記録ID: 211939
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
塩見・赤石・聖
白峰南嶺縦走〜南アの静寂境を行く〜
2012年07月28日(土) 〜
2012年08月01日(水)
山梨県
静岡県
Junjapa
その他1人 - GPS
- 104:00
- 距離
- 47.6km
- 登り
- 4,251m
- 下り
- 4,661m
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■7/28（土）奈良田第一発電所〜大門沢小屋
第一発電所12:55-14:00小古森沢出合14:10-15:00森林平坦地(1365m)15:15-15:55小沢(1535m地点)16:05-16:40大門沢小屋 行動時間計3時間10分（休憩時間計0:35)
■7/29（日）大門沢小屋〜白河内岳
大門沢小屋(4:20起床・5:30朝食）5:45-6:15南沢出合6:18-6:451995m地点7:00-7:502265m地点8:00-8:452485m地点8:55-9:25小コル9:40-10:20大門沢下降点11:00-11:30広河内岳11:45-12:25・2772mピーク12:35-13:10大籠岳13:25-13:55・2780m地点14:05-14:20白河内岳頂上・幕営
■7/30（月）白河内岳〜伝付峠
3:30起床-白河内岳5:00-6:05笹山北峰6:25-6:35笹山南峰6:40-7:052600m地点7:15-8:052365m地点8:15-8:40白剥山8:50-9:20奈良田越9:30-10:00長ガレ山10:10-10:40・2073広場10:50-11:30西別当代山・別当代山コル11:40-12:30伝付峠
■7/31（火）伝付峠〜広河原
2:30起床・撤収後水汲み-転付峠4:30-5:15林道終点上5:30-6:05上ノ切（保利沢山）6:15-7:10上ノ切（保利沢山）南コル7:20-7:40天上小屋山7:55-9:05生木割9:20-9:45ハイ松尾肩（10:00ハイ松尾頂上-10:05ハイ松尾肩戻る）-11:10椹島北分岐11:20-12:05笊ヶ岳12:50-13:30FH2500mポイント13:35-13:55布引山14:10-14:502190m地点15:00-15:451790m地点15:55-16:20大木迂回16:30-17:50広河原・幕営
■8/01（水）広河原〜老平
4:45起床・広河原TS5:45ー5:55広河原徒渉終了・靴履き-7:20雨畑・馬場到着
第一発電所12:55-14:00小古森沢出合14:10-15:00森林平坦地(1365m)15:15-15:55小沢(1535m地点)16:05-16:40大門沢小屋 行動時間計3時間10分（休憩時間計0:35)
■7/29（日）大門沢小屋〜白河内岳
大門沢小屋(4:20起床・5:30朝食）5:45-6:15南沢出合6:18-6:451995m地点7:00-7:502265m地点8:00-8:452485m地点8:55-9:25小コル9:40-10:20大門沢下降点11:00-11:30広河内岳11:45-12:25・2772mピーク12:35-13:10大籠岳13:25-13:55・2780m地点14:05-14:20白河内岳頂上・幕営
■7/30（月）白河内岳〜伝付峠
3:30起床-白河内岳5:00-6:05笹山北峰6:25-6:35笹山南峰6:40-7:052600m地点7:15-8:052365m地点8:15-8:40白剥山8:50-9:20奈良田越9:30-10:00長ガレ山10:10-10:40・2073広場10:50-11:30西別当代山・別当代山コル11:40-12:30伝付峠
■7/31（火）伝付峠〜広河原
2:30起床・撤収後水汲み-転付峠4:30-5:15林道終点上5:30-6:05上ノ切（保利沢山）6:15-7:10上ノ切（保利沢山）南コル7:20-7:40天上小屋山7:55-9:05生木割9:20-9:45ハイ松尾肩（10:00ハイ松尾頂上-10:05ハイ松尾肩戻る）-11:10椹島北分岐11:20-12:05笊ヶ岳12:50-13:30FH2500mポイント13:35-13:55布引山14:10-14:502190m地点15:00-15:451790m地点15:55-16:20大木迂回16:30-17:50広河原・幕営
■8/01（水）広河原〜老平
4:45起床・広河原TS5:45ー5:55広河原徒渉終了・靴履き-7:20雨畑・馬場到着
| 天候 | 7/28 晴れ〜ガス（奈良田・第一発電所〜大門沢小屋） 7/29 晴れ（大門沢小屋〜下降点〜広河内岳〜大籠岳〜白河内岳） 7/30 晴れ〜午後雨〜夜半止む（白河内岳〜笹山〜奈良田越〜伝付峠） 7/31 快晴（伝付峠〜保利沢山（上ノ切）〜生木割〜笊ヶ岳〜桧横手山〜広河原） 8/01 晴れ（広河原〜老平） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 タクシー 自家用車
[復路]雨畑＝（NJ車同乗）＝下部温泉駅10:20++（JR身延線)++11:28甲府駅11:40++三鷹駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＜コース状況・危険箇所・周辺情報＞ ■第一発電所まで ・今年の一月で山交バスの身延駅-奈良田温泉のバスは中止。しかし奈良田-広河原の運行が継続中。 ・早川町が地元のために運行しているバスが身延-奈良田を走っており、これで奈良田にアクセスする。NJ氏のクルマは雨畑に置き、そこからタクシーで大島（身延道の雨畑への分岐点）まで行き、そこでバスに乗ることとした。なお早川町と山梨交通が奈良田温泉のバスの接続スケジュールにつき相互に調整はしていない。早川町バスが高齢者の乗降で時間を取られたり、道路工事の信号待ちが多かったりすると奈良田温泉での接続が間に合わなくなることが多々ある。（つまり奈良田で山交バスが早川町バスの到着を待ったりはしない）。両者が余裕をもった運行スケジュールで利用者の便を図ればよいとも思うが簡単にはいかないようだ。 ・奈良田温泉には無料の駐車場があり、そこからも山交バスに乗車可。 ■第一発電所〜大門沢小屋 ・よく整備され全く問題なし。 ■大門沢小屋 ・基本的に60名で宿泊者は打ち止めのよう。