白馬岳〜爺ヶ岳


- GPS
- 75:50
- 距離
- 37.3km
- 登り
- 4,540m
- 下り
- 4,399m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
8月21日〜24日で縦走登山を楽しんできました。
猿倉〜白馬岳〜杓子岳〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜扇沢に至るルートです。
☆21日(月)
始発の「しなの」〜大糸線を乗り継いで白馬駅に。11時10分のバスで猿倉へ。ここが白馬岳への登山道の入口の一つ。
入山届けを出して11時40分に登山開始。
しばらくは林道を歩き。林道終点から登山道になる。整備された登山道の終点が白馬尻小屋。小屋を更に500mくらい進むと大雪渓が広がる。
雪渓をグイグイと高度を稼ぎ2時間くらいで雪渓は終了。高山植物が咲き競う中、ジグザグを切って高度を稼ぐ。
15時30分、一面ガスに覆われた頂上宿舎に到着。
☆22日(火)
午前3時で辺りはざわついている。A旅行社ご一行様が4時に出発なされるそうだ。彼らは今日は下山、それだけのご様子だが?
一般の人は朝食の5時を目処に起きるのだが....。迷惑千万(>_<)。
仕方なく4時に起きて朝食を自炊。
4時40分、本日の行動を開始する。今日は唐松岳を経由して五竜岳まで歩く。白馬岳から杓子岳、鑓ヶ岳の稜線歩きは楽しい。雷鳥の親子が登山道悠然と横切っていく。登山道の途中にはコマクサが咲いていた。
天狗山荘で一休み。
天狗の頭から緩やかに下り、やがて天狗の大下りとなる。不帰のキレットまで約300mを一気に下る。ここからがこのルートの一番面白いところ。
不帰の一峰〜三峰までの岩場は手がかりが多く面白い。時には岩壁を巻き、梯子も利用する。最後はハイマツの生い茂るガレ場を登れば唐松の山頂。前日同様に雲が上がってきて先を急ぐ。
唐松と五竜の間も大黒岳を過ぎるまでは岩稜帯が続く。
12時30分、五竜山荘に到着。ほぼ同時に雨が降り出した。
時間的には余裕はあるが雨具を身につけるの億劫。
よって今日はここまで。
☆23日(水)
今日も4時起床、4時40分出発。
昨夜は定員10人の部屋?に5人で快適な眠りにつけた。
ピーク時にはここに20人が!想像できない恐ろしさ(T_T)
五竜岳にははじめはハイマツの中の傾斜の緩い道を行く。徐々に傾斜のきつい小石混じりに変わる。雲海が朝日に輝き日の出を迎えた。
二つの岩峰を巻いて最後は大きな岩を乗り越えれば山頂。五竜岳の山頂は360°のパノラマが広がる。堂々とそびえる「剱」遠くに「槍」が映える。振り向けば昨日まで歩いてきた白馬からの道のりが。
雲海にとけ込む遠見尾根。至極の一時を堪能する(^_^)v。
これから向かう鹿島槍ヶ岳とその縦走路。山頂から急降下が始まる。岩場、ガレ場が北尾根の頭まで続く。頭から歩きやすいハイマツ帯を下ると最低地点、口の沢のコル。五竜山頂から450m近く下った地点。ここら再び岩場となり岩峰を登り切り、ピークから鎖伝いの道を行くと「キレット小屋」。
8時40分、キレット小屋で一休み。この先が八峰のキレット。岩壁が小屋の正面にそびえて迫力満点。しかし、どの岩も手がかりは十分ある。ちょっと手強そう?と思えるところは一般縦走路だけあって梯子が備え付けられている。まあ、岩は滑りやすいから濡れていたらちょっと危険かも??
やがて吊り尾根の分岐点となりここにザックを置いて北峰を往復。
9時50分、案の定?雲が出てきて視界を閉ざしてしまった(T_T)
小ピークを越えてガレた斜面を登り切れば賑やかな鹿島槍ヶ岳・南峰に10時30分、到着。
アップダウンを繰り返して布引岳からお花畑、シラビソの樹林を抜け、冷池山荘に11時40分。ここでちょっと悪い?知らせ。今日宿泊を予定いた種池山荘は予約で満室だそう。しばらく思案して予定通り行動する。
12時30分、種池山荘に到着。なるほど中学生で小屋の前は埋め尽くされていた。
小屋の受付で「今日は中学生の集団登山が約150名、Cツーリズム様ご一行が約30名」「その他にご予約の一般登山者がいるので満室です」
「時間的に余裕があるので次の小屋・新越山荘か、下山だけなら今日の内に」と。たしかに十分に下山は出来る。しかし、当日の宿の手当は?相談すると扇沢ロッジを紹介してくれるとのとこ。「今年は雨が多くて中学の行事が延期になっている」そうで。小屋で十分休憩させてもらって。小屋の子から力水を受け取り13時30分に下山を開始。
途中、今年の豪雪を思い出させる崩壊現場を通過。モチベーションが一気に下がり歩くペースも急降下(^^;)
Cツーリズム様ご一行に遭遇。小屋までのアプローチでお元気な人もいますが多くはフラフラ。縦に長くばらけた一行は一本道でも、恐ろしい(^^;)
タイムチャートより少し早い15時30分、下山完了。登山口からロッジまでは15分。最後のアスファルトの車道歩きは辛い(T_T)
ヘトヘトでロッジに到着。
☆24日(木)
朝から大町温泉郷「薬師の湯」でひとっ風呂あびて帰路につく。
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