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Yamareco

記録ID: 8812770
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

奥多摩のバリエーションルートの棒杭尾根を登る

2025年10月13日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 東京都
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:48
距離
12.8km
登り
1,189m
下り
1,198m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:07
休憩
1:40
合計
8:47
距離 12.8km 登り 1,189m 下り 1,198m
5:48
43
6:49
6:58
11
7:09
7:15
10
7:25
7:31
15
棒杭尾根
8:54
8:56
7
9:03
9:10
4
9:14
17
9:49
9:50
17
10:07
10:33
27
11:00
11:10
38
11:48
12:06
82
13:28
13:29
32
14:01
14:02
7
14:09
14:20
13
14:33
2
14:35
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥多摩東日原駐車場に駐車
駐車料金 500円
コース状況/
危険箇所等
倉沢林道は、歩きやすい林道であるが、魚留の滝手前に林道の崩落個所がある。バリエーションルートの棒杭尾根コースは、登山口部分が渓流釣りコースと途中で別れており、赤テープを目印に登り始めると、しっかりした踏み跡がある。尾根筋までジグザグの登りがあり、尾根筋では途中から急登になるが、踏み跡がしっかりしているので道迷いの可能性は少ない。
長沢背稜は、比較的アップダウンが少なく歩きやすい。
一杯水避難小屋からは最初横すず尾根を下った。途中横すずやま山頂のピークに立寄った。
その後、滝入りの峰の東側からバリエーションルートの日原石灰岩採掘場目指して下った。南に延びる尾根筋の道は、踏み跡がしっかりあったが、1300mあたりから倉沢見通尾根経由で倉沢集落跡を目指した。このコースは、踏み跡がなく尾根筋もはっきりしておらず、左側は谷筋になっていたため、地形と地形図とGPSデータを見比べながらルートを選んで下った。途中から尾根の形がはっきりしてきたが、最初はかなりの急な下りで足元が不安定で落石を起こしやすい地形だったため、慎重に下った。900m辺りから鹿よけネットに沿って下っていくと、倉沢集落跡に至るしっかりした道跡に出て、等高線に沿って下ると倉沢集落の住居跡についた。その後、集落の最低部の広場から南西方向に上がっていく古い道を辿っていくと倉沢のヒノキの大樹に到達した。
倉沢のヒノキは、樹齢千年以上の古木ながら、樹勢は旺盛で見事な巨樹だった。倉沢のヒノキからは、立派な見学用の道が整備されており、その道を辿ると倉沢橋近くの登山口に到達した。登山口は。倉沢橋から100m程の近距離だった。
その他周辺情報 東日原駐車場の近くの東日原BSには、公衆トイレ(ウオシュレットの水洗)がある。
一杯水避難小屋にもトイレがある。
倉沢のヒノキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%89%E6%B2%A2%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%8E%E3%82%AD
倉沢橋の近くの倉沢林道入口を出発
2025年10月13日 05:46撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 5:46
倉沢橋の近くの倉沢林道入口を出発
倉沢集落跡に至る登山口脇を通過
2025年10月13日 05:55撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 5:55
倉沢集落跡に至る登山口脇を通過
林道からは倉沢谷に落ち込むいくつもの滝が見られる
2025年10月13日 06:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 6:08
林道からは倉沢谷に落ち込むいくつもの滝が見られる
沢の対岸にある倉沢鍾乳洞の脇を通過
2025年10月13日 06:36撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 6:36
沢の対岸にある倉沢鍾乳洞の脇を通過
倉沢林道は、魚留の滝の手前100m程で道路が崩落しており、崩落個所を迂回して進む
2025年10月13日 06:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 6:38
倉沢林道は、魚留の滝の手前100m程で道路が崩落しており、崩落個所を迂回して進む
魚留の滝
2025年10月13日 06:40撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 6:40
魚留の滝
魚留の滝の手前の魚留橋の手前の広場で小休止を摂った
2025年10月13日 06:47撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 6:47
魚留の滝の手前の魚留橋の手前の広場で小休止を摂った
魚留橋の少し先から細い荒れた登山道になる
2025年10月13日 06:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 6:53
魚留橋の少し先から細い荒れた登山道になる
登山道にかかる地蔵橋は立派な橋だった
2025年10月13日 07:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 7:04
