剱・立山をずーと見ながら素晴らしい稜線歩き『鹿島槍ヶ岳』


- GPS
- 46:36
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,526m
- 下り
- 2,532m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 4:14
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:46
天候 | 8/13 曇り一時小雨と少し晴れ間 8/14 小雨のち曇り時々晴れ 8/15 晴れのち曇り昼前から豪雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
山科⇒(utaoto号)北陸道⇒立山 ※集合8/12 午後10時 立山⇒アルペンルート⇒扇沢 【 帰り 】 行きの反対 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【扇沢〜登山口】 バス道を信濃大町方面へ10分ほど歩く。 左側に駐車場があり、橋を渡りきって左折すれば柏原新道登山口に出ます。 【登山口〜ケルン】 歩き始めてすぐにモミジ坂の急登をジグザグに登っていく。 登山道は道幅も広くよく整備されている。 途中で斜度が緩やかになった頃にケルンが現れる。 この辺りで扇沢駅が見える。 【ケルン〜石畳】 よく整備された道で巻くように歩く。 時折、斜度が急な箇所もあるが、緩やかに登って行く。 かなり長く感じられる・・ 【石畳〜雪渓】 平たい石を敷き詰めたような道をぬけていく。 前方に雪渓が現れるので、10mほど雪の上を横切る。 【雪渓〜種池山荘】 緩やかな登山道が終わって、山荘への最後の急登となる。 最後の頑張りで登っていくと、やがて三角の屋根が見えてくる。 【種池山荘〜爺ヶ岳南峰】 拳大の石を敷き詰めたような登山道を登っていく。 左側に冷池山荘が確認出来、その向こうに鹿島槍ヶ岳も見える。 【爺ヶ岳南峰〜冷池山荘】 中央峰、北峰を巻いて冷乗越まで稜線を下っていく。 冷乗越からは冷池山荘、テン場、布引岳、鹿島槍ヶ岳が一望出来る。 稜線をコルまで下り、樹林の中を登り返していくと小屋に着く。 【冷池山荘〜布引岳】 山荘では水を補給出来、トイレも済ましておける。 しばらく登るとテント場に着く。 テント場を過ぎると、布引岳〜鹿島槍ヶ岳が見えてくる。 布引岳にはハイマツ帯をジグザグに登って行く。 【布引岳〜鹿島槍ヶ岳】 山頂に向う道は高山植物が数多く咲いている。 この稜線歩きは大展望とお花畑を同時に楽しめる贅沢な道と言える。 ピークへの最後の登りはガラガラとした石道の急登となります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
常備薬(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
ライター(2)
ナイフ(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(5)
ウェットティッシュ(1)
タオル(3)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
防寒着(1)
手袋(1)
ストック(1)
ビニール袋(5)
替え衣類(1式)
ザックカバー(1)
水筒(1)
時計(1)
日焼け止め(1)
非常食(1式)
虫除け(2)
マット(1)
ピロー(1)
テント(1式)
テントグランドシート(1)
ランタン(1)
コンロ(1)
ガスカートリッジ(2)
コッヘル(鍋)(1)
ファーストエイドキット(1式)
カメラ(1)
GPS(1)
|
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備考 | 反省点:シュラフは絶対に必要 |
感想
□■□■ 雨の合間を縫って『鹿島槍ヶ岳』登頂に成功!!
