北アルプス後立山縦走⛰️爺ヶ岳⛰️鹿島槍ヶ岳⛰️八峰キレット🪨五竜岳⛰️唐松岳⛰️


- GPS
- 16:01
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 3,269m
- 下り
- 2,973m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 4:43
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 3:54
- 合計
- 12:10
天候 | 1日目 くもりのち雨(小屋到着後) 2日目 くもりのち雨(五竜山荘のあと)のち晴れ間のち暴風雷雨 3日目 暴風雨のち小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
降り:八方アルペンライン クワッドリフト500円、ゴンドラ1150円 JR大糸線 白馬駅→信濃大町駅 510円 アルピコ交通バス 信濃大町駅→扇沢駅 1650円 薬師の湯 750円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されているので一般登山道は歩きやすい。 八峰キレット、鹿島槍ヶ岳↔︎五竜岳↔︎唐松山間は、岩場、鎖場、3点支持になれていること必須 |
写真
装備
個人装備 |
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ナイフ
傘
Tシャツ
アームカバー
タイツ
キュロットスカート
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
ストック
インナーシーツ
予備着替え
インサレーション上下
ヘルメット(推奨地域通過のため)
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感想
北アルプス後立山縦走
岩稜帯の練習&雷鳥にもっと会いたい!
柏原新道→爺ヶ岳→冷池山荘→鹿島槍ヶ岳→八峰キレット→五竜岳→唐松岳→唐松岳頂上山荘→八方尾根
お天気急変、暴風雷雨の隙間に
お楽しみどころがピタッとハマって、
満喫できました♡
・
思いがけず手に入れた5連休。
きっと、お盆休みもなく、働きまくった夏の振替の休暇のはず!
これは遠征するのがよいでしょう。
と、
北アルプス再訪、そして夢の縦走にすることにする。
7月末、初の北アルプス&白馬岳からみた剱岳の凛々しさに、来年は剱岳!と目指すことにしているので、剱岳よりグレーディングがひとつ低い八峰キレット、不帰キレットを歩こう。
でも、なにやら、天気予報に不穏な気が漂うので、どのルートからも下山できるように、下調べ。
そして、ベストな行程と小屋の選定を練る。
(旅は計画を立てるのかまた楽しいのよね。)
結局、5連休、1日目はお天気悪すぎるので、家事と山行準備に午前を使い、午後移動の日。
5連休2日目から縦走スタートです。
・
《1日目》柏原新道→爺ヶ岳→冷池山荘
天気予報では昼頃から雨。
少しでも早く歩き始めた方が安心と、
当初は信濃大町駅にマイカーを置いて、バスで扇沢駅に移動して登山スタートだったのを、扇沢駅無料駐車場に直接向かって、6時から歩き始める。
連休前日、雨予報もあるけれど、それなりにハイカーがいる。
速足のつもりはないけれど、登りが得意な私は、さくさく登る。
ガスと樹々の隙間からなかなか格好いい姿の山々が見えてきて目移り。
針ノ木岳とスバリ岳かな。
9時前に種池山荘前。
ここで、名物のピザはこの種池山荘だと気づいた。
(冷池山荘の方だと思い込んでいで、チェックインしたら、ピザとビールで昼食だと歩いていた。なので、いつもよりおむすびを小さくして持ってきていた…)
10時開店のピザまでは、待てないので、先に進む。
目の前の爺ヶ岳はたおやかで、
ナイスミドルな感じ。
歩きやすいまま登頂できた。
そして、そこには脚元をちょろちょろ忙しく駆け回るオコジョ。
しっかり記念写真も納められてご機嫌。
雨は私が小屋に着いてから本降り。
ざぁざぁ。
私はお腹も空いたし、
食堂で何か温かいものをと
思ったら外来食堂がなかった…
でも、小豆粒ごろごろのぜんざいがあったので、
ビールの後(笑)、小腹は満たしました。
次々、到着する同宿の方々がずぶ濡れで寒そう。
談話室では、ストーブが点けられました。
私はいつものように、
小屋のライブラリーで妄想&お勉強。
お天気のせいでキャンセルが多かったらしく、
5人部屋に3人。
夕飯後、その3人でおしゃべり止まらず。
年齢も経験も居住地もみんな違うけれど、
山歩き好きだから、
お話は尽きない。
佳きおしゃべりタイム、
みのりあり。
・
《2日目》冷池山荘→鹿島槍ヶ岳→八峰キレット→五竜山→唐松岳→唐松岳頂上山荘
深夜2時ごろまでにはざんざん降りも止む。
(予報通り)
前日同士の方で八峰キレットアタックして先に進む方々は五竜山荘泊予定とのこと。
私はその先の唐松岳頂上山荘を予約していたので、
やっちまったか〜!?
