槍ヶ岳北鎌尾根敗退記。〜それでも山は・・・〜


- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 3,199m
- 下り
- 3,249m
コースタイム
25日>6:00北鎌沢出会-6:50北鎌沢左俣ルート-9:00コル5.60m手前(敗退決意)-10:30北鎌沢出会-13:45水俣乗越-14:35-17:30ヒュッテ西岳
26日>6:40ヒュッテ西岳-6:50西岳-9:05大天井ヒュッテ-9:10大天井岳西分岐-12:15燕山荘-13:00合戦小屋-14:25水場-14:50中房温泉(湯原の湯)
天候 | 24日小雨のち晴れ 25日快晴 26日大快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
26日>中房温泉から乗り合いタクシーで穂高→大糸線で松本→高速バスで新宿。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(注)水俣乗越〜北鎌コルまでのルートは手書きなのであくまでもイメージです) ・上高地から水俣乗越:危険個所無。 ・水俣乗越から北鎌沢出会:水俣乗越道標裏から急斜面を下降する。滑りやすく危険。河原に出てからは、ひたすら、歩く。途中小さい雪渓があるが、草つきの道に踏み跡あり。出会いまでケルン多数。ただ、本当にひたすら河原を歩くので迷うことはないと思う。コルに突きあげた涸沢の直下がビバーク地点となる。大きなケルンと布の突いた棒が目印。 ・北鎌沢左ルート:今回、何故、危険で情報のない左を選んだのか。ひとつには右俣ルートには水が無かったためである。水の確保のために左ルートを詮索すると、ケルン、赤テープ、踏み跡を確認することができたこともひとつ。とにかく、左俣ルート上部は完全に沢である。水の心配がない。これらの要素と自分本来のなんとかなるよ精神が敗退を決定づけた。 右俣ルートがコルへ直登する分かりやすいルートに対し、左俣は前半、やや左に沢を遡行し、途中で中央の花畑に乗り上げる。この花畑から大きく右に迂回し、コルへと突きあげるのだが、ここから猛烈な藪こぎと急斜面が待ち構えていた。しかも明瞭と思われた踏み跡は突然にここで不明瞭になる。滑りやすく、これ以上、強引に進めば、退くことも難しくなる。そう判断したところで敗退を決めた。 ・ヒュッテ西岳から燕山荘:危険個所無。燕山荘まで素晴らしき眺望。 ・中房温泉:湯原の湯(立ち寄り湯)大人700円:露天。言うことなし。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
自分にその力が無くても、やってみたくなるときがある。
それが、無謀だと、言われても。
北鎌尾根。
槍ヶ岳のバリエーションルートとしてだけでなく、登山家、加藤文太郎や松濤明が遭難したルートとしても有名。
この二人の自叙伝は数年前に読んでいる。
それだけに自分にとって、最も有名なルートであり、憧れのルートでもある。
そのルートに挑戦しようと思ったのは、ヤマレコの皆さんの北鎌成功のレコに感動し、感化されたからにほかならない。
この時期、夏休がやっと消化できることになり、3連休が取れることに。
ジャンダルムも無事終わり、ゆっくり山旅がしたい。
当初はそう思っていた。何冊もの山地図を開いた。
だが、一番やってみたいこと。それは、やはり、北鎌だった。
夜行バスに乗り、早朝、上高地に着くと、空は薄暗く小雨が降っていた。
しかし、それもすぐにあがり、青空も見えてくると、気分も良くなる。
槍沢ロッヂを過ぎ、大曲分岐で水俣乗越へと上がる。
水俣乗越へと着くと、道標の裏に周り、急勾配を下降する。
一般登山道から離れて行くにつれ、緊張感も増してくる。
河原に出ると、北鎌沢出会まで、ひたすら歩く。
