甲斐駒ケ岳（北沢峠→双児山→仙水峠→北沢峠)
山梨県
長野県
ちろる
その他1人 - GPS
- 08:35
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,157m
- 下り
- 1,165m
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移動のみ
自宅⇒(ﾚﾝﾀｶｰにて甲州街道を下道移動)⇒甲府昭和⇒芦安⇒竜王（ﾎﾃﾙ素泊)
■2日目/10月9日■
北沢峠〜(1:15/1:40)〜双児山〜(0:30/0:50)〜駒津峰〜(1:15/1:30)〜甲斐駒〜(0:40)摩利支天〜駒津峰〜(0:50/1:00)〜仙水峠〜(1:05/1:05)〜北沢峠（長衛荘）泊
（実際のﾀｲﾑ/標準ｺｰｽﾀｲﾑ）
■3日目/10月10日■
長衛荘〜広河原〜芦安駐車場〜甲府昭和IC〜中央道〜自宅
※雨の為撤退
晴れの特異日として有名な「体育の日」を含んだ秋の3連休。
これはやはり山に登るしかない！と意気込んだものの天気予報は雨・雨・雨・・・。
唯一天気の良さそうな東北方面に予定を変更するか当初の予定通り南アルプスへ行くか・・・
直前まで悩んだ結果、やはり当初の予定通り南アルプスへと向かう事に！
因みに当初の予定では
1日目：東京〜北沢峠〜仙丈ケ岳往復〜北沢峠（泊）
2日目：北沢峠〜双子山経由甲斐駒〜仙水峠〜早川尾根小屋（泊）
3日目：早川尾根〜高嶺〜鳳凰三山〜夜叉神峠着
というかなり欲張りというか無謀なもの・・・（汗）
しかしこの人気の3連休・・・出発1週間前では山小屋の予約も殆ど満員で予約が取れず・・・
この縦走コースの要で人気のないコースなので泊まる人も少ないだろうとタカを括ってた「早川尾根小屋」でさえ予約でイッパイ！？
仕方なくコースの練り直しをするものの結局決まらず、とりあえず「雨の予報でキャンセルも大分出てるだろう」という、かなりいい加減な期待を抱いて東京を出発する事にしました。
※因みに早川尾根小屋の方は一応キャンセル待ちしてたんですが、何故かキャンセルが出たという電話は仙水小屋の方から来ました。
後で知った事ですが、早川尾根小屋と仙水小屋は経営者が一緒らしく電話番号も一緒！
自分としては早川尾根小屋に直接予約を入れてるつもりだったのに、先方では仙水小屋の予約だと勘違いしてたみたいです。
それだけ早川尾根に泊まる人は少ないって事なのか、先方様曰く「早川尾根小屋の方はいつでも泊まれますよ〜/笑」との事でした。（爆）
・・・もしそちらに泊まる予定のある方は予約の際には小屋名の確認をちゃんとしといた方が良いかと思われますよ！という事でちょっとした失敗談でした。
| 天候 | 1日目：曇り時々晴れ 2日目：晴れ 3日目：雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2005年10月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■コース状況■ 甲斐駒が岳から巻き道コースを辿って摩利支天へ向かう所に迷いやすい踏み跡有！ でも多分普通の人なら迷わないようなところかも…… --------------------------------------------------------------------------- ＜その他情報＞ ■レンタカー■ ・マツダレンタカーの『週末RENT車パック』 実はこのパック・・・「金曜の夕方〜月曜の朝までの利用」が「3ヶ月間で4回」出来て、料金がなんと35.700円！！ つまり1泊2日で利用しても1回の料金が8.925円と普通のレンタカーよりも安い！