坊ヶツルから大船山と三俣山南峰



- GPS
- 14:08
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,535m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 6:53
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
九州で最も人気のあるエリアで、長者原から坊ヶツル、坊ヶツルから法華院温泉など登山道は気持ち良い位整備されている。坊ヶツルからダイレクトに南峰に登れる登山道は、あまり登る人はいない様で、急傾斜で粘土質の滑りやすい土の登山道が続き初心者にはあまりお勧め出来ない。 |
その他周辺情報 | 坊ヶツルのテント場では、法華院温泉山荘の日帰り入浴が可能で登山の疲れを癒すことが出来る。下山後は星生温泉に入浴、泉質の異なる複数の温泉を楽しめ、さらに三俣山を正面に見ながらの露天風呂で本当に素晴らしい。 |
写真
装備
個人装備 |
エア・ピロー
ランタン
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
シュラフカバー
携帯トイレ
サーモス
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感想
くじゅう連山の東の雄・大船山、長者原や星生温泉あたりから見る威風堂々の三俣山の2座、さらには山の中の温泉:法華院温泉を楽しむテント泊山行を計画。テント場は坊ガツルに決め、前日は長者原の登山口駐車場に前泊。テント山行道具も含めザックへのパッキングも済ませておく。
1日目:4月7日
かなり気温も低くなっていたが快晴の朝、お湯を沸かしサーモスに入れチーズトーストや前日スーパーで購入した巻き寿司を食べて7時20分に出発。坊ガツル讃歌の碑の前で記念撮影してタデ原湿原の木道を歩き始める。10分ほどで湿原を通過し、雨ヶ池越えで坊ガツルに向け進む。登山道はしっかり整備され、道標も頻繁に現れ、さらに「現在地」と書かれたマップも設置されており、スマホを見なくても現在位置を把握出来る。新緑前の木々を抜け緩やかに登り、8時22分に指山の分岐を通過。2つ目の「現在地」マップを過ぎると樹林の隙間からの眺望が現れる。登り続けると程なく雨ヶ池越、ここからは坊ガツルまで緩やかな下りになり、前方の視界も広がる。右手には三俣山の北峰が枯れ草の草原の上に高く聳えている。木道が現れ正面右手に枯れた沼地のような平らな地形が見える。ここが雨ヶ池だろう。枯れた草原の木道を気持ちよく進み、8時50分に雨ヶ池通過、案内板には池の由来(雨が降った後だけ現れる池であること)と植物についての説明があった。雨ヶ池からは三俣山の東側山腹を緩やかに下る。野焼きで茶褐色になった草原を下ると前方に四方を山に囲われた平らな草原が見える。やっと坊ガツルに到着、右手に見えていた三俣山もここでは北峰ではなく、南峰が眼前に広がる。吉部登山口の分岐を過ぎるとすぐに坊ガツルへのショートカット、トイレや炊事棟の建物が見えてくる。9時35分に坊ガツルキャンプ場に到着、結構風が強いので、風邪の影響が少ない場所を選んで炊事棟近くにテントを設営する。テント設営と寝床作りを終え、一休み後の10時40分に今日目指すピーク・大船山に向かう。平治岳分岐からは登り、火山特有の斜面で、登り始めは緩やか、稜線や山頂に近づくにつれ傾斜がキツくなる。途中、立中山分岐の手書き道標を見つける。大船山の方向を示す標識は登山道脇の石組の上に置かれていた。急傾斜の登りに息が上がり始める頃、11時57分に段原到着。低木帯になって見晴らしも良好、ここでやっと大船山山頂を正面に見る。振り返るとくじゅう連山の中核部の稲星山・中岳と天狗ヶ城・久住山・星生山、ちょっと離れて三俣山、と九州の屋根の峰々が眼前に広がる。ここから3分ほど進むと左手に大船山避難小屋を見つける。天気も良好で山頂も近いので素通りで前に進む。稜線上の最後の急登を登り切り12時25分に大船山山頂到着。快晴で日差しは強く風は穏やかと絶好の休憩場所でもあり、昼食を山頂で食べる。いつもの様にカップラーメンと菓子パン+コーヒー、祖母山や阿蘇山の山並みを眺めながら食べる楽しい時間。食後360°の眺望を楽しみ写真を撮る。昨日登った由布岳も朧げに見える別府湾と共に遠く見えている。13時02分に名残惜しい山頂を後にして、坊ガツルに向け下山開始。アタックザックの中身も軽くなると足も軽くなる。14時10分にテントに到着、ちょっと汗をかいた服を着替えて15時に法華院温泉山荘に向かい、温泉に入る。山の中のテント場で温泉に浸かり登山の疲れを癒すことが出来るのは、本当に幸せな気分になる。入浴後山荘の自販機でビールを購入して一気飲み。まさに至福の時。温泉とビールで心も体も温まってテント場に戻り夕食の支度、豚焼肉と野菜炒めを作り、サトウのご飯を混ぜて肉野菜焼飯にして食べる。夕食の片付けを済ませば後は何もする事はない。日暮れと共にシュラフに入り就寝。
2日目:4月8日
朝5時30分起床、夜通し風が強くテント内でもゴーという音が聞こえていたが、あまり気にせず熟睡出来た。炊事場で朝食を作り、食べる。サーモスにお湯を入れて、コーヒーも飲み干しサブザックに食料と水+サーモスで準備を整え、7時45分にテント場を出発、三俣山南峰から本峰に直登するルート。三俣山分岐から南峰への登り口がわからず周辺を彷徨き踏み跡からやっと登山道を見つける。あまり使われていない道のようで、踏み跡程度の場所もあるが、ピンクテープはしっかり付いている。高曇で視界もあり道迷いの心配は不要。地図でルートを確認するとかなり等高線が詰まっている。登り始めから急登で南峰山頂近くまで一気に登り詰める。1時間ほど登ると眼下に坊ガツルの茶色い草原と法華院温泉山荘の屋根が見え、南側には昨日登った大船山が大きな山体を見せている。さらに登るとくじゅう連山の核心部分、中岳・久住山が視界に広がる。登りが緩やかになると南峰山頂が目前、急に強い風が吹き始める。9時40分に南峰山頂に到着、本峰も目前に見えるが強風で本峰まで進むことを断念し、南峰山頂で記念撮影と周辺の眺望を撮り、早々に山頂を後にする。下山は来た道を戻るが、登り以上に面倒で慎重に坊ガツルに向かって下る。標高を下げるにつれて濃くなる新緑を見ながらの下り、11時7分に南峰の登り口に到着、11時20分にテント場に戻り、ランチ用食材と調理具を持って避難小屋で昼食休憩を取る。食後テントを撤収して13時5分に坊ガツルを出発、雨ヶ池ルートで15時丁度に長者原に戻る。午後になり上空の薄い雲はとれて青空が戻ってくる。相変わらず強風ではあるが2日間素晴らしい天気に恵まれた山行だった。駐車場で用具の片付けを済ませ、星生温泉 山恵の湯に向かう。4種類の泉質の温泉に浸かり、正面の三俣山を見ながらの温泉は素晴らしい。ゆっくりとしたお風呂タイムを満喫してやまなみハイウェイを下る。
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