記録ID: 7062361
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
茶臼岳と光岳 テント泊 沼平ゲートin 芝沢ゲートout 毎日あるぺんバス利用
2024年07月24日(水) 〜
2024年07月26日(金)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 21:46
- 距離
- 45.8km
- 登り
- 4,864m
- 下り
- 5,089m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 7:45
距離 14.6km
登り 2,999m
下り 1,524m
2日目
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 7:22
距離 14.0km
登り 939m
下り 831m
天候 | 晴れ、曇り、ガス、雷雨、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
2年前の茶臼岳からの富士山と朝日が美しく、この先の稜線をいつか歩きたいと思ってようやく実現、ところが稜線歩きの日は真っ白強風 梅雨明け10日の晴れは当たらなかった 沼平か芝沢、どちらをスタートにするか悩みに悩んで沼平にしたが正解だった ・夜行バスが空いていた ・沼平からの方が、水場がある、避難小屋がある ・芝沢に夜行バスで到着(伊那大島駅でタクシーに乗換え)するのは急カーブ連続のため車酔いで酷いことになりそう ・どちらも急登だが易老渡からの登りが急すぎて長い 沼平ゲート940m→茶臼小屋2415m(累積標高+1648m、-177m) 約8.5km、コースタイム約7時間半 芝沢ゲート728m→光岳小屋2523m(累積標高+2102m、-294m) 約12km、コースタイム10時間 Day1 7/24(水) 天気予報は晴れ 早朝に夜行バスで沼平ゲート到着 眠れず高山病で頭痛になるため2度と乗るまいと思ってた夜行バス、アクセスないため仕方なく乗車したが、1時間ほどしか眠れなかったと思うが意外に急登頑張れた 早朝すぎて食欲なかったが沼平で無理やり食べて出発 降車したのは7人中3人、他は畑薙臨時駐車場で降車して椹島へのバスに乗るらしい 40分ほど歩いて畑薙大吊橋、2年前は下ってきてラスボスだったが、高所恐怖症には最初の試練 2人が完全に渡り切ってから一人で渡る(記憶通り揺れて怖い、3分間の修行) 最初から急登、鉄塔からは嫌な感じのトラバース(落ちたら一発アウトな樹林帯)が続いてヤレヤレ峠 峠からまたまたいやな感じのトラバース下りで沢へ 沢から登ってウソッコ沢小屋 中ノ段で涼しい風がふいて気持ちよく休憩 登り初めて急に大粒の雨が降り出し、上レインウェア着てザックカバー付けるのがやっと(下レイン着る余裕がなかった) 朝の10時から雷鳴るとは思わなかった 中ノ段で気持ちのいい風〜なんてゆっくり休んでいる場合ではなかった。雲が多くなってきた?って思った時に気が付くべきだった。 木の下で雷やり過ごそうか悩んだが横窪沢小屋まで急ぐことに 先ほどまで急登で疲れていたのに、こんな時は急いで登れるのは不思議 頑張って登ったのに小屋までいったん下るのがもったいない 小屋に到着して中で雨宿り 30分ほど休憩して雨が止んだ 小屋から約1000mの登り すれ違う人、ほぼ全員がソロ男性で、数人から小屋からの登りが辛いよ、と聞いていたがその通り(平日なのに下ってくる人が意外に多かった) 2年前にここを下った時はそんなに急だった記憶がないのだが、辛いことは忘れるように出来ているらしい 熱中症を心配したが雷雨のお陰かガスになって意外に涼しく登れたのはよかった ようやく樺段到着、といってもここからまだ200m以上の標高差 木道が出てくるとようやく終わりが見えてきたような気がする(気がするだけで意外に到着まで長い) 茶臼小屋に到着、風が強いが気温はさほど低くなくテントの中は快適 雨は降らず(夜中に少し降ったかも)、夕方富士山が見えた Day2 7/25(木) 天気予報は早朝晴れからのガス 夜行バスだったからかいつも眠れないのに意外に眠れめずらしく目覚ましで4時に起きる、富士山が見えてテンション上がる 光岳小屋までコースタイム5時間ほどなのでゆっくりスタートでもいいが、前日10時ごろに雷雨だったため、早めに到着するようにする 