しかも保険込み！！ マツ○さんの営業時間が24hじゃなくて19：00〜20：00閉店っていうのはちょっと難点だけど、巧く使えばそれなりに便利かな？ ■前日泊ホテル■ 『HOTELシーラックパル甲府』……ﾋﾞｼﾞﾈｽﾎﾃﾙ http://www.kofu-tabi.jp/hotels/sealuck.html ・中央道・甲府昭和IC近く ・素泊まり（朝食のみ無料サービス） シングル5.500円・ツイン7.800円 エントランスなんかめちゃ豪華で綺麗なんですけど！？（驚） パンフで見る限りではウィークリーマンションみたいな内装だけど、これであの料金はｲｲ！！ ・・・でも流石に予約でいっぱいだった。 『HOTEL Crest』……ﾋﾞｼﾞﾈｽﾎﾃﾙ http://www.fuji.ne.jp/~crest/syoukai/syoukai.htm ・中央道・甲府昭和IC近く ・綺麗なホテルでしかも温泉付き！シングル6510円・ツイン12.285円とちょっと高め ・・・だけどやっぱりここも人気で満室でした。 『ラドン温泉ホテル 湯〜とぴあ』 ･値段は交渉の末に、ツイン（exベッド）で10.500円。（１人5.250円） 部屋はまぁそれなりに年季を感じさせる内装だったけど、宿無しになるよりはマシといった感じで（苦笑） 温泉も見ようによっては卓球台があったりゲームコーナーがあったりとレトロムードたっぷりで、「懐かしの昭和年代テーマパーク」みたいでした。 ■温泉■ 『白峰会館』……入浴料：550円 ・芦安バス停＆駐車場のすぐ隣（というか敷地内） |
| 予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
拍手北沢峠から登って行くと樹林の隙間から双児山が見えてきた
鋸岳のｷﾞｻﾞｷﾞｻﾞな稜線が見えた。ｶｯｺｲｲ!!
下山途中に振り返って見た甲斐駒山頂
（写真奥に黒っぽく見えるのが甲斐駒山頂）
感想
※当時のブログより転載
（初心者のため適切でない判断・行動もあります。ご注意ください）
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1日目＜10月8日＞小雨→曇→やや晴れ間
※この日は東京からの移動のみなので興味ない方は2日目へジャンプ!!
【7:00 起床】
予定ではAM4：00起床のつもりが・・・昨夜は飲みすぎました（爆）
つーか天気予報が気になりすぎてネットで数時間おきに予報をチェックしてたらいつのまにかAM3:00！つまり寝たのがAM3：00・・・
そりゃぁ起きれないって（笑）
【8:00 自宅出発】
初っ端からグダグダになっちゃったけど、とりあえず天気回復を祈りながら小雨の降るなか自宅を出発！
今回もマ○ダレンタカーの週末パックを利用。
でも、この時間に出発するなら昨日の夜に借りてこなくても良かったような気が・・・（マツ○さんはAM8:00開店）
・・・一晩の駐車場料金2.000円、勿体無かったな・・・。
とりあえず天気も悪いしもうこんな時間なので、今日の登山は諦め、甲州街道を通って下道でのんびりと向かう事に。
【11:00 相模湖到着】
朝から何も食べてないのでお腹ぺこぺこ（笑）
途中ファミレスを探しながら走ってきたけど、開店時間が11：00からの所ばっかりだったのでここでようやく朝食兼昼食を取る事に！
そして食事の後は、昨夜の睡眠不足のせいか異様な眠気に襲われ、約1時間程ファミレスの駐車場で仮眠(笑）
・・・もう本当にグダグダ・・・(笑）
【13:00 相模湖 出発】
約1時間程たっぷり寝て目を覚ますと・・・
山梨方面の方から薄日か差してきて、いつのまにか天気回復の予感！急いで出発！
