男体山〜志津避難小屋〜真名子山〜女峰山(中禅寺温泉BT〜霧降高原BS)

- GPS
- 16:52
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,809m
- 下り
- 2,743m
コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 6:43
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 10:09
| 天候 | [1日目]ほぼ晴れ 少しガスが上がってきた [2日目]高曇り 澄んだ空気 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
池袋 06:00-06:08 赤羽 埼京線(大宮)¥858 4番線 赤羽 06:18-07:03 栗橋 宇都宮線(宇都宮) 4番線 栗橋 07:07-08:18 東武日光 東武日光線(東武日光)¥995 東武日光駅2C 08:35-09:20 中禅寺温泉 東武バスC(中禅寺湖)¥1250 [帰]霧降高原 15:09-15:33 下丸美 東武バスK(JR日光駅)¥850 (終便15:45) 東武日光 16:33-18:25 南栗橋 東武日光線(南栗橋) ¥1895 南栗橋 18:26-20:02 渋谷 東武日光線急行(中央林間) 渋谷 20:09-20:31 日吉 東急東横線急行(湘南台) (実際には下今市で降りてフラフラしてました) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
[男体山北側] 下りだとやや迷いやすい箇所あり [志津避難小屋] 2階建て、布団複数あるがどれもややしっとり 水場はないものと思ったほうがいい トイレなし 展望なし 静か [大・小真名子山] とにかく急登 富士見峠側、崩落地降りる [赤薙奥社〜赤薙山] 岩場によるアップダウンが激しい 岩も木の根も地面もとにかく滑りやすい [赤薙山〜小丸山] 歩きやすいが粘土質の地面で滑りやすい場所多し |
| その他周辺情報 | [日光温泉 ほの香] 霧降高原側の源泉かけ流し温泉 600円 単純アルカリ泉 無味無臭のややキシ 下丸美バス停下車 [下今市] 渡邉佐平商店、片山酒造回ってました 日中は外人がたくさん来るみたい いずれも湧き水あり |
写真
感想
八ヶ岳(小淵沢駅〜編笠・赤岳〜清里駅)と迷ってこちらに来ました。青年小屋のコタツも捨てがたかった…。しかしこの計画も3年は温めましたので…!
[1日目]
気温 10.2〜0.9〜2.5〜0.2℃
湿度 69〜78%
(小屋内 5.3℃ 87%)
風 弱〜寒〜無
消費水量 800ml
乗ってから気付きました、二荒山神社へ直で行くバスがあること…まぁ座れたからいいか。電車もそうですが、インバウンドのせいか満席で重い荷物がなかなかにしんどいです。どのみち本日はお気楽登山なので完全にゆるゆるモードです。たくさん抜かれるし4合目でも休憩です。中禅寺湖方面、皇海山や日光白根が見えるのはいいんですが、鳴虫山方面から湧いた雲がなんとも嫌な感じでした。8合目あたりでおばちゃん達が山火事と騒いでたのはちょっと笑いましたが。このあたりで拾ったココヘリ、少し迷いましたが持ってくことに。ココヘリは郵送サービスも辞めたとか、どんどんサービスが悪くなってる…。
山頂着くまでにガス抜けるかなと思ってましたが、風の影響かずっと滞留していました。筑波山が見えたのは最初だけで、あとは女峰山方面までガスってましたが皇海山や日光白根など西側は無事でした。しかし風が寒く、刀の側で風を凌ぎながら休む始末。近くに来た外人が[奉納]を指差し「これは何の意味ですか」と聞いてきたため、「devote(dedicate) to…」で少し考え、両手を合わせGodと答えました。すると外人は「oh, kami!」と。なるほど、GodはChrist専用なんですね。
その後志津避難小屋まで向かうわけですが、これがまた長い。北斜面なので雪もほぼほぼついており、あまりスピードが出ません。足跡はついているので昨日(一昨日?)のあと誰かは通ったのでしょうが…。何度か迷いつつ、結局30分くらい余計にかかってしまい志津避難小屋へとゴールしました。寒かったのでささっと飛び込みましたが、まぁそんなに暖かくはないですよね…。2階に大量の布団(マットレスも)あったので使わせてもらい、なんとかヌクヌクを確保しました。しっとりしてたのでシュラフは必須でしたが…。同宿のお父様と少々話をしつつ早めに就寝。月の明るい夜でした。