夏休みを利用して、日本百名山『鹿島槍ヶ岳』に行ってきました。
アクセスは12日の夜、山科駅集合。
そこでutaotoさんとtamaoさんと合流し、utaoto号にて立山駅を目指しました。
utaさん親子は剱岳、tamaちゃんは同じ剱岳をバリルートの源次郎尾根よりアタック。
私は立山黒部アルペンルートを利用して扇沢に行き、鹿島槍ヶ岳に挑戦です。
後部座席の私は少しウタオトじゃなく、ウトウトしながら乗せてもらいました。
ずっと運転していただいたutaさん、ありがとうございました。
敦賀から北陸道に入り快調に車は進んで目的地に向いました。
幸いにも大きな渋滞も無く、夜中の2時頃には立山に着きました。
上の駐車場は満車になってました。
左側にある下の駐車場に回りましたが、ここも我々が駐車してほぼ満車となりました。
ケーブルカーの時間まで車内にて仮眠しました。
7時にアルペンルートの切符をWEB予約していた私はひと足先に出発しました。
立山ケーブルカー→立山高原バス→立山トンネルトロリーバス→立山ロープウェイ
→黒部ケーブルカー→関電トンネルトロリーバスと乗り継いで扇沢に。
そこから歩いて15分で鹿島槍ヶ岳ルートの一つ、柏原新道登山口です。
登山口にある登山ポストにヤマレコの計画書を投函してスタートしました。
テン泊装備なので、最初のモミジ坂を登りだすと汗が噴出してきました。
登山道は良く整備された歩きやすいルートでした。
少し登ると先ほどの扇沢駅が少し下方に見えて、高度が上がっている事が分かります。
さらに進むと駅見岬と書いた黄色い標識が有り、かなり向こうに扇沢駅が見えます。
適度に巻くように登っていくのでテント装備には有難いルートだと言えます。
平たい石を敷き詰めたような道を通過する頃に、少し疲労感が出てきました。
そこを頑張って、さらに進むと雪渓がまだ残っている場所を横断しました。
距離は10m程でしたが、通過する時は緊張しました。
ここを過ぎてしばらく巻くように進むと最後の山荘への登りが待ってました。
時間的に4時間近くになっていたので、歯を食いしばって登りました。
そして、ようやく種池山荘の三角屋根が視野に入り、ひと安心出来ました。
時間的には冷池山荘に行く事も可能だと思いましたが・・
ザック重量が重たいので、ここでテントを張る事にしました。
明日はサブザックの軽荷で鹿島槍ヶ岳山頂をピストンです。
夜、思ったより気温が低く冷え込みました。
軽量化を図るためにシュラフをザックから降ろしたのを悔やみました。
持っていた全ての着れる服やズボン、上下のカッパを着込んで凌ぎました。
やはり、シュラフが無いと無理だという事が体験出来ました。
次の日、アタック日です。
3時過ぎに起きて4時前にヘッデンを点けて出発。
暗い内に爺ヶ岳南峰に到着。
中峰を過ぎる頃にはヘッデンのスイッチを切りました。
遠くからも確認出来ていた冷池山荘を目指しました。
山荘に到着し、水の補給(1ℓ 150円)とトイレを済ませました。
いよいよ長かった鹿島槍ヶ岳が近づいてきました・・
しばらく登るとテント場に出ました。
ここを横断してさらに進みました。
山荘辺りの地形は東側が崖になって大きく落ち込んでおり、
長い年月で崩壊が進めば山荘の存続も危ないのではないかと感じました。
しかし、すぐに無くなるという話ではありません・・
そんな事を考えながら歩いていると布引岳から鹿島槍ヶ岳が一望に見える場所にきました。
稜線が山頂まで続いているのが、はっきりと見えます。
素晴しい景色だと感動です!!
