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記録ID: 753699
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ハイキング
奥多摩・高尾

晩秋の奥多摩 石尾根縦走(鴨沢〜雲取山〜七ッ石山〜鷹ノ巣山〜奥多摩駅)

2015年10月28日(水) 〜 2015年10月29日(木)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都 山梨県
 - 拍手
mitsuyama その他3人
GPS
32:00
距離
33.0km
登り
2,158m
下り
2,361m

コースタイム

1日目
山行
5:57
休憩
1:06
合計
7:03
9:40
38
11:39
11:45
21
水場
12:06
12:07
12
12:19
13:05
29
1284m地点(昼食)
13:34
64
マムシ岩
14:38
14:43
35
15:18
15:26
34
16:00
43
16:43
2日目
山行
8:44
休憩
2:05
合計
10:49
6:43
25
7:08
7:22
2
7:24
7:30
12
7:42
30
8:12
0
8:12
53
9:05
9:20
108
11:08
11:21
30
11:51
12:45
15
13:27
13:32
25
13:57
14:00
20
14:20
14:30
49
15:19
73
三ノ木戸山分岐
16:32
33
稲荷神社
17:05
17:10
22
羽黒三田神社
17:32
奥多摩駅
天候 28日晴れ、29日霧
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
28日 奥多摩駅〜バス(鴨沢)
29日 奥多摩駅
コース状況/
危険箇所等
特に危険な個所はありませんが、水根山から東側への下りは急坂です。
また、青梅警察によると奥多摩駅周辺でクマが出没したとのことです。
(小袖乗越から七ッ石小屋の登山道でマウンテンバイクが走り下っています。)
その他周辺情報 奥多摩駅近の温泉「おえぎの湯」と「麻葉の湯」
鴨沢登山口から登山開始
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鴨沢登山口から登山開始
自然林の森を登ります。
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自然林の森を登ります。
石尾根に合流(ブナ坂)
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石尾根に合流(ブナ坂)
雲取山荘に宿泊(4人でこたつを囲んでゆったり!)
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雲取山荘に宿泊(4人でこたつを囲んでゆったり!)
雲取山荘からの夜景(中央は皇居)
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雲取山荘からの夜景(中央は皇居)
雲取山山頂三角点と東京都の標識
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雲取山山頂三角点と東京都の標識
こちらは、埼玉県の標識
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こちらは、埼玉県の標識
雲取山避難小屋付近
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雲取山避難小屋付近
七ッ石山
七ッ石神社(平将門を祭ったもので、勝負師の神だそうです。)
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七ッ石神社(平将門を祭ったもので、勝負師の神だそうです。)
晩秋の石尾根
巻き道にリンドウの花
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巻き道にリンドウの花
苔むす大木
ブナの倒木が多くあります。
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ブナの倒木が多くあります。
鷹ノ巣山避難小屋分岐
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鷹ノ巣山避難小屋分岐
鷹ノ巣山避難小屋(小屋の温度計は10℃)
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鷹ノ巣山避難小屋(小屋の温度計は10℃)
鷹ノ巣山山頂
鷹ノ巣山で雲取山荘のお弁当を頂きました。
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鷹ノ巣山で雲取山荘のお弁当を頂きました。
城山付近
幻想的な光景(楓の紅葉)
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幻想的な光景(楓の紅葉)
六ッ石山分岐(水根への分岐)
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六ッ石山分岐(水根への分岐)
林道に出ました。(10月21日クマが出没注意の看板)
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林道に出ました。(10月21日クマが出没注意の看板)

感想

28日 天気は快晴、気温はやや高めで絶好の登山日よりとなった。
奥多摩駅前に登山届のポストはあるが、パトカーで巡回中の青梅警察署員に登山計画書を提出した。署員は、快く受取ってくれ、この付近に熊が出没しており、川苔山の方では熊に噛まれた人も居るとの最近の情報を提供してくれた。

 鴨沢登山口から出発、小袖乗越、車道出合を経てスギ林の緩やかな登山道を登り、途中の水場でのどを潤し堂平へ(賭博が開かれ、村人が集まっていた所とのことだが狭くてその面影はなかった。)

 堂所の先の少し開けた場所で昼食を摂っていると、マウンテンバイクに乗った男性が鈴を鳴らしながら登山道を走り下って来て目の前で転倒し、あわや東側斜面に転落するところを目撃した。男性は、顔面に切り傷を負ったが大事に至らず、我々が携行していたファーストエイドキットで応急処置し、病院等で受診するように勧めた。

