記録ID: 8421132
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根ピストン)【2025夏山シーズンその4】
2025年07月13日(日) 〜
2025年07月14日(月)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 16:27
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 4,767m
- 下り
- 4,758m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:26
距離 11.8km
登り 2,394m
下り 802m
2日目
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:51
距離 20.4km
登り 2,373m
下り 3,956m
天候 | 1日目(7/13): 晴れ曇り。上空は基本雲に覆われていましたが、時々晴れ間も見えました。 風がないので結構湿度高めでした。 2日目(7/14): 朝のうちは曇り。山頂着いた頃にガスが晴れて北岳〜間ノ岳、仙丈ケ岳がきれいに見えました。昼から雨かも?という予報は外れて最後まで晴れでした☀ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅〜(中央道)〜須玉IC〜(国道141号、県道611・612号、国道20号、駒ヶ岳公園線、べるが通り)〜尾白川渓谷駐車場(駐車・入山) 駐車場: 尾白川渓谷駐車場 ※無料、舗装と砂利合わせて100台駐車可能 ※きれいなトレイがあります ※売店「おじろ」があるので軽食やフルーツスムージー等が買えます |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾白川渓谷駐車場〜竹宇駒ヶ岳神社: ・神社までは車も通れる一般道ですが、車が通ることはほぼないかと。 ・登山前に神社で安全祈願のお参りを^^ 竹宇駒ヶ岳神社〜1合目(炭焼小屋跡): ・神社本殿左の吊り橋を渡ると本格的な登山道が始まります ・吊り橋はすれ違えない&定員5名なので立ち止まらずに通り抜けましょう ・下の廊下の十字峡吊り橋や東谷吊り橋に比べると揺れますが、まだ安定しています ・吊り橋を渡りきるといきなりつづら折れの急登が始まります。不動滝との分岐(標高880m)から先は昔炭を運んだ馬の道と呼ばれる急坂を登っていきますが、この辺りは粘土質なので足を滑らせないよう注意ください ・1合目で既に標高1270mなので、登山口から500m登ってきたことになります。黒戸尾根のX合目はあまりあてにしない方がいいです^^; 1合目〜笹ノ平分岐〜2合目(馬止観音): ・引き続き馬の道の急坂を登りますが、笹ノ平分岐を過ぎると標高変えずに水平移動で割と歩きます。登りはともかく下りはこれが地味に足に効きました>_< ・道自体は歩きやすいので、危険個所はないです 2合目〜刃渡り〜4合目(刀利天狗): ・3合目の口ノ摩利支天までは特に危険はないです。 ・核心部の一つ、刃渡りですが、鎖もしっかり付いていますし、写真で見るより横幅があるので、慎重にいけば危険ではありません。高度感もそれほどないです。 ・刃渡りを過ぎると梯子が出てきます。斜度はきつくないし、梯子自体もしっかりしているので、油断しなければ危険はないです。 4合目〜5合目(五合目小屋跡): ・少し登った後に150mほど下ります。せっかく上った位置エネルギーが・・・^^; ・この辺りも登らずに水平移動が長いので、あせらずこのあとの5合目からの核心部に備えましょう 5合目〜七丈小屋: ・五合目小屋跡は開けた平地なので休憩に最適です。 ・ここから先は梯子・鎖の連続なのでヘルメットをここで装着することをお勧めします。心配な場合は刃渡りの前で着けてもいいかもしれません ・高巻きの梯子、谷に掛かっている空中梯子の渡り、ほぼ90℃の梯子に鎖で大岩をへつるetc.言葉だけ聞くと難所の連続ですが、実際にはどの梯子も鎖もしっかりしているので、危険がないとは言いませんが、油断せずに行けばそこまで難易度はありません。 ・七丈小屋には水場がありますので水の補給はこちらで 七丈小屋〜8合目(御来迎場): ・第二小屋そばの梯子を上って、第一・第二テント場を通ってつづら折れの急登になります。危険はありません ・8合目でやっと森林限界が見えてくる(実際の森林限界はもう少し上)ので、視界が開けますが、同時に南側から吹き上げる風にもさらされますので、寒さに弱い方は防寒対策された方がいいかも 8合目〜山頂: ・山頂に向けて鎖場・岩場が連続します。補助ではなく鎖につかまって力任せに上る箇所もありますので、体力勝負です ・間違えやすいですが、駒ヶ岳神社本社は山頂ではありません^^;さらに進んで北沢峠からの登山道と合流して少し登ると山頂です ・山頂は吹きっさらしなので晴れると360°の視界が楽しめますが、休憩するなら駒ヶ岳神社本社の方が風がしのげるのでお勧めします ・下山時にこのあたりで雷鳥を見つけました。「おじろ」の店主の方曰く、元々甲斐駒には雷鳥はいなかったので、新しく住み着いたのでは?とのこと |
その他周辺情報 | 山中泊: 七丈小屋 1泊夕食+朝弁当¥12,000/1泊夕食のみ¥11,000 ※黒戸尾根唯一の山小屋です。登山家の花谷泰広さんが経営されています ※定員24名、第一小屋に12名で、もう12名は少し先の第二小屋へ宿泊になります ※宿泊者にはアミノバイタルをいただけます。地味にうれしい ※乾燥室はありませんが、各自の寝床にハンガーがありますので、服を干すことはできます ※山頂ピストンの方向けに荷物のデポが出来ますので、荷物を軽くして山頂アタックできます 下山後の休憩: 売店「おじろ」 ※尾白川渓谷駐車場にある売店。キャンプ場や渓流釣りの受付もこちらでやっています。 ※お土産や地元の農産物からそば・うどんなどの軽食、かき氷にフルーツスムージーと何でもござれです^^ ※ももとブルーベリーのスムージー(それぞれ¥800)いただきましたが、登山後の疲れた体には最高でした。 下山後の温泉: 尾白の湯 ¥830/人(北杜市民以外) ※北杜市民の方は割引あり ※食事処「白州庵」が10:30〜19:30通しで営業しているので便利です ※ドライヤー(ダイソン)は有料なのでご注意ください(¥100/min) |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
天気はまずまず。少なくとも雨は大丈夫そうです。
ちなみに、この後警察車両がやってきたので何事かと思ったら、尾白川渓谷で11日に遭難があったようで、その捜索に来ていたようです。
結局この日(13日)に遺体で発見されたとのことです
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed810705363fdf5fa5694cd4e9e541febab43d9e
ちなみに、この後警察車両がやってきたので何事かと思ったら、尾白川渓谷で11日に遭難があったようで、その捜索に来ていたようです。
結局この日(13日)に遺体で発見されたとのことです
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed810705363fdf5fa5694cd4e9e541febab43d9e
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
・日本三大標高差(剱岳・早月尾根、富士山・御殿場ルート、甲斐駒・黒戸尾根)、最後の一つだった黒戸尾根についに行けましたが、ここが一番「試練と憧れ」だったかも。
・とにかく南アルプス特有の樹林帯歩きに終始するので、北アルプスみたいな華やかさはないですね^^;でも行けてよかった。
・去年ほとんど登れてなかったので、これでジャンダルムへ行くいい予行演習になったかなと^^
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