登山道にかかる地蔵橋は立派な橋だった
林道の終点の棒杭尾根ルートへの登山口で道がなくなるが、真っすぐと左の斜面に登る踏み跡があり、赤テープのある斜面に進むと踏み跡がみつかった。
2025年10月13日 07:09撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 7:09
林道の終点の棒杭尾根ルートへの登山口で道がなくなるが、真っすぐと左の斜面に登る踏み跡があり、赤テープのある斜面に進むと踏み跡がみつかった。
棒杭尾根への急斜面の登りにとりかかる
2025年10月13日 07:10撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 7:10
棒杭尾根への急斜面の登りにとりかかる
尾根筋に出たところで小休止を摂った
2025年10月13日 07:26撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 7:26
尾根筋に出たところで小休止を摂った
棒杭尾根は、急登の連続となる
2025年10月13日 07:49撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 7:49
棒杭尾根は、急登の連続となる
杉やヒノキの植林帯の中をあえぎあえぎ登る
2025年10月13日 07:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 7:54
杉やヒノキの植林帯の中をあえぎあえぎ登る
比較的傾斜が緩くなった地点で小休止を摂った
2025年10月13日 08:12撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 8:12
比較的傾斜が緩くなった地点で小休止を摂った
棒杭尾根の最後の急登
2025年10月13日 08:31撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 8:31
棒杭尾根の最後の急登
急登が終わり、緩い登りとなってきたら、長沢背稜の分岐も近い
2025年10月13日 08:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 8:48
急登が終わり、緩い登りとなってきたら、長沢背稜の分岐も近い
長沢背稜の分岐に到達。分岐の道標が熊に齧られている
2025年10月13日 08:54撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 8:54
長沢背稜の分岐に到達。分岐の道標が熊に齧られている
道標の齧られた部分には、熊の毛が付いていた
2025年10月13日 08:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 8:55
道標の齧られた部分には、熊の毛が付いていた
長沢背稜の分岐から棒杭の頭のピークに到達
この頃から霧が立ち込め、ぽつるぽつりと雨が落ちだした。
2025年10月13日 09:03撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 9:03
長沢背稜の分岐から棒杭の頭のピークに到達
この頃から霧が立ち込め、ぽつるぽつりと雨が落ちだした。
棒杭の頭にて記念撮影
2025年10月13日 09:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 9:07
棒杭の頭にて記念撮影
長沢背稜から分かれて三ッドッケ(天目山)へのショートカットルートに入る
2025年10月13日 09:34撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 9:34
長沢背稜から分かれて三ッドッケ(天目山)へのショートカットルートに入る
天目山山頂に到達
天気が悪くなり、富士山はおろか近くの山も霧で見えない
2025年10月13日 10:02撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 10:02
天目山山頂に到達
天気が悪くなり、富士山はおろか近くの山も霧で見えない
天目山山頂で記念撮影
2025年10月13日 10:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 10:07
天目山山頂で記念撮影
天目山山頂部の紅葉
雨が結構降ってきたので、雨合羽を羽織って昼食休憩を摂った
2025年10月13日 10:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 10:08
天目山山頂部の紅葉
雨が結構降ってきたので、雨合羽を羽織って昼食休憩を摂った
天目山からは一旦西に向かって長沢背稜の登山路に出てそれから一杯水避難小屋を目指した。
2025年10月13日 10:42撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 10:42
天目山からは一旦西に向かって長沢背稜の登山路に出てそれから一杯水避難小屋を目指した。
一杯水避難小屋の内部は綺麗に片付いていた
2025年10月13日 10:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 10:59
一杯水避難小屋の内部は綺麗に片付いていた
一杯水避難小屋手前の広場で小休止を摂った
2025年10月13日 11:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 11:00
一杯水避難小屋手前の広場で小休止を摂った
よこすずやまのピークに立寄るため横すず尾根ルートを外れる
2025年10月13日 11:39撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 11:39