4時半頃急に雨、15分ほどで止んだが、その後は強風とガス 茶臼岳からの景色を見ながらの稜線歩きを楽しみにしていたのに、ガスで白い世界でがっかり、また来なければ 強風ガスの中先を急ぐ(幸いにも雨は降っていない) 熱中症より低体温が心配になる強風と気温だった 下ると仁田池、幻想的な景色を見ながら歩く 希望峰から仁田岳に行くか悩んだが、またいつ来れるか分からないので一応行くことにした、小ピークが2つもあって意外に遠い、真っ白山頂ですぐ引き返す すれ違うソロ男性多い、数人に朝7時ごろに雷雨があったとのことだが、局地的だったらしく自分は雨に降られることなく歩くことができた 細かく下って登ってを繰り返して易老岳へ、山頂は登山道から少し奥で分かりにくい 山頂で休憩していた人に呼ばれなければ通過していた(山頂の眺望ゼロ) ここから下ってからの最後の登りが長くてつらい 静高平の水場で3.5Lの水を汲んで登るのが最後の修行 イザルガ岳に寄るか悩んだが前日の雷雨を思い出して出来るだけ早くテント場に到着しようとスルーした、これが正解だった 小屋で受付してテント場は4番目 予約いっぱいらしく詰めてテント張るように指示されたが結果小屋脇は8張ギューギュー、小屋下もいっぱいだった テント張った途端に大粒の雨と雷、急いでテント内に荷物を入れて待機(イザルガ岳行かなくて良かった) 30分ほどで雨が止んで、光岳と光岩へ 光岳は樹林の中で眺望ゼロ、岩への下りは意外に長く帰りの登りがキツイ 小屋前のテーブルベンチでゆっくり 夕方ふたたびの雷雨でテント中へ(1時間ほど大雨) 大雨の後は富士山と聖岳などご褒美眺望 夜も少し雨とガスだった様子 Day3 7/26(金) 最終日の天気予報は晴れ 小屋番さんが下りは意外に時間かかると脅すので早めにスタートするため3時半起き ガスで星は見えず 明るくなってから5時前にスタート イザルガ岳に登るがやはりガスで眺望ゼロ(30分ほど後に晴れてきたらしい) 易老岳に登ってから急な下りが続く(やはりここを登らなくてよかったと思った) 最初にすれ違う人たちが日帰りとのことで驚く すれ違う人数人に面平から下にヒルが出ると聞いてジョニーを靴にスプレーする 面平から下はヒルが怖いので休憩せず一気に下る 湿度が高くバテる 易老渡の橋を渡ってようやく休憩 林道は沢の横で木で日光を遮ってくれるが気温は高い 長い林道から芝沢ゲートを見た時は嬉しかった 茶臼小屋への登りはすれ違う人多かったが99%ソロ男性で小屋とテントも渋いベテランソロ男性が多い印象だったが、光岳小屋は百名山だからかご夫婦やソロ女性も多く、年齢層も茶臼小屋より低い印象で、易老渡へのルートもすれ違う人は若い方も女性も多かった 【ヒル情報】 易老渡と面平の間(面平に近い方)でヒル被害に遭ったとすれ違った数人に聞いた 光岳の小屋番さんによれば、沼平のルートも梅雨時はヒルが多いとのこと(標高低いあたりらしい) 【アクセス】 ●往路 バス 毎日あるぺん号 京王八王子バス停24:15→沼平ゲート6:00(16,500円) 八王子の出発は15分ほど早くその分清水PAの休憩が長くなった。到着は10分ほど早い5:50頃 京王八王子駅のバス停にベンチや京王の駅トイレがないため、早く到着しても休憩出来ない 小型バス(定員20名ほど)に7名乗車、1人で2席利用、車内充電できない 途中、清水PAと井川ダムでトイレ休憩あり 小型バスのためかエンジン音大きい、車内灯は消えるがフロントガラス越しの明かりで前方の席は明るいためアイマスクあると良い、小型バスのため座席間隔が狭い 清水PAにコンビニあり(24H営業) 沼平ゲートに屋根のある場所ないが管理する方の建物の軒下が利用できる 簡易トイレ3基あり(和式、トイレットペーパーあり) 登山届ポストあり 水場なし、食料購入場所ないためバス乗車前に購入すること ※沼平ゲートに先に到着してから畑薙臨時駐車場で降車できる(椹島のバスが7:30のため) ●復路 バス 毎日あるぺん号 芝沢ゲート13:30→まつかわ温泉清流苑 まつかわ温泉に17:00〜17:30バス到着、新宿まで大型バス、新宿到着21:30 芝沢ゲートにタクシー(乗客は3名だったが4名まで募集している?)が13:00頃到着、予約していた3名全員が揃っていたので30分前に出発、 そこから2時間ほどで温泉だが、細い急カーブの連続で非常に揺れる。