前劔から劔岳へ(ついでに別山&奥大日)(2泊3日テント泊)



- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 2,348m
- 下り
- 2,345m
コースタイム
【2日目】(3時起床)4:00劔沢キャンプ場-4:30剣山荘4:50-5:53前劔6:00-6:30平蔵の劔岳頭-カニのタテバイで約15分待ち-7:24山頂8:08-10:25剣山荘11:30-12:00劔沢キャンプ場12:50-13:30劔御前小舎13:57-新室堂乗越経由-15:30雷鳥平キャンプ場(テント泊)
【3日目】雷鳥平キャンプ場5:25-7:25奥大日山頂8:03-9:45雷鳥平キャンプ場10:50-ミクリガ池温泉(入浴)-12:40室堂
天候 | 【1日目】晴れ時々ガスる(夕方夕立) 【2日目】晴れ時々小雨がぱらつく。午後時々ガスる 【3日目】晴れ午後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
<帰り>室堂13:30〜(高原バス)〜14:20美女平14:30〜(ケーブルカー)〜14:40立山15:16〜(電鉄富山線)〜16:16富山16:57〜(はくたか号)〜18:52越後湯沢19:10〜(新幹線)〜20:40東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【水場】 劔沢キャンプ場:塩素処理された飲み水用水場と雪解け水の水場があります。 (雪解け水も沸騰すれば問題ないです。) 雷鳥平キャンプ場:塩素処理済み水場があります。 劔御前小舎:水場ありません。 剣山荘:小屋の中に水道があります。 【トイレ事情】 劔沢キャンプ場:トイレットペーバー備え付きのトイレです。 雷鳥平キャンプ場:トイレットペーパー備え付きのトイレです。 キャンプ場管理所の隣にあり、洗面所に鏡が付いています。 劔御前小舎:トイレットペーバー備え付きのトイレです。手洗い場はありません。 剣山荘:下界と同様のトイレがあります。(トイレットペーパーが流せます!) 【小屋で販売してるもの】 劔御前小舎:おでんやカレー・ラーメン等ありが食事が出来ます。(但し11:30〜13:00位までだったと思います。)ジュース・ビール他Tシャツやバンダナ等オリジナルグッズ 剣山荘:生ビール・ジュース・ビール他丼物やカレー、うどん等メニューは充実してました。またバッチやカレンダー、Tシャツ、バンダナ等グッズも豊富です。 劔沢小屋:食事はカップラーメンしかありませんでした。 お酒やジュース等は標準的に取扱ってました。 【温泉】 雷鳥沢ヒュッテ:日帰り入浴は5時か6時くらいまで受付していますが、24時間入浴可能のようです。(浴室にリンスインシャンプーとレモン石鹸がありました) ミクリガ池温泉:リンスインシャンプーとボディソープがありました。 【危険箇所】 全体的に特にありません。 劔岳はカニのタテバイは先に登っている方の落石に注意が必要です。 岩が滑りやすいので、岩を下る際には注意を要します。 カニのヨコバイは横の一歩の踏み出し方に注意と勇気を要します。 タテバイとヨコバイの合流地点は混みあう為、数分待機する必要があります。 寒さ対策は万全にしていくことをお勧めします。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
登山を始めて約一年、
今回は先輩2名と一緒に、劔岳に挑戦です。
金曜日の夜行バスで室堂へ向かう。
会社を終えて自宅へ戻り、身支度を整えて
集合場所の新宿へ。
新宿へ向かう途中、人身事故で電車が遅れ
ちょっとヒヤヒヤ・・
バス乗り場で受付をしようとすると、
私達の名前が無い・・・
そんなはずないと少しキレ気味のto4さん。
向こうの手違いで
何とか席を確保してもらって、事なきを得た。
でもかなり焦りました(笑)
こんな感じでスタートから波乱が・・
これで無事に劔に登れるのかとっても不安になる。
バスに揺られること約9時間何とか室堂に到着。
初めての室堂はなんとも言えないスケールで
雪渓と緑と青空と・・・
これまでのアルプスとも違った景色が広がっていた。
テント場に向かう最中に劔が顔を出す。
あそこに登るんだぁ〜
気合と不安といろんな思いがこみ上げる。
テント場には沢山のテントが。
みんな同じ劔を目指す(目指した)同士なんだと
勝手に思い込む。
夕食を早々に終わらせ、早めに就寝。
翌日、いよいよ劔。
ドキドキワクワク・・・
運動会の当日のようななんとも言えない緊張感。
一服劔、前劔の岩場は特に危険な所はなし。
一服劔でツアーの団体さんに出会い、
ゆっくり一服出来ずに、前劔へ。
時折吹く風は冷たいが、日差しが強い。
夏風邪が完治していない私は
数十分おきに鼻をかんでばかり。
鼻の日焼け止めはすっかりハゲて
お陰で、鼻のてっぺんだけ真っ赤っか。
(体調万全が一番だと実感)
平蔵のコルを通り、核心のカニのタテバイへ。
先頭の人たちが登る姿を眺めながらやっと一服。
大渋滞につかまらずにここで15分くらいの休憩ですむ。
タテバイは夢中で登っているせいか
あっという間にクリアできた。
(リーダーがザイルを使用すると言い出したが、
ザイルは一切必要ない。かえって邪魔になると思う。)
早月尾根との合流地点を通過して、山頂へ。
ここが柴崎たちが目指していた地なんだ。
やっぱり登頂は格別な気分。
山頂からは360度の眺望!!
