中倉山と沢入山

- GPS
- 04:48
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,083m
- 下り
- 1,076m
コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:35
| 天候 | 快晴 ほぼ無風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になかったが、分かりにくい箇所は散見された。迷ったら確実なところまで戻る。携帯はほぼ圏外。 |
写真
感想
銅親水公園の駐車場には5:36に到着。準備中と思しきクルマもいくつか見られた。この時間駐車場の空きはまだ十分あったが帰りの時点では満車で、大型の観光バスも停まっていたほどだった。真っ暗で何も見えないのでヘッドライトを点灯して5:54に行動開始。全く初めてのコースなのでどこをどう進んだら良いか全くわからない。地図と周りをよく見て進む方角を定める。親水公園駐車場を利用しているが、親水公園には立ち寄らないらしい。ゲートを越え林道を進んで橋を2つ渡る。ようやく周囲は明るくなり始めるが、誰もいないし道標の類も一切ないので少々心細い。地図とGPSを信じて進む。林道で一度方角を間違えるも、遠くに見えた導水管が良い目印となり、進んでいる方角に間違いがないと確信。以後はペースを上げて進む。明るくなってライトは要らないが周囲は殺風景。舗装されているので埃は立たない。自転車があれば帰りは楽できそうだが、入ってこられるかは不明。最初のコースロストもあってほぼコースタイムどおりかかって中倉山の登山口到着。地味なので見落としそうだった。駐車場出発時気温が1度しかなくて寒かったので厚着していたが、1時間弱歩いてすでにウォームアップは万全。さらにここから急坂のはずなので薄着に換装する。グローブや帽子も保温性の高いものを止め、三期用に交換する。風もなく、歩いたら暑くなりそうな予感。
登山口からは地図で見たとおりやはり急坂の連続が続いた。ジグザグに登って標高を稼ぐ。ストックを使って登る。落ち葉が場所により厚く堆積しており滑り易い。最初は気温低くて寒かったが、この坂を歩いたら汗が出てきた。11月中旬とはいえ、日差しがあって風もなければ登りはやはり暑い。汗はかくが、汗だくにはならないように進む。急な坂をこなして尾根に上がる。少し風が抜けて体を冷やす。相変わらず道標はないがマーキングはあるので、それを頼りに進む。時折GPSを見て明後日の方角に進んでいないことを確認する。尾根に上がっても急傾斜は変わらず。林道が鼻歌混じりで歩けるくらいに楽だった分、その先は一気に標高を上げるので楽ではない。急な坂をこなすと少しずつ展望が出てくる。ようやく樹林帯から解放されそうだ。広葉樹が落葉する前の時期だと見通しはもっと悪いと思うが、すでに紅葉も終わった季節なので標高が上がると一気に展望もよくなった。中倉山山頂手前付近まで来るとさらに展望が開けてくる。こんなに展望が開けている場所とは思わなかった。なかなか楽しい。初めての山域のため山座同定は全くできないが、周囲は山だらけである。集落も見えず、よって携帯の電波は全く入らない。携帯は沢入山まで全く圏外で使い物にならなかった。今日最初のピークである中倉山は7:50到着。無人。風は弱いが冷たいのでジャケットを着て暖を取る。展望が良いので岩の上に腰掛けて休憩する。しばらく座って休んでいたが結局誰も来なかった。今日のもう一つのピークである沢入山へ急ぐことにする。この先はアップダウンはあるものの登り基調。展望が大変良い稜線歩きとなる。一部岩場っぽいところもあったが特に問題なく通過。稜線で日当たりの良くないところは霜柱が盛大にできていて、その上を歩くとザクザク音がした。この後気温の上昇と共に溶け、登山道が田んぼ状のドロドロになることが予想された。汚れたくなければ、気温が上がりきる前の早めの下山が吉だろう。樹稜線のため木がないので風が当たり体が冷える箇所もあったが、気温が上がったので歩いているとやはり暑かった。8:34沢入山到着。やはり無人。山頂標がいくつもあった。山頂の樹林の中で休憩。山頂には樹木があって展望が今ひとつだったので、少し移動して見晴らしの良いところまで来る。先を見るとなんだかまだルートは続いているようだった。明瞭な踏み跡が見えるが、自分の地図ではここまでなので引き返す。後に調べると庚申山まで歩いている人もいるようだった。丈の低い笹なので、庚申山まで行くこともできそうな気はする。
戻り始めると続々と登りのハイカーとすれ違う。山中の紅葉は終わりだが、まだ雪氷がないので歩き易く、尾根の展望も良いので多くの人が登ってくるのも理解できる。都度待ちつつやり過ごす。溶けた霜柱で泥濘む箇所もあり、滑り易いので注意して進む。帰りは尾根通しではなく所々にあった巻道利用で戻るも、これはあまり良い選択ではなかった。場所によってルートが不明瞭で、結局尾根道の方がアップダウンはあっても分かり易いことにすぐ気づいた。それからは巻道は使わず尾根を歩いて戻る。帰りも中倉山を通過したまでは良かったが、登りとは異なるルートを取ってしまい少し迷う。踏み跡はあるものの明らかに崖っぽいところに出てしまい、マーキングのあるところまで戻ることでことなきを得た。マーキングとGPSでルートに戻ることができた。この後は注意して歩いたので特に迷うことなし。山中には山頂以外道標がないので、マーキングを見落とさないように進む必要がある。登りのハイカーとのすれ違いも多かったので、自分が下っているルートが間違っていないことも容易に想像できた。登りで苦労した急坂は、下りでも転んだり滑ったりしないよう要注意だった。また落石にも注意だった。幸いに転倒などのトラブルなく下り切って林道に至る。ここまで来ればほぼ安全圏。林道に下りてもこれから登るハイカーが見られた。沢入山まで行くとさすがに帰りは暗くなるように思うが、ヘッドライトがあれば特に問題はないだろう。林道歩きは、朝は余裕がなくて気付かなかったが、所々まだ紅葉がきれいだった。早足と、ところによりジョギングで帰りは進む。林道まで下りてきてようやく部分的に携帯が入るようになり、下界に連絡を入れる。既にほぼ下界にいたのであまり意味のない定時連絡だった。橋を2つ渡り車道に出、ゲートを過ぎたら親水公園の駐車場に至る。駐車場着は10:31。5時間弱のハイキングだった。満車なのは山中ですれ違うハイカーの数で予想できたが、大型バスまで駐車していて驚く。観光地としても有名なのかもしれない。片付けの後日光方面に移動し、やしおの湯で汗を流してから帰宅。好天だったので日光の混雑を想像したが、既に観光シーズンのピークは過ぎたようで、渋滞などはなかった。山中の紅葉はもう終わりだったが、車中から見る紅葉はまだあちこちできれいだった。
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