[2日目]
気温 0.4〜3前後(6〜9時)〜6-8℃(10〜14時)
湿度 90〜35〜65%
(小屋内 2.7℃ 90%)
風 無〜弱〜微
消費水量 1100ml
無風の静かな夜だったため、恵那山のときよりは寒くありません。19〜23:30時ごろはしっかり寝れたのですが、それ以降は寝たのか寝てないのかわかりませんでした…。気付いたら3:24だったので急いで準備しましたが、結局出立は4:50。月が明るいため満天の星も光量控えめで、無音の森の中をこわごわ進みます。大真名子への道は言われてみたら少し荒れてるかなという気はしますが、すぐに普通の急登へと戻りました。看板なども暗闇の中で迷わない程度の感覚にあり非常に助かりました。そのまま特に速度を落とさず初っ端怒涛の600m登頂。こちらもなかなかの絶景。途中で空が開けた頃には、太陽は既に登った後でした。
しかしこれから征く帝釈山&女峰山、そして何より眼前に聳える小真名子山がなかなかに絶望です。地味に距離があるので、たったの200mちょっと下るはずがなかなか降りません。途中崩落地からは唐沢小屋が見えました。予定よりやや遅れて鞍部(タカノ巣)に到着、すぐに小真名子に取り掛かります…が、これが大真名子に増しての急登。しかし急登ということは逆に標高を稼ぎやすいということ! 急登は急登ですが歩きやすい部類なので、そこまで体力を消耗することもなく到達。ランドマークである反射板の展望がいいからとそのまま直進してしまうとコースアウト(やらかしました)。このあたり道が嫌らしいと聞いてましたが特にそんなこともないような…まぁ負けず劣らず急登で岩ぽかったり途中崩落地を降りたりとバラエティはありましたが、この山標高差200mちょっとにも関わらずコンパクトに纏まってて好感度が高いです。
富士見える要素が一切ない富士見峠を越え、延々と400mを登ります。事前に見えていた通り、急登はほぼなくひたすら登るだけ。下りで遅れた分を回収するため、休まずひたすら登りました。といっても今までと同じように雪つきがよかったり、倒木が嫌らしい以外に書くことがないんですが…。雪は粉雪で潜ることもないためゲイターや雨具等不要で、凍結・圧雪がないため滑りやすさもほぼ感じませんでした。そこまで苦もなく到着、圧巻の絶景です。燧がキレイに見え、ガッツリ雪の積もった越後や飯豊にもテンション上がりました。
誰かいそうな気配のするお隣女峰へ。このあたりになると指先も暖かくなり始めました。核心部と書いていた人がいたので若干緊張しましたが、気持ちのいい尾根歩きでした。確かに外から見るとギザギザだし近くで見ると遠くて登り返し凄まじく見えるのですが、赤岳みたいな印象でそれほど危険箇所もありません。女峰山に到着時は相変わらず独占でした。富士山も大朝日も八ヶ岳も見える最高のひととき、時間が迫ってきていたのになかなか下山できず……。
そこからの道は…思ったより遠く、思ったより険しかったです。滑りやすくなり2度ほど転びました。とりわけ赤薙奥社〜赤薙山〜笹原までが段差大きく、道狭くダイナミックなアップダウンが多かったです。今回核心部を挙げろといわれたらおそらくここですね。笹原地帯も展望素晴らしいし歩きやすいにはやすいのですが、足元が粘土質ですぐ滑ります。道があちこちにあってウサギの気分を味わえるのは楽しかったですけどね。その後小丸山からの階段はダッシュで一気に片付けられたので、なんだかんだバッジとソフトクリームを調達した上で、予定してた15:45の前便15:09に乗ることに成功しました。霧降高原はヒルの産地ということで敬遠してましたが、よく見たら標高1000m以上あるので花の季節にくるのもよさそうですね。
久々に会心の山行だった気がします。百名山の方はやはりというべきかモヤモヤするマナーの方多かったですが、女峰山の方はさすがに皆きちんとした登山者でした。紅葉はまずまず、1000m以上はもう終わってる感じでした。雪付きは2000〜2200m以上でしょうか。いよいよ雪山シーズンへの切り替わりを感じさせる、最高の山行でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
Barklay


















いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する