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Yamareco

記録ID: 228453
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳北鎌尾根敗退記。〜それでも山は・・・〜

2012年09月24日(月) 〜 2012年09月26日(水)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
37.0km
登り
3,199m
下り
3,249m

コースタイム

24日>6:00上高地バスターミナル-8:30横尾-9:50槍沢ロッヂ-11:10大曲-12:35水俣乗越-14:50北鎌沢出会
25日>6:00北鎌沢出会-6:50北鎌沢左俣ルート-9:00コル5.60m手前(敗退決意)-10:30北鎌沢出会-13:45水俣乗越-14:35-17:30ヒュッテ西岳
26日>6:40ヒュッテ西岳-6:50西岳-9:05大天井ヒュッテ-9:10大天井岳西分岐-12:15燕山荘-13:00合戦小屋-14:25水場-14:50中房温泉(湯原の湯)
天候 24日小雨のち晴れ
25日快晴
26日大快晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
23日>新宿西口:23時発さわやか信州号で上高地。
26日>中房温泉から乗り合いタクシーで穂高→大糸線で松本→高速バスで新宿。
コース状況/
危険箇所等
(注)水俣乗越〜北鎌コルまでのルートは手書きなのであくまでもイメージです)

・上高地から水俣乗越:危険個所無。
・水俣乗越から北鎌沢出会:水俣乗越道標裏から急斜面を下降する。滑りやすく危険。河原に出てからは、ひたすら、歩く。途中小さい雪渓があるが、草つきの道に踏み跡あり。出会いまでケルン多数。ただ、本当にひたすら河原を歩くので迷うことはないと思う。コルに突きあげた涸沢の直下がビバーク地点となる。大きなケルンと布の突いた棒が目印。
・北鎌沢左ルート:今回、何故、危険で情報のない左を選んだのか。ひとつには右俣ルートには水が無かったためである。水の確保のために左ルートを詮索すると、ケルン、赤テープ、踏み跡を確認することができたこともひとつ。とにかく、左俣ルート上部は完全に沢である。水の心配がない。これらの要素と自分本来のなんとかなるよ精神が敗退を決定づけた。
右俣ルートがコルへ直登する分かりやすいルートに対し、左俣は前半、やや左に沢を遡行し、途中で中央の花畑に乗り上げる。この花畑から大きく右に迂回し、コルへと突きあげるのだが、ここから猛烈な藪こぎと急斜面が待ち構えていた。しかも明瞭と思われた踏み跡は突然にここで不明瞭になる。滑りやすく、これ以上、強引に進めば、退くことも難しくなる。そう判断したところで敗退を決めた。
・ヒュッテ西岳から燕山荘:危険個所無。燕山荘まで素晴らしき眺望。

