北鎌尾根 初冬

- GPS
- 35:31
- 距離
- 58.0km
- 登り
- 3,320m
- 下り
- 2,882m
コースタイム
- 山行
- 16:05
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 17:37
- 山行
- 13:28
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 15:21
- 山行
- 2:57
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:58
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス | |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
散々な山行だった。行動時間は1日目4:30~22:00 2日目8:00~27:00。
朝チャリで沢渡第二駐車場から半分以上は押して歩く。上高地に止めて、水俣乗越分岐までつらつらあるく。クマの影は濃いが音楽流しながら歩く。途中子グマの声が聴こえた気がして戦慄した。水俣乗越まで道がない部分をラッセルと草付きをよじ登る。ここから↑400↓600↑650という鬱な行程。北鎌沢出合までが遠い。絶対登り返したくないような深い雪を降り、そのうち岩の上に雪が乗った踏み抜き帯をゆく。ここで踏み抜いて両アキレス腱、ダメージ。出合に着いたのは17時。8時くらいは見越して沢を詰める。徐々に雪が増し、伏流した沢の上を腰上-胸ラッセルあるいは草付きをヤケクソで登る。身動き取れなくなることもあり眠気でスピードダウン、アックスにしがみついたまま目を閉じたりしながらなんとかたどり着き、整地もせずにテント張って飯食って寝落ち。
目覚ましもかけずに寝たので起きたら7時。歩き始めるが昨日と変わらないラッセル。最初はよかったがピークをいくつも行くうちにルーファイが困難になる。夏道が埋まっていればもはや行く道もなく右往左往した末無理矢理岩を登ることを繰り返す。時間はどんどん過ぎ、日の入り。午後7時登頂。かなり足は痛い。槍沢を降るが、下部でまたも踏み抜き、アキレス腱に追加のダメージ。なんとか降り、自分のトレースまでたどり着く。あとは動物の影に怯えながら歩く。ヘッドライトの光で目が光り、こちらを窺っているのがわかる。ファミチキと炭酸が食いたかった。上高地からのチャリはほとんど下り、15キロを1時間弱。車に着くが、運転中何かを考えるとすぐ目を瞑ってしまう。諏訪SAで窓開けてちょっと寝たら2時間経ってた。驚くほど回復し、家まで走った。なお諏訪SAを出る時ドアを閉めなかったようで高速を半ドアで走っていた。
音楽をかけながら歩いていたがダウンロードしているのがなぜか中島みゆきだけで、何周も聴いてノイローゼになりそうだった。上高地は自転車入山禁止。せっかく持って来たので侵入した。体力もだが心が大事。はっきり言って折れた。もう二度といきたくないと思った。
たばたわたる











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