大月を過ぎ、ぶどう狩りの看板が目立つ勝沼付近まで来ると、なんだかとってもいい天気ｖ
途中甲府付近ではちょっとだけ交通渋滞もあったけど、まだ時間も早かったのでそのまま南アルプスの玄関口「芦安」まで行ってみる事に。
【16：00頃 芦安到着】
甲府あたりでは薄日すら差してた天気も、やはり山間部の芦安まで来るとどんよりとした湿った空模様。
しかもついさっきまで雨が降ってたみたいで地面もかなり濡れてました。
とりあえず芦安観光案内所で芦安付近の宿探し＆資料集め。
宿は1〜2件ほど空きがあったようだけど、やっぱり残ってる宿は1人1万円からと高い！
芦安で泊まるのは諦めて、さっき通ってきた甲州街道付近で探す事に決定！
でもその前に、明日車を止める予定の芦安駐車場まで行ってみました。
実はここも今年からマイカー規制が始まったみたいで、北沢峠に行くには芦安駐車場で車を置いていかなくてはならないらしい。
（夜叉神峠までは行ける事には行けるけど、夜叉神の駐車場は少ないし芦安で止めておいた方が無難らしい）
【18：00頃 甲州街道「竜王」】
芦安から車で約30分程のところにある竜王近辺で宿探し。
で、結局この近辺では老舗の『ラドン温泉ホテル 湯〜とぴあ』に泊まりました。
そしてチェックイン後の19：00頃、素泊まりの為外で食事しようと再び外に出てみると雨がっ！！
雨の中ビールや明日の行動食の買出しをしたりレストランを探したりと約１時間程ドライブした結果、結局ホテル近くの中華店で食事をする事に…結構本格的で美味しかったｖｖ
その後はホテルに戻り、温泉に入ったりビールを飲んだりのんびりまったり・・・23:00には就寝。
・・・やっぱり夜はずっと雨・・・
明日の天気は大丈夫なんだろうか？
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2日目＜10月9日＞曇り〜晴れ
【4:00 起床】
いよいよ登山開始の朝。
手早く身支度を整え、昨日買っておいたミックスサンドで軽く腹ごしらえ。
天気予報は曇り時々晴れ・・・ちょっとだけ希望がみえてきた。
客室からフロントへ下り、いよいよ出発。
フロントに誰もいないと思ってたら、オーナーさんがフロントカウンター下の床で寝ていてビックリ（笑）
【5:00 出発】
まだ真っ暗ななか芦安に向けて出発！
雨は降ってないけど、やはり芦安が近づいてくると途端に湿気が濃くなってくる。
【5:35 芦安駐車場到着】
薄っすらと空が明るくなってきた頃、芦安駐車場到着！
大急ぎで登山靴に履き替えバス乗り場へと向かう。
【5:40 芦安駐車場よりバス出発】
ここから広河原行きのバスに乗り込む。
バスは超満員・・・夜叉神までは立ったままでした。
そして窓の外はガスで真っ白！何も見えない！！う〜ん激しく不安だ・・・。
【6:42 広河原到着】
広河原まで来ると少しはガスも薄くなって空も明るくなってきた。
ここでAM6:50発の北沢峠行きのバスに乗り換え。
こんな天気でも登山者は大勢いて、臨時バスまで出ていた。
そしてもうすぐ北沢峠に着くといった頃には雲の切れ間から甲斐駒の姿も見えてきました。
【7:15 北沢峠到着】
バス停に着くと一目散にバス停の目の前にある山小屋・長衛荘にダッシュ！
結局予約を入れないままここまで来てしまったので、キャンセルが出てることを祈りつつ受付に向かう。
で、なんとか無事に今晩の宿を確保！
でも山荘の人に「本当はちゃんと予約しなきゃ駄目ですよ」と釘をさされてしまった。ごめんなさい・・・でも1週間前に予約電話した時にはキャンセル待ちすら断られたんですよ？
でもなにはともあれ、これで心置きなく山に登る事が出来る！
早速宿泊手続きを済ませ、いよいよ登山の準備にかかることにしました。