よこすずやまのピークに立寄るため横すず尾根ルートを外れる
よこすずやまのピークを目指して進む
2025年10月13日 11:40撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 11:40
よこすずやまのピークを目指して進む
よこすずやまのピークが見えてきた
2025年10月13日 11:46撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 11:46
よこすずやまのピークが見えてきた
よこすずやまピークの看板を見つけた
2025年10月13日 11:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 11:48
よこすずやまピークの看板を見つけた
よこすずやまピークにて自撮り
2025年10月13日 11:50撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 11:50
よこすずやまピークにて自撮り
横すず尾根から倉沢林道の魚留の滝に至るコースの分岐点(今は廃道になっている)
2025年10月13日 12:09撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 12:09
横すず尾根から倉沢林道の魚留の滝に至るコースの分岐点(今は廃道になっている)
トリカブトの花
2025年10月13日 12:11撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 12:11
トリカブトの花
滝入りの峰の東側から横すず尾根コースと別れて日原石灰岩採掘場に至るバリエーションルートに入る
2025年10月13日 12:24撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 12:24
滝入りの峰の東側から横すず尾根コースと別れて日原石灰岩採掘場に至るバリエーションルートに入る
分岐点の近くにはTVの共同受信設備が建っている
2025年10月13日 12:24撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 12:24
分岐点の近くにはTVの共同受信設備が建っている
最初は、比較的なだらかで踏み跡もしっかりついていたが、標高1100m辺りから倉沢見通尾根コースで倉沢集落跡に下るバリエーションルートで下ることになったが、踏み跡もなく、地形と地形図とGPSデータを見比べながらルートサーベイを繰り返して下った
2025年10月13日 12:44撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 12:44
最初は、比較的なだらかで踏み跡もしっかりついていたが、標高1100m辺りから倉沢見通尾根コースで倉沢集落跡に下るバリエーションルートで下ることになったが、踏み跡もなく、地形と地形図とGPSデータを見比べながらルートサーベイを繰り返して下った
唐傘茸
2025年10月13日 13:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 13:32
唐傘茸
倉沢集落跡に到達し、集落跡は石垣が往時の繁栄を物語っていた
2025年10月13日 13:55撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 13:55
倉沢集落跡に到達し、集落跡は石垣が往時の繁栄を物語っていた
倉沢集落跡を進み、最下部から西方向に登る古道を見つけ、西に進んだ。東斜面をトラバースする道を進むと倉沢の大ヒノキに突き当たった。
2025年10月13日 13:58撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 13:58
倉沢集落跡を進み、最下部から西方向に登る古道を見つけ、西に進んだ。東斜面をトラバースする道を進むと倉沢の大ヒノキに突き当たった。
倉沢の大ヒノキの解説板
2025年10月13日 14:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 14:11
倉沢の大ヒノキの解説板
東京都特別天然記念物に指定されているう倉沢の大ヒノキ 地元では樹齢千年を超える天然の大ヒノキとされ、千年ヒノキと呼ばれている。
2025年10月13日 14:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 14:11
東京都特別天然記念物に指定されているう倉沢の大ヒノキ 地元では樹齢千年を超える天然の大ヒノキとされ、千年ヒノキと呼ばれている。
倉沢の大ヒノキ
2025年10月13日 14:12撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 14:12
倉沢の大ヒノキ
少し離れた場所から大ヒノキの全景
2025年10月13日 14:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10/13 14:21
少し離れた場所から大ヒノキの全景
倉沢の大ヒノキからの下り
2025年10月13日 14:28撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 14:28
倉沢の大ヒノキからの下り
倉沢のヒノキへの登山口に下山
2025年10月13日 14:33撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 14:33
倉沢のヒノキへの登山口に下山
倉沢橋近くの倉沢林道入口に帰還
2025年10月13日 14:35撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
10/13 14:35
倉沢橋近くの倉沢林道入口に帰還