・中房温泉:湯原の湯(立ち寄り湯)大人700円:露天。言うことなし。
予約できる山小屋
中房温泉登山口
横尾山荘
朝の横尾大橋。霧雨のスタートだった。
2012年09月24日 20:30撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/24 20:30
朝の横尾大橋。霧雨のスタートだった。
少し降っていた方が、木々は嬉しそう。
2012年09月24日 08:58撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/24 8:58
少し降っていた方が、木々は嬉しそう。
水流の音に心が安らぐ。
2012年09月27日 20:33撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
4
9/27 20:33
水流の音に心が安らぐ。
シラタマノキ。ツツジ科の常緑小低木。赤い実が多い中で何故に白を選択したのだろう。でもかわいいぞ。別名シロモノ。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 20:34
シラタマノキ。ツツジ科の常緑小低木。赤い実が多い中で何故に白を選択したのだろう。でもかわいいぞ。別名シロモノ。
気持ちの良い道。
2012年09月24日 09:30撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/24 9:30
気持ちの良い道。
オオカメノキ。赤い実は鳥類の目を引くため。
2012年09月24日 09:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/24 9:34
オオカメノキ。赤い実は鳥類の目を引くため。
天気はようやく回復してくる。森に光が入ってくる。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 20:34
天気はようやく回復してくる。森に光が入ってくる。
槍沢ロッヂ。青い空がやっぱり好き。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 20:34
槍沢ロッヂ。青い空がやっぱり好き。
ババ平。ここでテント張ること、あるかな?
2012年09月24日 10:47撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/24 10:47
ババ平。ここでテント張ること、あるかな?
大曲分岐。水俣乗越へここから行く。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/27 20:34
大曲分岐。水俣乗越へここから行く。
急勾配。乗越まできつかった。重いぜ、テント装備。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/27 20:34
急勾配。乗越まできつかった。重いぜ、テント装備。
乗越から北鎌沢まで一気に下降する。あれー。登った分帳消しじゃん。
2012年09月24日 13:25撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/24 13:25
乗越から北鎌沢まで一気に下降する。あれー。登った分帳消しじゃん。
間ノ沢。ここで水補給してください。北鎌沢出会にはもう、水がありませんでした。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 20:34
間ノ沢。ここで水補給してください。北鎌沢出会にはもう、水がありませんでした。
どうやら、ここが出会らしい。間違いない。あれが北鎌のコルだ。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 20:34
どうやら、ここが出会らしい。間違いない。あれが北鎌のコルだ。
ホントに簡単に設営できる。好きです、RIPEN。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/27 20:34
ホントに簡単に設営できる。好きです、RIPEN。
makasioクッキング。今日は塩麹漬し冷凍した鳥もも肉を炒め、これを投入する。
2012年09月24日 16:40撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
2
9/24 16:40
makasioクッキング。今日は塩麹漬し冷凍した鳥もも肉を炒め、これを投入する。
少し煮込んだら完成。肉、ジューシーで柔らかっ!
2012年09月24日 16:43撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/24 16:43
少し煮込んだら完成。肉、ジューシーで柔らかっ!
隣のは五目炊き込みご飯。ちゃんと米から炊いたんですよ。具は調理済みのものを購入。
2012年09月24日 16:48撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
10
9/24 16:48
隣のは五目炊き込みご飯。ちゃんと米から炊いたんですよ。具は調理済みのものを購入。
朝。期待通りの晴れ。オコジョが走り回っていたな。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 20:34
朝。期待通りの晴れ。オコジョが走り回っていたな。
左俣へ少し上がらなければ、水はなかった。これがこの後の運命を決めた。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/27 20:34
左俣へ少し上がらなければ、水はなかった。これがこの後の運命を決めた。
左俣から登ってやろう。ホントに浅はかな考えだった。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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9/27 20:34
左俣から登ってやろう。ホントに浅はかな考えだった。
ただ、幻?の花畑を発見。興奮した。
2012年09月25日 07:39撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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9/25 7:39
ただ、幻?の花畑を発見。興奮した。
雪渓が見えると大きく迂回し、コルへと登る。そしてここから猛烈な藪こぎが始まった。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
4
9/27 20:34
雪渓が見えると大きく迂回し、コルへと登る。そしてここから猛烈な藪こぎが始まった。
先行者の踏み跡は、次第に薄くなり、藪の中から見つけることはできなかった。初めての北鎌はコルまで数十メートルのところで、無様に終わった。
2012年09月25日 09:01撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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9/25 9:01
先行者の踏み跡は、次第に薄くなり、藪の中から見つけることはできなかった。初めての北鎌はコルまで数十メートルのところで、無様に終わった。
敗退。前夜。雨具を途中の駅まで届けてくれた母の顔がよぎった。一瞬だけ涙が出そうになった。
2012年09月25日 09:38撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
10
9/25 9:38
敗退。前夜。雨具を途中の駅まで届けてくれた母の顔がよぎった。一瞬だけ涙が出そうになった。
河原をまた2時間近く歩いて戻る。槍を見ながら何を考えていたか、良く覚えていない。
2012年09月25日 11:06撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
7
9/25 11:06
河原をまた2時間近く歩いて戻る。槍を見ながら何を考えていたか、良く覚えていない。
前日、多すぎると思ったケルンは、敗退の帰路には優しく映った。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
2
9/27 20:34
前日、多すぎると思ったケルンは、敗退の帰路には優しく映った。
キイチゴで喉の渇きを潤した。
2012年09月27日 20:34撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/27 20:34
キイチゴで喉の渇きを潤した。
約26時間ぶりに戻ってきた一般ルート。今回の山はもう終わった気がした。
2012年09月25日 13:45撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/25 13:45
約26時間ぶりに戻ってきた一般ルート。今回の山はもう終わった気がした。