 登るにつれスギ林からクヌギやコナラなどの落葉樹林となり、北方への登りが急に東に登ったところで富士山を望むことが出来た。
マムシ岩を過ぎ、七ッ石山の巻き道を通り、石尾根のブナ坂で小休憩した後、両側がカラマツ林の広い防火帯の尾根を雲取山方へと登った。
尾根の南側斜面には、茎と葉が焼けた様に黒くなり、先に綿毛の種子のあるマルバタケブキが一帯に繁茂しており異様な光景であった。
このころには天気は曇り、期待していた眺望は効かないが、風もなくカラマツ林の登山道が心地よかった。
更に登るとヘリの緊急離着陸場があり、付近のテント場にテント3張りがあった。

雲取奥多摩小屋を過ぎ小雲取山を経て、苔生すコメツガやシラビソの常緑針葉樹の巻き道を通り雲取山荘に到着した。
受付を済ませ2階の3−1の部屋に入ると中央にコタツがあり、片隅には布団や毛布など10組程が積まれていた。部屋の窓からは東京の夜景が望め、贅沢にもこの日は4人で寝ることが出来た。
宿泊客は、長崎からのグループを含め30数名で、和やかに食堂で夕食のハンバーグを頂いた。

29日 天気は霧、さほど寒くは無い、この日は、雲取山を経て石尾根を奥多摩駅まで縦走するロングコースであった。

 朝食を済ませ、注文していた昼食用のお弁当を頂き、山荘を後にして苔生す針葉樹林帯を通り雲取山山頂を目指した。

山頂からは残念ながら霧のため周りの山々を見ることは出来なかった。
日本百名山、東京都最高峰の雲取山三角点にカメラを置き何時もの記念撮影を行った。

昨日登って来た石尾根を下りブナ坂を経て七ッ石山で小休憩、上空には青空も見え、天気の回復を期待したがこの日は霧は晴れなかった。
七ッ石山を東側に下ると七ッ石神社が霧の中に見えた。神社の背後には大きな石があり、平将門を祭った神社だそうで勝負の神様でもあるような!・・・
 その先を20分程下った千本ツツジ一帯の広い尾根には至る所にゴヨウツツジがあり、花の咲く頃にまた訪れたくなった。
高丸山の巻き道を東進すると、葉をすっかり落としたブナやクヌギに混じり、色付いたモミジやカエデが霧の中で幻想的な光景を見せてくれていた。
 落葉の積もった登山道を更に歩くと霧の中に三角屋根の鷹ノ巣山避難小屋が見えてきた。入口右側に設置の温度計は11℃、二重の引戸を開け小屋に入ると、内部にも温度計があり10℃を示しており、右奥に板張りの高床があり快適に利用できるようになっていた。
避難小屋から比較的緩やかな登山道を30分程登ると広い鷹ノ巣山山頂に着いた。
昼時とあって多くのハイカーが休んでおり、三角点北側で湯を沸かし温かい飲み物と雲取山荘のお弁当を頂いた。

鷹ノ巣山から倉戸口への分岐路を通り、水根山東側の急斜面を慎重に下り城山付近で小休憩し、小高い将門馬場に立寄り多くのブナの倒木を見ながら六ッ石山分岐で休憩した。
体調不良時にはここから水根に下る計画であったが、全員まだ体力気力が残っており、石尾根を縦走する意思表示のもと奥多摩駅を目指した。

三ノ木戸山付近の広い縦走路で数人の若者が伐採作業を行っており、声を掛けたが無言であった。
下るにつれ、落葉樹林からスギやヒノキ林となり、登山道はうす暗く滑りやすいのでライトを点け慎重に下山した。

稲荷神社、羽黒三田神社を経て登山道から舗装された林道に出た。そこには奥多摩駅と石尾根縦走路への標識があり、その下に「熊出没注意!10月21日に付近で熊出没・・・音の出るものを身に付け入山」との立て看板があった。
途中、奥多摩交番に立寄り下山の報告をした後、全員無事 奥多摩駅にゴールした。

 天気予報を見て登山を一日順延したが、予報は外れて雲取山からのパノラマは見ることが出来なかったが、登山道を登るにつれ変わる木々や稜線でのカラマツ林、北斜面でのコメツガやシラビソ林など多彩な植生を見ながら霧のかかった幻想的な晩秋の奥多摩の縦走路を無事歩くことが出来て大満足であった。

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