【7:45 長衛荘横の登山道 出発】
宿泊の手続きを済ませると、先ずは山小屋のテーブルの上で荷物の整理。
今晩はここで泊まる事になったので余分な荷物は小屋の中に置かせて貰うことにして、いざ出発！
登山道入り口からは樹林帯のなかをジグザグに歩いていく。
が、やはり人気の3連休・・・いきなり渋滞で思うように進めない。
木々の間からは光が差し込んできて青い空も見えるようになり、双児山も綺麗に見えるようになった。
天気回復の予感！
早く樹林帯を抜けたくてちょっとだけ気が焦ったけど、仕方なく5〜6人の列の最後尾にくっついてのんびりと登る事にしました。
【9：00 双児山 到着】
双児山まで来ると視界も開け、空は青空！
とりあえずここで朝ごはんを食べる事にして今日はじめての休憩をする。
天気は良くなってきたけど、この日は風が強くて流石に30分以上も休んでるとかなり寒かったです。
そしてここからは甲斐駒も見えました。
流れていく雲の隙間から見える甲斐駒の姿に感動！
残念ながらピラミッド型の山頂は雲の影から現れたり隠れたりを繰り返していたけど、それでも段々と天気は回復してきてるようで時折綺麗に山頂が見えることもありました。
【9：40 双児山 出発】
双児山を出発すると駒津峰まではすぐそこ。
途中鋸岳の稜線もとても綺麗に見えました。
一旦鞍部まで下り、休憩の時に双児山から見えた駒津峰麓の綺麗なハイマツ帯の尾根を登る。
結構歩きやすい道で凄く気持ちよかった。
いつもガスで視界の利かない中を登る事が多かったので、こうしてこれから登る道程が見えてるというのは本当に気持ちが楽ｖ
【10：10 駒津峰通過】
駒津峰に着くと仙水峠から登ってきた人も多くいたのか、山頂は大勢の登山者で超満員。
休憩する場所も見当たらないようなので、ここは素通りして何処か展望の良い休憩場所を探す事にしました。
【10：15 休憩】
駒津峰からちょっと歩いた地点で展望の良い休憩場所発見！甲斐駒を一望出来る最高のビューポイント！
ザックを下ろしここでちょっと休憩。
いよいよ甲斐駒も目前に迫ってきて、ここから眺める甲斐駒と摩利支天の迫力は圧巻！！
山頂付近の花崗岩と紅葉のコントラストもとても綺麗でした。
【10：30 甲斐駒に向けて出発】
5分の休憩をした後はいよいよ甲斐駒へ！
細い登山道を登ったり下ったりして暫く行くと、大きな岩が折り重なってる六方石に到着。
ここからは岩場を登ってく直登コースと、ザレ場をトラバースしていくコースに分かれるんだけど、とりあえず登りがキツイ方が結果的には楽だろうということで直登コースを登る事に。
しかしこの直登コース…初っ端からかなりキツイ！！
かなり大きな岩もあって足を固定する場所も無いし殆どクライミング状態！
↑ちょっと大袈裟？
「うわっなにこれ〜〜？マジ登れねーーーっｗｗｗ」 とか思わず意味もなく笑っちゃいましたｗ
しかしそんな激しい岩場も最初だけで、そこを過ぎれば砂礫帯の結構歩きやすい道。
ふと横を見れば摩利支天の姿も！
紺碧の空にそびえる頂上もだんだんと目前に迫ってきていよいよ頂上へ近づいてきた事を確信！
花崗岩が風化して出来た白い砂礫が直射日光に反射して結構眩しい。
【11:40 甲斐駒ケ岳 到着】
山頂に着くと物凄い強風！！
風も冷たくて、ちょっと立ち止まるだけで寒いなんの！
そして山頂は晴れていたけど、鋸岳から甲斐駒・栗沢山を通って早川尾根へと続く稜線では、尾根を境界線にして天気が真っ二つに分かれてました。
黒戸尾根方面はもくもくと白いガスに覆われていて全く展望無し。
反対側の北岳や仙丈ケ岳も手前にあるガスのせいで全く見えませんでした。
（つまり稜線を挟んで山の北（北東？）側に全部ガスがかかってる状態）