布引に足を進めて行くと山道の右側にて高山植物がお花畑になってました。
それに、この稜線を歩いているとずっと立山から剱岳を見て歩く事になります。
高山植物と景色を楽しみながら最後の登りをこなすと鹿島槍ヶ岳、南峰に到着。
北峰はガスが出てきたのでパスする事に・・
ピストンで下山しました。
種池山荘には12時過ぎに下りる事が出来ました。
テント撤収して扇沢に下りるには十分余裕がありました。
しかし、そこから室堂に行くには時間切れになる可能性が大きいと判断。
連泊し、明日下山する事に・・
でも、昨日の寒さはかなわんな!!と思いました。
山荘で連泊の申込をした時に毛布を貸してもらえませんか?とお願いしました。
異例の事でそんな事は即答出来ませんとの返事でしたが、
しばらく待ってくださいと奥に相談に行ってくれました。
そして、戻ってきた時。
毛布を抱えて戻ってきてくれました。
特別にOKしてくれたのです。
本当にありがとうございました。
この紙面をお借りして感謝いたします。
・・その日は快眠できた事を書き加えておきます。
15日、朝。
暗い内にインスタントラーメンを作って朝食としました。
そして明るくなってからテントを撤収し下山しました。
扇沢に着くとメールの着信が有り、日程を早めて立山まで下りるとの事。
朝は晴れ間も出てましたが、昼ごろには土砂降りの豪雨が降りました。
日程を早めて大正解でした。
帰りは敦賀でソースかつ丼を食べて、山科に戻りました。
行きと帰りは楽しい山旅としてアクセスする事が出来ました・・
utaさんファミリー、tamaちゃん、お疲れさまでした。
また、ご一緒しましょう!!
ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート

晴れ間も出て。絶景の数々、何よりです。
山が、どれも大きくて、大迫力ですね。
稜線がきれいです。
komakiさん こんばんは。
天気予報が良くなかったので、雨の心配がありました
しかし、天気が小康状態の時に登ることが出来、ラッキーでした。
白馬から見た鹿島槍ヶ岳がカッコ良かったので、登りたいと思ってました。
数々の素晴らしい山々が連なっている北アルプス。
稜線を歩くのは至福の時間と言えます・・
コメントいただき、ありがとうございます
amaさん、こんばんは!
今年の連休は
どこを狙っても
うまく計画できましたね
前半の写真を見ると去年の苦い出来事が
思い出されます
今年は是非リベンジしたいですね
Takaさん こんばんは。
この悪天候の週間で、たまたま登った時の天気はラッキーだったと思います。
たしかに、黒部ダム駅では去年の記憶が甦りました・・・
しかし、去年の経験があったからこそ、色々な行動の選択肢を考える事が出来ました。
その事も含めて、タカさんには感謝しております・・・
今年は、ぜひ、下の廊下リベンジを実現したいですね。
日程的には土日にこだわる事無くフレシキブルに対応したいと思ってます。
平日であればテント泊でなくても、小屋泊の混雑も避けられるかもデスね・・・
今年は、なんとか下の廊下を完歩してみたいですね
よろしくお願いします。 ama
お疲れさまでした。
天気が安定しないので皆さん難儀していたみたいですが、鹿島槍も登れてよかったですね。後立もいいですね、行ってみたいです。
アルプスはシュラフ持っていかないとダメですよ
kenさん おはようございます。
きまぐれな天気の状況でしたが、なんとか鹿島槍ヶ岳に登ることが出来ました。
そうですね・・後立山連峰の稜線を、いつかは縦走してみたいですね
シュラフは大失敗でした
いつも、シュラフの中が暑くてパンツ一丁で寝ていたので、なめてました。
毛布の有難さが身に染みました・・
色々な事があり、勉強になった山旅でもあったと思います〜
amakawayaさん、おはようございます
天候の悪いお盆休みでしたが
アタック日の眺望の良さは素晴らしいですね
まるで、utaotoさんとtamaoさんの姿を探しながら登られてるみたいです
この鹿島槍、僕が山登りを始めた頃に友人から進められました
このレコ見て近い将来に行ってみた〜い気持ちになりましたよ
トシさん こんにちは。
なんとか天気はぎりぎりセーフでした
同じタイミングでutaさん親子とtamaちゃんが剱岳に登っていたので意識はしてました
鹿島槍、このレコを参考にして戴ければウレシイです
今回はアクセス等の関係でピストンしましたが、縦走するのも良いと思います
また、ご一緒出来るのを楽しみにしてます
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