北アルプス縦走(室堂〜新穂高)


- GPS
- 41:46
- 距離
- 73.4km
- 登り
- 6,250m
- 下り
- 7,575m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:33
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:51
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:26
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:37
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 10:17
天候 | 晴れ時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓がかなり残ってました。 |
その他周辺情報 | ひらゆの森は温泉もよく、食事も美味しかったです。 |
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
装備
個人装備 |
グレゴリー65
チェベダーレ
軽アイゼン
ピッケルなど
|
---|
感想
室堂から新穂高まで4泊5日の北アルプス大縦走。
前日:穂高の登山者用駐車場に車を駐めて、穂高神社にお参りして、信濃大町まで電車で移動。駅からは足慣らしを兼ねて、途中のコンビニで買い物をして前泊の大町温泉まで徒歩で移動。
1日目:始発で扇沢、黒四ダム、大観峰を経て、室堂に。室堂到着は8:55。天気予報は午後から雨のため、立山は次回持ち越しも検討しましたが、思いのほか早く一ノ越まで到着したので、デポして軽装で一気に雄山と大汝山に登頂。ただ、あいにくと山頂は霧の中。お祓いして頂き、この先の道中の安全を祈願。一ノ越で軽く昼食をとった後は稜線コースで竜王岳、鬼岳をトラバースして獅子岳に。途中の鬼岳トラバースは急な下りの雪渓のために軽アイゼン(10本)とピッケルを使用。雪切りが十分でピッケルもよく刺さり、特に危ない感じはしなかったです。獅子岳の激下りの後、ザラ峠を経て、本日の宿泊地となる五色ヶ原山荘に午後3時前に無事に到着。午後5時から明け方までは予報通り雨でした。なお、この日の宿泊者は私を含めて二人のため、個室を使わせて頂き、お風呂まで入れてすっかり疲れを癒やせました。さらに年越しビールもごちそうになりました。ありがとうございました!
2日目:天気予報はこの日も午後から雨。このため、お弁当にして頂き、4時半に出発。山荘から木道をちょっと進むといきなりの雪渓でしたが、斜度が緩いのでつぼ足+ストックで無事に通過(この日に遭遇した雪渓はいずれもこのスタイルで通過)。風がなく、とにかく暑い!汗だくになりながら、鳶山、越中沢岳、スゴ乗越を経て、スゴ乗越小屋に到着。後で知りましたが、この日から小屋が営業開始だったとのこと。この先の薬師岳の登りを考えて、少しでも軽くするために水を補給しなかったのですが、とても後悔。(薬師岳山荘は天水利用のため、ミネラル水500mlを500円で購入することになりました。)この後、北薬師岳を経て薬師岳に。この登りが今回の縦走で一番大変でした。登頂後は緩い斜面を一気に降り、12時過ぎに2泊目の宿泊地となる薬師岳山荘に無事に到着。なお、午後2時頃から豪雨でした。
3日目:昨日と同様に天気予報は午後から雨。このため、同じくお弁当にして頂き、4時前に出発。薬師峠で水分を存分に補給して、太郎平でお弁当朝食。その後は気分の良いなだらかな稜線歩きで北ノ俣岳を経て、黒部五郎岳の麓に。小休止後に一気に肩まで登り、荷物をデポして山頂に登頂。登頂後は黒部カールの縁を降り、カールの壁に圧倒されながら黒部五郎小屋に11時前に到着。三俣蓮華への急な登りから途中巻き道を経て、3泊目の宿泊地となる三俣山荘に。なお、巻き道は急な雪渓が残っていて、2度目となる軽アイゼンとピッケルを装備して通過しました。途中で雪渓を登りすぎてしまい、夏道に戻るまで雪渓を下るのが大変でした。夕食は展望食堂で噂のジビエカレー。とっても美味しく、疲れた体に染み渡りました。さらに夕食後はこれも噂のサイフォンコーヒーを満喫。山の中とは思えない最高に贅沢な一時でした。寝る場所もいろいろと小屋の肩にご配慮頂きました。本当にありがとうございました。
4日目;またまた天気予報は夕方から雨。鷲羽岳、水晶岳には雪渓はもうないとのことで、アイゼンなどの装備は小屋において、軽装で鷲羽岳〜水晶岳〜黒部源流を周回。鷲羽岳の登り、山頂、そしてワリモ岳からは槍や穂高、薬師岳と最高の眺望でした。水晶岳からも同様に最高の眺めを存分に満喫。その後、岩苔乗越から谷を降り、黒部川源流の碑に。雪解け水が道まで溢れ、靴下までびちょびちょに。小屋に戻り、靴を干している間に、今年の新メニューといううどんを頂きました。大きな麩が2個も入っていてボリュームたっぷりで大満喫。美味しかったです。その後、荷物をすべて担いで、三俣蓮華、双六経由で最終宿泊地となる双六山荘に。この間、急な雪渓が残っているとのことで、双六岳からは春道を経由しました。双六山荘はすごい人出と喧噪でただただびっくり。
5日目;穂高駅まで戻るためには新穂高発16:55が最終バスになるため、これまでにも増して早朝となる3時に出発。部屋が暑くほとんど眠れなかったために、結構ふらふら状態。弓折分岐に4時に着くもまだまだ暗闇で、大ノマ乗越あたりで、沈む月と入れ替わるように次第に明るくなりました。その後、大ノマ岳、秩父岩を経て、笠新道分岐に。途中のハイマツ帯は風が強く、寒くて今回初めてアウターを使用。笠新道分岐に例によって不要な荷物をデポして、いよいよ最終となる笠ヶ岳に。途中すれ違った人から飛ばされたテントの運搬を依頼され、それを小屋まで届けた後、山頂に。雲が湧き上がる前で、北を望めば、立山、薬師、黒部五郎、鷲羽、水晶と今回巡ってきた山々を、そして南を望めば焼岳、乗鞍、そして八ヶ岳まで一望でした。東はもちろん槍に穂高が目の前。最高の眺望を存分に楽しんだ後は、分岐に戻り、一気に2000m近くを降り、林道を経て新穂高のバス停に無事に到着。予定よりも3時間以上の早く到着できたために、3本前のバスで平湯に移動して、ひらゆの森で温泉、昼食を満喫。その後、バスで松本まで出て、大糸線で穂高に移動して、最後に穂高神社で今回の山行の無事をお礼参りして、山行を終了しました。
心配していた膝もなんとか持ち、5日間で一度も雨に降られず、好天に恵まれた最高な山行でした。
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