しかし、明日一日まだ、山を歩けることの幸せ。ただし、槍には行く気はしない。気がつけば、ナナカマドが紅葉していた。
2012年09月27日 20:35撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
6
9/27 20:35
しかし、明日一日まだ、山を歩けることの幸せ。ただし、槍には行く気はしない。気がつけば、ナナカマドが紅葉していた。
西岳へ向かう。明日は表銀座ルートを歩こう。
2012年09月25日 14:11撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/25 14:11
西岳へ向かう。明日は表銀座ルートを歩こう。
西岳。こんなにいい山だったんだ。この後、谷間から人の声がした。助けを呼ぶ声だった。
2012年09月25日 14:22撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
7
9/25 14:22
西岳。こんなにいい山だったんだ。この後、谷間から人の声がした。助けを呼ぶ声だった。
いろんなことがあって、ようやく、テント場へ。遭難者は無事だった。とにかく良かった。
2012年09月25日 17:21撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
4
9/25 17:21
いろんなことがあって、ようやく、テント場へ。遭難者は無事だった。とにかく良かった。
きれいな御来光だった。いろんなことがあった。でもそれでも山は・・・。
2012年09月26日 06:07撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
10
9/26 6:07
きれいな御来光だった。いろんなことがあった。でもそれでも山は・・・。
この日、日が沈むまで、嘘みたいな完璧な空だった。
2012年09月26日 06:07撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
5
9/26 6:07
この日、日が沈むまで、嘘みたいな完璧な空だった。
鉄の要塞のような大キレット。一昨年、歩いた時も、こんな空だった。
2012年09月26日 06:09撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/26 6:09
鉄の要塞のような大キレット。一昨年、歩いた時も、こんな空だった。
西岳、登ってみようか。
2012年09月26日 06:09撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/26 6:09
西岳、登ってみようか。
うー、きつい。朝の身体は重い。
2012年09月26日 06:52撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
2
9/26 6:52
うー、きつい。朝の身体は重い。
頂上から槍さま。絵になる山だ、ほんとに。
2012年09月26日 06:53撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
4
9/26 6:53
頂上から槍さま。絵になる山だ、ほんとに。
表銀座、槍ヶ岳を背中に背負って。これ逆ルートっていうのかな。
2012年09月26日 08:05撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/26 8:05
表銀座、槍ヶ岳を背中に背負って。これ逆ルートっていうのかな。
昨日、敗退した場所がよく見えた。これを見るために来たのだ。
2012年09月26日 08:24撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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9/26 8:24
昨日、敗退した場所がよく見えた。これを見るために来たのだ。
槍さま。
2012年09月27日 20:35撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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9/27 20:35
槍さま。
お猿も冬支度か。
2012年09月26日 09:01撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
2
9/26 9:01
お猿も冬支度か。
大天井ヒュッテ。
2012年09月27日 20:35撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
9/27 20:35
大天井ヒュッテ。
太平洋側には八ヶ岳、富士も良く見えた。mmgさん、横岳、登っていたんですね。見てましたよ。
2012年09月26日 10:30撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
2
9/26 10:30
太平洋側には八ヶ岳、富士も良く見えた。mmgさん、横岳、登っていたんですね。見てましたよ。
天空の遊歩道。
2012年09月26日 09:54撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/26 9:54
天空の遊歩道。
大天井岳を振り返る。
2012年09月27日 20:35撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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9/27 20:35
大天井岳を振り返る。
完璧な空。自衛隊の航空機が通過する。そちらからどんな風景が見えますか。
2012年09月26日 10:18撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/26 10:18
完璧な空。自衛隊の航空機が通過する。そちらからどんな風景が見えますか。
険しい尾根は硫黄尾根だ。たしか加藤文太郎はあれをやっている。あんなのできるの?
2012年09月26日 11:03撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
4
9/26 11:03
険しい尾根は硫黄尾根だ。たしか加藤文太郎はあれをやっている。あんなのできるの?
燕岳に向かうルートは一見穏やかでも、アップダウンの苦しい道だった。(テント装備には)
2012年09月26日 11:46撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/26 11:46
燕岳に向かうルートは一見穏やかでも、アップダウンの苦しい道だった。(テント装備には)
槍も遠くに霞んでいく。またねー。
2012年09月26日 11:46撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
2
9/26 11:46
槍も遠くに霞んでいく。またねー。
裏銀座、そして剣岳も、良く見えていた。
2012年09月27日 00:23撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 0:23
裏銀座、そして剣岳も、良く見えていた。
さて、雷鳥はどこにいるでしょーか!
2012年09月27日 00:25撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
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9/27 0:25
さて、雷鳥はどこにいるでしょーか!
燕岳は賑わっていた。お天気良くて良かったですね。
2012年09月26日 12:15撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/26 12:15
燕岳は賑わっていた。お天気良くて良かったですね。
初秋の山旅もこれにて終わり。北鎌敗退?そんなことあったっけ?
2012年09月26日 12:35撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
3
9/26 12:35
初秋の山旅もこれにて終わり。北鎌敗退?そんなことあったっけ?
湧水確保!これは、帰宅後、あれのあれになる。
2012年09月27日 20:36撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/27 20:36
湧水確保!これは、帰宅後、あれのあれになる。
中房温泉。3日間の疲れを癒す。お疲れ様でした。
2012年09月26日 15:36撮影 by  NIKON D3100, NIKON CORPORATION
1
9/26 15:36
中房温泉。3日間の疲れを癒す。お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

