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Yamareco

記録ID: 8494937
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北アルプス表銀座(大天井岳・槍ヶ岳)

2025年07月29日(火) 〜 2025年07月31日(木)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
22:46
距離
37.9km
登り
2,806m
下り
2,751m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:49
休憩
1:44
合計
8:33
距離 9.9km 登り 1,599m 下り 417m
8:19
36
8:55
8:56
28
9:24
9:36
31
10:07
10:26
24
10:50
11:38
18
11:56
37
12:33
12:54
30
13:24
13:26
22
13:48
100
2日目
山行
5:57
休憩
0:54
合計
6:51
距離 7.1km 登り 798m 下り 571m
6:34
13
6:47
6:50
61
7:51
25
8:16
8:28
19
8:47
9:11
59
10:10
10:25
135
12:40
18
3日目
山行
6:24
休憩
0:55
合計
7:19
距離 20.9km 登り 409m 下り 1,764m
6:16
29
6:45
18
7:03
7:23
12
7:35
16
7:51
8:05
14
8:19
4
8:23
40
9:26
9:35
18
9:53
17
10:10
21
10:31
6
10:37
7
10:44
31
11:15
11:20
0
11:18
34
11:52
12
12:04
12:10
3
12:13
34
12:47
4
12:51
30
13:21
6
13:27
13:28
5
13:33
上高地バスターミナル
天候 初日天気良し
2日目午後からガスってきた
3日目晴天
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
松本駅近くに前泊大糸線始発で穂高まで。穂高までは交通系IC使える。
穂高駅からタクシー予約しておいて観音峠まで6,600円。乗合バスより少し先まで行ってくれる。ちょっと歩いてジャンボタクシー無料送迎で中房温泉登山口まで。

帰りは上高地バスセンターから新島々駅までバス。そこから先は電車で松本まで。あずさで都内まで。
コース状況/
危険箇所等
落雷でケーブル壊れたそうで、合戦小屋までの荷上げができないため、名物のスイカは品切れ。合戦尾根は、流石の急登。
燕山荘から喜作レリーフまでは表銀座の尾根縦走で心地よい。
その先大天井岳の西側大天井ヒュッテまでの道は結構岩々していてクサリ場も多く、1日の最後に辿るルートとしては痺れた。行けども行けどもヒュッテが見えない。あの角を曲がれば、という期待を何度裏切ったことか。
水俣乗越から先ヒュッテ大槍までの東鎌尾根気が抜けない。岩場の連続で、クサリ場もあるし垂直に近いハシゴもある。
槍ヶ岳の登り下りも岩場とクサリ場・ハシゴ。登りと降りで割とルート分けてあった。
槍ヶ岳山荘からの降りは割と降りやすい。スピードつけて小気味良く降りれる。
その他周辺情報 上高地ビジターセンターのシャワー500円。ボディソープ50円。コレはなかなか良い。
上高地温泉ホテルまで20分往復40分もう歩きたくない時に重宝する。
予約できる山小屋
中房温泉登山口
横尾山荘
観音峠先の崩落現場
工事が進んでいる
1
観音峠先の崩落現場
工事が進んでいる
コマクサ
Dicentra peregrina
1
コマクサ
Dicentra peregrina
燕山荘の裏手に雷鳥のヒナ
1
燕山荘の裏手に雷鳥のヒナ
ホタルブクロ
Campanula punctata
1
ホタルブクロ
Campanula punctata
燕岳が見えた
大天井ヒュッテの晩御飯はトンカツ
1
大天井ヒュッテの晩御飯はトンカツ
さて、今日はあれに登る
1
さて、今日はあれに登る
チングルマ
Aleutian avens
1
チングルマ
Aleutian avens
ニッコウキスゲ
Daylily
1
ニッコウキスゲ
Daylily
ミヤマリンドウ
Gentiana nipponica
1
ミヤマリンドウ
Gentiana nipponica
最終日朝は晴れ渡り
2
最終日朝は晴れ渡り
彩雲が見えた
松本駅にて

