西丹沢(西丹沢自然教室〜檜洞丸〜犬越路〜用木沢出合〜西丹沢自然教室)


- GPS
- 08:58
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,177m
- 下り
- 1,166m
コースタイム
(途中経過の時間はかなり曖昧です)
天候 | 下界は晴れ、山中は晴れ〜薄霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口近辺に駐車できない可能性を考え最終アクセス手段はバスを選択しましたが、行ってみると意外にも駐車スペースが空いていました。 自然教室の近くに自動販売機がありペットボトルの水などを購入することができます。 登山道は・・・初心者にはかなりきつかったです。 自然教室のお兄さん曰く「チャラい人は行かない」と・・・。まさに。 |
写真
感想
登山経験は屋久島縄文杉登山のみ、という初心者二人の行程です。
2010年9月に富士山登山の予定がありその練習として行きましたが、初心者にはかなりきつい道程でした。
そして、下山で道を間違え沢に迷い込むというアクシデントあり。
8/21の7:30頃、同行者の自宅がある横浜市内を自家用車で出発、宿泊予定である中川温泉の旅館に車と宿泊荷物を置き、そこからはバスで西丹沢自然教室まで移動しました。
当初は檜洞丸〜犬越路〜大室山〜の周回をしようとしていたのですが、自然教室のスタッフに無謀だと止められ、犬越路から用木沢出合経由で自然教室へ戻るコースにしました。
我々は見るからに貧弱でよほど心配してくださったのでしょう。
スタッフの方は、檜洞丸以降のコースはかなり厳しいので体力に不安があれば迷わず引き返すように、と重々助言をしてくださいました。
それでも、その時はまだ自分達のおかれた状況に気付かず軽快に出発しました。
西丹沢自然公園から400m程の登山口へ着き初めて「・・・ここ行くの?」と唖然。
沢床からすぐに急峻な登りとなり、初心者二人すぐに弱気に。
しかし下を振り返っては「だいぶ登ってきたよね〜」と励ましあいながら先を目指しました。
比較的順調にゴーラ沢出合へ到着。
一瞬「この先どうすればいいの?」と迷いましたが、道案内の看板を見つけて指示通りに沢を渡ると対岸に登山道の続きが展開していました。
ここからはツツジ新道。木の根っこや岩、鎖に捕まりながらの道です。
初心者には少々・・・いや、かなりキツイ。
「本当にここ登るの??」と誰にとはなく突っ込みながら道を進みます。
このツツジ新道後半で、下山途中の方数名と行き会いました。
展望園地のベンチでしばし休憩し、先を目指します。
私は既にバテバテでしたが同行者は元気。
階段状の木道を進むとなだらかな頂へ行き当たり、植生保護の木道(あとで調べたらバケイソウ保護のためのものだった)をてくてく歩くと檜洞丸山頂!
山頂には男性単独登山の方が一名先にいて、ベンチでノンビリ休憩をされていました。
ここで昼食&ちょっと長めの休憩を取りました。
しかしこの時点で既に13時をまわっていました。
青ヶ岳山荘裏のトイレ(綺麗だった、チップ50円必要)に寄ってから次なる目的地犬越路へ向けて出発!
ここから下りを期待していたらまたまたアップダウンの連続、しかも疲労が蓄積している分、檜洞丸への道よりもキツイ!
鎖や鉄の梯子も登場し、「フィールドアスレチックってこんな感じかな〜」というような道が続きました。
しばらくいくと次第に起伏が緩やかになり、笹を掻き分け掻き分けひたすら距離をかせぐ感じになります。
この笹道は周りがほとんど見えなくて、正しい行程を踏んでいるのかちょっと心配になりました。
不安を抱えながらも行くと犬越路へ到着!
ベンチがありそこで小休止しました。
周囲の小高くなったところに避難小屋があるのをチェック。いざとなったらココへ逃げ込もう。
犬越路から南側「用木沢出合」への道に入り下山に取り掛かります。
最初は笹道、すぐに岩がごろごろ転がる沢道に移行しました。
ここで我々はミスをします。
時刻は16時をまわり周囲がやや薄暗くなってきたところで、明るい方を目指して歩くうちにいつの間にか登山道を見失ってしまいました。
かなり長いこと沢床を歩き「道を間違えたかな?」と不安になってきた頃、左側から合流する小さい沢を発見!
地図を見ると沢のすぐ脇が登山道になっているので、正しい道を歩いていると思ってそのまま進みました。
でも、実際はこの時点でも登山道から離れたところを歩いていたのですが、全く気付かず・・・。
沢を行くうちに小さい人工滝に行き当たり、おかしいな、と思いながらも滝の脇を歩いて下ってしまいます。
その後はひたすら水の流れる沢の脇を歩く歩く・・・。
ここで同行者が「本当の道が別にあるのではないか」と言い出します。
キョロキョロと周囲を見渡しながら行くと、右手の崖上に登山道らしき人工物を発見!
崖をよじ登るとやはりそこは登山道で、ようやく本来のルートに復帰できたのでした・・・。
だいぶ歩きやすくはなったものの、沢歩きで相当時間をロスしており、この時点で18時前くらい。
道はかなり暗くなっていてライトを点灯して先を急ぎました。
ここからは距離を稼ぐだけ!
速歩でずんずん行くと舗装された道路に行き当たり、用木沢出合へ到着!
時刻は18時半、ほぼ日没と同時でした。あぶなかった。
用木沢出合からは広大なキャンプ場を右手に見ながら車道を2kg弱歩き、西丹沢自然教室18時58分発の最終バスを目指します。
自然教室の手前100mくらいでバスを目視、乗客が乗り込んでいるのを確認しました。
我々がライトをかざしたのが見えたのか、運転手さんが到着を待ってくれて無事乗車できました。
中川温泉口で下車し、宿まで最後のひと踏ん張り・・・。
宿に到着すると女将さんが「なかなか戻らないし心配していたんですよ」と出迎えてくれました。スミマセン〜。
そのまま温泉へ直行し、ゴハン食べてバタンキュー。
翌日、筋肉痛を押して再び西丹沢自然教室へ。
出発前にアドバイスしてくださったスタッフの方がいて、「ご無事で」と笑顔で迎えてくださいました。
犬越路からの下山時の道迷いについて、いろいろ教えていただき検証をしました。
我々が犯したミスは、下山にありがちなプチ道迷いだったようです。
下山時には道を間違えやすいこと、日没が近づくなどして気持ちが焦ると間違いを犯したことに気付きにくいこと、間違ったかもと思ったら勇気を持って引き返すこと、などのことを学びました。
また、スタッフの方から「こういうプチ事故(?)を経験して『山力』を身に付けていけばいいんですよ」という励ましの言葉をいただきました。
親切にたくさんのことを教えていただき、本当にありがとうございました。感謝です。
次は失敗しないように気をつけなくちゃ!
こんにちは、自分もこのコースはお気に入りなのでよく行きます、道迷いあぶなかったですね無事下山されたようでよかったです、季節が違うと景色もずいぶんと違うものになります、富士登山気をつけていってください。
コメントありがとうございます!
帰宅後「山と渓谷」の遭難特集を読み、道迷いについてさらに検証を重ねる機会を持ちました。
我々も、あと一歩間違えればあわや・・・というところだったのかとあらためてゾッとしました。
ちょっと危なかったのですが、1回の経験でかなり多くのことを学べたので、よし、とします。
来週は富士登山です。
また記録を投稿するので、よければ読んで感想をお聞かせください。
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