記録ID: 192068
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無雪期ピークハント／縦走
日光・那須・筑波
【袈裟丸山】 塔ノ沢口〜前袈裟〜後袈裟〜郡界尾根口
2012年05月19日(土) [日帰り]
栃木県
群馬県
りきまる
- GPS
- 06:56
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,212m
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塔ノ沢登山口06:16→07:10寝釈迦07:15→08:06賽の河原避難小屋08:10→賽の河原08:16→08:19展望台08:25→09:13小丸山09:26→09:36小丸山避難小屋(水場確認)09:50→10:30前袈裟丸山10:50→八反張10:58→11:12後袈裟丸山11:45→石祠12:34→八重樺原12:57→13:32郡界尾根登山口
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・ 林道小中新地線は舗装されており、車両走行に問題ありません。大滝分岐から4.4�劼里箸海蹐謀仍蓋�があります。 ・ 登山口に5〜6台駐車可能なスペースがあります。登山口の少し先にも、10台程度?駐車可能なスペースがあります。いずれも無料、トイレ・水場なし。 ◆ 塔ノ沢登山口 ・ 郡界尾根登山口にクルマを駐車し、バイクで塔ノ沢登山口まで移動しました。走行距離約19�辧� ・ 林道はずっと舗装されており、走行に問題はありません。ただし、途中の折場登山口は午前6時前ですでに駐車スペースは満車。たくさんのクルマが路上駐車していましたので、走行注意です。 ・ 塔ノ沢登山口はトイレのある奥のところに5〜6台駐車可能。そのすぐ手前の駐車スペースは10台以上駐車可能です。いずれも無料。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆ 塔ノ沢登山口〜賽ノ河原 ・ 塔ノ沢沿いに、何度も渡渉を繰り返しながら登る気持ちの良いコースです。危険なところはありません。 ・ ただし、沢水は飲まないほうが良いと思います。上部に避難小屋のトイレがあり、雨が降れば汚水が流れ込む可能性がありますので。 ・ 傾斜も一定で、ペースをつくりやすいですが、花の写真撮影のため何度も立ち止まったので、「寝釈迦」まで、コースタイムどおり1時間かかりました。 ・ 「寝釈迦」は、岩に寝た状態のお釈迦様の像を彫ったものです。珍しいものですね。初めて見ました。 ・ 賽ノ河原避難小屋は、新旧の2棟がありました。どちらも使用可能です。古い小屋には寝具もありました。水は、手前から見て右手の沢水が利用できます。 ・ 避難小屋の先でようやく本日初めてのアカヤシオにご対面。この時期、この山はアカヤシオの花で埋め尽くされると聞いていたのに、それほど咲いていません。開花が遅れているようです。 ◆ 賽ノ河原(展望台往復)〜小丸山〜前袈裟丸山 ・ 賽ノ河原はそこかしこに岩が積み上げられたような広場です。ここから南に100�辰里箸海蹐謀庫沼罎良充┐�あったので、行ってみました。 ・ 展望台からは、快晴の空の下、袈裟丸山の山頂部が良く見えました。オススメビューポイントです。 ・ また、展望台周辺はアカヤシオがたくさん咲いていました。もう少しすると、見頃を迎えるのでしょうか。後袈裟の山頂で聞いた話では、「アカヤシオのトンネル」が見られるとか。 ・ 写真を撮って賽ノ河原に戻り、小丸山へと向かいます。途中、水で泥状になった場所がありますので、ズボンを汚さないよう気を付けましょう。 ・ 小丸山は、展望の良いところです。前袈裟・後袈裟・中袈裟・奥袈裟はもちろん、皇海山や日光白根山、男体山も良く見えます。 ・ 多くの登山者がここで休憩していましたので、私もここで休憩。暑くもなく寒くもなく、穏やかで素晴らしい登山日和でした。とてもさわやか。 ・ 小丸山から10分ほど下ると避難小屋の建つ広場に出ます。小屋は最大で4名くらいまでしか収容できません。トイレはカギがかかっていました。 ・ 小屋の南側に水場があると地図に書いてあったので、見に行きました。ヤブをかき分けて3分ほどで、ササヤブの下から水の湧き出している場所がありました。水量は少ないですが、採水可能です。 ・ 避難小屋から先は、気持ちの良いササ原の登りとなります。振り返ると歩いてきた賽ノ河原から小丸山の稜線が良く見えます。 ・ 前袈裟丸山の最後の登りはかなりの急登。トラロープも張られています。この登りをこなせば、傾斜が緩み、ササ原となってすぐに山頂です。 ・ 前袈裟丸山の山頂も多くの登山者で賑わっていました。人が多いところは苦手なので、写真を撮ってすぐに後袈裟丸山へと向かいます。 ・ すると、山頂から少し下ったところに、素晴らしいビューポイントがありました。正面に後袈裟丸山を望みながら、その背後に真っ白な上州武尊山や至仏山、東には皇海山や日光白根山、男体山なども見渡せます。 ・ このポイントには二人の登山者しか休んでいませんでした。前袈裟丸山の山頂よりも、こちらの方がずっと展望が良いのに、皆さん知らないようです。もったいない。 ◆ 前袈裟丸〜後袈裟丸〜郡界登山口 ・ 前袈裟丸山頂北側の展望地でしばらく写真撮影をした後、本日の最大の難所「八反張」を通過です。道の両側が崩壊したキレット状のところで、前袈裟丸山頂には通行禁止の看板が立っていますが、多くの登山者が通行しています。 ・ 細くぐらついた頼りない鉄の柱にクサリが渡してあるだけなので、クサリに体重をかけるのはやめましょう。危険箇所はほんの2〜3�辰覆里如⊃欺鼎帽圓韻仟臂翩廖� ・ それより、後袈裟への急な登りがきついです。一気には登れません。休み休み登りました。 ・ 後袈裟丸山の山頂は木が生えていて、それほど展望は良くありません。またそれほど広くないので、登山者が10人もいると、休憩場所を探すのも苦労します。ここで持参した携帯イスを取り出して、30分ほど食事休憩としました。 ・ この山頂からは、北に六林班峠へと続く登山道がありますが、かなりヤブが深そうです。水場もないので、なかなか行きづらいですね。 ・ さて、休憩の後、郡界尾根登山口へと下山します。最初はシャクナゲの繁茂する急な尾根道ですが、しばらくすると、背丈ほどもある深いササヤブの中の道となります。 ・ ここをやり過ごすと、コメツガ林となり、まもなく指導標のある石祠へ到着です。 ・ その先は狭い尾根のアップダウンが続きますが、それを過ぎると歩きやすい緩やかなササ原となり、袈裟丸山山頂部の展望が開けます。 ・ さらに下ると、ミズナラとダケカンバが茂る八重樺原です。ここも振り返れば袈裟丸山山頂の展望が素晴らしい。 ・ この先、登山道は尾根をはずれ、左折して急降下します。しばらく下ると、道の両側にトウゴクミツバツツジが咲いていました。これを写真に収め、さらに下ると、クルマを置いた郡界尾根登山口に到着しました。 |
写真
05:27 郡界尾根登山口にクルマを駐車し、バイクで塔ノ沢登山口に向かいます。この時点では、私のほかには、午前5時過ぎに1台到着したのみでした。
拍手5/19 5:27
05:27 郡界尾根登山口にクルマを駐車し、バイクで塔ノ沢登山口に向かいます。この時点では、私のほかには、午前5時過ぎに1台到着したのみでした。
06:15 塔ノ沢登山口にバイクを駐車し、袈裟丸山へと向かいます。
時間はたっぷりあるので、賽の河原から南に100�辰曚氷圓辰燭箸海蹐砲△襦�展望台に寄り道しました。
展望台の上からは、前袈裟、後袈裟、中袈裟、奥袈裟がすべて見えました。
小丸山山頂はとても眺めがよいところです。左から中袈裟、奥袈裟、皇海山、真っ白な日光白根、その右手前は庚申山。