記憶の写真の通り、北鎌のコル直下にビバーク地点があり、そこに幕営した。
誰もいない。もし、経験者が来れば、気持ちは楽になる。
しかし、バリエーションルートで同行者に期待するなんて間違った考えだった。
平日の北鎌は、貸し切ることができるようだ。
食事を済ませると、意外なことに20時ごろには寝ることができた。
しかし、4時前に起床し、朝食を取ろうとしても緊張のせいか、
なかなか喉を通らない。コーヒーで流し込むようにベーグルを食べる。
出発しようとすると、オコジョがユーモラスに走り回っている。
おかげで緊張感が解けていった。
左俣分岐で水を確保しようとするが、思ったより、上まで行かなければ、
水がとれないようだ。右俣でザックをデポし、水をとりに行く。
途中で、右俣と左俣が合流するようなところがあったので、
ザックを再び回収したあと、しばらく、左俣を歩いた。
北鎌沢は左に行くなということは当然知っていた。
ただ、明瞭な踏み跡と赤テープまであり、ここからでもコルに上がれることが
分かってからは、沢登りの気分で気楽に上がっていった。
遠回りになるようだが、コル側に上がれそうだ。
これだけ、人が入っているんだ。行けるだろう、そんな感覚だった。
様相が変わったのは、花畑を過ぎ、いよいよ北鎌のコルへと差し掛かった時だった。
明瞭な踏み跡は次第に複数に分散し、薄くなっていく。
猛烈な藪こぎもバリエーションだから仕方がないと思った。
しかし、次第に斜度が増してくるにつれ、木々や草を掴まないと上がれない。
何度も滑った。右手の複数の指や爪からはすでに血も滲んでいる。
ボーリング大の石が落ちてきて、左のふくらはぎを直撃したりもした。
コルまではそう遠くない。でもその先の道はひどい藪こぎをまだまだ、強いられる。
この50mで30分近くかかっている。
コルまで3時間で上がれなければ引き返す。出発前に決めていた。
その3時間が経とうとしていた。悔しさという悔しさもなかった。
完敗だった。
あれだけ、良くしていただいてる方の情報も読んでいたのに、自分はそれすら、
守ることもしなかった。
なぜ、右俣に復帰しなかったのか、何度も出会まで御経のように繰り返した。
出発の夜、実家に忘れて置いてきたレインウェアを母親に途中の駅まで持ってきてもらった。
そんなことを急に思い出した。
一瞬だけ、泣きそうになった。何やってんだ、俺。
水俣乗越に戻る途中、50代くらいの単独の男性に会った。今日のことを説明すると、
「これから、独標まで行くけど。(一緒に来るか?)」とのこと。
一瞬、考えたが、すぐに断った。来年、また、ひとりで挑戦します。
熟れたキイチゴを口に放りながら水俣乗越まで戻った。
明日、どうしようか。
槍ヶ岳に、行く気はない。表銀座ルートで中房温泉に降りよう。
天気次第で最高の山旅と温泉がついてくる。
山を楽しむことはまだ、忘れていなかった。
(本当に)いろいろなことがあって、テント場に着いた。
最高の展望だった。正面には槍・穂高が並んでいる。大キレットも。
これを肴に本当に酒が飲めそうだった。
夜は満天の星空が明日の天気を約束してくれた。月光に槍ヶ岳、大キレットが壮大に浮かび上がっている。
明け方、夜半から続いた強風がピタッと止むと御来光が現れた。
なんだか、とても感動的な御来光だった。
燕岳までは最高すぎる絶景を堪能することができた。
完璧な空だった。
中房温泉で湯につかり、生ビールを飲むともう思うことは同じだった。
「あー! 山ってやっぱ!! 良ーわ!!!」
追記
水俣乗越から西岳へ20分ほど歩いた場所で、はっきりした声で「誰かいますか。助けてください」と男性の声が聞えた。
槍沢側登山道から20mほど下に人がいるようだが、急峻な崖と樹林帯で姿は見えない。
「山小屋に行って助けを呼んでくるので、待っていてください」と言い残し、
