南アルプス縦断6泊7日 畑薙第一ダム〜広河原 雨にめげずやり抜いた！
山梨県
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sirius
- GPS
- 143:03
- 距離
- 71.5km
- 登り
- 8,264m
- 下り
- 7,692m
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畑薙第一ダム13:25 - 畑薙大吊橋14:19 - ウソッコ沢小屋15:35 -
横窪沢小屋16:50
※小屋の営業は終了していたが避難小屋として一部が開放されていた。
行動時間 3時間25分（休憩含む）
9月1日 聖平小屋泊
横窪沢小屋4:25 - 茶臼小屋6:40 - 上河内岳8:14 - 聖平小屋9:43
※風雨のため聖平小屋で行動を打ち切る
行動時間 5時間18分（休憩含む）
9月2日 聖平小屋泊
終日、風雨のため聖平小屋で停滞
9月3日 荒川小屋泊
聖平小屋5:10 - 前聖岳7:01 - 兎岳8:28 - 中盛丸山9:36 -
10:18百間洞山の家10:35 - 百間平11:23 - 赤石岳12:40 -
大聖寺平13:42 - 荒川小屋14:08
行動時間 8時間58分（休憩含む）
9月4日 幕営
荒川小屋6:30 - 中岳7:38 - 8:31悪沢岳8:53 - 前岳10:01 -
11:46高山裏避難小屋12:00 - 板屋岳12:52 - 小河内岳14:37 -
烏帽子岳15:44 - 水場16:13 - 三伏峠小屋16:32
行動時間 10時間2分（休憩含む）
9月5日 幕営
三伏峠小屋6:20 - 7:23本谷山7:30 - 10:03塩見岳東峰10:34 -
12:02北荒川岳12:08 - 新蛇抜山13:05 - 13:23竜尾見晴13:38 -
安倍荒倉岳14:17 - 熊ノ平小屋14:48
行動時間 8時間28分（休憩含む）
9月6日
熊ノ平小屋4:50 - 三国平5:34 - 三峰岳6:16 - 7:01間ノ岳7:10 -
8:09北岳山荘8:28 - 北岳9:17 - 10:51白根御池小屋11:06 -
広河原12:28
行動時間 7時間38分（休憩含む）
| 天候 | 8月31日 くもり時々晴れ、小屋に到着後雨 9月1日 くもりのち風雨、稜線は風雨とも強い 9月2日 終日、断続的に強い風雨 9月3日 くもりのち雨、稜線は強風 9月4日 ガスのち晴れ、お昼頃からくもり、悪沢岳の稜線は強風 9月5日 晴れ、風は弱い 9月6日 くもりのち北岳〜広河原で断続的に雨 ※7日間のうち、まともに晴れたのは4日の午前中と5日のみ。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
町田〜新横浜 （横浜線） 新横浜〜静岡 （東海道新幹線 ひかり） 【登山口】 畑薙第一ダム しずてつジャストラインバス 静岡駅9:50〜畑薙第一ダム13:00（途中休憩2回）3100円 ※8月31日をもって今夏の運行終了 【下山口】 広河原 山梨交通バス 広河原12:45〜甲府駅14:35 2050円 9月6日 甲府17:26〜八王子18:31（中央本線 かいじ120号） 八王子〜町田 （横浜線） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★水場 地図に載っているところはすべて確認したわけではないが 概ね取水に問題ない程度の流量はあった。 連日の降雨の影響かもしれません。 晴天続きだとこの限りではないかもしれません。 避難小屋を除く各山小屋では問題なく補給できるでしょう。 ★山小屋 横窪沢小屋・・・営業終了、避難小屋として開放、利用可能 近くの沢で水は取水できる 聖平小屋・・・一泊夕食 6500円（寝袋持参で1000円割引） 一泊素泊り 4500円 テン場、水場あり ※豚汁が名物、到着時にフルーツポンチが出る 荒川小屋・・・一泊夕食 7500円 テン場、水場あり ※絶品のカレーが名物 ☆その他避難小屋は未確認 ★テント場 三伏峠小屋・・・幕営料600円 水場は小屋から離れているので 小屋に行く前に取水した方がいい 風はなく快適 熊ノ平小屋・・・幕営料600円 水場はテン場にあり 風はなく快適 |