仕方なく風を避けるためにも栗沢山方面にある大きな岩場の影に場所を確保し、ここで山の南半分だけくっきりと晴れてる栗沢山を見ながらお昼休憩を取ることにしました。
・・・それにしても寒い・・・
お昼を食べてる最中にもガスが次々と何処からともなく湧き上がり、風に乗ってびゅんびゅん通り抜けて行くのでフリースに雨具・ニット帽を被っていてもかなり寒かったです。ｶﾞﾀｶﾞﾀ・・・
今回も相変わらずコンビニで買ってきたおにぎりと缶詰・そして魚肉ソーセージという侘しい食事だったけど、来年にはストーブやコッヘルなんかも購入して、山で温かいものを食べたいなｖ
つーかせめて飲み物だけでも温かいものが飲みたかった＞＜
【12:10 甲斐駒ケ岳 出発】
甲斐駒山頂で30分程休憩した後はいよいよ下山
思ったよりもコースタイムが稼げたので、山頂近くにある駒ケ岳神社奥宮にちょっとだけ寄り道した後、摩利支天を経由して下山する事にしました。
摩利支天まではずっと白いザレ場を歩く。
踏み跡もたくさんあるし登山者も大勢いたので、その人達に着いて行けば迷わずに下山できそうだ。
・・・がしかし暫く何も考えずに登山者について歩いて行くと、だんだんと摩利支天の方向から外れていってるのに気付く。
もしかしたら他の人は摩利支天に寄らずに直接下山するのかもしれない！
後ろからついてきていた相方も「さっき摩利支天に行く方向に踏み跡がたくさんあったよ」と言う。
まさかこんなに視界がいいのにまた道を間違えた！？
とりあえず今来た道を引き返してみる事に・・・
・・・100�団�引き返してみると、確かにそこには真っ直ぐ摩利支天に向かってのびてる踏み跡がたくさんあった。
今度は迷わずに摩利支天に向かって一直線に歩き出す。
途中尾根が痩せて岩だらけの所もあるけど、これだったら5分位ですぐ摩利支天に到着できそうだ！摩利支天も目の前に大きくそびえ立ってかなり近くに見える。
・・・が・・・しばらくそこを軽快に下っていくと・・・
「お〜い！戻れっ！危ない！戻れ〜っ！！」
と大声で叫ぶ声がっ！？
どうしたんだろう？と思って他人事のように声が聞こえる方を探して見てみると、摩利支天の頂上からこっちに向かって手を振ってる人達がっ！？
・・・え？まさか・・・もしかしなくても私達のことですかぁ？？？
一応念のためにこちらからも声をかけて確認すると
「そうだ！ルート間違えてる！そこは危険だ！迂回しろ！！」とのこと。
目の前には摩利支天へと続くなだらかな斜面と尾根しか見えないのにおかしいなと思いつつ、一応お礼を言ってここは素直に引き下がりさっき歩いたルートを迂回する事にしました。
登山道に戻りしばらく行くと六方石へ戻るルートと摩利支天へ行くルートを分ける道標を発見！
道標は風のせいか耐久年数が過ぎたせいか・・・とにかく倒れていたけど、それが指し示す方向は間違ってなかったので、とりあえず道標に従って摩利支天へと向かう。
それにしても地図で見るより結構迂回してきた事にビックリ！
地図ではここまで10分ってあるけど実際は20分位かかってるんじゃ？ってくらい長かった。
・・・もしかしたらさっきのルートでも間違ってなかったんじゃないの？・・・
そんな事を思いつつしばらく道標に従って歩いて行くと、さっき間違えたルートと合流してる地点に到着！
斜面はきついけど何とか下りて来れそうだったじゃんと思いつつ歩を進め、そして何気に振り返ってみると・・・
なんとその斜面の裏側は断界絶壁！崖っぷち！！
今まで見てた方向からはなだらかな面しか見えてなかっただけに、その裏側がこんな事になってるなんて知った時には・・・今更ながら((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