ザックを置き、ヒュッテ西岳へ急いだ。小屋に入り、冷静に情報を伝える。
小屋の方はすぐに警察に連絡し、返答を待つと、
現場を特定したいので一緒に行ってほしいとのこと。
当然、始めから行くつもりだった。
遭難者は大曲から一般登山道を離れ、道に迷ったが、強引に上がってきた。
しかし、進退きわまり、動けなくなってしまった。
登山道からは見えない位置だった。
ヒュッテの方は現場に着くと声を頼りに場所を特定し、
ロープを繰り出して、あっという間に遭難者を救助した。
遭難者は元気で怪我もなく、自力でヒュッテまで歩くことができた。
本当に無事でよかった。
はじめまして。
成功体験のレコばかりではなく、こういう敗退のレコも安易な取り付きへの警告、左俣を詰めるとどうなるか等、ある意味こういう記録は貴重だと思います。
私も4回北鎌へ行きましたが、「北鎌沢の左右の分岐で水がない時期もあるんだ・・・」と勉強になりました。
山はどこにも逃げません。
今回これだけの思いをしたのだから、きっと次回チャレンジして穂先にたどり着いた時にはきっと感動するでしょう。
その感動を味わうための1年間と思って北鎌への思いを熟成して下さい。
お疲れ様でした。
撤退、再挑戦、もっかい
makasioさん、こんにちは。
やっと昼休みです
言葉の綾ですが、勝ち負けではないのでリベンジでもなくていつか
リトライしてください
ちゃんと誰も知らないお花畑のプレゼントもあったし。
強いて言えば無事下山したら勝ち!
>山を楽しむことはまだ、忘れていなかった。
これだからmakasioさんすばらしい!!
こうだから晴れてくれたんです
makasioさんやBIMOTAさん↑レベルの先達のかたがたの未達成の際の
お気持ちはたいへんなものなんでしょうね。
それも山。
拝読した私はそのこと自体に感動しましたよ
私たちも南八ツからくっきりの槍をみつめていました。なんだか
一緒に歩いたような気持ちになりました。
ほんとに山っていい〜〜っ!!
makasioさん、はじめまして。
北鎌尾根敗退じゃないですよね。
きっちり次回へのステップになってるので
下見に行ったと思えば楽しみも倍増です
それより天候に恵まれ良かったですね。
「山に行ったら山を楽しむ」
道中どうであれmakasioさんの行動には
感服です。レポにもお人柄が感じられ
感動しました。
お疲れ様でした。
makasioさん、
いつも深いいレコ、読ませてもらってます。
自分が行けない山に挑戦される姿にいつも感動してますが、今回は(も)自分の感覚で進んだ途だから、敗退も何もない、まさにご自身で気づいてらっしゃるように、山を楽しんだということだと思います
もしかしたら、西岳への途中で聞こえた遭難者の声が聞こえたから無意識に戻る決意をしたのかもしれません。それも神様の思し召しかも。makasioさんが通らなかったら、その遭難者の命が無かったかもしれませんからね。
また楽しくて深いいレコ読ませてください。ホントにmakasioさん文才があるなといつも感心してます。
応援しています。
>自分にその力が無くても、やってみたくなるときがある。
登山という行為がまさにそれだと思いました。
踏み跡が分かれていたということは、迷ってしまっただけとも言えます。
ぜひまた左俣から挑戦してください(って無責任な・・)。
貴重な情報と、素晴らしい行動に改めて拍手を送ります。
あれのあれってなんですか?
makasioさん こんばんは
北鎌トライお疲れ様でした。急登のヤブコギはシンドイですよね〜。
奥穂〜西穂の次は北鎌だろうなあ〜って思ってましたよ!
北鎌から槍制覇するより、遭難者助けるほうが
ずっと大きなことだと思います!
makasioさんがいなかったら、亡くなっていたかもしれないわけですし。。。
課題は残しておいたほうが、後々の楽しみも増しますしね!
