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記録ID: 29020
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

焼石連峰 岩淵ダム→焼石岳→経塚山→駒ヶ岳→夏油温泉

1993年03月22日(月) 〜 1993年03月25日(木)
 - 拍手
saito1987 その他4人
GPS
80:00
距離
32.7km
登り
1,525m
下り
1,713m
アクセス
コース状況/
危険箇所等
焼石連峰 岩淵ダム→焼石岳→経塚山→駒ヶ岳→夏油温泉

1993/3/22〜25(4-0)

L:梶川耕司(5) AL:斉藤清克(6) M:成田哲哉(1)、長坂昭憲(1)、辺見悟(1)

3/22 曇時々雪

ツブ沼(9:15)→銀明水避難小屋C1 (12:30)

 バスが岩淵ダムまで入っておらず,スキーを担いでツブ沼まで1.5h歩いた。ツブ沼からスキーを履く。夏道が分からないくらい雪はあった。スキーで快調に歩く。小屋までずっとブナ。タンネはない。小屋の付近になると木が少なくなってくる。思いの外早く小屋まで行ってしまった。小屋はいい小屋。しかし,まきが湿っていてなかなかストーブに火がつかなかった。なんと小屋には中央大学ワンダーフォーゲル部のデポがあった。山行期間が過ぎており,ご自由にお食べ下さいなどとうれしいことが書いてあったので,思わず手を出してしまった。ご馳走様。

3/23 曇のち快晴

C1(9:20)→焼石岳(10:40)→金明水避難小屋C2 (12:30)

 朝,ガスが出ていたので時間待ちして出る。風は結構ある。焼石のピークははっきりとしておらず,一見してポコにしか見えない。横岳のほうがはるかに立派だ。横岳とのコルでシーデポして,ピークにはアイゼンを履いて空身でポン。あとはスキーを履いて,金明水小屋まで。一服した後,メンバーの1人とアシスタントリーダーが,天竺山を空身で往復した。稜線は白いのだが,天竺山の側面にはカンバがパヤパヤはえている。

3/24 快晴

C2(6:15)→経塚山(7:15 -8:15)→駒ヶ岳(9:45-10:00)→夏油温泉C3 (12:15)

 この日は朝からいい天気。経塚山手前のコルまではとくに何もない。このコルから経塚山の登りの斜面は,ここだけ風が強いのか雪が飛ばされて岩が出ている。傾斜も急なのでシートラで登る。ピーク直下にザックをデポして空身でポン。経塚山のあまりの気持ちよさに,おやじ(成田)が一句詠んだ。残念ながらその句は忘れてしまった。あとはずっとスキー。夏油温泉から上がっている夏道がある尾根から先,ところどころ小雪庇があった。駒ヶ岳手前のコルにザックをデポして空身でポン。駒ヶ岳のピークには神社がある。夏油温泉へはデポ地点から夏道どおしくらいをネグった。夏油温泉近くなると雪が腐ってきて,対岸に亀裂やデブリがあったので注意して下った。夏油温泉では洞窟風呂が見つからなかったのが少々残念だが,露天風呂に入り皆ご満悦だった。

3/25 曇のち晴れ

C3(7:15)→瀬美温泉(11:15)

 あとは林道だけだと集合時間を決めて出発。ちょっと行ってみると林道はデブリの嵐,あわててパーティをまとめて慎重に進んだ。林道そのものが高いところにつけられているので,高度感抜群,滑落したら一巻の終わり。この山行の核心は実は林道だった。ちなみに内鱒沢のあたりの林道は新しくつけ変わっている。下山して瀬美温泉に入り,その後あわただしく次の山行目的地にむかった。

感想

3/20
 すすきの京城屋で入山コンパ。帰国直後の石橋さん、松原も参加。21:30の快速ミッドナイトで函館へ。

3/21
 10:30青森着。青森在住ババアさんと一緒に昼飯。その後、八甲田連峰を眺めにドライブに行く。15:30青森発、水沢へ。途中、盛岡でじゃじゃ麺なるものを食す。まずい。23:00水沢着。居酒屋むらさきで軽く酒を飲み、コインロッカー脇でごろ寝。

3/22 曇り時々ふぶき 3℃
 7:00天沢からアスファルトの露出した道を石淵ダムを越えツゲ沼まで。その畔からスキーで歩き始める。9:15。やや細めのブナの林の中をラッセルもなく順調に進む。金山沢に出て、そのまま沢をつめ、石沼の上に着く。尿子沢の向こうに経塚山や駒が見える。焼石本峰はガスの中。さらに樹林限界へ進むと、一転して吹雪模様になる。視界も利かず。12:30小屋着。小屋は樹林限界付近、傾斜の変わり目にあるこじんまりとしたきれいな小屋。中央大学WV部の差し入れデポ品をありがたく頂く。八幡平の大深山荘と造りは同じか。15:00、外は猛吹雪で風の音がゴーゴーと響く。低気圧の通過による悪天。早く着いてよかった。

3/23 ガスカゼ強し→快晴無風 朝-3.5℃
 5:00起床。6:00出発しようとするも、上部ガスとカゼで小屋の毛布にくるまって時間待ち。9:20焼石本峰方面に青空がチラチラ見え出したので出発。焼石岳は山全体が巨大なアスピーデ型火山で、頂上はいくつかある中央火口丘のひとつのようだ。小屋のすぐ上から真っ白。金時小屋までずっと真っ白。途中スキーをデポし、アイゼン、ストックで向かう。ピーク着10:40。栗駒山も堂々として裾野が大きいなあ。アタックを終え、スカッパレの中、楽しい楽しい山スキー。あっという間に金時小屋に到着。12:30。ついでに天竺山もいただく。ここは焼石連峰の展望台。
金時小屋には懐かしのダルマストーブがあった。銀時小屋よりもやや大きめ。
東北の山小屋はどこもきれいに整備されていて、気持ちよく使える。

3/24 快晴 朝-2℃無風
 6:15小屋発、経塚山7:45〜8:15、駒9:45〜10:00、夏油温泉12:15C3
 経塚山登りでシートラ。ピークは空身でポン。経塚山からスキーで駒。駒の頂上には馬頭観音あり。夏油温泉で露天風呂に浸かり天国天国。ラッキーなことにビールで乾杯となった。
 「春の日の のどかなりける みちのくのやま おやじたたずむ 経塚のうえ」
 経塚山山頂にて 上の句 成田 下の句 SAITO

3/25 曇りのち晴れ
 7:15夏油温泉、11:15瀬見温泉
 林道はデブリの巣、いやらしい。

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