自分にその力が無くても、やってみたくなるときがある。
それが、無謀だと、言われても。

北鎌尾根。
槍ヶ岳のバリエーションルートとしてだけでなく、登山家、加藤文太郎や松濤明が遭難したルートとしても有名。
この二人の自叙伝は数年前に読んでいる。
それだけに自分にとって、最も有名なルートであり、憧れのルートでもある。
そのルートに挑戦しようと思ったのは、ヤマレコの皆さんの北鎌成功のレコに感動し、感化されたからにほかならない。

この時期、夏休がやっと消化できることになり、3連休が取れることに。
ジャンダルムも無事終わり、ゆっくり山旅がしたい。
当初はそう思っていた。何冊もの山地図を開いた。
だが、一番やってみたいこと。それは、やはり、北鎌だった。

夜行バスに乗り、早朝、上高地に着くと、空は薄暗く小雨が降っていた。
しかし、それもすぐにあがり、青空も見えてくると、気分も良くなる。
槍沢ロッヂを過ぎ、大曲分岐で水俣乗越へと上がる。
水俣乗越へと着くと、道標の裏に周り、急勾配を下降する。
一般登山道から離れて行くにつれ、緊張感も増してくる。
河原に出ると、北鎌沢出会まで、ひたすら歩く。
記憶の写真の通り、北鎌のコル直下にビバーク地点があり、そこに幕営した。
誰もいない。もし、経験者が来れば、気持ちは楽になる。
しかし、バリエーションルートで同行者に期待するなんて間違った考えだった。
平日の北鎌は、貸し切ることができるようだ。

食事を済ませると、意外なことに20時ごろには寝ることができた。
しかし、4時前に起床し、朝食を取ろうとしても緊張のせいか、
なかなか喉を通らない。コーヒーで流し込むようにベーグルを食べる。
出発しようとすると、オコジョがユーモラスに走り回っている。
おかげで緊張感が解けていった。

左俣分岐で水を確保しようとするが、思ったより、上まで行かなければ、
水がとれないようだ。右俣でザックをデポし、水をとりに行く。
途中で、右俣と左俣が合流するようなところがあったので、
ザックを再び回収したあと、しばらく、左俣を歩いた。
北鎌沢は左に行くなということは当然知っていた。
ただ、明瞭な踏み跡と赤テープまであり、ここからでもコルに上がれることが
分かってからは、沢登りの気分で気楽に上がっていった。
遠回りになるようだが、コル側に上がれそうだ。
これだけ、人が入っているんだ。行けるだろう、そんな感覚だった。