酔いやすい人は酔い止めあった方がいい。芝沢ゲート手前の道が一番荒れておりタクシーの運転手によれば数年間まったく整備していないため荒れる一方とのこと。 途中の国道が土砂崩れのため下栗の村を通過するがそこが一番細く、くねった道だった 温泉に15:00前に到着、乗り換える大型バスは木曽駒ケ岳と戸台口で乗客を乗せてから来るため温泉には17:00から17:30の間に到着 温泉に飲食出来る場所あり、畳の休憩所もある、温泉は広く、洗い場多く、露天からの景色も良い(曇っていたが塩見岳や北岳が見えるらしい)500円と安い割にクオリティがかなり高く、バス乗換まで時間がたっぷりあったがゆっくり休憩できるので良かった(リンスインシャンプー、ボディソープあり) 塩見岳からもタクシーで3名温泉に来ており、大型バスはほぼ満席だった 17:30前に大型バスは出発して、途中事故渋滞、工事渋滞があったが21:40頃新宿駅前に到着した(諏訪湖PA、石川PAでトイレ休憩あり) バス車内で充電できなかった 【茶臼小屋 テント泊】 2,000円(要予約、現地払い) テント場は段々になっている 15張程度だった(6割程度?) ペグはぐさぐさ刺さる、ほぼ平ら、風が強かったが段々のためかそれほど気にならない 水場は小屋の奥 トイレが少々遠い(水場の奥、階段で少々降りる、和式3つ、男性用1つ、トレットペーパーあり、ペーパー持ち帰り用のビニール袋用意されている) 小屋テラスでドコモ入る 小屋から富士山正面に見える 小屋番さんはとても親切 【光岳小屋 テント泊】 3,000円(要予約、現地払い) テント場は2か所、小屋脇と小屋から少々下る場所(小屋脇の方がトイレに近く、水はけがよいらしい) トイレは男性用が建物の隣、女性用が建物の奥、女性用は1つのみのため時間によっては待つ、洋式バイオトイレ、トイレットペーパーあり 平日だったが、テント場は混んでおり、11時前に到着し4番目、テントつめて張るように指示があった、結果、小屋脇は8張(13時頃にはいっぱいになった)小屋下もかなりキツキツだった様子) ペグはぐさぐさ刺さる、ほぼ平ら、風の影響は少ないと思う 小屋近くの水場はかなり急斜面を降りる必要あるらしく、小屋に来る途中の静高平の水場で汲むこと(小屋から15分程度の距離) 小屋番さんは明るく親切、また会いたいと思う人達でした 小屋は綺麗で一度は泊まってみたいと思う、平日なのに満室なのがよく分かる(直前キャンセルが多いらしいが) 【水場とトイレ情報】 ・沼平ゲート 水場なし、トイレ3基、和式、ペーパーあり ・ウソッコ沢小屋 トイレ水場共に確認していない ・横窪沢小屋 水場あり(じゃんじゃん出ている)トイレは小屋から少し下がった場所、綺麗、ペーパーあり ・茶臼小屋 トイレあり、和式、ペーパーあり ・静高平の水場 じゃんじゃん出ている(涸れることがあるらしいので要確認) ・光岳小屋 水場あるらしいが急斜面で往復20分ほどなので静高平で汲んでくることを推奨されている ・易老渡 橋を渡って林道を少し登ると簡易トイレあり(洋式、ペーパーあり)沢水ある、ベンチあり、小さな小屋(休憩所)あり ・芝沢ゲート 簡易トイレあり(洋式、ペーパーあり)水場はないが自販機あり テント下にテーブルと椅子あり ※易老渡と芝沢ゲートのトイレとテントは聖光小屋の方が整備されているとのこと、有難く綺麗に利用させていただきました 【沼平と芝沢の駐車場】 水曜日6:00頃、ほぼ満車 金曜日11:30頃、ほぼ満車(12時以降に下山する方多い様子) 【自分用の備忘録】 ・2泊だからと思ってジェットボイルにしなかったが、2日目夜にガスがなくなった ・シュラフは夏用の薄いので十分、ファスナーせずかけ布団にした イスカエアドライト160(360g)(南はガスや雨、強風でも北より気温高め) ただし、シルクインナーシーツは必要 ・テント場はほぼ平らで石も少ないのでマット不要で銀マットのみでOKかも |
写真
崩落した場所の工事してます(右側は川)
間違ってこっちを通ってしまった、優しい工事の方に通ってOKと言っていただいて好意に甘えて通らせて頂いたが、本来は崩落した林道の左側を高巻する
間違ってこっちを通ってしまった、優しい工事の方に通ってOKと言っていただいて好意に甘えて通らせて頂いたが、本来は崩落した林道の左側を高巻する
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