装備

個人装備
ドライインナー 長袖シャツ 携帯バッテリー 携帯充電ケーブル ズボン 保険証・財布 バンダナ 熊忌避剤・熊鈴 帽子 サングラス グローブ(軍手) 靴下 ポリエステルパンツ 心拍数計 ザック 雨具(カッパ・帰りの傘) ファーストエイドキット 携帯トイレ 非常食 老眼鏡 近視眼鏡 トレッキングポール ドライバッグ大 着替え(パンツ 靴下 Tシャツ 長袖シャツ ズボン タオル ドライバッグ小) サブバッグorアタックザック 酒ツマミ ウェットティッシュ カトラリー 味噌汁 コーヒー チタンカップ 行動食バックアップ 常備薬バックアップ(芍薬甘草湯・ビタミン類・アミノバイタル) アバンド ロールペーパー マスク 歯ブラシ ヘッドランプ カメラ用充電ケーブル 携帯バッテリー用充電ケーブル 充電器 カメラ胸部固定具 計画書 ココヘリ会員証 カメラ 虫除け ガイド地図(ブック) 登山靴を入れる袋 行動食 常備薬 日焼け止め ナイフ 筆記用具 携帯充電ケーブル(予備含む) GoPro サーモスにお湯 水1.5L 携帯電話 AppleWatch 昼ご飯 ビニール袋 ワイヤレスイヤフォン コンタクトレンズ
共同装備
エマージェンシー用固形燃料・ストーブセット ツェルト 180cmテープスリング 240cmテープスリング 7mロープ

感想

 さて今回は北アルプス表銀座縦走。松本駅近くに安いホテルに前泊。5階建てだったかなんだけど、エレベーターなし。クレジットカード使えない。1泊3,500円だしまぁいいか。
 夜は、ヤマレコ社長が紹介していた信州ゴールデン新館へ行ってみた。馬刺しや山賊焼きなど信州の料理もあるけどゴーヤチャンプルーがあったり島ラッキョウがあったりと沖縄色も。
 初日松本駅始発の大糸線で穂高まで。穂高駅まで交通系IC使えるようになってた。穂高駅で6:30に予約しておいたタクシーに乗車。6:40発の乗合バスに乗る人たちは行列。運転手によると、バスは観音峠で転回するため崩落現場先まで20分くらい歩く。タクシーはもう少し先まで行けるため歩きは10分くらい。中房温泉へのシャトルバス乗り場まで来ると、バスの初便で来た人たちの積み残しっぽい人たちが20人くらいいた。10分くらい待っていると、9人乗りジャンボタクシーが3台。3台目に乗車。すれ違うジャンボタクシーを数えたら、全部で9台だった。燕山荘有明荘の軽自動車もシャトルしているそうだ。
 中房温泉登山口でトイレを済ませて水を汲み、登山スタート。ゆっくり登ったつもりだが、結構しんどい。さすが北アルプス三大急登。全部のベンチで休憩した。合戦小屋まで来て、話には聞いていたが、名物のスイカ売ってなかった。最近の落雷で荷揚げのケーブルが故障したそう。代わりにコーラを買う。
 燕山荘に辿り着くまでは暑く、ズボンが汗でびしょびしょになった。燕山荘付近はガスっていて燕岳見えず。気温も低く寒さを感じた。長く留まっていると寒いので歩くことにした。と、雷鳥が居ると女性ハイカーが教えてくれた。燕山荘の裏手に雛が5-6羽。猿が雷鳥の天敵だと聞いたことがある。人気のあるところには山の猿はあまり近寄らないだろう。雷鳥は、人気のあるところに居るのだろうか、と思った。
 燕山荘を過ぎると晴れて空気が生ぬるくなった。不思議と燕山荘の辺りだけ気温が低かった。蛙岩を過ぎ、表銀座縦走路が延々と続く気持ちがいい景色の中を歩く。
 意外と時間を食い、喜作レリーフで15:30くらいになってしまった。大天井ヒュッテに電話を入れておいた。ここからの道のりが険しかった。大天井岳の西側は結構切り立っていて、岩場ありクサリ場ありの連続。あの角を曲がれば山小屋か、という期待を何度も裏切る。一日の最後に歩くには神経使って結構きつかった。コースタイム40分のところ50分掛かった。
 荷を置いたら大天井岳に行く時間もなく、外で景色を眺めながら1,000円の生ビール。
 夕飯は5時から。トンカツだった。それも、街のトンカツ屋で出てくるような分厚いトンカツ。山小屋でこんなトンカツが食べられるとは思っていなかった。肉が柔らかく旨い。ピンク色の岩塩をミルでゴリゴリやって食べてみた。旨い。ソース付けてご飯を頬張る。旨い。米の飯も美味かった。