様相が変わったのは、花畑を過ぎ、いよいよ北鎌のコルへと差し掛かった時だった。
明瞭な踏み跡は次第に複数に分散し、薄くなっていく。
猛烈な藪こぎもバリエーションだから仕方がないと思った。
しかし、次第に斜度が増してくるにつれ、木々や草を掴まないと上がれない。
何度も滑った。右手の複数の指や爪からはすでに血も滲んでいる。
ボーリング大の石が落ちてきて、左のふくらはぎを直撃したりもした。
コルまではそう遠くない。でもその先の道はひどい藪こぎをまだまだ、強いられる。
この50mで30分近くかかっている。

コルまで3時間で上がれなければ引き返す。出発前に決めていた。
その3時間が経とうとしていた。悔しさという悔しさもなかった。

完敗だった。

あれだけ、良くしていただいてる方の情報も読んでいたのに、自分はそれすら、
守ることもしなかった。
なぜ、右俣に復帰しなかったのか、何度も出会まで御経のように繰り返した。
出発の夜、実家に忘れて置いてきたレインウェアを母親に途中の駅まで持ってきてもらった。
そんなことを急に思い出した。
一瞬だけ、泣きそうになった。何やってんだ、俺。

水俣乗越に戻る途中、50代くらいの単独の男性に会った。今日のことを説明すると、
「これから、独標まで行くけど。(一緒に来るか?)」とのこと。
一瞬、考えたが、すぐに断った。来年、また、ひとりで挑戦します。

熟れたキイチゴを口に放りながら水俣乗越まで戻った。
明日、どうしようか。
槍ヶ岳に、行く気はない。表銀座ルートで中房温泉に降りよう。
天気次第で最高の山旅と温泉がついてくる。
山を楽しむことはまだ、忘れていなかった。

(本当に)いろいろなことがあって、テント場に着いた。
最高の展望だった。正面には槍・穂高が並んでいる。大キレットも。
これを肴に本当に酒が飲めそうだった。
夜は満天の星空が明日の天気を約束してくれた。月光に槍ヶ岳、大キレットが壮大に浮かび上がっている。

明け方、夜半から続いた強風がピタッと止むと御来光が現れた。
なんだか、とても感動的な御来光だった。

燕岳までは最高すぎる絶景を堪能することができた。
完璧な空だった。

中房温泉で湯につかり、生ビールを飲むともう思うことは同じだった。

「あー! 山ってやっぱ!! 良ーわ!!!」


追記

水俣乗越から西岳へ20分ほど歩いた場所で、はっきりした声で「誰かいますか。助けてください」と男性の声が聞えた。
槍沢側登山道から20mほど下に人がいるようだが、急峻な崖と樹林帯で姿は見えない。
「山小屋に行って助けを呼んでくるので、待っていてください」と言い残し、
ザックを置き、ヒュッテ西岳へ急いだ。小屋に入り、冷静に情報を伝える。
小屋の方はすぐに警察に連絡し、返答を待つと、
現場を特定したいので一緒に行ってほしいとのこと。
当然、始めから行くつもりだった。

遭難者は大曲から一般登山道を離れ、道に迷ったが、強引に上がってきた。
しかし、進退きわまり、動けなくなってしまった。
登山道からは見えない位置だった。
ヒュッテの方は現場に着くと声を頼りに場所を特定し、
ロープを繰り出して、あっという間に遭難者を救助した。
遭難者は元気で怪我もなく、自力でヒュッテまで歩くことができた。
本当に無事でよかった。

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コメント

makasioさん
はじめまして。

成功体験のレコばかりではなく、こういう敗退のレコも安易な取り付きへの警告、左俣を詰めるとどうなるか等、ある意味こういう記録は貴重だと思います。

私も4回北鎌へ行きましたが、「北鎌沢の左右の分岐で水がない時期もあるんだ・・・」と勉強になりました。

山はどこにも逃げません。
今回これだけの思いをしたのだから、きっと次回チャレンジして穂先にたどり着いた時にはきっと感動するでしょう。
その感動を味わうための1年間と思って北鎌への思いを熟成して下さい。

お疲れ様でした。
2012/9/29 7:37
敗退じゃなくて
撤退、再挑戦、もっかい

makasioさん、こんにちは。
やっと昼休みです
言葉の綾ですが、勝ち負けではないのでリベンジでもなくていつか
リトライしてください
ちゃんと誰も知らないお花畑のプレゼントもあったし。
強いて言えば無事下山したら勝ち!