われわれがラスト4名のうち、2名となったが、当初宿泊を断られた。（予約はしていなかった）それではテントに泊まるので食事だけでもと申し出たが、それも最初NOだった。目の前で「どうしようか」と相談しているうちに「泊まりますか」となり宿泊となった。 ・小屋としてはギリギリに飛び込んでくる宿泊マスト客分をバッファーとして取っておきたかったのだろうと思われたが、空いているのなら早いもの順では？との思いもあった。テント持参の客にはテント泊を薦めオーバーフローを防ぐようにしていたのだろう。 ■大門沢小屋〜下降点 ・小尾根に出ると遮るものがなく暑く日光対策が必要。小尾根の途中にテントサイト1張り。水場あり。小尾根を過ぎると急登が待つ。ジグザグの登りにひと汗もふた汗もかかされる。 ・ゆるやかになるとトラバースとなって小コルに導かれる。急峻な斜面にこのようなコルができるのは稜線が二重稜線になるのと同じ理屈ではないかと思うが、いずれにせよ、あと30分ほどの登りを控えホッとする休憩場所。今回は残雪あり。ここからジグザグの登りがあり斜上が始まると樹木はなくなり森林限界。 ・折り返しを登り終えると下降点。下降点には有名な黄色の小さな鉄製のタワーがある。大切な目印でこれがないと下降点を通り過ぎてしまう可能性あり。昭和40年に下降点がわからず遭難死した若者の両親が立てたもの（余計なことですが、塔に感謝を、そして慎重な山登りをと思わずにはいられません） ■大門沢下降点〜広河内岳 ・大門沢下降点から黄色のペンキの矢印→に導かれて明瞭な踏み跡をたどる。 ・最初のコブは左から巻くが、巻き終わったあとコブの頂上にもいける。 ・そのあと3つほどコブを乗り越えすぐに広河内岳の頂上。 ・頂上から西には平坦な尾根が伸びており誘われそうになるがここには道がない。（ある記録では濃霧の中、この尾根を進んでしまい戻ってきたとあった。要注意） ■広河内岳〜白河内岳 ・広河内岳からコルまで降ると小さな登り下りがあるが稜線漫歩。 ・池ノ沢への踏み跡の分岐は特に気が付かず。（いずれにせよ廃道） ・広河内岳からは一段と踏み跡は細くなりはじめ（踏み跡は確実にあるがガラ場や、崩落・土砂の流出などで失われていたりと不明確な場所あり）基本、小さなケルンが連続的にあらわれるのでしっかり探すこと。森林限界を超えており見通しのよいときは問題ないが、ガス・悪天のとき要注意。 ・大籠岳〜白河内岳もケルンに従う。 ・白河内岳の手前にテントサイト適地あり。頂上周辺はありそうで、なかなかよい場所がなく最終的に頂上の標柱の脇に幕営した。 ■白河内岳〜笹山 ・白河内岳からは、ケルンに従い、まずは直接南に下り、下った肩状から東の尾根上に乗るようなルートとなる。行ったり来たり、右往左往もどうしても出てしまうが、ケルンに従えばよい。2500mの森林限界にテントサイトあり実際にテントを張っていた。 ・ヤブっぽいが明瞭な踏み跡をたどり主に笹山までは西側のトラバースが続き最後に頂上につきあげる。 ・笹山の北峰は森林限界をわずか10mほどだが超えており好展望台。 ■笹山〜白剥山 ・笹山南峰にはテントサイトあり。三角点は発見できなかった（下山後、読んだ資料では、頂上から伝付峠方面に下りはじめて10mの右側にあるとのこと）。 ・南峰から二重稜線の間の船窪を下り、草地にでたあと西側の尾根を乗り越え西山腹の露地を下ります。（途中で出会った青薙山〜北岳の白峰南嶺完全縦走を目指す女性の単独行者はここで道を失って猛烈なヤブを漕いだ由） ・白剥山頂上手前で左下に下っている踏み跡があり、少し迷う。尾根上に踏み跡がある。迷ったら尾根の上だ。 ・白剥山頂上には標柱と表示板（慶大WV部・工業高校山岳部） ■白剥〜奈良田越 ・白剥山頂上からは真南にくだり、しばらくしたら右側に顕著になってくる尾根に乗り換える。 ・奈良田越の手前には荒廃した作業小屋あり、雨露くらいはしのげそう。 ・奈良田越はふたつの尾根が二重稜線状に差し違えたような地形。まっすぐには道はない（地質図をみるとここを断層が通っているのでそれがこのような地形を形作っていると思った）いったんヘアピンカーブのように標柱から戻るような形で峠まで来ている荒廃した林道に乗る。やがて現れるT字路を左にとり（右は白剥山の西山腹に延びる林道）南下する。なおT字路からほどなく大井川側に下る林道が分岐するはずだが、気が付かなかった。 ・ジグザグを一旦切ったところからヤブに突入し長ガレ山を目指しましたが、基本、細い踏み跡があります。頂上は一切表示がなく、あるのは自己満足だけ。 ・長ガレは凄絶なガレで大井川まで一直線。 ・長ガレ山からは尾根上に踏み跡があるがヤブに阻まれたので林道に降りることにした。 ・・2073の南東側林道屈曲点は広場でテントが何張りも張れる。 ・御舎利沢山と西別当代（にしべっとうしろ）山のコルにはよいテントサイト。なおコルの脇には緑の美しい窪地がある。 ・西別当代山と別当代山（・2226)のコルもテントサイト適地。 ・・2130周辺で地図にない左へ分岐する新造林道あり。誘い込まれないように注意。直進する。 ・その先のジグザグは林道が崩壊しており通行が困難。ジグザグに入る手前左にトラロープでショートカット踏み跡あり、これをたどること。（われわれはこれを知らず、林道ぞいにジグザグを行ったが林道の崩壊斜面ののトラバースはこの山行一番の緊張を強いられた） ・あとは伝付峠まで林道は問題なし。 ・伝付峠の東側、新倉への分岐から下り7分登り10分で水場あり。水美味で豊富。 ■伝付峠〜上の切 ・林道は登りになり、一回右下に分岐したあと、もう一回、林道は右下に分岐する。そこには「登山道ではありません」（写真参考）の表示板あり。 ・保利沢山を巻ききるとトラバースしていた林道は終点となり、登山道は尾根上をいくようになる。 ・尾根上しばしで登山道は右にトラバース始めるため、われわれは「上ノ切」の頂上を踏むべく直進した。踏み跡あり。 ・「上ノ切」の頂上には表示板と三角点。 ■上の切〜天上小屋山 ・「上ノ切」からは地図とコンパスで慎重に行く。踏み跡あるが、乱れている。倒木などで踏み跡がさえぎられ巻くうちに道を失うことも多く、踏み跡が強弱まじえ多く入り乱れているので要注意。（何度も右往左往しながらメインの踏み跡を求めて進んだ） ・上ノ切南コルには尾根が曲がり一段と西に向かいますので注意が必要。 ・南コル手前にひとつコブがあってそのコブピークから左手の尾根にくだらないように注意が必要。 ・なおこのコブは北側からまくのがメインの踏み跡のように見受けられた。 ・天上小屋山はピークが2つあって、最初のピークに刈り払いありピークと誤認したが、次のピークにでかい表示あり。ただし展望なし。 ■天上小屋山〜生木割山 ・生木割までは、稜線上をいかず西の山腹をトレバースし、ピーク直前を手前のコブとの鞍部に向けて直登し、さらに鞍部を乗り越え逆側の山腹を頂上に向かって登る。倒木がしばしばあり、道を失う。よく探せば道があり頂上へ導かれる。 ・生木割の頂上はテントサイトが2張りほど。ケーブル施設あり。 ・頂上の三角点は最高点にはない。南側の苔のコブが厳密な意味での山頂ということになる。 ■生木割山〜ハイ松尾 ・明瞭な踏み跡が続き問題なし。 ■ハイ松尾〜笊ヶ岳 ・ハイ松尾の巻き道はヤブの中の細い道。�ヾ�道の中間点と��巻道が終了、コルに向かって下り始める角のポイントの2箇所に頂上への踏み跡あり。前者�，砲蓮屏痢廚離廛薀好船奪�板の表示が置いてあって頂上に立ち寄らない登山者に対し迷わないようになっている。 ・ハイ松尾の頂上手前まで踏み跡は明確で好展望。厳密な頂上の最高点は頑強なハイ松に覆われていて空中遊泳を強いられる。 ・下りきると、右側にテープがまいてあり踏み跡が右側に分岐している。水場への分岐と思うが、文字での表示はない。テントも張れそう。 ・笊ヶ岳のコルの手前に2箇所、椹島への分岐があるが、北側のものは分岐に何も表示がなく、踏み跡が南方向に斜降していく。南側のものは多くの人が利用するようで、分岐には指導板もあり踏み跡も明瞭。200名山もしくは300名山狙いの人からすれば北側の道は利用価値がないので、踏み跡が薄くなるのも無理ないかも知れない。なお笊ヶ岳の登りは急登。 ■笊ヶ岳〜布引山 ・小笊への分岐は気がつかなかったが他の資料によると明瞭。 ・倉沢コルから布引山へは急登をしのいだあと、だらだらと思った以上に時間がかかり実際「FH2500mあと20分」という表示から25分弱かかりました。（あゆみが少しゆっくりペースだったかもしれないが） ・布引山のテントサイトから20mのところが三角点のある頂上。一瞬、テントサイトが広いのでそこが頂上だと思ってしまいがち。 ・布引山は千丁木と地元では呼ばれている。林業華やかなりしころ、巨木から千丁（千本）もの角材が取れたことからそんな巨木を産む山のことを千丁木と読んだのである。今でも「千丁に雪が来た」「千丁に雨が降っている」などと地元ではいう。 ■布引山〜桧横手山 ・布引山の三角点の直下が所ノ沢越と広河原への分岐。国土地理院の地図にしても山と高原地図にしても三角点と分岐との距離が離れすぎているように思う。 ・布引崩れは歩くだけの幅は現在のところ確保されているが、一部やばそうなところもあり。常に崩れており必要に応じヤブを巻くなどの対応が必要になるかも知れない。降雨時はスリップに細心の注意が必要。 ・桧横手山まで急激な下り。桧横手山の頂上にはテントサイト1張スペースあり。この山の西側コルに水場があるという資料を読んだことがあるが、指導標もなく、他の資料で汲みにいったという記録も読んだことがない。基本、水なし幕営となる。 ■桧横手山〜広河原 ・桧横手山頂上のすぐワキ、東側に指導標あり、左手に下りるように指示あり。その道はすぐに右に曲がり尾根上を行くのだが、まっすぐ尾根の北側の山腹を下る踏み跡があった。それは次第に薄くなる。（われわれも入り込んで数分迷った）迷ったら尾根上で深入りは禁物。 ・尾根の途中大木が登山道を遮っており南側に巻き道あり。また尾根上に戻る。まだ新しい踏み跡なので一瞬不安になるかも知れないが、問題なし。 ・山ノ神からは右下に下る。国土地理院地形図では尾根上をまっすぐ下る点線標示になっているが間違い。右手山腹をジグザグに下るのが正解。 ・広河原の右岸にテントサイト2張りほどあり。以前は5〜6張分はあったと思われるが、その後、沢の侵食が進み失われてしまったようだ。 ■広河原〜老平 ・広河原の徒渉は流されて遭難死した事件も発生しており増水時要注意。縦走中に台風等で明らかな増水が予想される場合には桧横手尾根に入る前に判断を下し、所の沢越から大井川・中ノ宿に下るか、戻って椹島分岐から大井川・椹島に下るしか方法はない。笊ヶ岳頂上から小笊経由でランカン尾根を下るルートもあるが篤志家向きで緊急時には避けるべき。 ・老平の先の馬場にあるビラ雨畑は日帰り湯可（日帰り湯：11:00〜20:00)。われわれは早朝の下山だったため、お湯に入ることができませんでした。裏手の運動場に断りを入れればクルマをデポできる。 ＜その他＞ ■雨畑への分岐にある林産組合では林産品が売られています。 ワタシは地元で作ったナメコを買いました。ちゃんと保冷剤もつけてくれます。 味噌汁に入れたらおいしかった！ ずいき（里芋の茎）も買いましたがこれも味噌汁にはおいしかったです。 |
写真
＜初日＞
JR身延駅に着きました。それにしても暑っ！空気も微動だにしないカンカン照りの駅前！
JR身延駅に着きました。それにしても暑っ！空気も微動だにしないカンカン照りの駅前！
大島バス停にて。ヴィラ雨畑の裏の駐車場（ヴィラ雨畑はもと学校だったので元運動場）にNJ氏の車を置くとタクシーで大島まで戻ってきました。バス停があるわけでなくこのあたりでというアバウトさで。林産組合の即売所があり、生ナメコ等を売っています。それにしても暑い！
1/1 12:47
大島バス停にて。ヴィラ雨畑の裏の駐車場（ヴィラ雨畑はもと学校だったので元運動場）にNJ氏の車を置くとタクシーで大島まで戻ってきました。バス停があるわけでなくこのあたりでというアバウトさで。林産組合の即売所があり、生ナメコ等を売っています。それにしても暑い！
奈良田第一発電所のバス停に着きました。係員がいてマイカー規制をやっています。H24年度の場合、6/24〜11/9までが南アルプスマイカー規制期間になります。それ以外の期間は冬季閉鎖のため全面通行止となっています。通行可能な車両は路線バス・タクシー・許可車両・緊急車両のみです。
1/1 13:43
奈良田第一発電所のバス停に着きました。係員がいてマイカー規制をやっています。H24年度の場合、6/24〜11/9までが南アルプスマイカー規制期間になります。それ以外の期間は冬季閉鎖のため全面通行止となっています。通行可能な車両は路線バス・タクシー・許可車両・緊急車両のみです。
