記録ID: 2550959
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アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
赤岳天狗尾根
2020年09月05日(土) [日帰り]
山梨県
長野県
yy0419
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 11:51
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,627m
- 下り
- 1,620m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 11:50
距離 17.8km
登り 1,627m
下り 1,627m
16:51
ゴール地点
| 天候 | 晴れのち曇りのち雷雨（そののち曇り時々雨） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
出合小屋までのルートは地獄谷に出るまでは林道で問題ありませんが、地獄谷に出てからは何度も渡渉を繰り返します。増水時はルート自体通行不能となる可能性がありますので、要注意です。（当日下山時は水量が多くなっていましたが、どうにか渡渉可能でした。） 天狗尾根は小さなルンゼ状の取付から入り、しばらく登ると踏み跡もはっきりしてくるので大きな問題はありません。岩場に関しては大天狗をロープを出して登攀しましたが、核心はほぼワンポイントで日頃クライミングしている方ならフリーソロでも行けるレベルでした。下降もクライムダウンも可能でしたが、念のため懸垂しました。(15m程度) ツルネ東稜は1か所左に折れなければならないところが見逃しがちですが、もれなくトラップに引っ掛かり登り返しました。他にもう1回ロストしましたが、全般的に踏み跡は明瞭で歩きやすいです。下部は笹が刈り払われておらず、難渋した箇所がありました。谷に出てから出合小屋までは上記出合小屋までに準じます。 |
写真
モルゲンロートに焼ける権現岳
早朝はいい天気です。朝焼けの時は天気は下り坂？
早朝はいい天気です。朝焼けの時は天気は下り坂？
さて渡渉です。何度あるかわからないくらい、何度も渡渉します。そしてこの区間は距離・標高差の割に時間を要します。
出合小屋到着
本日は利用者はいませんでした。(もう出発後かもしれませんが)
本日は利用者はいませんでした。(もう出発後かもしれませんが)
天狗尾根には赤岳沢方面に渡渉して向かいます
尾根の末端から取付かず、しばらく赤岳沢沿いに進みます。
尾根の末端から取付かず、しばらく赤岳沢沿いに進みます。
取付のルンゼ状の登路
ピンクリボンあります。取付部分はやや踏み跡が薄いので初めてだと見逃しがちです。
ピンクリボンあります。取付部分はやや踏み跡が薄いので初めてだと見逃しがちです。
2100m付近のヤセ尾根にある展望の利く岩稜より
赤岳は隠れ気味ですが、天狗尾根の岩稜帯はまだ見えています。
赤岳は隠れ気味ですが、天狗尾根の岩稜帯はまだ見えています。
2400m付近になると、徐々に岩稜が増えてきます。
ここまでは長〜い樹林帯です。
ここまでは長〜い樹林帯です。
やっと見えた、カニのはさみ
なかなか身が詰まってそうなはさみです。
なかなか身が詰まってそうなはさみです。
第1岩峰の巻き道は右の残置ロープのあるトラバースから
踏み跡もしっかりあり、ロープが無くても行けるレベルです。
踏み跡もしっかりあり、ロープが無くても行けるレベルです。
第1岩峰巻き道を振り返る
何の面白みのない草付のバケツ状の登路です。
何の面白みのない草付のバケツ状の登路です。
第1岩峰
下段を北側から巻いた後、今度は南側から回り込むようなルートになっています。
下段を北側から巻いた後、今度は南側から回り込むようなルートになっています。
せっかくなので第1岩峰のピークのようなところを登っていきます。踏み跡はその先の鞍部に出るように付いていますので、登らずとも行けます。
1
9/5 9:13
せっかくなので第1岩峰のピークのようなところを登っていきます。
踏み跡はその先の鞍部に出るように付いていますので、登らずとも行けます。
踏み跡はその先の鞍部に出るように付いていますので、登らずとも行けます。
第2岩峰への登り第2岩峰自体は登るのは困難ではなさそうですが、すぐ左に踏み跡がついているので、大天狗に備えて今回は巻いていきました。
9/5 9:29
第2岩峰への登り
第2岩峰自体は登るのは困難ではなさそうですが、すぐ左に踏み跡がついているので、大天狗に備えて今回は巻いていきました。
第2岩峰自体は登るのは困難ではなさそうですが、すぐ左に踏み跡がついているので、大天狗に備えて今回は巻いていきました。
第2岩峰を振り返ります
上からでは尾根上の小ピークに過ぎません。
上からでは尾根上の小ピークに過ぎません。
tomhigさんリードで大天狗登攀中
このあたり、見た目よりは難しい部分です。
このあたり、見た目よりは難しい部分です。
大天狗から見えたブロッケン
先週に続き2週連続です。それだけガスっているってこと！？
先週に続き2週連続です。それだけガスっているってこと！？
大天狗からの小天狗を従えた主峰赤岳
こう見ると赤岳までは結構な距離がありますね。
こう見ると赤岳までは結構な距離がありますね。
巻き道上部から小天狗を振り返ります
巻き道から登り返すこともできます。
巻き道から登り返すこともできます。
天狗尾根の岩場はいまだお花畑健在でした。
咲いている花はチラホラではありますが…
咲いている花はチラホラではありますが…
さて、縦走路に荷物をデポして(tomhigさんはそのまま担いで)赤岳を踏みに行きます。
赤岳山頂到着
天狗尾根分岐から結構岩場を登ります。難度はともかく天狗尾根自体の岩場よりこっちの方が長いんでは？
天狗尾根分岐から結構岩場を登ります。難度はともかく天狗尾根自体の岩場よりこっちの方が長いんでは？
天狗尾根分岐付近の縦走路から天狗尾根方面
ガスの中にうっすら大天狗、小天狗が。
ガスの中にうっすら大天狗、小天狗が。
霧にかすむ天狗尾根
まるで浮かび上がるように岩稜が見えます。大天狗の巻き道もよくわかります。
まるで浮かび上がるように岩稜が見えます。大天狗の巻き道もよくわかります。
キレットへと一般ルートを下ります。
梯子などもあり、なかなかの難路の扱いです。
梯子などもあり、なかなかの難路の扱いです。
こうしたガレと岩の狭間のようなルンゼ状の地形を結構長く下ります。足元もそうですが、上部からの落石にも注意。
ツルネ東稜下山中に権現岳方面
雨も大方上がり、雲間から姿を現しました。
雨も大方上がり、雲間から姿を現しました。
赤岳と天狗尾根
カニのはさみから小天狗まで岩稜帯全体が見えています。行程を復習するのにピッタリ。
カニのはさみから小天狗まで岩稜帯全体が見えています。行程を復習するのにピッタリ。
雷雨で沢水が濁っています。雨量があの程度で収まって良かったです。
感想
天候が不安定で、当初予定していた北アルプス行きを延期、バリエーションルートのロングコースということで、赤岳天狗尾根に行ってきました。
途中雷雨に遭遇（特にツルネ通過時がカミナリのピークに近く、嫌でした。）してしまったのは仕方がないですが、ロープ登攀を交えたロング山行を無事終えることができ、目的を果たすことができました。いつも通り赤岳山頂はガスの中で展望はありませんでした。
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