>山を楽しむことはまだ、忘れていなかった。
これだからmakasioさんすばらしい!!
こうだから晴れてくれたんです

makasioさんやBIMOTAさん↑レベルの先達のかたがたの未達成の際の
お気持ちはたいへんなものなんでしょうね。
それも山。
拝読した私はそのこと自体に感動しましたよ

私たちも南八ツからくっきりの槍をみつめていました。なんだか
一緒に歩いたような気持ちになりました。

ほんとに山っていい〜〜っ!!
2012/9/29 12:44
よかった
makasioさん、はじめまして。

北鎌尾根敗退じゃないですよね。
きっちり次回へのステップになってるので
下見に行ったと思えば楽しみも倍増です

それより天候に恵まれ良かったですね。
「山に行ったら山を楽しむ」
道中どうであれmakasioさんの行動には
感服です。レポにもお人柄が感じられ
感動しました。

お疲れ様でした。
2012/9/29 13:09
素晴らしいです!
makasioさん、

いつも深いいレコ、読ませてもらってます。

自分が行けない山に挑戦される姿にいつも感動してますが、今回は(も)自分の感覚で進んだ途だから、敗退も何もない、まさにご自身で気づいてらっしゃるように、山を楽しんだということだと思います 。難しいルートをあっさり行けてしまう方が面白くないのでは?

もしかしたら、西岳への途中で聞こえた遭難者の声が聞こえたから無意識に戻る決意をしたのかもしれません。それも神様の思し召しかも。makasioさんが通らなかったら、その遭難者の命が無かったかもしれませんからね。

また楽しくて深いいレコ読ませてください。ホントにmakasioさん文才があるなといつも感心してます。
応援しています。
2012/9/29 17:47
makasioさん、お疲れ様でした
>自分にその力が無くても、やってみたくなるときがある。

登山という行為がまさにそれだと思いました。
踏み跡が分かれていたということは、迷ってしまっただけとも言えます。
ぜひまた左俣から挑戦してください(って無責任な・・)。

貴重な情報と、素晴らしい行動に改めて拍手を送ります。

あれのあれってなんですか?
2012/9/29 18:13
makasioさん グッドジョブ!
makasioさん こんばんは

北鎌トライお疲れ様でした。急登のヤブコギはシンドイですよね〜。
奥穂〜西穂の次は北鎌だろうなあ〜って思ってましたよ!

北鎌から槍制覇するより、遭難者助けるほうが
ずっと大きなことだと思います!
makasioさんがいなかったら、亡くなっていたかもしれないわけですし。。。

課題は残しておいたほうが、後々の楽しみも増しますしね!
三日目の表銀座の景色 は山神のご褒美でしょうかね〜!
2012/9/29 19:58
頑張っていますね〜。
makasioさん こんばんは

穂高の次は北鎌ですか〜。
すごいなぁ〜。頑張っていらっしゃいますね。
しかもお一人でというのが、脱帽です

上の方々も書いていらっしゃいましたが、山 は逃げませんので、来年リトライなさってみてくださいね。応援しています

遭難者の方もお助けしたようで、すばらしい
は何が起こるかわかりませんね。
ホント怖いです。

ところで、遭難者の救助で、負担は全く感じていないかもしれませんが、水俣乗越から西岳間って結構な傾斜があった記憶がしたのですが、いかがでしたか?以前、逆送はきつそう〜というイメージを持ちながら、槍方向に向かったことがあるので、つい気になっちゃいました。もっとも北鎌への取り付き&藪こぎのがきついでしょうが・・・。変な質問ですみません〜。