通行規制を示している看板。こういった観光地の規制は上高地の例にあるように地元のバスやタクシーの売上につながるものです。特に芦安側は売上Upになっているようですが、奈良田側はそれほどでもないと運転手さんが教えてくれました。 1/1 13:43
通行規制を示している看板。こういった観光地の規制は上高地の例にあるように地元のバスやタクシーの売上につながるものです。特に芦安側は売上Upになっているようですが、奈良田側はそれほどでもないと運転手さんが教えてくれました。
奈良田第一発電所を出発し広河内の左岸ぞいに登っていきます。すぐにゲートがあります。非常に暑い！
広河内の上流を望む。雲が多いですが、山並みは見えます。さ、行くぞ！
途中に休憩所がありますがこんなところでは休んでいられない・・・（笑）。先を急ぎます。
堰提の下の林道終点。ここにも休憩所があります。この右の道が登山道の入口になります。
吊り橋。よく道は整備されていて問題ありません。この間にんもたくさんの人が降りてきます。この大門沢を登りにとるのはわれわれくらい？（＞＜；）
1/1 17:25
吊り橋。よく道は整備されていて問題ありません。この間にんもたくさんの人が降りてきます。この大門沢を登りにとるのはわれわれくらい？
（＞＜；）
（＞＜；）
大門沢小屋の二階から外を。奥深い樹林の中でやっと落ち着くことができるオアシスのような・・・。
大門沢小屋のワキにあったかわいい指導標。コースタイムがシャレじゃないよなぁ（苦笑）
大門沢小屋は60人の宿泊客でい〜っぱいっ！最初は小屋の主人に宿泊を断られました。もぞもぞしていたらじゃーと泊めてもらえることに。実際そのときにあと4人分のスペースしかなく、最後に到着した夫婦連れと思しきおふたりさんでちょうど満室となりました。やっぱり予約しないとね。
1/1 17:59
大門沢小屋は60人の宿泊客でい〜っぱいっ！最初は小屋の主人に宿泊を断られました。もぞもぞしていたらじゃーと泊めてもらえることに。実際そのときにあと4人分のスペースしかなく、最後に到着した夫婦連れと思しきおふたりさんでちょうど満室となりました。やっぱり予約しないとね。
狭い大門沢小屋のテントサイトもいっぱい。学生時代の五月連休にここにテントを張ったはずなんだが、どこに張ったか皆目見当がつかなかった。すべては忘却の彼方へ・・・（苦笑）
1
1/1 18:00
狭い大門沢小屋のテントサイトもいっぱい。学生時代の五月連休にここにテントを張ったはずなんだが、どこに張ったか皆目見当がつかなかった。すべては忘却の彼方へ・・・（苦笑）
大門沢小屋から下界を。曇っている。明日は大丈夫かなぁ？でもこの奥深い感じがなんともいいよね。
大門沢小屋には温水シャワーがあります。4分限定らしい。ウルトラマンみたいだね。
山小屋料金表です。7500円。高いか安いかはそれぞれでしょう。あ、そうそうビールは500円であっという間に五臓六腑に。これは安い！？（笑）
1
1/1 18:07
山小屋料金表です。7500円。高いか安いかはそれぞれでしょう。あ、そうそうビールは500円であっという間に五臓六腑に。これは安い！？（笑）
ちょっと登ると大門沢がみえてきました。まだまだ稜線は上の方です。気合いがないとこのコースは登れないわなー。
下降点へ30分くらいのところにある小コル。面白い地形ですがほっとするところです。雪が残っていて涼しげ。お花畑も出てきました。でも精神的にはここがいちばんきつかったかな。
1/2 10:15
下降点へ30分くらいのところにある小コル。面白い地形ですがほっとするところです。雪が残っていて涼しげ。お花畑も出てきました。でも精神的にはここがいちばんきつかったかな。
高山植物さんこんにちは。6
これはシナノキンバイだとのことです。alpsdakeさんありがとう！
これはシナノキンバイだとのことです。alpsdakeさんありがとう！
白根南嶺はゴゼンタチバナがずっとわれわれを元気づけてくれていました。ありがとう。（archangelさんに花の名前を教えていただきました）ちなみに白く花びらのように見えているのは苞という葉の変形したもので、花はその中にあるそうです。
1/2 10:42
白根南嶺はゴゼンタチバナがずっとわれわれを元気づけてくれていました。ありがとう。（archangelさんに花の名前を教えていただきました）ちなみに白く花びらのように見えているのは苞という葉の変形したもので、花はその中にあるそうです。
一面のお花畑が苦しいこころを慰めてくれます。でもヤッパリ苦しい（苦笑）
やったー！下降点のやぐらが見えた！ もうすこしだぜー。NJさんがんばろう！と言いつつ自分に言ってる。
あー、やっと下降点につきました。これから向かう広河内岳がガスの向こうに見え隠れして、何やら高山の雰囲気・・・。
大門沢下降点の黄色いモニュメント。ここを通る誰もが目印にして降りて行きます。何気なく・・・。実は昔（昭和43年1月）この下降ポイントがわからずに立ち往生し遭難死した木村さんのご両親が建てたもの。手を合わせたあと一回だけ鐘を鳴らしました。よい音が響きました。あの世にも届いたかなぁ（涙）。
1
1/2 11:21
大門沢下降点の黄色いモニュメント。ここを通る誰もが目印にして降りて行きます。何気なく・・・。実は昔（昭和43年1月）この下降ポイントがわからずに立ち往生し遭難死した木村さんのご両親が建てたもの。手を合わせたあと一回だけ鐘を鳴らしました。よい音が響きました。あの世にも届いたかなぁ（涙）。
大門沢下降点からの北を望む。右のピークが農鳥岳。立派じゃのう。キミは。
下降点〜広河内岳までは4つの小コブを超えていきます。いよいよ白峰南嶺の幕開け、森林限界を超えた稜線漫歩です。ちょー気持ちイイ！かな。
1/2 11:57
下降点〜広河内岳までは4つの小コブを超えていきます。いよいよ白峰南嶺の幕開け、森林限界を超えた稜線漫歩です。ちょー気持ちイイ！かな。
広河内岳からの北望。右に農鳥岳。左に西農鳥岳。真ん中に顔をのぞかせているのが間ノ岳だろうか。
広河内岳からの南望。大籠岳〜白河内岳のたおやかな稜線が望める。今日は白河内岳までの予定。でも結構遠いと思います。ワタシは。
2895mの広河内岳頂上。この高さを求めてここを訪れる人も多いと聞いた。日本百高山（百名山でなく）を目指す人はここに来なくてはいけない。でも後悔しないよー。
1/2 12:28
2895mの広河内岳頂上。この高さを求めてここを訪れる人も多いと聞いた。日本百高山（百名山でなく）を目指す人はここに来なくてはいけない。でも後悔しないよー。