(キャパを超えた山行計画を立ててしまったのか?)
ということで、
予定より早くスタート。
ヘッデン点けて、
まず、布引山登頂。
同宿の方々もスタート早く、私は中盤くらいのスタートだったかな。
鹿島槍ヶ岳でご来光見れたらいいなと思っていたけれど、まぁ、そんなにうまくもいかず。
けれど、鹿島槍ヶ岳南峰を降りたところで
ライチョウたちに会えた!
2日目はそこで一緒に写真を撮りまくったソロ男性と、前後しながら歩けた。
(彼は、確かスタートは三俣蓮華岳から栂海新道終点までのロング縦走中。2週間くらい余裕を持って歩いているみたい)
鹿島槍ヶ岳は、南峰がいわゆる日本百名山にカウントされるピーク。その後が岩稜帯。
急に岩岩しく荒々しくなる。
そして、今回のハイライト!?
『八峰キレット』
山と渓谷のグレーディングだとDランク。
さてさて、どうなる?
…
私的には
八峰キレット間は鎖が充実していて、
基本ができていれば恐れすぎることはない気がする。
その後の五竜岳の前後、
G5とかの方が、鎖があまりなく、
3点支持がきちんとできないと難易度高いように感じた。
いずれにしても、
初心者は無理。
何度も岩場鎖場をこなしてからではないと、
長い区間の集中力に耐えられないかも。
(私はその集中する時間が好き。スリリングが好きというよりも、全集中するのがいい。)
五竜岳はその雄々しい姿に見惚れる。
まさに竜。
岩も竜の鱗なのだなと思えるトゲトゲしさ。
稜線歩きは、竜の背を歩かせてもらっているよう。
3点支持を確認しながら一歩ずつ丁寧に進む。
五竜岳山頂では、
満面の笑み。
五竜山荘に辿り着いた直後から雨。
やはり、
早いスタートでよかった。
それから唐松岳頂上山荘まで2時間。
優雅でやわらかな稜線を描いているようにみえる唐松岳も、山荘より手前はやはり岩場。
雨の中の3点支持で進む。
唐松岳頂上山荘に到着時13時は本降り。
ちょうどツアーの方々の到着と相まって、
受付はごった返し。
私は宿帳を持参したのでスムーズにチェックイン。
ずぶ濡れのレインウェアや靴を乾燥室に預けた後、着替えをしていたら、
名物カレーを食べ損ねた…
保温が先だから仕方ない。
身体が温まってから、
ビールでまったりタイム。
しばらく土砂降りと唐松岳頂上山荘のライブラリーを交互に見ていたら、
16時頃、晴れてきた!