そりゃこっち側から見てた人は必死になって声かけるわな・・・
その後もうすぐ摩利支天に着くといった所で、さっき声かけてくれた人達とすれ違ったんですが、今度は心の底からきちんとお礼を言う事が出来ました。
・・・ごめんなさい・・・甲斐駒ナメてました・・・反省。
【12:50 摩利支天 到着】
なんだかんだとハプニングがあったものの無事摩利支天到着！
途中迷ったりはしたものの、実際30分位しか歩いてないのに精神的にどっと疲れた。
とりあえずまだ風が強いので大きな岩陰で風をよけつつ休憩。
山頂は結構広かったんだけど、相変わらず山の北東側はガスで真っ白。
因みに山頂には観音像（？）があったり錆びた剣みたいのが突き刺さっていて、それが風でカタカタ音を立てて不気味でした。
【13:10 摩利支天 出発】
20分位休憩した後は、登る時に直登コースと道を分けた六方石へと戻る事に。
なだらかなザレ場をトラバース気味に下っていくと、途中沢に迷い込まないようにあちこちに赤いペンキで×印が書いてあった。
あの摩利支天への踏み跡が沢山ある所にも印つけておいてくれればいいのに・・・←いやちゃんと地図をみろよ！
【14：10 駒津峰通過】
六方石からここまでは、今朝甲斐駒へ登った時と同じルートを戻るような形だったのでちょっとだけ面倒くさい・・・。
途中、朝休憩したあの展望の良い場所でまたしても休憩してきたので、今回も駒津峰はそのまま通過・・・
今度は仙水峠側に下山することにしました。
駒津峰から仙水峠に向けて下り始めると、森林限界の越えたのかだんだんと岩場から樹林帯へと変化。
最後の見納めとばかりに木々の間から摩利支天の姿を撮影！
その後は延々と樹林のなかの急坂をひたすら下る！どんどん下る！！
目の前には栗沢山が良く見えてたんだけど、それを見ているとどんだけ下るんだ？っていうのが良く分かる。
結局あの栗沢山と同じ麓まで下りてしまったんだから・・・
【15:00 仙水峠 到着】
鬱蒼とした樹林帯を抜け仙水峠に到着すると、突如視界が開け周りは突然石がごろごろした景色に変化！目の前にはどどーんと栗沢山がそびえ立ってるし！(笑）
当初の計画ではこの後あの栗沢山に再び登ってアサヨ峰に登り早川尾根を縦走する計画だったんだよね・・・無謀だ！こんだけ下っておいてまた登り返すなんて精神的に無茶だった(笑
（しかし1年もたたないうちにここから仙丈ケ岳まで登り返すという荒技を決行することになる）
でもま、とりあえず計画変更してよかったと思いつつ休憩（また？/笑）
適当な場所に腰掛け休憩してると陽が傾いてきたのか直射日光が眩しい＞＜
そして駒津峰から下る時に見納めだと思ってた摩利支天もここからは凄くよく見えました。
下から見上げるようにしてみる摩利支天も大迫力！！
それをバックに記念撮影してる人もいて、そのアングルは最高だろうなと思った。（私は携帯カメラしかないので無理/涙）
【15:15 仙水峠 出発】
ゴロゴロとした岩が転がる道を北沢峠に向けて出発
イメージしていた仙水峠はもっと普通の山道だと思ってたのに、ここはホント岩だらけでちょっとビックリ！
でも暫く行くと苔むした針葉樹林に突入！
苔が木々の間から差し込む光に反射しててとても綺麗でした。
その景色を眺めながら歩く事約30分・・・
【15:50 仙水小屋 通過】
もう既に時間が遅いからか小屋の前にはロープが張られていて中に入る事は出来なかったけど、登山道沿いに設置してある水場で一口だけ水を飲ませて貰いました。
・・・とにかく冷たくて本当に美味しかったｖｖ
ここからは下の沢まで下り、その沢沿いに延々と歩く。
最初は細かった沢も何度か堰堤を越えるとだんだんと川幅も広くなってきて、道もとても歩きやすくなってきました。