| その他周辺情報 | ほうとう「小作」甲府駅前店 |
| 予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
7名が下車
単独2名と学生パーティ5名
ここから
1週間の山旅が
始まる
曇ってるけど
時々日が差す
避難小屋として
開放されていた
バスの6名とともに
ここで一夜を過ごした
雨はあがったけど
このあとのお天気が心配
今日は長い行程だ
百間洞まで行くぞ！
地図には涸れている
とあったが
補給に十分なくらいは
出ていた
2803m
相変わらず風雨強し
お天気よければ
展望楽しめたのに
あ〜残念
休憩がてら
進むかやめるか
しばし考えたが
今日はここで行動を
打ち切ることにした
宿泊客は私と単独の女性の
2名のみでした
テン場このお天気で
テントはないと
思ったら
1張りだけあった
なんでもこの日は早出で
光岳までピストンしてきた
らしい
私は当然？小屋泊です、軟弱（笑）
3
このお天気で
テントはないと
思ったら
1張りだけあった
なんでもこの日は早出で
光岳までピストンしてきた
らしい
私は当然？小屋泊です、軟弱（笑）
晩ご飯イワナの煮付け
ワサビ漬け
かぼちゃ、ごぼう
肉団子、オレンジ
名物の具材たっぷり豚汁
ご飯を3杯、豚汁を2杯
お替わりしてしまい
お腹がパンパンになった
7
イワナの煮付け
ワサビ漬け
かぼちゃ、ごぼう
肉団子、オレンジ
名物の具材たっぷり豚汁
ご飯を3杯、豚汁を2杯
お替わりしてしまい
お腹がパンパンになった
お昼ごはんのあと名物？フルーツポンチを
御馳走になりました
あずきをかけて食べると美味しい
この日到着した学生さん達にも
振舞っていました
7
名物？フルーツポンチを
御馳走になりました
あずきをかけて食べると美味しい
この日到着した学生さん達にも
振舞っていました
風雨が断続的に
強くなったり
弱まったりした
このあと
バスで一緒だった
学生さん達が到着した
晩ご飯も御馳走に
なってしまいました
ありがとうございました
小屋の方々と談笑しながら
楽しいひと時を過ごしました
小屋をあとにします
お世話になりました
お天気はくもり
午後から雨になるらしい
今日は聖と赤石を越えて
荒川小屋を目指します
稜線を行かず
トラバースしていくと
百間洞山の家
どっちを行こうかな
兎岳〜小兎岳〜中盛丸山〜
大沢岳の稜線
アップダウンの連続だぞ
兎岳の登りに入る
まあ、山頂まで
30分くらいかな
最初で最後の
すれ違い、3人いた
これ以降、荒川小屋
まで登山者とは出会わず
このあとのお天気が
心配なので
大沢岳へは登らずに
近道のトラバース
することにした
百間洞山の家レインウェアを着て
ザックカバーを装着する
当初は2日目に
ここで幕営予定だった
とんかつ食べたかったなぁ
来年来ようっと
5
レインウェアを着て
ザックカバーを装着する
当初は2日目に
ここで幕営予定だった
とんかつ食べたかったなぁ
来年来ようっと
赤石岳3120m
無念、何とも悲しいお天気
雨はそれほどではないが
風がそこそこあって
手が凍える
写真だけ撮って早々に退散
次は必ずや晴天の日に来よう
3
3120m
無念、何とも悲しいお天気
雨はそれほどではないが
風がそこそこあって
手が凍える
写真だけ撮って早々に退散
次は必ずや晴天の日に来よう
トラバースしてきて
やっと、荒川小屋が見えた
雨が本降りになってきた
宿泊客は私を含めて
5名でした
雨でテン泊は断念
小屋泊です
晩ご飯待ってました！
カレーとグラタン、かぼちゃ、
魚のムニエルみたいなもの
ここのカレーは絶品です！
とにかく美味しい！
本当にうまい！
お替わりしました
9
待ってました！
カレーとグラタン、かぼちゃ、
魚のムニエルみたいなもの
ここのカレーは絶品です！
とにかく美味しい！
本当にうまい！
お替わりしました
今日はようやく
お天気が回復する予報
6時半まで待って出発
荒川三山を越えて
三伏峠小屋まで行くぞ
めちゃくちゃ
風が強かった
じっとしていると
体を持っていかれそう
3141m
お天気が回復して