それにしても、お天気が良くって、よかったですね。
素敵な風景。堪能させていただきました。ありがとうございます。

そう、遭難関係で思い出しましたが、自分2・3年前に槍に行ったときに北鎌尾根で遭難された方を捜索中の山岳会の方と宿で一緒になったことがあります。そのとき遺体が結局2ヶ月くらい出てこなかった記憶があるんですが、その方、確か左俣の先での遭難だった気がします。僕は登らないのでよくわかりませんが、そういった意味でも、右俣を選択された方がよろしいようですね。途中で引き返されたのが、賢明だったと思いますよ(@^^)/~~~
2012/9/29 22:18
素敵なレコですね
makasioさん、こんばんわ。

左俣から行っちゃったんですね〜、
でも素敵なお花畑に出会ってますね!
右俣もびっくりする位のお花でしたが、
あの紫のお花畑は圧巻ですね

私も先日の北鎌は、北鎌のコルでもお天気の判断がつかず、
コルからの撤退も考えつつの山行でした。
あと、来年一人でいくなら一日予備もっていきたいなぁって思いました。
なので、今回コル手前の敗退も全然不思議じゃないなって思います。

makasioさんの3日間の色んな想いを読んでたら
共感しすぎてちょっと涙が。。。笑

来年はきっと北鎌から槍登頂ですね!
2012/9/29 22:23
BIMOTAさん、はじめまして。
BIMOTAさんからコメントいただくなんて、光栄です。
BIMOTAさんの超人的な北鎌のレコ。
とてつもなく印象に残っています。

優しいコメント、嬉しいです。ありがとうございます。

山は逃げない。ホントですね。
北鎌単独、これは自分にとってこれからの登山のテーマとなるでしょう。
良いテーマでしょ?

うー。皆さんのコメントにホントに涙がでそうです。
2012/9/30 16:48
mmgさん。
今回は敗退ですみません。
でも、今回のレコも是非、mmgさんに読んでほしかった。登頂だけが登山ではない。
きっと、共感していただけると思っていました。

しっかし、完敗でした。
ただ、自分にとってこれからのテーマが確立したことは、
これも山からのプレゼントだと思っています。

来年、リトライです。成功したら、一杯、おごってくれますか?

三日目、八ヶ岳、硫黄岳から横岳まで、本当に眺めていました。
一緒に登っていたんですね
2012/9/30 16:54
akirajさん、コメントありがとうございます。
優しいコメントありがとうございます。

来年、リトライですね。
もし、右俣に出ていれば、とか、
同行者がいたら、とか、
そういった後悔は今はありません。

今回のチャレンジ、これはこれで成功だった。

そう、心から、今は感じています。
2012/9/30 17:03
ShuMaeさん。
いつも温かいコメントありがとうございます。

>今回は(も)自分の感覚で進んだ途だから、敗退も何もない

そうですね。そうです。
自分の感覚、それが間違っていても、自分の意思で
進んだ道です。
敗退とは思っていません。(タイトル変えなきゃな)

来年のリトライ、応援してください。
やるぞー。
2012/9/30 17:14
BBCさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

次も左俣ですかあ。確かに達成感はこちらでしょう。
本来のリベンジはこちらでしょう。
でも・・・右俣でやらしてください。

いつか本当のリベンジしたいですけどね。

あれのあれですか?
ウィスキーや芋焼酎用のロック(氷)です。
そのためにわざわざ、水、持ち帰ります。
これが、うまいんですよー。
2012/9/30 17:20
houraikenさん。
コメントありがとうございます。

このチャレンジ自体に達成感、感じています。
一度で成功したら、もったいないルートです。
来年のリトライ、応援してくださいね。

遭難者、御無事でよかった。
でもああいう時、自分すごく冷静になるんですね。
ヒュッテの方、レスキューの技術持っていて、
本当に良かった。
2012/9/30 17:28
schunさん。
コメントありがとうございます。

西岳〜水俣乗越間、敗退後、3回歩いたことになります。ヒュッテへ連絡する時に登った時がかなり辛かった。斜度、結構ありますよ。
それに遭難者の体力と救助の時間を考えながら、
大変でしたね、それから救助後、遭難者と共に、
戻りました。その時は楽だった、安心感でしょう。