といいたいところだが、
登頂の余韻に浸っていると
だんだんガスってきたので
下山することに。
といっても、3,40分くらいは
山頂からの景色を堪能できた。
登頂できても、下山するまでは
気は抜けない。
下山時の事故が多いのだ。
核心のカニのヨコバイ。
リーダーの的確なアドバイスで
足運びがスムーズに出来たお陰で、
思ったよりびびらずに降りることが出来た。
ヨコバイの後の梯子への一歩の方が
ちょっとびびった。
前劔からは
剣山荘(トイレ)目指して一直線。
剣山荘で無事の帰還を祝って乾杯。
ゆっくり劔談義と言いたいところだけど、
まだやらなきゃいけない事が、
テントの撤収&設営だ。
ちょっと気が抜けた体に
リュックの重さが肩にずっしり。
新室堂乗越を通って雷鳥平キャンプ場へむかう。
緩やかな斜面と一面に咲く花畑、
雄山や浄土山を目にしながらの道が
自然と足取りを軽くさせてくれる。
再びテントを設営して雷鳥平ヒュッテで
お風呂に入り、生ビール♪
テント山行でお風呂に入れるなんて感動!
テント場に戻り、再びゆっくりと祝杯をあげる。
翌日、立山最終日は奥大日岳へ。
ここは劔観測の為に三角点を設置した場所
というだけあって、
劔がはっきりしかもかっこよく見える。
まさに針山だ。
ここからは劔だけではなく、
槍ヶ岳、白山、富山湾まで
見渡せることが出来る。
まさか槍まで見れるとは
思ってもいなかったので感動&
立山の素晴らしさに感心
劔を目指して立山に来たけど
劔以外にも魅力的な山が沢山あるんだなぁと実感。
次は雄山に登ってみたくなった。
2泊3日のテント山行、
私はなんと、食糧担当。
何より前回の八ヶ岳で今世紀最大にイケてない
夕食を食べることになったので、
食事にはかなり気を遣った。
しかも、to4さんだけではなく
先輩2人の口に合うものをと思うと責任重大だ。
メニューは以下の通り
初日の夕食:キーマーカレー・わかめの春雨スープ
2日目の朝食:お茶漬け・ひじきの五目煮
2日目の夕食:レトルトパスタ・ナスの肉味噌炒め
※3日目の朝食用に棒ラーメンといわしのうま煮を
準備するも、結局食べなかった。(再び持ち帰るハメに・・・)
でも、各食事とも失敗することなく、
まあまあスムーズに準備することができた。
特に、ナスの肉味噌痛めは
皆から旨いの一言をいただけて、
わざわざ重い思いをして背負ってきた甲斐があったというものだ。
次も食糧担当してもいいかな。(←調子いいヤツ)
erikkoさん、こんにちは。
食糧担当、お疲れ様でした。食事のメニューを何にする
か?難しいところですよね。また、それをザックで運ぶ
となるとその重さも重要になり、私もいつも考え込んで
います。
それとカニのヨコバイ、タテバイ、さらには1本橋、とて
も危険ですね。
私も8月末に行く予定です。
戴きます。
tayukayuさん、こんにちは。
書き込みありがとうございます。
食料ってとっても厄介ですよね。
無くてはならない物ですけど、
重いしリュック内で存在感大ですし。
結局4人分(しかも2泊3日分)の食料を
持つ羽目になりました
初めて体験する重さでした。
次回はもう少し工夫しようと思います。
8月末の剱岳、お天気に恵まれることを祈ってます。
きっと一般人が登れるルートではないでしょうから
くれぐれもお気をつけて
こんばんは、erikkoさん。
無難に剱もクリアしましたね。
早月尾根にしても別山尾根にしても登ってしまえば
それほど難しさは感じないでしょう。それは一般ル−ト
だからです。
やはり剱の本質はバリエ−ションル−トにあると思います。
tayukayuさんが源次郎尾根をやるとのこと。羨ましいですね。
もっとお互いに力をつけて剱を楽しみましょう。
siriusさん、こんにちは。
別山尾根も登ってみればあっという間ですが、
やはり他の山に登るより気合が入りました
八峰をアタックされる方は本当にすごいですね!!
まさに針山。
ガスってきてます。の写真が源次郎尾根の登り口です(笑)
あんなところを登るなんて・・・信じられません。
でも、siriusさんやtayukayuさん達を見習って
もっともっと経験を積みたいと思います
erikkoさん、こちらでは初めましてですね(笑)
まずは無事に戻られて何よりです。
室堂は高校2年の夏休みに行きましたが
そのときは大汝山でした・・・
雷鳥平で幕営したのですが、アルプスのスケールに
圧倒されたのを今でもはっきり覚えてます。
剱にはいつか経験を積んでからと思っていましたが
erikkoさんに先を越されちゃいました。
羨ましいーーーーーー!!!
おっと、取り乱しましたが、今後もお互い山を楽しみましょう
kurobuchiさん、ども
怪我も無く、むしろ真っ黒に日焼けして無事に戻ってきましたよ〜
kurobuchiさんも、予定通り山行できて良かったですね♪
雷鳥平は確かに周囲を山々に囲まれて
圧倒されまくってました。
kurobuchiさんなら、剱岳問題なくいけますよ
あたしでさえ行けたんですから
山は逃げません。
ゆっくりのんびり山を楽しみましょ
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