青空のもと登頂
こうでなくっちゃね
いいお天気だ、最高だ
昨日歩いてきたルートが
よく見渡せる
既に小屋閉めしてます
鍵がかかっていたので
使用は出来ないようです
2600mくらい
おのずと
樹林帯の
稜線歩きになることが多い
小屋へ行く前に
ここで補給したほうがいい
小屋からはちょっと離れて
います
圧巻だね
仙丈〜甲斐駒〜北岳〜
間ノ岳〜西農鳥岳〜農鳥岳
この眺め気に入ったよ！
してたいけど
そろそろ
塩見岳東峰をあとに
します
先が長いので・・・
行っちゃうよ
気持ちいい
稜線歩き出来そう
仙丈までは長いな〜
正面前方に
ポツンと白いものが
見えた
わかるかな？
あれが熊ノ平小屋
今日のお宿です
私のような縦走者にとっては
有難い存在
重要な拠点です
撤収完了
いよいよ縦断最終日
広河原へ下山します
午後から雨の予報
何とか降られる前に
下りてしまいたい
大沢岳〜兎岳が
見える
赤石がちょっと見えてるような
気がするけど・・・違うかな？
景色は文句なし
富士山の眺望が秀逸
風はどうなのかな？
そのうち幕営してみたい
7日間の縦断が
終わった
予定どおりには
いかなかったけど
自分なりに納得できた
山行でした
感想
ながらく足を踏み入れていない山域があった。
南アルプス南部。
避けていたわけではない。
自然とそうなってしまった。
北アルプス縦断を2年連続でやって、次を考えたときに
真っ先に浮かんだ。
今年は南アルプス縦断で決まりだ。
畑薙第一ダムから鋸岳までの7日間。
静岡駅からバスに揺られること3時間。
登山口の畑薙第一ダムに着いた。
同乗者は自分を含めて7人。学生さん5人、単独2人。
話を聞くと私とおなじようにロングの縦走だった。
結局この日は全員、横窪沢の小屋に泊った。
着いてからすぐに雨が降ってきたので小屋が利用できたのは
とても有難かった。初日からテントが濡れて嫌な思いをしなくて
すんだ。
翌日は夜明け前に出発したが、しばらくして雨に。
稜線に出ると一段と風雨が増した。とくに上河内岳の肩までの
登りがきつかった。何とか上河内岳に登頂したものの、大幅に
テンションが下がったのはいうまでもない。聖平に着くころには
先へ進む意欲がなくなっていた。
風雨のなか、聖岳に登りたくない。修行に来たわけではない。
縦走を楽しみに来たんだ。
自分にそう言い聞かせて聖平小屋で行動を打ち切った。
結局、翌日も悪天で停滞。何もせず1日半が過ぎてしまった。
しかし、小屋の方々と談笑したり、食事を御馳走になったので
無為な時間を過ごしたとは思っていない。とても楽しいひととき
だった。そういう意味で小屋の方々には感謝しています。
ありがとうございました。
停滞したおかげで鋸岳からの下山は断念。
広河原への下山が現実的になった。仕方がない。
お天気は自分にはどうすることもできないから。
そう納得して3日目が終わった。
4日目は荒川小屋まで。聖と赤石を越える。
午後から雨の予報。赤石は雨になるだろうが行くしかない。
停滞して体力を温存できたのが幸いして順調に進む。
聖岳から先のアップダウンの連続もそれほど苦にならなかった。
そして、予報どおり百間洞の手前で雨がポツポツ。
雨の赤石越えとなってしまった。
終始ガスってその全容を現さなかった赤石岳。
その巨体を明日は見ることが出来るだろうか。
楽しみにしていた荒川小屋のカレーに舌包みを打ちつつ、
翌日の晴天予報に期待を膨らませた。
やっと青空が戻った5日目。
荒川三山を経て三伏峠小屋まで。
お天気の回復を信じて6時半まで待って出発。
悪沢岳の強風には辟易したけど晴天のもと、荒川三山の
稜線歩きを楽しんだ。
昨日、ガスガスだった赤石岳も姿を現し、その大きさを
垣間見ることができた。とにかくお目にかかれてよかった。
そうでないと何のために南部を縦走しているのかわからない。
稜線歩きのあとは長い樹林帯へ。展望もなくちょっと退屈だった。
三伏峠小屋までもう一息。
ここでアクシデントが発生。
左足のかかとの上が靴にあたって痛い。
もうすぐ小屋なので今日は大丈夫だが、明日はこの痛みで
歩けるだろうか？不安が頭をよぎる。
明日も晴天の予報。
縦走日和になることを祈ろう。
6日目は空一面、文句なしの青空で迎えた。
