燕岳~大天井岳 燕山荘テント泊



- GPS
- 16:24
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,145m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 9:38
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 9:49
天候 | 快晴 風は弱め 故に暑かった なお下界は30度超えの真夏日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ごく一部に残雪あり 虫が多く、刺されることはないがなかなか不愉快なので、気休めでも虫除けが欲しかった |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
以前から行きたかった燕岳、テント泊したかったのでついでに大天井岳へ。
天気はかなり期待できる予報だったので気分上々で向かったが、梅雨の合間の晴れ間だったのでみんな来るよね。駐車場は3時の時点で満車。
道脇のガタガタのスペースに駐めた。
合戦小屋のスイカ、食べてみたかったが6月下旬からとのことだったので食べられないものだと思っていた。
しかし長い樹林帯を歩いている途中、ふとTwitterで検索したら大ヒットしたので、これは食えるのでは!?とモチベーションが上がり歩みが速くなった。
いざ到着したらちゃんと売っていて感激の注文。
暑くて疲れているなか食べるスイカはあまりにも絶品だった。
北アルプス三大急登と呼ばれるほどの登坂が待っているのは知っていたので覚悟していたが、合戦尾根を超えてもそれほど距離も長くなく拍子抜けだった。
他の2つはもっともっとキツいんだろうなと思っている。
燕山荘に辿り着き、稜線に出た瞬間、地面と入れ替わりで裏銀座が現れて感動で声が出た。言葉は出ないが。
一生忘れられない景色だった。
テント場は残雪の上。整地が必要だったし泥だらけの汚い雪だった。
予約も大変でキャンセルを待ってなんとか2張取った。取れてよかった。
設営したら燕岳へ。横から見たらかっこいいけど登ってみたら普通の山と聞いていたが、立山から槍まで、そして大天井岳がド派手に見えて良かった。
そのまま15分ほどかけて北燕岳へ行き、夕暮れを待ちながら燕山荘へ戻った。
カメラのシャッターが進み、歩みはなかなか進まなかった。
夕暮れまでちゃんと快晴でいてくれて美しい日没を拝めた。
日没後は鍋で夕食。食べ終わったら星空を眺める。
わざわざ持ってきた三脚でなんとか槍と星空を撮った。
同行者は2回流れ星を見れていた。
「消えるまでに願い事3回言える?」と言ったら「金金金!」と唱えていた。合理的。
2時くらいに目が覚め、もう一度夜空を見る。
夕暮れ直後には見えなかった天の川が見えた。
夏至直前で早い日の出を迎え、すぐに大天井岳へ。
ついでのつもりだったが、よく見たら片道4時間ある。
暑いし風ないし虫多いしで大変だったが、美しい稜線がそれを忘れさせてくれた。
大天荘は物資不足らしく、飲み物は賞味期限が去年のもの、食事もカレーのみとなっていた。
下山中に輸送ヘリが飛んでいってたのを見たので解消されてるといいな。
大天荘のポーチとバッジがとてもかわいらしくて買ってしまった。
大天井岳山頂は、山頂の裏から出てくる山並みに感動し、360°広く見渡せる大パノラマに絶句した。
燕岳や表銀座コースを上から見下ろす形となった。
大天井岳に関しては、下から見ても上に立っても最高の山であった。おまけのはずが思わぬ絶景を見れた。
少し名残惜しさを覚えながら燕山荘に戻り、撤収、下山。
あまりに暑いのでもう一度スイカを食べることに。
よく考えたら水分、塩分、糖分を補給でき、体を冷ます効果があって非常に合理的ではないか。全ての山小屋で取り扱ってほしい。
控えめに言って過去最高の山行であった。
槍も立山も近くに見え、北アルプスに対するモチベーションが高まる。
今後さらに色々な山に行ったら、もっと綺麗な景色もあるのだろう。まだまだ登りたい。先が楽しみ。
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