スギ(すぎ)
最終更新:2015-10-10 15:33 - gutenmrgen
基本情報
ヒノキ科の常緑針葉樹
日本固有種
沢沿いなど比較的水分と栄養分に富む環境を好む傾向があり、植林の際にも谷間はスギ、中腹はヒノキやサワラ、尾根筋はマツと植え分けられる。
日本固有種
沢沿いなど比較的水分と栄養分に富む環境を好む傾向があり、植林の際にも谷間はスギ、中腹はヒノキやサワラ、尾根筋はマツと植え分けられる。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
スギ(杉、椙、学名: )は、裸子植物マツ綱のヒノキ科スギ属に分類される常緑高木になる針葉樹の1種である(図1)。スギは、スギ属の唯一の現生種とされることが多い。大きなものは高さ60メートルになり、日本自生の木の中で最も大きくなる種とされる。樹皮は赤褐色で縦に細長く裂ける。葉は鎌状針形、枝にらせん状につく。"花期"は早春、球果はその年の秋に熟す。成長が速く、比較的長命である。本州(青森県鰺ヶ沢町以南)、四国、九州(屋久島以北)に自生し、北海道道南や青森県南部地方など自生地以外を含めて国内外で植栽されている(→#分布)。日本固有種とされることもあるが、中国南部のもの(カワイスギ)も自生とされる。日本の太平洋側と日本海側のスギでは形態的・生態的・遺伝的差異があり、それぞれオモテスギ、ウラスギとよばれる(→#分類)。「スギ」の名は「すぐ(まっすぐ)」に由来するとされることが多いが、諸説ある(→#名称)。日本では最も広く植林されている樹種であり、その面積は日本の人工林の45%、全森林の18%に達する(→#植林)。日本国内には多数の産地があり、北山杉のように、ふつうその産地名を冠してブランド化されている。材は、建築、家具、樽、土木などに広く利用されている(→#木材)。そのほかにも屋根、線香、杉玉など樹皮や枝葉が利用されることもあり(→#樹皮・枝葉などの利用)、また観賞用に植栽されることもある(→#観賞用)。古くから神社などに植栽され、神木とされているものや天然記念物に指定されているものも多い(→#文化、#天然記念物)。スギは早春に大量の花粉を散布し、日本では花粉症の主な原因となっている(→#スギ花粉症)。