たまに思い出したようにこういう標示があるけど、規則的ではないので基本あてにならない。気休め程度かなあ。地形図とコンパスは必携。
下りきってから広河内岳を見上げる。池ノ沢への道は廃道となっており、すでにヤブが覆い隠しています。よーく見るとあるようにも見えるが・・。
1/2 13:02
下りきってから広河内岳を見上げる。池ノ沢への道は廃道となっており、すでにヤブが覆い隠しています。よーく見るとあるようにも見えるが・・。
やぁ、広大な稜線。左のガスに巻かれかかっているコブが大籠岳。単なるコブにしかみえないぞぉ。目は平らな尾根を右に白河内岳のピークへと誘われます。
1/2 13:27
やぁ、広大な稜線。左のガスに巻かれかかっているコブが大籠岳。単なるコブにしかみえないぞぉ。目は平らな尾根を右に白河内岳のピークへと誘われます。
そして到着。名前がつくようなピークではないけれど、三角点があります。大籠岳。
大籠岳からの北。広河内岳が大きく翼を広げています。おれはここにいるぞーと。そう、わかるひとはわかっていますよ。
大こもちゃんをあとにして白河内岳に向かいます。稜線漫歩とはこういうことですね。この時のために大門沢を苦労したんだもの。
稜線漫歩はまだまだ続きます。真ん中左の高みが白コーチ君の頂上です。
雷鳥クンを見つけました。ともだちだよー、といって逃げられました。鳥もダメか。
もう一丁。これが冬になると真っ白になるのだから不思議だよなー。これぞ元祖コスプレ！
白河内岳頂上。たいらで、なんだか火星のようだな。誰もいないわれわれだけの世界。
頂上の標柱のわきにテンパりました。2800mの頂上でのテントってワイルドだろぅ？んぅ？
白河内岳頂上の夜明け。天界が光を帯びてくる。この世の始まりのように。人類はこのころ罪を知らなかった、ん？ナニ言っちゃんてんの？
出たぁ！
NJさん曰く「いつも見ている太陽なんだけど、ご来光だけは違うんだ」
NJさん曰く「いつも見ている太陽なんだけど、ご来光だけは違うんだ」
明るくなった白河内岳を下る。目の前は笹山への尾根。そして右上に見えるのが目的地の笊が岳。笊は双耳峰だが4つコブだったのでどこの山だろう？と二人で言っていた。笹山の頂上であった単独行の方から笊と教えてもらってえーっ？ 自分たちの目的地もわからなかったとはお恥ずかしい。どうも4つコブは小笊・大笊・布引・笊の西尾根のコブではないかと思っている。
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明るくなった白河内岳を下る。目の前は笹山への尾根。そして右上に見えるのが目的地の笊が岳。笊は双耳峰だが4つコブだったのでどこの山だろう？と二人で言っていた。笹山の頂上であった単独行の方から笊と教えてもらってえーっ？ 自分たちの目的地もわからなかったとはお恥ずかしい。どうも4つコブは小笊・大笊・布引・笊の西尾根のコブではないかと思っている。
シャクナゲもずっとわれわれにつきあってくれました。枝はこわいけど、花はやさしい。女性と同じ？いえいえ。
冬の強い偏西風の影響をうけて東側に樹木がなびいて育っています。偏型樹とか旗型樹とかいいます。
白河内岳の直下で蝙蝠岳とその向こうの荒川岳・悪沢岳の展望。手前の節くれだった木が厳しい季節を思わせます。そこを夏のいま、われわれは歩いている。
1/3 6:08
白河内岳の直下で蝙蝠岳とその向こうの荒川岳・悪沢岳の展望。手前の節くれだった木が厳しい季節を思わせます。そこを夏のいま、われわれは歩いている。
森林限界に入るがその前に笹山の北峰と南峰を見ます。ここからは、岩稜帯から深い深い樹林の世界にはいります。苔が林床を覆う原始の世界に踏み込むことになります。
1/3 6:12
森林限界に入るがその前に笹山の北峰と南峰を見ます。ここからは、岩稜帯から深い深い樹林の世界にはいります。苔が林床を覆う原始の世界に踏み込むことになります。
こんな感じの小ケルンがどこまでも続きます。踏み跡ははっきりしていますが、それでも迷います。必ずケルンをチエックです。
笹山北峰から見た笊ヶ岳。「あれ何の山ですかね」とわれわれ。「笊でしょ」と居合わせた単独行氏。「あ、そうなんですか」と自分たちの目的にに驚く間抜けなわれわれ。「あんな遠いんだぁ！」とさらに間抜けな・・・。そんな珍道中でした。
1/3 7:04
笹山北峰から見た笊ヶ岳。「あれ何の山ですかね」とわれわれ。「笊でしょ」と居合わせた単独行氏。「あ、そうなんですか」と自分たちの目的にに驚く間抜けなわれわれ。「あんな遠いんだぁ！」とさらに間抜けな・・・。そんな珍道中でした。
笹山北峰。目の前には蝙蝠岳。左から荒川岳〜蝙蝠岳〜塩見岳の南アの雄峰たちが舞台の上に勢ぞろい。
笹山北峰からの北望。手前に白河内岳。向こう側には北岳・農鳥・間ノ岳。こんなに見えていいのでしょうか。
笹山南峰で今度こそ本当に森林限界からおさらばです。三角点を探しましたが見つけることができませんでした。あとで調べたら、伝付峠方面に登山道を10mほど入った右側にあるんだそうです。気がつかなかったぁ。なお、笹山から奈良田への下山道も健在で降り口は伝付峠への登山道のわずか数メートル左側に口を開けています。つまり並行したような感じです（標示あり）。
1/3 7:32
笹山南峰で今度こそ本当に森林限界からおさらばです。三角点を探しましたが見つけることができませんでした。あとで調べたら、伝付峠方面に登山道を10mほど入った右側にあるんだそうです。気がつかなかったぁ。なお、笹山から奈良田への下山道も健在で降り口は伝付峠への登山道のわずか数メートル左側に口を開けています。つまり並行したような感じです（標示あり）。
踏み跡はしっかりしていますが、こんなヤブっぽい道を行くところもありますね。
笹山南峰から少しくだった砂礫地から。ここから白剥山まで怒涛の下りとなります。
こんな樹林帯を下ります。あまり赤布等はありませんが、踏み跡ははっきりしていて不安はありません。
白剥山の頂上。尾根上のコブに過ぎないけど、三角点があるとなんだかイッチョ前に思えてきますね。
慶應ワンダーフォーゲル部がつけた山名標示。慶應は青と赤の旗でしょうが色があせちゃった？
こちらはどこかの工業高校の山岳部のモノ。どうしても名前がはっきりしなかった。
この稜線の大井川側は特種東海製紙の社有林！です。主だったピークにはしっかりしたこの角材を使った標柱が立てられています。