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

感想

10/13は、体育の日なので、久しぶりに山岳会の仲間3人と奥多摩の棒杭尾根のバリエーションルートを登り、棒杭の頭と天目山に登ってきた。
今回の山行計画は、奥多摩の仙人と言われているTさんと奥多摩の長沢背稜のコースをほとんど歩き通しているAさんが企画してくれたもので、登りは棒杭の尾根コースを登り、下りは、横すず尾根コースの途中から倉沢見通尾根のバリエーションルートを下るというものだった。
朝3時半過ぎに自宅を出て、夜道を東日原駐車場まで移動し5時10分過ぎに駐車場に到着した。トイレ休憩を済ませ、Aさんの車で登山口になる倉沢橋近くの倉沢林道入口に移動した。登山の準備を済ませ、薄暗い中、林道を歩きだした。
倉沢林道は、ゲートが閉まっていたが、車高の高い車なら通行可能な状態の林道だった。両側が切り立った倉沢谷の峡谷の間を縫って作られた道で、途中で幾つもの立派な滝が見られた。
魚留の滝の手前に林道が大きく崩落している場所があるが、その手前までは最近でも車が入っていることを示す轍が残っていた。魚留の滝の手前で小休止を摂った(6:49)。
魚留橋を渡ると林道は荒れて細くなってきて地蔵橋を過ぎた先で林道が終わっていた(7:09)。ここが棒杭尾根への登山口になっており、急な登りが始まった。
ジグザグに高度を稼ぎ、尾根筋に出たところで小休止を摂った。ここからは、ほぼ直線的な急登が待ち受けていた。なかなか平坦な場所がなく、あえぎあえぎ急登を続けていくとやがて傾斜が緩くなり、長沢背稜との分岐点に到達した(8:54)。分岐点の道標は、熊に齧られており、道標に熊の毛が付いていた。今回は、棒杭尾根を登ったので、ついでに棒杭の頭に立寄ることにし、尾根筋を歩いて棒杭の頭に到達した(9:03)。棒杭の頭は、尾根筋にあたっており、北側からの冷たい風と南側からの暖かい空気がぶつかり合う場所になっており、霧が立ち込めていた。
棒杭の頭から長沢背稜に戻り一杯水避難小屋を目指して歩き、途中から三つドッケへのショートカットの尾根筋ルートに入り天目山を目指して急坂を登った。尾根筋の岩場を下り、また登ると天目山の山頂に到達した(10:07)。天目山の山頂からは晴れていると富士山が望めるのだが、この日は霧が巻いており、おまけにぽつりぽつりと雨粒が落ちてきていた。それほどの降りではなかったため、雨合羽を羽織って昼食休憩を摂った。
その後、天目山から西に下り長沢背稜の登山路に出て東に引き返すルートで一杯水避難小屋に着いた(11:00)。避難小屋まで来ると尾根筋から離れていることもあり、雨は降っていなかった。
ここから横すず尾根ルートを下り、途中横すず尾根の名前になっているよこすずやまのピークに立寄って小休止を摂った(11:48)。
よこすずやまから尾根筋ルートに戻り、滝入りの峰の東側で横すず尾根コースを外れ、倉沢見通尾根ルートのバリエーションルートに入った。最初は、日原の石灰岩採掘場に下るコースで踏み跡も明瞭だったが、1100m地点でこのコースから分かれて倉沢見通尾根ルートの踏み跡を探したが、見つからず地形と地形図とGPSデータを見比べながらルートサーベイを行った。倉沢見通尾根の左側の谷筋に入らないようにルートを選び、急斜面を下った。途中、浮石もあり、落石を起こさないように注意して下った。
標高680m地点で倉沢集落跡につながるしっかりした道にぶつかったので、ここで左折して進むと眼下に倉沢集落跡が見えてきた(14:00)。奥多摩仙人のTさんによると倉沢集落には日原採掘場で働く社員用のアパートもあり、映画館もあったそうで、かっては、かなり栄えていたそうである。
倉沢集落跡を一回りしてから西に登る道を見つけた。道には、鎖付きの鉄柱が設けられており、この道を辿ると倉沢の大ヒノキの巨木に行き着いた(14:09)。倉沢の大ヒノキは、別名千年ヒノキと呼ばれており、天然のヒノキとしては、東京都で最も古いヒノキで東京都の特別天然記念物に指定されているそうだ。樹高34m、幹回り6.3mで樹勢が旺盛で枝ぶりも見事で見事な巨木だった。ここで、ヒノキを眺めながら小休止を摂った。
倉沢の大ヒノキからッは、整備された登山道をくだり、倉沢橋の近くの登山口に下山した(14:33)。登山口からは、100m程の距離で倉沢林道入口に帰着した(14:35)。
今回の棒杭尾根を登るコースは、倉沢谷沿いの渓谷美も見事で、尾根筋の急登が連続するのは足に堪えたが、歩き甲斐のあるコースだった。また、下りの倉沢見通尾根コースは、膝とつま先に堪える難コースだったが、最後の倉沢の大ヒノキに出会えて疲れが吹き飛んだ。今回の山行を企画していただいたAさんとT仙人に感謝!

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