唐松岳も目の前の立山剱岳も見えてきた。
いても立ってもいられない人たちは、
唐松岳へ歩き始める。
私も着替えなどせず、部屋着のまま歩く。
翌日も荒天から始まる予報で、
もしかしたら、
目前の唐松岳に登らず下山するのかもと
半ば諦めていたから。
天候と私の日程的余裕で、
今回は諦めざるを得ない不帰キレットを俯瞰し、
雄々しい五竜岳の姿にまた感動し、
日本海まで眺めて、
唐松岳、登頂大成功。
この日の夜は、
同部屋の方々の健やかなイビキと
窓外の暴風雷雨で熟睡できず。
・
《3日目》唐松岳頂上山荘→八方尾根クワッドリフトまで
3日目は、午後からくもり予報。
2日目と同じ条件ならもう一泊して先に進めたのたのだけど、
明方まで雷雨でその後も暴風雨。
午前までは雨予報は変わらず、縦走はここまで。
そして、安全下山のためには
少しでもスタートを遅らせた方がよさそう。
山荘常駐のガイドさんにアドバイスをいただき、
少し雨足がおさまってきた頃(私にとっては遅いスタートの)7時40分に歩き始める。
唐松岳と八方尾根間は
初心者でも歩けるコースらしく、
大変歩きやすい。
歩き始めて1時間ほどでスライドあり。
ゴンドラは動いているとのこと。
もし、動いていなかったら、
白馬駅まで全て歩くことを覚悟していたので、
安心する。
その後は、次々次々と登りの方達とスライド。
少しでも長く歩きたく、
リフトの一つ目は私は利用せず。
ここで、ひとまず、今回の縦走はひと段落。
リフトをひとつスルーしたそのおかげで、時間にぴりぴりせずに、
スキー場周辺の花々は愛でられた。
登山道がなくなったその区間はリフトとゴンドラ利用でスピーディーになった。
ここで今回の縦走はおしまい。
・
ゴンドラ駅からJR大糸線白馬駅まで、
そのまま3km、40分ほど歩く。
3泊4日縦走希望が2泊3日になったから、
体力に余力あり(笑)
八方尾根の麓はリゾート!
駅まで歩いていくうちに、
モンベル、スノーピーク、パタゴニア、好日山荘とショップもずらり。
スノーピークは、キャンプ場併設、温泉、スタバ、ちょっとセレブなレストラン併設の複合施設で駐車待ちが長い満員御礼状態でした。
連休なのに開店していない店舗も多く
歩くと見えてくるもの多いなぁ。
私は、白馬駅で乗車する列車を確認してからようやくリラックス。
早めの祝杯を上げて至福。
思いの外、公共交通機関の乗り継ぎがうまくいって、無事マイカーに辿り着き、
縦走の本当の終着地点。
縦走は、最終下山時間もかなりシビアになるけれど、それも含めて面白味があるから、
きっとやめられないのだなぁ。
しみじみ感じた、
今回の北アルプス縦走でした。
※次は続きの八方尾根から栂海新道までの3泊4日の縦走ができたら最高だなぁと、ちらり考えておく。
コメント
この記録に関連する登山ルート

今の時期、雷鳥さんの雛っこもすっかり大きくなって複数だと存在感ありますね!で、なかなか移動しないから釘づけガン見してると足が進まない副作用😅。
自分も八峰キレットより五竜の手前の鎖場の方がおっかないと思います。キレット自体は足場がしっかりしてるし‥。キレット小屋泊にすると同じ日に八峰キレットとG5を通らなくてよくなるから精神的には楽だと思います。1日で両方こなしたのは偉いです👏。
以前、五竜の小屋に泊まった時夕食カレーで微妙だったので、唐松泊は正解でしたね!
お天気は、ずっと良ければ、当初、キレット小屋と天狗山荘の2泊でそのあとはおまけで白馬のどこかと思っていました。ここの岩稜帯は初めてなので、雨の中や直後は避けたく、直前の天気予報で、冷池山荘と唐松頂上山荘にしました。私としては、もしや、2泊目は天狗山荘までいけるのでは?と直前まで思っていました。結果、やっぱり雨本降りで唐松でちょうどよかった・・・。想像よりスムーズだったので、お天気次第で一気にキレット2つこなすのもできた気もします。気がするだけで、どんなに岩場が好きでも、集中力は実際どこまで続くのかは未知です・・・。
唐松頂上山荘は、気質的には私にはあまり合わないかな、次は別の小屋にするかなとも思います。泊まってみないとわからないですね。冷池山荘はとても心地よかったです。脚力ある方はなかなか泊まらない場所かもしれないけれど、おすすめしま〜す。
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