美しい原生林。行った人でないと写真ではなかなかお伝えできませんが。失礼。
奈良田越の直前で作業小屋が出てきます。なんとか雨露ならしのげそうです。
奈良田越についた！ 鉄骨が散乱していて林業盛んなりし頃を彷彿とさせてくれますがあまりキレイな感じではない。
奈良田越の憩い。ここまで昔の林道が来ています。もう放置プレーで車は通れませんけど、その方が古の林業華やかなりし頃を彷彿とさせている。
1/3 10:15
奈良田越の憩い。ここまで昔の林道が来ています。もう放置プレーで車は通れませんけど、その方が古の林業華やかなりし頃を彷彿とさせている。
放置された林道はこのような感じ。とうの昔に車道の役割を終えた空間となっています。
クルマは通らないが、カーブミラーだけは昨日設置したかのようにキレイで元気。この不思議な感じ。
長ガレのすさまじいガレ場。NJさんを連れて行くと「こんなガレよりもあの下に流れている水が飲みたい」
長ガレ山頂上です。ただでさえ人のいない白峰南嶺にあってさらにこの頂上にくるのはもの好きか変わり者でしょう。えっ、私のこと？
長ガレ山の頂上部。頂上を示す標示がなにか欲しいですね。誰か・・・。
林道を行きます。もう林道は打ち捨てられていて車が通った形跡はありません。このように崩れて足幅しかないような場所もあります。
ここもこのように崩れていますが、工事を開始しているようです。ちょっと有り得なくないですか。正直。
林道途中、左に地図にない新しい道が分岐していました。正しい道はそのまま直進です。（この写真ではそれがわかり易いように左に分岐する新しい道に入り込み振り返って撮影しています。従い、右からやってきてそのまま左に抜けるということです。どうもこの道はこのたどってきた林道の下部でもう一度合流するようでした。（未確認））
1/3 12:49
林道途中、左に地図にない新しい道が分岐していました。正しい道はそのまま直進です。（この写真ではそれがわかり易いように左に分岐する新しい道に入り込み振り返って撮影しています。従い、右からやってきてそのまま左に抜けるということです。どうもこの道はこのたどってきた林道の下部でもう一度合流するようでした。（未確認））
伝付峠への下りで一箇所だけある林道のジグザグ箇所。崩落しており、やばいトラバース踏み跡があり、それを冷汗三斗の思いで横切りました。実は、渡りきったらショーカットする虎ロープが設置してあってこのトラバースをする必要がなかったんですが。この山行で一番緊張したところ。荷物が重いとやばい。滑落すると下まで行ってしまう。山と高原地図をちゃんと読めばよかった（泣）。良い子は虎ロープを利用しましょう。
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1/3 12:57
伝付峠への下りで一箇所だけある林道のジグザグ箇所。崩落しており、やばいトラバース踏み跡があり、それを冷汗三斗の思いで横切りました。
実は、渡りきったらショーカットする虎ロープが設置してあってこのトラバースをする必要がなかったんですが。この山行で一番緊張したところ。荷物が重いとやばい。滑落すると下まで行ってしまう。山と高原地図をちゃんと読めばよかった（泣）。良い子は虎ロープを利用しましょう。
実は、渡りきったらショーカットする虎ロープが設置してあってこのトラバースをする必要がなかったんですが。この山行で一番緊張したところ。荷物が重いとやばい。滑落すると下まで行ってしまう。山と高原地図をちゃんと読めばよかった（泣）。良い子は虎ロープを利用しましょう。
伝付峠の水場。ここの水はうまい！お薦めです。峠から下り7分。登り10分です。
＜4日目＞早朝、もう一度、水を汲みに行きます。だんだんと夜があけてきます。う〜ん、きれい！ 言えるのは花とヤマにだけ・・・・。
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1/4 5:12
＜4日目＞
早朝、もう一度、水を汲みに行きます。だんだんと夜があけてきます。う〜ん、きれい！ 言えるのは花とヤマにだけ・・・・。
早朝、もう一度、水を汲みに行きます。だんだんと夜があけてきます。う〜ん、きれい！ 言えるのは花とヤマにだけ・・・・。
伝付峠より二軒小屋は歩けますが、峠より新倉は通行止めです。奈良田に向かう時にバスの運転手さんに聞いたところによると挑戦した人がいたが、通れず戻ってきたとのこと。修復が待たれますね。
1/4 5:22
伝付峠より二軒小屋は歩けますが、峠より新倉は通行止めです。奈良田に向かう時にバスの運転手さんに聞いたところによると挑戦した人がいたが、通れず戻ってきたとのこと。修復が待たれますね。
伝付峠の石柱。上部が折れている。右に行くと赤石岳と。その昔、悪沢・赤石を狙った登山者は、みなここ伝付峠を超えていったのです。はろばろとした登山のロマンを胸にした前山越えでした。
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1/4 5:22
伝付峠の石柱。上部が折れている。右に行くと赤石岳と。その昔、悪沢・赤石を狙った登山者は、みなここ伝付峠を超えていったのです。はろばろとした登山のロマンを胸にした前山越えでした。
2つ目の林道分岐。北から来る場合には左の林道をたどります。右側の入口にはこの標示が。地図を見れば一目瞭然ですが、迷う人もいるのかも。
1/4 5:49
2つ目の林道分岐。北から来る場合には左の林道をたどります。右側の入口にはこの標示が。地図を見れば一目瞭然ですが、迷う人もいるのかも。
林道終点上で休憩。木の間ごしに南アルプスのジャイアント〜悪沢岳。
保利沢山（上の切）の頂上三角点。ここもただでさえ人の少ない白峰南嶺にあって縦走路がまいているのでほとんど人はこない場所。こんな原始性に魅力を感じてしまうワタシは病気？
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1/4 6:58
保利沢山（上の切）の頂上三角点。ここもただでさえ人の少ない白峰南嶺にあって縦走路がまいているのでほとんど人はこない場所。こんな原始性に魅力を感じてしまうワタシは病気？
天上小屋山の頂上は展望なし。このひとつ手前のピークが刈り払いがされていたので、そこがピークと思って休んでしまったよ。ということでスルー。写真だけ。
1/4 8:49