ヒュッテの方に聞くとあのあたり事故や道迷い、結構あるらしいんです。
左俣、遭難者の事故、知っています。
あのとき、居らっしゃったんですね。
御冥福を祈ります。
2012/9/30 17:35
tamaoさん。
コメントありがとう。

tamaoさんとutunduさんのレコ見て、
決意したんですよ。
積雪期の奥穂の時もhariさん
とのレコに感化されました。
でも、俺はやっぱり、まだ力がないなあ。
経験ってホントに大事だと思う。
今回の経験は自分にとって良い経験だったと思う。

いろいろなこと考えました。
来年のリトライ、応援してね。
皆の温かいコメント読んで、泣きそうになりました。
2012/9/30 17:40
お疲れさんです!
お〜山に籠もって修行しておりましたか

なんとなく、次は槍の穂先かな〜っと思っておりましたが銀座だったんですね!

ルーファイは奥が深いよね。
地形図だけでは読みきれませんね。
色々と実体験の生経験できたみたいだし、次に繋がりますね

私も早くアルプスで道に迷いたいですよ(笑)
お互い命を落とさない程度に「Mの心をお大事に!」って感じでノンビリやっていきましょう
2012/9/30 21:09
acchi。
今回はだめだったよ、力不足だった。
でも挑戦したことは皆さんの言ってくれている通り、
次につながると思っている。

来年のリトライ。今から楽しみだよ。

アルプスで道に迷わないようにね!
今回はたまたま、自分は無事で帰ってきたけど、
遭難者になったのは自分だったかもしれない。
確実な情報が大事だと思った。

お互い、安全登山、やりましょうね。
2012/10/1 8:47
makasioさん、お疲れさま
全く強情な意地っ張りめ!

左俣、十分に分かってた筈なのに・・・

ま、何事もなく無事に戻ったこと事体、
貴方の実力が応分についてきている証でもあります。

でも無茶と無理は違うことを頭に入れて下さい。

私如きが物申す立場にはありませんが、
山で行き合い、makasioさんの素晴らしさを少しでも分かっている者の戯言です。

次の機会に正々堂々と挑んで北鎌尾根を踏んで下さい。
そん時にゃ、心から盛大な拍手を送りますよ。
2012/10/1 13:23
noboさん。
noboさんに、やべー叱られるぞ。

内心、ひやひやしていました。
でも、なんでしょう、一番、欲しかった言葉かもしれません。
俺、自分が遭難者になっても不思議はなかったんです。
それも確信犯でしたし。
この場を借りて、ごめんなさい!許して!

強情な意地っ張り。
本当に親しい友人にはそう言われます。
こんな奴ですが。
これからもどうか、よろしくお願いします。
2012/10/1 13:48
やっぱりmakasioさんだ。
tamaoさんの北鎌レコに「僕も行く」って書いてあったから、「そうか、行くのか〜」と思っていたら、もう行ってた!!!笑

その衝動、わかりますよ。

私も、行って見たいなあと思っている山のレコが上がってて、すごく楽しそうだったり絶景だったりすると、とてつもなく羨ましく、そしてちょっと悔しい、歯がゆい…。そんな気持ちになります。

色々なことがあったんですね。

「また1人で挑戦します」
もう気持ちが切り替わってて、きりっとしたmakasioさんの姿が思い浮かびました。カッコイイ。

「北鎌敗退?そんなことあったっけ?」
これがこのレコのBEST OF makasio節です。ふふふ笑
やっぱりmakasioさんはこうでなくちゃ。
2012/10/2 7:08
yokowvさん。
皆さんのレコ見てたら、頭の中から北鎌が離れなくなっていました。
上高地行の夜行バスが直前になってキャンセルが出て、
これはいかなくては後悔する。

行ってしまいました。結果はレコの通り。レコには全て自分の気持ちをさらけ出します。
だから、非難、批判も覚悟でした。でも皆さんからのコメントは温かかった。
だから、俺の行動は間違っていなかった。そう、思いそうになった。

でも、noboさんの言葉で目が覚めました。こんなことは二度としてはいけない。
単独だからこそ、身勝手な行動はいけません。
今回、人間として、成長するチャンスを頂いた山とnoboさんに感謝。

「北鎌敗退?そんなことあったっけ?」
そう思えるぐらい、最終日は最高だった。
2012/10/3 11:14
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5/5
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槍ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
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