三日目の表銀座の景色
makasioさん こんばんは
穂高の次は北鎌ですか〜。
すごいなぁ〜。頑張っていらっしゃいますね。
しかもお一人でというのが、脱帽です
上の方々も書いていらっしゃいましたが、山
遭難者の方もお助けしたようで、すばらしい
山
ホント怖いです。
ところで、遭難者の救助で、負担は全く感じていないかもしれませんが、水俣乗越から西岳間って結構な傾斜があった記憶がしたのですが、いかがでしたか?以前、逆送はきつそう〜というイメージを持ちながら、槍方向に向かったことがあるので、つい気になっちゃいました。もっとも北鎌への取り付き&藪こぎのがきついでしょうが・・・。変な質問ですみません〜。
それにしても、お天気が良くって、よかったですね。
素敵な風景。堪能させていただきました。ありがとうございます。
そう、遭難関係で思い出しましたが、自分2・3年前に槍に行ったときに北鎌尾根で遭難された方を捜索中の山岳会の方と宿で一緒になったことがあります。そのとき遺体が結局2ヶ月くらい出てこなかった記憶があるんですが、その方、確か左俣の先での遭難だった気がします。僕は登らないのでよくわかりませんが、そういった意味でも、右俣を選択された方がよろしいようですね。途中で引き返されたのが、賢明だったと思いますよ(@^^)/~~~
makasioさん、こんばんわ。
左俣から行っちゃったんですね〜、
でも素敵なお花畑に出会ってますね!
右俣もびっくりする位のお花でしたが、
あの紫のお花畑は圧巻ですね
私も先日の北鎌は、北鎌のコルでもお天気の判断がつかず、
コルからの撤退も考えつつの山行でした。
あと、来年一人でいくなら一日予備もっていきたいなぁって思いました。
なので、今回コル手前の敗退も全然不思議じゃないなって思います。
makasioさんの3日間の色んな想いを読んでたら
共感しすぎてちょっと涙が。。。笑
来年はきっと北鎌から槍登頂ですね!
BIMOTAさんからコメントいただくなんて、光栄です。
BIMOTAさんの超人的な北鎌のレコ。
とてつもなく印象に残っています。
優しいコメント、嬉しいです。ありがとうございます。
山は逃げない。ホントですね。
北鎌単独、これは自分にとってこれからの登山のテーマとなるでしょう。
良いテーマでしょ?
うー。皆さんのコメントにホントに涙がでそうです。
今回は敗退ですみません。
でも、今回のレコも是非、mmgさんに読んでほしかった。登頂だけが登山ではない。
きっと、共感していただけると思っていました。
しっかし、完敗でした。
ただ、自分にとってこれからのテーマが確立したことは、
これも山からのプレゼントだと思っています。
来年、リトライです。成功したら、一杯、おごってくれますか?
三日目、八ヶ岳、硫黄岳から横岳まで、本当に眺めていました。
一緒に登っていたんですね
優しいコメントありがとうございます。
来年、リトライですね。
もし、右俣に出ていれば、とか、
同行者がいたら、とか、
そういった後悔は今はありません。
今回のチャレンジ、これはこれで成功だった。
そう、心から、今は感じています。
いつも温かいコメントありがとうございます。
>今回は(も)自分の感覚で進んだ途だから、敗退も何もない
そうですね。そうです。
自分の感覚、それが間違っていても、自分の意思で
進んだ道です。
敗退とは思っていません。(タイトル変えなきゃな)
来年のリトライ、応援してください。
やるぞー。
コメントありがとうございます。
次も左俣ですかあ。確かに達成感はこちらでしょう。
本来のリベンジはこちらでしょう。
でも・・・右俣でやらしてください。
いつか本当のリベンジしたいですけどね。
あれのあれですか?
