槍ヶ岳、飛騨沢から登るか槍沢からか

- GPS
- 22:39
- 距離
- 61.3km
- 登り
- 2,312m
- 下り
- 2,328m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 6:51
- 山行
- 13:56
- 休憩
- 2:51
- 合計
- 16:47
| 天候 | 初日曇りがち 2日目夜中快晴のち9時前から急変 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
|
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
閉山後の静かな上高地を久しぶりに歩いてきました
インバウンドや観光客でごった返す河童橋は人気ゼロ。ライブカメラにも余裕で見つけられます(笑)
今回は横尾の避難小屋で二泊して槍ヶ岳を目指そうかと余裕のあるスケジュールを組みました。前日降雪があったらしく釜トンネルを抜けたら雪の廻廊となり、辺り一面白く綺麗な冬景色でした。
いつもはバスでスルーするところも、重荷を担いでゆっくり眺め、雪もありいつもと違った雰囲気のバスターミナル界隈。工事関係者が景色そっちのけで作業してるのも、毎日来てるから感動ないのかな?なんて思いながらルートを進み段々と雪のトレイルは踏み跡なくなってきました。
流石にこの平日で同じことをやろうとしている人はいなく、安定の横尾避難小屋のいつもの小部屋をお借りしました。
早くついても何もやることないので、明日の偵察と2時間でいけるとこまで足を伸ばしました。まぁまぁ降ったのか所により膝下まで積もってるところとあったりで、スノーシューは持ってきて正解。時間かけても登頂を優先し、いつものナイトハイクと同じ0時スタートとしました。
4時間の睡眠をとり、0時に予定通り出発。
ババ平すぎて段々とツボが辛くなってきたので、大曲の分岐でスノーシューに履き替えました。ところどころにトレースの残りが見えるものの、暗闇で見落しがちに。頻りにケータイ見ながら軌道修正しドンドン時間が過ぎていきます。頭の中では撤退?やめとく?いけるかな?といろんな気持ちが交錯し、それでもなんとか2400を越えたあたりからルートも安定しだしてスノーシューを蹴り込みながら進みました。
5時を過ぎて段々と日の出が気になり始め、標高が上がりだすと上からと下からの強風に襲われ始めました。幸いにも天気は良いのでハードシェルを着込んだりして前進あるのみ。ようやく3000メートルを越えて槍ヶ岳の足元に来た途端にくしゃみと鼻水が…
急なことでひとまず爆風に煽られながら冬季小屋に入り、エネルギーチャージと穂先への準備をしましたが。一向にくしゃみが止まらず???な状態。8時間の奮闘で眠気もあり、なかなか準備が進まず、小屋は外の爆風により異様な音が響き渡り気になっていて外の様子を見に行くと、辺り一面真っ白に。下界はホワイトアウトの様相となり、急いで穂先に向かって下山のことを考えながら注意して進み、爆風の山頂に到着しました。いつもなら周りの景色を堪能するところですが、今回は真っ白な世界となり、穂先からのくだりにも神経使いながら降りてすぐさま小屋の荷物を担いで槍沢に向かいました。
さっき登ってきたトレースは全く見えなくなり、アイゼンを付けたままなので深い新雪に足を取られちょっとやばい状況に。
滑るより埋まる感じなので、途中の岩で足元をスノーシューに切り替え、ゆっくりルートを見定めて下降開始しました。200メートル下がったところ、少しずつ視界は利くようになり、殺生小屋過ぎてやっと一息できました。それでも上空は辺り一面雲っており、数時間前の絶景が嘘のように。
それからはスノーシューの浮力が絶大で、スムーズに下る事が出来て、予定よりも早く横尾に着きました。最終のバスが18時なので、なんとか間に合うかと撤収作業を急いで、13時半過ぎに横尾を後にし、電波が入る徳沢で帰りのバスを予約してあとはスタコラ中の湯に帰りましたー。
明日は天気悪かったのでがんばって帰ってきてよかったよかった。
※穂先にちくわ持っていったのに偲ぶこともできずに残念。
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akiji












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