剱岳 継続登攀?


- GPS
- 26:00
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 3,177m
- 下り
- 3,242m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 7:35
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 3:03
- 合計
- 14:33
天候 | 6日 晴れ 7日 霧時々雨 8日 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは黒部ダムからアルペンルートで帰還。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
剱北方稜線の本峰から三の窓までの部分を結果的に歩いたが、基本的にはピンクテープがありそれほど困難ではないものの、池ノ谷ガリーの荒れ具合は酷く落石は不可避で、パーティーメンバーが多い時にはあまり通りたくない。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
コッヘル
ライター
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
ガムテープ
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ナイフ
シェラフ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
クライミングシューズ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ポール
テント
テントマット
ロープ
キャメロット
タイブロック
|
感想
室堂への始発が思っていたより遅く、出発が遅い時間となり、源次郎尾根から登るのはキツイかという話もあったが、剱沢小屋にそこそこの時間についたためトライすることになった。
源次郎尾根は思っていたより歩きのセクションが長く、普段履きしているマムートのトレランシューズを履いていた自分を確保するために二箇所ほど(一箇所だった気もする。もう一箇所はザックを先に渡して空身で登った記憶もある。)ロープを出したが、全体的には平易なバリエーションルート、といった印象。
正直、TWVでも全然出せる部類だと思った。具体的には、マルチの経験はほぼ必要なく、沢N権者以上で行けば問題ない、という感じ。全体的に踏み跡がはっきりしていて、ロープで確保した箇所が少ない(1,2箇所のTRと一箇所25m懸垂)ことを考えると、TWV的には工作が少ない沢、というレベル感な気がする。
16時台に剱山頂につき、絶景を堪能した後、長次郎のコルまで移動して幕営。テント一張分のスペースがあった。また、頂上付近にもいくつか幕営跡があった。幕営地である長次郎のコルからは富山市内と富山湾と思われる夜景が見え、絶景。
7日は予報では朝はまだ晴れているがだんだん霧が出て、午後は天気が崩れるとのこと。8日は朝から天気が悪く、午後から回復傾向にあるらしい。7日は八ツ峰の六峰フェースを登り、チンネ左稜線に行く予定だったが、先にチンネ左稜線に行き、場合によっては8日の剱尾根の行程をあきらめ、7日中に剱沢まで下りることも選択肢とする。3時半だかを起床として就寝。
翌日、5時過ぎに目が覚める。どうやら目覚ましが聞こえなかったようで寝坊。その後適当に撤収して、6時過ぎに出発。結構遅くなってしまった。予報と若干ズレ、朝から完全に霧模様。ちなみに、夜中の風は結構あった。全体的に天気が悪い。
長次郎のコルから所々巻きながら北に稜線上を進み、最後は池ノ谷乗越に長めのクライミングダウンで降り立った。そこから始まる池ノ谷ガリーが厄介。完全に落石の巣で、かなり慎重に歩いた。三の窓はかなりわかりやすく窓となっており、間違えないだろう。また、幕営跡と思わしき箇所が至る所にあり、何パーティーかは泊まれるはず。
三の窓からチンネ左稜線へのとりつきには苦労した。軽アイゼンすら車に置いてきた我々は、雪渓を恐る恐る進んだり、ガレ場をトラばったりしながらなんとか辿り着いた。途中、自分の判断ミスで、泥壁と雪渓の間を登れるにもかかわらず、崩落しそうに見えて別ルートを提案してしまいそのことでも20分ほどロスした。
チンネ左稜線自体は好ルートなのだろうが、常にガスっていて景色はよくなかった。またピッチによっては、濡れた草付きだったり濡れたハイマツ混じりの岩場で、かなり足元のフリクションに不安があった。ただ、上半部の核心周辺は、意外と濡れておらず、耐えがたきを耐えずに済んだ。
チンネを登り切った時点でかなり遅い時間となっており、次の日の天気と、自分のモチベーション的に、剱沢までその日中に降りた。18時を過ぎた頃にはかなり暗くなっており、濡れたコンディションであることもあって、一般道である別山尾根も、ひやりとするようなセクションもあったような気もする。
21時前に天場につき、22時過ぎに就寝。翌日は5時起き予定。
8日は正確には覚えていないが、5時半くらいに起きたのだろうか、取り敢えず出発は7時前だった記憶。そこからヤマレコを起動し忘れ、真砂沢ロッジにて起動する。その後は、かなりのスピードで黒部ダムへの道を行き、12:05発のバスに乗れた。11:40には黒部ダム駅についていたはずだが、どういうわけか、ズレている。というか、全体的にズレているような気もする。
次回以降への反省点として、
登り返しの際、タイブロックは上側のアッセンダーとして使うべきで、下のアッセンダーとして使ってはいけないこと、
懸垂下降後の制動可動チェックはやはり必須であることを強く認識しなければならないということがあげられる。
パートナーには申し訳ないことをしたと深く反省している。
また、パートナーは喫煙の影響か、若干バテ気味だった。喫煙は控えた方がいい。
山行の総括として、登攀力が足りておらずその部分でパートナーに頼る面が多かったため、精進していきたいと思った。
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