今日は塩見岳を越えて、仙塩尾根をいく。
前日からの足の痛みは消えていない。
とりあえず靴下の中に未使用の袋に入ったティッシュを入れて
応急処置をした。これが功を奏したのか、多少痛みが和らいだ。
日帰りや2〜3泊なら痛みは出ない。それ以上だと出るみたい。
まったくわけがわからない。今後、どうしたものかな？
塩見岳からの360度の展望は素晴らしかった。
いつまでも景色を眺めていたかった。
それが出来ないのが残念で後ろ髪をひかれる思いで山頂をあとに
した。そして、長大なる仙塩尾根へ。
仙丈、甲斐駒、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳を見ながらの稜線歩きが
とても気持ちいい。縦走の醍醐味を存分に味わった。
お天気に恵まれた最高の一日だった。
7日目。
いよいよ縦断最終日。
間ノ岳から北岳を越えて広河原へ下山する。
お天気が午後から崩れることと、甲府へのバスの時間を睨んで
5時前に出発した。
三峰岳で仙塩尾根に別れを告げて、間ノ岳へ。
そこから突然、人が増えて賑やかになる。
きっと前夜、北岳山荘に泊った人達だろう。
北岳登頂後、それまで小康状態を保っていたお天気が我慢できずに
雨を降らせた。予報より早いよ。でも仕方がない。
広河原まで断続的に降り続いた。
フィナーレは雨の広河原。
1週間の山旅の余韻に浸ることもなく、慌ただしくバスに乗り込んだ。
甲府も雨だった。ほうとうでお腹を満たし、帰途に就く。
1週間ぶりに帰ってきた。町田もまた雨だった。
仙丈と甲斐駒、鋸岳を断念したのはとても残念でした。
本来ならば光岳〜鋸岳までやって縦断といえるのでしょう。
正直、物足りなさは否定できません。
しかし、聖平小屋で停滞した判断は間違っていなかったと思うので
納得はしています。
与えられた条件下で最良の判断と最善を尽くすこと。
それだけです。
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ta-bo21 さん
siriusさん、おはようございます。
bicycleです。
7日間のロングな縦走、
とても見応えのあるレコでした。
時間と体力と経験が必要なルートでしたが、悪天候にも負けずに見事です。
聖は冷静な判断でしたね！
悪沢岳で晴れてくれて、思わず自分のことのように喜んでしまいました(^o^ゞ
レコを見る限り、ザックの重量も相当なものだったかと思います。
靴擦れは、僕の場合は歩き始める前から、いつも擦れるところにバンドエイドを貼っておき、簡単にテーピングで巻いておきます。普段は大丈夫でも、荷物が重いといつもとまったく別なところが擦れちゃいますが(^_^;)
本当にお疲れさまでした！
bicycleさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
一週間のアルプス縦走ともなると毎日、晴天とはいかず、どこかで
必ず雨に降られることが多いような気がします。
もっとも、今回は秋雨前線が長く停滞していた影響
でしたから仕方なかった面もあります。
台風でもないのに、まさか小屋で停滞するとは予想外でした。
あの悪天で無理して先へ進むという選択肢もありました。
しかし、無理しても何も楽しくありません。
縦走を楽しみに来たんですから。それが大切です。
荒川三山は願ってもない晴天で本当に嬉しかったです。
次は晴天の日に聖と赤石を登りたいですね。
靴擦れはロングの縦走時、それも後半だけなんですよね。
普段の山行ではまったくおきないんです。
どうしてなんだろう？
大体、擦れる場所はかかとの上かもしくは小指の外側です。
根本的な原因が知りたいです。
南アルプス単独行日記(1984/8/2〜8/10)と題して山行記録を作っていました。私は、聖沢から入り、農鳥は行かず、北岳で下山しました。幕営山行でしたので、担ぐザックの重さは忘れましたが、初日はへとへとでした。この後は、ロッククライミングに行きましたので、南アはそれ以来行っていませんし、今は、全て引退ですが、懐かしい思い出です。
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