天狗岳〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳


- GPS
- 27:49
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,176m
- 下り
- 2,908m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:16
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
オーレン小屋
|
写真
感想
久しぶりの登山
本格的な夏山シーズンを前に晴れた週末で宿も空いていたので3日前に思いついて決断。ロープウエイから美濃戸までの計画。
ピラタス蓼科。スキーシーズンに1度来たことがある。ここが北八ヶ岳の入口なんですね。
8時20分の始発で登山にしてはゆっくりなスタート。観光客なども多いなか、ロープウエイを降りて脇目もふらず登山開始。標高差100m程の山を二つ越えるとなにやら人工の音が聞こえてくる。工事でもしてるのかと思ったら車道が現れた。国道299号線。メルヘン街道というらしい。路上駐車もたくさんあった。麦草峠。確かにここに車を停めたらお手軽に散策できる。でも路上駐車は良いのだろうか。
一旦稜線から外れて一直線に白駒池へ。水辺の東屋に腰を下ろしてだんごを食べた。雰囲気も良くスーパーの団子が数倍美味しく感じる。
ジブリの森のような涼しげな森を越えて名前に興味を持ったニユウへ。小高い岩場から小海町が見渡せた。稜線にでると程なくして天狗岳へ。
山頂100m手前で急にヘリコプターの音が聞こえてきた。山頂付近でホバリングしている様子。飛び立ったと思ったら周回して再び戻ってきた。レスキュー隊員をおろし次の1ターンで回収する。さすがプロ。早業にほれぼれした。
天狗岳は西と東があるようでせっかくなので西も登頂して今日の宿泊地であるオーレン小屋に向かった。
小屋の受付で名前を名乗るがリストにないという。なんと、1日予約日を間違えていた。幸い空きがあったので新館の床をあてがわれた。プライベート空間はなかったが、隣人もおらず私にはお気に入りのスペース。
小屋のテント場は盛況だった。宿泊者より多い。受付をすますと17時までという風呂に入った。湯船につかり窓を明けると硫黄岳が見えた。疲れが取れる。スペースに戻りうとうとしていると夕飯ができたと掛け声がかかる。
桜鍋と天ぷら。馬肉はしっかり量もあって、カルビとロースの間のような旨味と食べやすさを感じた。おかわりをしてしっかり3杯食べた。スペースに戻り談話室にあった山雑誌で明日の行程を念のため確認する。談話室も外も食後のくつろぎ時間でとても賑やか。山日和でみな生き生きしている。
雑誌を見ていたら自然と眠りについた。12時に目を覚ましたが二度寝して3時過ぎに起床した。ゆっくり準備して4時前に出発。夕食もしっかり食べてぐっすり寝て、余裕のあるスタートがきれて山小屋に感謝です。
外はライトがなくても歩けるくらいうっすら明るい。朝日を見ながら硫黄岳への稜線を歩いた。硫黄岳から横岳へ気持ちの良い稜線歩き。このゴールデンタイムに稜線が歩きたくて山に来た。幸せな時間だった。
コルとコル、山頂の度に山荘があり、このエリアの需要の高さがうかがえる。横岳手前の梯子は高度感があり怖かった。その後に続く岩場も足場が狭いところがあり、この後の赤岳と阿弥陀岳の道が心配になった。
ヘルメットも持ってきていない。とはいえ引き返す選択肢もなく、覚悟を決めて向かう。赤岳へは足場もしっかりしていて登りやすいように鎖もある。実際は心配したほど危険を感じなかった。山行中でここが一番人口が多かった。すれ違う人も皆若く、20代ばかりといった感じ。学生登山のグループも何組かいた。
狭い山頂は記念撮影の順番待ちで人だかり。そそくさと先へ進んだ。横岳の梯子で怖い思いをしたが、心配をよそに赤岳から阿弥陀への下りもそれほど難はなく歩けると感じた。
行者小屋、阿弥陀岳、赤岳は谷を向かい合うようになっていて、どこからともなく、「ヤッホー」の掛け声がかかると、そこら中で「ヤッホー」が始まった。私は心の中で「ヤッホー」と小さくつぶやいた。
阿弥陀岳からは昨日今日と歩いてきた稜線が見渡せた。2296までは視界もよく最後の稜線歩きを楽しんだ。阿弥陀岳はアタックする人は多いが美濃戸へ下山する人は少ないようで、山頂からの下りでは一気に人が減った。2296からの下りは誰にも会わずに美濃戸へ下山した。
美濃戸の別荘エリアからはアスファルト。長旅の最後にアスファルトの振動が膝にびりびり響いた。
ロープウエイから始まり、観光客、トレッキング、梯子や鎖のある岩場と変化のある登山で登山者も変化していく様子も楽しかった。
天気の良い2日間で景色を見ながらしっかり稜線が歩けて大満足の登山になりました。
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