ウィスキーや芋焼酎用のロック(氷)です。
そのためにわざわざ、水、持ち帰ります。
これが、うまいんですよー。
コメントありがとうございます。
このチャレンジ自体に達成感、感じています。
一度で成功したら、もったいないルートです。
来年のリトライ、応援してくださいね。
遭難者、御無事でよかった。
でもああいう時、自分すごく冷静になるんですね。
ヒュッテの方、レスキューの技術持っていて、
本当に良かった。
コメントありがとうございます。
西岳〜水俣乗越間、敗退後、3回歩いたことになります。ヒュッテへ連絡する時に登った時がかなり辛かった。斜度、結構ありますよ。
それに遭難者の体力と救助の時間を考えながら、
大変でしたね、それから救助後、遭難者と共に、
戻りました。その時は楽だった、安心感でしょう。
ヒュッテの方に聞くとあのあたり事故や道迷い、結構あるらしいんです。
左俣、遭難者の事故、知っています。
あのとき、居らっしゃったんですね。
御冥福を祈ります。
コメントありがとう。
tamaoさんとutunduさんのレコ見て、
決意したんですよ。
積雪期の奥穂の時もhariさん
とのレコに感化されました。
でも、俺はやっぱり、まだ力がないなあ。
経験ってホントに大事だと思う。
今回の経験は自分にとって良い経験だったと思う。
いろいろなこと考えました。
来年のリトライ、応援してね。
皆の温かいコメント読んで、泣きそうになりました。
お〜山に籠もって修行しておりましたか
なんとなく、次は槍の穂先かな〜っと思っておりましたが銀座だったんですね!
ルーファイは奥が深いよね。
地形図だけでは読みきれませんね。
色々と実体験の生経験できたみたいだし、次に繋がりますね
私も早くアルプスで道に迷いたいですよ(笑)
お互い命を落とさない程度に「Mの心をお大事に!」って感じでノンビリやっていきましょう
今回はだめだったよ、力不足だった。
でも挑戦したことは皆さんの言ってくれている通り、
次につながると思っている。
来年のリトライ。今から楽しみだよ。
アルプスで道に迷わないようにね!
今回はたまたま、自分は無事で帰ってきたけど、
遭難者になったのは自分だったかもしれない。
確実な情報が大事だと思った。
お互い、安全登山、やりましょうね。
全く強情な意地っ張りめ!
左俣、十分に分かってた筈なのに・・・
ま、何事もなく無事に戻ったこと事体、
貴方の実力が応分についてきている証でもあります。
でも無茶と無理は違うことを頭に入れて下さい。
私如きが物申す立場にはありませんが、
山で行き合い、makasioさんの素晴らしさを少しでも分かっている者の戯言です。
次の機会に正々堂々と挑んで北鎌尾根を踏んで下さい。
そん時にゃ、心から盛大な拍手を送りますよ。
noboさんに、やべー叱られるぞ。
内心、ひやひやしていました。
でも、なんでしょう、一番、欲しかった言葉かもしれません。
俺、自分が遭難者になっても不思議はなかったんです。
それも確信犯でしたし。
この場を借りて、ごめんなさい!許して!
強情な意地っ張り。
本当に親しい友人にはそう言われます。
こんな奴ですが。
これからもどうか、よろしくお願いします。
tamaoさんの北鎌レコに「僕も行く」って書いてあったから、「そうか、行くのか〜」と思っていたら、もう行ってた!!!笑
その衝動、わかりますよ。
私も、行って見たいなあと思っている山のレコが上がってて、すごく楽しそうだったり絶景だったりすると、とてつもなく羨ましく、そしてちょっと悔しい、歯がゆい…。そんな気持ちになります。
色々なことがあったんですね。
「また1人で挑戦します」
もう気持ちが切り替わってて、きりっとしたmakasioさんの姿が思い浮かびました。カッコイイ。
「北鎌敗退?そんなことあったっけ?」
これがこのレコのBEST OF makasio節です。ふふふ笑
やっぱりmakasioさんはこうでなくちゃ。
皆さんのレコ見てたら、頭の中から北鎌が離れなくなっていました。
上高地行の夜行バスが直前になってキャンセルが出て、
これはいかなくては後悔する。
行ってしまいました。結果はレコの通り。レコには全て自分の気持ちをさらけ出します。
だから、非難、批判も覚悟でした。でも皆さんからのコメントは温かかった。
だから、俺の行動は間違っていなかった。そう、思いそうになった。
でも、noboさんの言葉で目が覚めました。こんなことは二度としてはいけない。
単独だからこそ、身勝手な行動はいけません。
今回、人間として、成長するチャンスを頂いた山とnoboさんに感謝。
「北鎌敗退?そんなことあったっけ?」
そう思えるぐらい、最終日は最高だった。
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