左から皇海山、錫ヶ岳、日光白根山。皇海山の手前のギザギザの尾根は、鋸山から庚申山へと続く尾根。
09:36 小丸山避難小屋に到着。トイレはカギがかかっていました。
避難小屋の南側、歩いて3分ほどのところに水場があります。水量は少なめ。
10:30 前袈裟丸山の山頂に到着。多くの登山者が休憩していました。
山頂から少し北側に進むと、展望の良い場所がありました。目の前に後袈裟丸山が見えます。
左は上州武尊山、右は至仏山。どちらも残雪で真っ白。手前の尾根は、本日の下山コース、郡界尾根。
八反張。通行禁止の立て札がありましたが、皆さん平気で歩いていました。それほどの緊張もなく通過。
11:12 後袈裟丸山の山頂に到着。ここで30分ほど食事休憩。
周囲にはたくさんのシャクナゲ。昨年は花の当たり年だったと聞きましたが、ことしはまだ花芽も出ていません。
感想
・ そろそろアカヤシオが最盛期を迎えているはずと思い、袈裟丸山に登ってきました。
・ ピストンはしたくないので、今回も「バイク作戦」です。前日の深夜に下山口とした郡界尾根登山口にクルマを駐車。車中泊のあと、登山口の塔ノ沢口まで約19�劼鬟丱ぅ�で移動しました。
・ 途中、折場登山口を通過しましたが、午前6時前だというのに、すでに満車状態で、多くのクルマが路上駐車していました。
・ 一方、塔ノ沢口はまだまだ余裕です。奥の狭い駐車場に4台。その手前の広い駐車場は2台ほどしか駐車していませんでした。バイクを取りに戻ったときもガラガラでした。
・ でも、塔ノ沢からの登山道は沢沿いの気持ちの良いコースでした。いろいろな花も咲いていました。秋の紅葉のころも良さそうです。
・ お目当てのアカヤシオは残念ながらほんの少しでしたが、快晴の空の下、とても気持ちよく歩くことが出来ました。展望台からの袈裟丸山の眺めはナイスでした。
・ また、前袈裟丸山の北側の展望地からの眺めも素晴らしかったです。ここに来るためだけに登っても良いのではないかと思います。
・ それから、郡界尾根の八重樺原も良い雰囲気ですね。想像していたよりも歩き甲斐があって、楽しかったです。シャクナゲの季節にまた歩いてみたいと思いました。
・ なお、登山開始時にGPSの電源を入れ忘れ、25分ほどしてからログを取り始めました。そのため、ルート表示が途中からになっています。
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kaori509 さん
こんばんは、先日は情報ありがとうございました！
今回もrikimaruワールド全快で良いルート取りでしたね。
やはりアカヤシオや紅葉の時期は良さそうですね。
私は栃木に住んでいながら、恥ずかしながら今だ足尾の山に足を踏み入れていません。
庚申〜皇海などの縦走もしてみたいですが、袈裟丸のこのコースでも十分楽しめそうですね。
私はこの時期はバテそうなので、涼しい秋の季節に歩いてみようと思います。
gooner3104さん
コメント、ありがとうございます。
ピストンせずに縦走ルートを楽しめるのは、「バイク作戦」のおかげです。
今回のコースは、自転車では登りがきつくてとても無理です。バイクさまさまといったところです。
ところで、袈裟丸山のこのコースは、沢沿いの味わい深い静かな登山道かと思えば、尾根に出るとアカヤシオなどの華やかさ。また、前袈裟への急登や後袈裟に向かうキレ落ちた難所とその先の絶景など、とても変化に富んでいてオススメですよ。
ササ原の八重樺原から見上げた袈裟丸山の姿も素晴らしいです。ぜひ、トライしてみてください。
私が登ったときは、山頂付近はとてもさわやかな風が吹いていました。まくった長袖シャツを戻すほど、涼しかったので、この時期バテることは無いと思いますよ。
もちろん、紅葉の時期も良さそうです！
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