 2日目は、当初計画では、アタックザックで大天井岳に登ってからヒュッテを出発する予定だった。山の午後は雨が降りやすいし、最近常念小屋付近は毎日午後雨と聞いた。そこで、大天井岳には登らず、すぐに殺生ヒュッテに向かうことにした。水俣乗越とヒュッテ大槍の間の東鎌尾根が結構険しいことも考慮に入れ。大天井ヒュッテの朝食は5時からだった。
 赤岩岳も西岳もパス。ヒュッテ西岳でCCレモン補給。いよいよ水俣乗越へ降る。そこから先は、確かに険しかった。ほぼ垂直の長いハシゴあり、岩場を3点支持で登る箇所多数。ハシゴ・階段多数。結構痺れた。ヒュッテ大槍もなかなか出てこず、あと200mあと100mという標識からが長く感じた。殺生ヒュッテはすぐ向こうに見え、コースタイム10分くらいだからそのまま休憩せずに歩くことにした。上空に雲が出てきて左手の雲が少し黒く、怪しさを感じたこともある。斜度のあるところに道がついていて、昨日の大天井ヒュッテへの道を思い出した。けれど、歩いてみると初日の険しさに比べたら普通だった。
 今年から殺生ヒュッテは槍ヶ岳山荘グループになったとのこと。集客が良くなったと受付のお姉さんが言っていた。大天井ヒュッテでもらった割引券で一人2,000円引き。槍ヶ岳山荘グループでの連泊割引なのだろう。1泊14,000円の2,000円引きだからありがたい。殺生ヒュッテには生ビールはなく、アサヒスーパードライのロング缶900円。殺生ヒュッテの晩御飯も5時から。メインはハムのホワイトシチュー掛けって感じ。昨日のトンカツにインパクトあったためか、いまいち印象に残っていない。ここのトイレは全て和式。夕飯の時、隣になったカナダ人カップルは、うまく使えたのだろうか。一番奥のトイレは使用禁止になっていて、床に、蠅対策で蛇を飼っていると注意書きが置いてある。その向こうに確かに蛇っぽいのが居る。けれども動かない。きっと蛇のおもちゃだろう。そこまでして人を近づけたくない理由が、使用禁止のトイレにはあるのではないかと疑ってしまった。山小屋のスタッフだけが使えるウォシュレットがあるとか。

 朝は朝食をお弁当にしてもらって早立ちする人が多かった。5時半からの山小屋の朝食を食べていたのは夕飯の1/3くらいだったか。それでも6時過ぎにはアタックザックで身軽にして東鎌尾根経由で槍ヶ岳へ。朝起きた時はガスっていたけれど、次第に晴れてきた。身軽にしたからか、コースタイム槍ヶ岳山荘まで40分槍ヶ岳まで30分のところ、50分くらいで頂上に着いた。早駆けの人たちは既に降りた後とみえ、上が混んでいなかったことも幸いだった。20分くらい写真を撮ったり景色を眺めたりした。
 下山は上高地まで長く、ぼくは今日中に帰る予定にしていた。徳沢に後泊する予定の同行者は、せっかく来たのだからもっと山頂に居たいと言う。「先に降りていいよ」と言うので仕方なく、下山したらメールで連絡をすることを約束し、山頂で別れることにした。
 槍ヶ岳山荘から殺生ヒュッテまではジグザクの道を使って降りた。降りやすく、30分くらいでヒュッテに着いた。デポしておいたザックで支度を整え、下山開始。ここからの下山も降りやすかった。割と小気味いい感じで脚が運べる。足を置く場所がいくらもあり。大曲で休憩したけれど、ほぼノンストップで横尾山荘まで3時間強。横尾山荘でウィルキンソンの辛口ジンジャーエール。徳沢園でも小休止。
 結果、槍ヶ岳山頂から6時間ちょっと殺生ヒュッテからだと5時間半くらいで降りたことになる。上高地温泉ホテルの日帰り入浴にしようか、ビジターセンターのシャワーにしようか迷った。片道20分往復40分これ以上歩く気にならず、まだビジターセンターのシャワー使ったことないし、どんなところなのか試してみることにした。使用料500円とボディーソープ50円を払い、靴を脱いで中へ。脱衣所とシャワー室が2つずつ。一度に2人まで使える構造。一人20分以内でと但し書きがあった。お湯は5分で一旦止まる仕組み。けれどもう一度ボタンを押せば続けて浴びることができる。3日分の汗を流してさっぱりした。着替えが割と重いんだけど、こういう時に汗臭い服を着るのはヤだものね。
 バスの受付窓口に行くと、新島々経由の便があり、あずさで帰れそうだった。予約していた渋谷までのさわやか信州号をキャンセルし、松本までのバスと電車のチケットを買う。その方が早く家につくし、2,000円くらい安い。松本駅で蕎麦も食べれるし、土産も買える。バス出発までに間があり、バイツェンビール1,300円に目がいく。ちょっと高いなと思ったけれど乾きには変えられない。注文が奥に通った、と思ったら、奥のおっちゃんが何を勘違いしたのかソフトクリームを出してきた。注文を受けて通したおばちゃんと大笑い。そのあとプラカップに入ったビールが出てきた。あのソフトクリームはどうなったのだろう。
 バスは新島々に早めに到着。アルピコ電鉄で松本まで。駅ビルの上にある蕎麦屋で一杯。大盛りの蕎麦を啜ってあずさに乗り込む。
 今回もいい山行だった。

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