目の前には仙丈ケ岳も雲の間から姿を現してきていい眺めｖ
そして最後に北沢に架かる橋を渡ると・・・
【16:10 北沢長衛小屋 通過】
長衛小屋は写真で見るよりも全然いい感じ！
小屋は確かに古いけど結構綺麗そうだしなんといってもノスタルジック！
テン場もキャンプ場みたいに広くていいし沢沿いでロケーションもいい！！
いつかテン泊してみたいと思ってるので、最初はこういう所から始めた方が良さそうだな・・・
そして長衛小屋を過ぎた後は、ちょっとした散歩にぴったりなゆるやかな坂道を再び登る。
自分的イメージでは秋の散歩道って感じで、なんとなくのどかな気分に浸りながら歩く事約10分、やっと北沢峠に続く林道へと出ました。
ここまで来れば長衛荘ももうすぐ・・・
【16：20 北沢峠（長衛荘） 到着】
なんとか夕食の始まる16：30前に到着できてよかった・・・ホッｖ
到着する時間が遅かったので私達の食事は3回目。
まだまだ時間があるので外のベンチでビールを飲みながら待つ事にする。
因みにビールの値段は350ml缶で500円！
すぐ目の前まで車が通れる道路がきてるのに・・・高っ！！(笑）
しばらくすると夕食が始まったのか、小屋の中では女将さんがお客さんの名を確認するように点呼を取りはじめ、食卓を囲んでる宿泊者達に山荘での注意事項等を説明していた。
・・・まるで小学校の林間学校とかサマーキャンプみたい（笑）
しかもここの女将さん、宿泊者の名前と顔を全員覚えてるっぽいし！！凄い！何者？
でも食事は山小屋にしては豪華な食事でとても美味しかったです。
そしてここはトイレも水洗で綺麗！
小屋の中と外にもトイレがあるんだけど、特にバス停隣にあるトイレはログハウス調でとても広くて綺麗！・・・ここからは凄く綺麗な星空が見えました。
そして特に何もする事がなかったので、PM7：30には就寝。
今回も超満員で１つの布団に２人で寝る体勢だったけど、今回は隣が女の人だったから凄く気が楽ｖ
外はかなり気温が低くて寒かったけど小屋の中は暖房がガンガンに効いてて暖かいｖ特に２階の部屋で寝てたので、吹き抜けを通って直接１階のストーブの熱気が伝わってくるからぽっかぽかｖ
がしかし夜も深まってくると、逆に小屋全体が乾燥しすぎてきて喉が痛い＞＜
空咳をしてる人も何人もいてみんな辛そうだった。
私も喉が渇いて何度も目を覚ましてたので今回もあまりよく眠れませんでした。でも枕元にペットボトルの水を用意しておいてホント良かったｖ
そして外はいつの間にか雨・・・。
寝る前までは星がよく見えてたのに、ホントに山の天気は変わりやすい。
明日は仙丈ケ岳に登るつもりだったんだけど大丈夫かなぁ？
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3日目＜10月10日＞雨
【4:30 起床】
計画ではAM5:30スタートで仙丈ケ岳に登る予定だったので出発1時間前に起床。
が、外は昨夜から降りはじめた冷たい雨がしとしとと降り続けている。
とりあえずこの天気では登山途中にご飯を食べるのは無理そうなので、小屋の中のテーブルで昨日のうちに配られた朝食用のお弁当を食べながら様子をみる事にする。
お弁当を食べてる間にも、この雨のなか雨具にヘッドランプを装着したつわもの達が次々と出発してるので多少気は焦るものの、大半の人はやはり朝食を食べながら様子見、もしくは早々と諦めて多少スペースが広くなったふとんでゴロゴロしてる状態でした。
その後TVで天気予報が流れ始めるとみんなTVの前に集合（笑）
予報では「午前中は曇り〜午後からは天気が崩れて雨になる」とのこと。（甲府の予報）
・・・っていうかこっちではもう既に降ってるし(笑）
