
△ゲイター(スパッツ)
膝サポーター
○日よけ帽子各種+ひさし
△ニット帽子
△ネックゲイター
着替え
寝巻き(ジャージ上下)ハーフパンツ
○ゴミ袋→洗濯物入×2(牛丼屋弁当屋袋)+レジロール袋
◎登山靴
△チェーンスパイク+軽アイゼン+ストック
◎ザック
△サブザック(アタックザック)
朝食(ネオロール+バナナ+エナゼリー+チーズ)
昼ご飯(△カップラーメン+薄皮粒あん+ランチパック)
夕食(カップラーメン等)
行動食(コンデンスミルク+ナッツ+Dフルーツ+バームクーヘン)
非常食(カロリーメイト+アミノバイタルG)
非常水(330-500)
飲料(ベイシアスポD+ソリティライチ)
スポドリパウダー
△保温ボトル
○クリアボトル
△割り箸
△マグカップ+紅茶+マドラー
ライター
耳栓
インナーシーツ
▲シュラフ
歯ブラシ(洗面用具)
ボディシート
○地図(地形図)
コンパス(登山届)
○熊鈴
笛
◎ヘッドランプ(バッテリー充電)
懐中電灯
予備電池
○ファーストエイドキット(絆創膏)
細引(テーピング)
常備薬(バファリン)
日焼け止め(ビオレアスリズム)
ヴァセリン
虫除けグッズ
ロールペーパー(ウェットティッシュ)
△ペーパータオル
◎財布【現金1万円】免許証
◎スマホ
◎モバイルバッテリー+×2
時計
サングラス
○手ぬぐい(2枚)
ナイフ(はさみ)
カメラ(SDカード)
△ヘルメット
サコッシュ(山小屋用)
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感想
一年に一回は山体力確認とトレーニング的登山で奈良田入山白峰三山縦走をしたくなり農鳥小屋がもう小屋閉めなので行って来ました。
まず大門沢登山口過ぎ工事をしてる大門沢が広くなっている所で暗い中ルートをロストし迷ってしまいました。結局少し明るくなるまで道を見つけ切らず時間をロスする。暗いとここは分かりづらいので要注意です。取水場から大門沢小屋までは沢渡渉あり、相変わらずの美しい林相ありと楽しい路です。
大門沢小屋で朝食食べここから登りキツくなり、沢の上端部から登りは急登で、去年来た時より登山経験も積んだので少しラクに登れるかと思いましたが、全くそんなことはなくこのルートのキツさを思い出しながら喘いでました。
ゴーロ帯上端部で登り最後の休憩を取り、最後の登りに取り付きましたがとどめを差してくれました。
下降点に着いた時やっぱキツい。このルートは『シン日本三大急登』と勝手に命名していました。
→黒戸尾根よりキツい(黒戸尾根は変化がありアスレチック的楽しさがある)
予定では広河内岳をピストンで行くつもりでしたが、体力時間に余裕が無くなり次回の宿題にしました。下降点からは気持ちいい稜線歩きですが、体力的にもキツくなって来たので歩が進まない状態になりましたが、ここから見る塩見は本当に雄大でまた行きたくなりました。
西農鳥岳に着き農鳥小屋が真下に見え、結構下に見えましたが目星が付いたからか順調に下れキツい1日の登山が無事終了しました。
農鳥小屋は昔ながらの雑魚寝スタイルですが、人が少なかった(前回も)ので快適に寝られ、寝具も普通の布団なので本当に良く寝られ、今まで山小屋泊で一番寝れた位でした。ありがとうございます。
翌朝4時出で間ノ岳に取り付きました。当たり前ですがこの時期この時間の3000mの稜線は寒く風も出て来て嫌でしたが、陽が出てきて富士山が出できた時、また『これだから山は辞められない』気持ちが出て来ました。間ノ岳頂上には既に沢山の人がいて自分もその中の一人になった時、間ノ岳は3度目にして初めての素晴らしい眺望を体験出来、登山雑誌に出てくる光景の中に自分を置くことができ幸せの中にいました。間ノ岳は南アルプス北部の真ん中にあるので、南アルプスの名山全部見えみたいな状態になります。
北岳への天空の稜線歩きになりこのルートは眺望バッチリで北岳の勇姿に向かい歩くようになるので『勇者の行進』みたいな気持ちになります。ドラゴンクエストとか(昭和の作しか知りませんが)天空の城ラピュタ(ジブリ映画はほとんど知らないんですけどね…)の世界に自分を置くことが出来ます。
北岳山荘を過ぎ北岳に取り付き歩いて来た稜線を振り返って見た時、登山中たまに来る感極まった感が来て嗚咽が始まり何で泣くんだろう…と自分の感情を不思議に思いました。北岳に登頂し朝食食べ他の登山者からシャッター押しを頼まれ(若いカップル→がんばれ〜)ので自分も頼み自分の写真にいつものように失望し、予定通り吊尾根を降るか広河原に下山するか逡巡しましたが、奈良田行きの終バスに乗れれば良いと思い吊尾根を降ることにしました。
北岳から間ノ岳への稜線に別れを告げ(グッバイ白峰三山)池山吊尾根に入りました。バットレスとバットレスを登ってる人に凄いと感じ八本歯のコルの長いハシゴに久々にゾクゾクする怖さを感じ吊尾根の穏やかな稜線に入りました。始めはハイマツ帯の踏み跡は鮮明でしたが急に不鮮明になり何度か迷いながらボーコン沢の頭に到着しました。ここでバットレスと今まで歩いてきた稜線に本当に別れ告げ、程なく樹林帯に入り標高を降ろす行程に入りました。
破線ルートにつき3回位ルートロスし動揺しましたがヤマレコのGPSにも助けられ程なくルート回復出来ました。池山御池小屋をとりあえずの目標とし標高降ろしたが下りの長さに辟易し、御池小屋からもホントに長く“いい加減にしてくれ”という気持ちになりました。
歩き沢橋の林道が見えゴール直前に安全下山を確信しいつもの喜びがこみ上げてきて歓喜のガッツポーズと万歳三唱で下山行程が終わりました。
歩き沢橋のバス停で1時間以上待ちバスに揺られ奈良田駐車場につき今回の登山は終了となりました。
3度目の奈良田インの白峰三山縦走でしたがやっぱりキツいルートと確認も、天候に恵まれ間ノ岳では3度目の正直で素晴らしい眺望に恵まれました。
池山吊尾根の下りはルート不鮮明な所があり、ルートも長く辟易しましたがバットレスを正面から見られ、吊尾根のなだらか稜線歩きも楽しかったです。慣れてきたらマイナーな吊尾根下山お勧めします。
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