天上小屋山の頂上は展望なし。このひとつ手前のピークが刈り払いがされていたので、そこがピークと思って休んでしまったよ。ということでスルー。写真だけ。
いやぁ、疲れたーの図 by NJさん。いえいえ、食欲不振の中、よく頑張っています。
生木割の頂上三角点。生木割の三角点は最高点にはありません。本当の頂上はそこから30mほど少し南にいったコブになりますが、そこには何もありません。
1/4 10:00
生木割の頂上三角点。生木割の三角点は最高点にはありません。本当の頂上はそこから30mほど少し南にいったコブになりますが、そこには何もありません。
ハイ松尾の登りのガレ。大した登りではないが太陽に照らされてつらいひと登りでした。
ハイ松尾の頂上から待望の笊ヶ岳頂上。堂々たる200名山。そして自分にとっては、4度目のリベンジ登山となります。好きだな、オレもー。
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1/4 10:48
ハイ松尾の頂上から待望の笊ヶ岳頂上。堂々たる200名山。そして自分にとっては、4度目のリベンジ登山となります。好きだな、オレもー。
笊ヶ岳の北側にある椹島下降点。感覚的には結構踏まれている感じで、踏み跡は確かなもの。この下のトラバース道は大丈夫なんだろうか。なお、ここに来る前にもうひとつ下降点がありますが、そこには、指導標の類はありません。踏み跡だけですので、ここを目印にした方がよいでしょう。
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1/4 12:13
笊ヶ岳の北側にある椹島下降点。感覚的には結構踏まれている感じで、踏み跡は確かなもの。この下のトラバース道は大丈夫なんだろうか。
なお、ここに来る前にもうひとつ下降点がありますが、そこには、指導標の類はありません。踏み跡だけですので、ここを目印にした方がよいでしょう。
なお、ここに来る前にもうひとつ下降点がありますが、そこには、指導標の類はありません。踏み跡だけですので、ここを目印にした方がよいでしょう。
笊ヶ岳から小笊を越しの富士山。有名な構図？ 残念ながら富士山は雲の中。
笊の頂上からの北望。尖ったピークは北岳。その左が中白峰。その左が間ノ岳。右手奥は鳳凰三山。手前のガレを孕んだピークは這松尾。その左は生木割。左の顕著なピークは塩見岳。その右になだらかな蝙蝠尾根と蝙蝠岳。南アルプスの山岳博物館。
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1/4 13:16
笊の頂上からの北望。尖ったピークは北岳。その左が中白峰。その左が間ノ岳。右手奥は鳳凰三山。手前のガレを孕んだピークは這松尾。その左は生木割。左の顕著なピークは塩見岳。その右になだらかな蝙蝠尾根と蝙蝠岳。南アルプスの山岳博物館。
笊が岳の三角点は陽射しを避けるようにしてハイマツの下に鎮座しています。
狭い布引山の頂上まできました。やっと最後の頂上です。樹林に囲まれて展望はほとんどありません。テントサイトは、この頂上に着く20mほど手前に3張り分くらいがありました。
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1/4 14:52
狭い布引山の頂上まできました。やっと最後の頂上です。樹林に囲まれて展望はほとんどありません。テントサイトは、この頂上に着く20mほど手前に3張り分くらいがありました。
布引大ガレの縁から見た山伏〜青薙山の尾根スジ。白峰南嶺の中でも一番、人が通らない尾根。今度はここかなー？
＜5日目＞前日、ホウホウの態（てい）で広河原までおりてきました。何度通ってもこの桧横手尾根の急勾配は膝を痛めつけてくれますね。広河原の徒渉は、一箇所、靴が5cmほど水没しましたが、靴を脱がなくても問題ありませんでした。もちろん浸水なし。こもれ陽の水平道を老平まで下って5日間の充実した山行を終えることができました。
1/4 18:44
＜5日目＞
前日、ホウホウの態（てい）で広河原までおりてきました。何度通ってもこの桧横手尾根の急勾配は膝を痛めつけてくれますね。広河原の徒渉は、一箇所、靴が5cmほど水没しましたが、靴を脱がなくても問題ありませんでした。もちろん浸水なし。こもれ陽の水平道を老平まで下って5日間の充実した山行を終えることができました。
前日、ホウホウの態（てい）で広河原までおりてきました。何度通ってもこの桧横手尾根の急勾配は膝を痛めつけてくれますね。広河原の徒渉は、一箇所、靴が5cmほど水没しましたが、靴を脱がなくても問題ありませんでした。もちろん浸水なし。こもれ陽の水平道を老平まで下って5日間の充実した山行を終えることができました。
＜白峰南嶺のおみやげ1＞芋茎とかいて「ずいき」とよむ。里芋の茎だそうだけど、カミさんに味噌汁にいれてもらって食べたら歯ごたえがよくて美味しかったです。これで300円。量の割りには高めだけどま、おいしいよ。
1/6 8:41
＜白峰南嶺のおみやげ1＞
芋茎とかいて「ずいき」とよむ。里芋の茎だそうだけど、カミさんに味噌汁にいれてもらって食べたら歯ごたえがよくて美味しかったです。これで300円。量の割りには高めだけどま、おいしいよ。
芋茎とかいて「ずいき」とよむ。里芋の茎だそうだけど、カミさんに味噌汁にいれてもらって食べたら歯ごたえがよくて美味しかったです。これで300円。量の割りには高めだけどま、おいしいよ。
＜白峰南嶺のおみやげ2＞
林産組合で買ったナメコ。これも味噌汁に入れたら美味しかった！
林産組合で買ったナメコ。これも味噌汁に入れたら美味しかった！
＜白峰南嶺のおみやげ3＞これは道端のおばあちゃんの店でかった白鳳みそ。以前、東洋のチロルと呼ばれる「下栗」で買った田舎くさい味噌の味を期待して買ったがふつうの味噌と大きく変わらず自分的には残念。もちろん味噌としてはうまいので味噌ファンの人はどうぞ。
1/6 9:00
＜白峰南嶺のおみやげ3＞
これは道端のおばあちゃんの店でかった白鳳みそ。以前、東洋のチロルと呼ばれる「下栗」で買った田舎くさい味噌の味を期待して買ったがふつうの味噌と大きく変わらず自分的には残念。もちろん味噌としてはうまいので味噌ファンの人はどうぞ。
これは道端のおばあちゃんの店でかった白鳳みそ。以前、東洋のチロルと呼ばれる「下栗」で買った田舎くさい味噌の味を期待して買ったがふつうの味噌と大きく変わらず自分的には残念。もちろん味噌としてはうまいので味噌ファンの人はどうぞ。