流石にもう気温が低いし自分達の雨具のスペック（上下3000円ﾁｬﾘ用ｶｯﾊﾟ)では多少不安があるということで、今日の仙丈ケ岳行きは断念。
AM7:28発の広河原行き始発バスで帰ることにしました。
・・・残念！！・・・
【7：28 北沢峠 出発】
小屋の外の乾燥室兼靴置き場で、サンダルから登山靴に履きかえバス停に向かう。
広河原行きのバス停には既に約30人位・戸台口行きのバス停には約50人位の人がバスを待っていた。
長衛荘の収容人数は100人・・・昨夜は超満員だったのでそれ以上の人数が泊まってたと思うけど、まだ小屋に残ってる人もいたし今日は殆どの人が登山を諦めて帰る模様。
広河原までは1台のバスでは入りきらなかったので2台のバスに分乗して向かう。
広河原に着くと既に芦安や甲府行きの臨時バスが何台も待機していた。
時刻表ではここの乗り換えがスムーズにいくか不安だったんだけど、流石にこの天気で下山者が大勢出ると予想していたのか山梨交通の対応は完璧！
手際よく目的地別にお客さんを振り分けテキパキと乗車券を発行！
すぐにバスに乗り込む事が出来ました。
【9:00 芦安駐車場 下車】
芦安まで来ると天気は曇り・・・ガスが濃くて空気は真っ白だったけど雨は降ってなかった。
バスを降りると、同じバスに乗っていた団体さん達が駐車場に隣接してる白峰会館の温泉へとゾロゾロと入っていく。
昨日は甲斐駒で汗かいたしやっぱりここで温泉入ってから帰りたい！！
でも団体さんが入っていったばかりだからかなり混雑してるんだろうな・・・
とりあえず駐車場付近で時間を潰しながら出てくるのを待つことにする。
そして1時間後、やっと団体さんも温泉から上がってきたようなので、人気の無い売店入り口の自販機で入浴券を購入し私達も入る事にする。
が温泉の入り口まで行っても券を見せるような所や人がいるわけでもなく、勝手に入っちゃっていいのかな？と思って再び券を買った売店に戻り従業員さんに声をかける。
声をかけて約3分ほどしてやっと従業員が現れたので「入ってもいいですか？」と券を見せて断りを入れると、「ええ、どうぞ！」ってにっこり微笑む従業員さん。
・・・あの・・・ぶっちゃけ入浴券買わずに入っても分からないんじゃぁ・・・
でもやっぱり堂々と入った方が気持ちいい！
温泉は団体さんが出て行った後なので貸切状態！
次のバスが来るまでは誰も来なさそうだったのでのんびりと温泉を満喫してきました。
【11:00 芦安駐車場 出発】
温泉に入って冷えた身体も温まりそしてさっぱりしたところで、いざ東京に向けて出発！
昨日の朝通ってきた麓へと続く道もなんだか懐かしい。
そして同じく昨日の朝出発してきたばかりラドン温泉も久しぶりに見るような気がした。
山の中では1泊しかしてないのに、久々に下界に戻ってきたようなそんな感じ（笑）
帰りはリッチに高速を使って早めに帰宅する事に！
高速では何度も後ろ髪をひかれる思いで南アルプスの方を振り返ってみたけど、やっぱり山は分厚い雲の中。
高速はまだお昼頃で天気も悪いということもあって、3連休の最終日としてはかなりすいてました。
【15:00頃 自宅到着】
これで2泊3日の山旅は終了！
当初の欲張り計画とは程遠い甲斐駒だけの登山になってしまったけど、1日だけでも天気が回復して本当によかった。
でも仙丈に登れなかったのは本当に残念！
これから鳳凰三山・白峰三山に登る予定だけど、仙丈だけがそのルートから外れてるので結局そのまま登り損ねてしまうような予感・・・。
なんとか来年登る予定の白峰三山と絡めて一緒に登れないか、もう一度ルートをあれこれ考えてみようかな☆
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