撮影機器：
感想
憧憬の白峰南嶺--そう言ってもいいかもしれません。
白峰三山から静岡の浅間神社まで続く一本の長い尾根。日本第二の高峰から海抜ゼロメートルまでと富士山をのぞけば日本最高高度から海抜ゼロ米までをうねりながら続くその尾根が「いつ登ってくるんだ？」と言っているようにも見えて（笑）いやはやナンとも気になる存在でした。万古斧鉞入らぬ天然林、フミアト程度の登山道。その未開性もがこの尾根の魅力を高めていました。そして200名山の笊ヶ岳や無名とはいえ3000m近い高度をもつ広河内岳や、白河内岳などわくわくするような山々がその尾根に載っています。
いつの日かは行ってみたい！と思いつつなかなか機会はやってきませんでした。
長い休みが取れず、一緒にいくパートナーもおらずで地図を眺めては悶々としていました。どんなとこなんだろう？どんな景色が見えるんだろ？ 色々なことを想像していました。岩稜とそれを縁取るハイマツ。森の中の苔のじゅうたん。使われない古（いにしえ）の林道。そして南アルプスのジャイアントの景観。
今回、会社の山岳部の先輩、NJ氏と夏休みを利用してここに行くことが決まり、夢の実現となりました。久々の4泊5日の縦走。重荷に耐えられるか？ ルートは大丈夫か。水はないぞ。いろいろと不安はありました。でもとにかく行こう！ そして夏休みなんだ。山を楽しむ＋登山は完遂するというふたつのポリシーの下に出発しました。
結論から言うと、NJさんは食欲不振に苦しみ力が出ない中大変なところもありましたが、予定どおりプランを完遂することができました。
初日〜2日目の前半は、大門沢の登りに苦しみました。ここは下りの一方通行？とも言いたくなるように下りルートにとる方々が多く、登りは誰もいません。以前、栂海新道を海抜ゼロメートルから登ったときのことを思い出します。
しかしこの苦しみの反面、広河内岳〜白河内岳まで素晴らしい稜線漫歩が待っていました。白河内岳では頂上にテントを張り、われわれだけのご来光を堪能できました。
笹山からは苔におおわれた森の世界です。奈良田越からの古い林道は歩きやすく、山の雰囲気を十分に堪能できました。
そうそう伝付峠の水はおいしかったです。なんででしょうね。溶け込んでいるミネラルの構成が違うんでしょうか。
ハイ松尾は頂上にアタックしましたが、最高点は踏み跡がなく？ハイ松の空中遊泳を強いられました。おまけにここでハイ松と格闘して地形図を落としてしまいました。どなたかハイ松尾で地形図を拾ったらそれはワタシのものです（苦笑）
笊ヶ岳は自分にとって四回目の挑戦でした。初回は学生時代11月に。降雪で断念。二回目は正月、布引山で積雪とパートナーの不調で断念、三回目は単独で日帰りに挑戦しましたが、降雨で断念。今回も笊の登りで突然力がでなくなり、ヤバっ！と思ったけどなんとか登頂できました。
布引山は最後の頂上で暑い中、NJさんとガッチリ握手をしました。桧横手尾根ではNJさんがフラフラするということで休み休み降りてきました。夕方無事に広河原におりつき、おいしい水にありつくことができました。
最終日、老平への林道を山行を反芻しながらゆっくり歩きました。山って裏切らないなぁと。5日間の準備が大変だったけれど、日帰りとは違う何かが。
大門沢下降点以降、下山口でタクシーの運転手に会うまで会った登山者は3人だけ。この静けさがなんとも魅力的でした。山の中ではラジオでロンドンオリンピックを聞いていました。体操が団体で銀メダルを取ったニュースを聞いて、何としてもこのプランを成功させ自分たちにもささやかな山の金メダルを（笑）なんて考えていました。
帰りの身延線から見たまぶしいくらいの空の青さ、あれは充実感そのものだったと思います。パートナーのNJ氏や家族にも感謝です。
あ、そうそう、それといくつか。
大門沢小屋では同宿の人たちと談笑したこともよい思い出です。水道局の方がたでしたが、いろいろと水のことを教えてもらいましたよ。
それとNJさんからヒノキとサワラの見分け方を教えてもらいました。ヒノキの葉の裏の白い気孔帯がY字なのがヒノキ、X字なのがサワラなんだそうです。
最後にビロウな話で悪いですが、笊が岳の登りで力がでず頂上でプルーンを狂ったように食べたら、桧横手尾根の下りで腹がゴロゴロ。よく知らなかったんですが、プルーンはソルビトールという物質で”腹下し作用”（緩下作用といいうらしい）があるとのこと。一日3粒くらいがいいそうです。食欲がないときに山ではプルーンが美味しかったので持っていったけど、大食いは考えもののようです。
山とは学びの場でもありますね。
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白峰南嶺〜安倍奥は地元でもあり、自分の好きなエリアなので良く歩きますが静かで森の深さが魅力的な山域ですよね。
お天気にも比較的恵まれたようで素晴らしい山行でしたね。お疲れ様でした。
歩かれている方少ないので勝手に仲間意識がわいちゃいました（笑）長い休みがないのでゆっくり縦走できて羨ましいです。
深南部も魅力的ですよ♪
コメントありがとうございました！
この地域はおっしゃる通り、苔の絨毯が広がる素晴らしいところですね。天気が安定していたので、本当によい展望に恵まれてラッキーでした。
「こんなところ行く人はいないよね！？」と言いつつの縦走でしたので、仲間意識を持っていただいてとても嬉しいです。実際、山の中であった人達は３人だけでした（それでもいたことに驚いたのですが）
大門沢小屋でもほぼ100％が白峰三山縦走で笊といってもわかってもらえる人がおらずさびしい思いをしました。
深南部も魅力的です。もっと行きたいと思っています。六呂場山とか不動岳とかまだ行っていないので。
はじめまして
憧れの白嶺南稜です・・・天候にも恵まれて、うらやまし〜な〜と思いながら写真を眺めてました
来年以降になりそうですが、いつかは行って見たいルートです。
大門沢下りしか使ったことないですが、登りに使うのはキツそうですね。
おじゃましました
初めまして！
コメントありがとうございます。そう、そう、憧れの白峰南嶺ですね！ もう一度行ってもいいなーと今でも思っていますよ。残りは山伏峠〜青薙山の稜線です。いつか訪問してみたいと思っています。
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