記録ID: 5185047
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
塩見・赤石・聖
光岳・芝沢ルート(1泊2日)
2023年04月17日(月) 〜
2023年04月18日(火)
長野県
静岡県
greenpower
- GPS
- 32:00
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,611m
- 下り
- 2,612m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 13:22
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 13:27
5:00
29分
北又渡発電所駐車場
8:05
12分
小さなコル
8:17
37分
標高1,200m地点
8:54
16分
標高1,400m地点
9:47
70分
標高1,600m地点
11:49
11:54
74分
標高2,000m地点
13:08
16分
標高2,200m地点
15:17
47分
三吉ガレ(崩落地)
16:04
24分
2,228mピーク
16:51
64分
静高平の取付き
17:55
14分
静高平(水場)
18:09
0分
イザルヶ岳分岐
18:09
18分
センジヶ原(木道)
18:27
2日目
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 9:25
5:56
6:11
11分
光岳
6:22
10分
信濃俣分岐
6:32
9分
光岳小屋
6:41
7分
センジヶ原(木道)
6:48
9分
イザルヶ岳分岐
6:57
7:00
8分
イザルヶ岳
7:08
8分
イザルヶ岳分岐
7:16
19分
静高平(水場)
7:35
9分
静高平の取付き
8:02
26分
2,228mピーク
8:28
51分
三吉ガレ(崩落地)
10:02
33分
標高2,200m地点
10:35
10:40
14分
標高2,000m地点
11:13
23分
標高1,600m地点
11:45
18分
標高1,400m地点
12:03
11分
標高1,200m地点
12:14
33分
小さなコル
14:50
北又渡発電所駐車場
| 天候 | 04/17(月)→はれ/雪/はれ 04/18(火)→くもり/雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
■アクセス→中央道・飯田IC〜90分。 ■駐車台数→10台。 ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→なし。 ■24時間利用→可能。 ※落石の撤去が必要な場合があり、軍手とスコップを持参。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■北又渡発電所駐車場(668m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 光岳に登る場合は芝沢ゲート駐車場を利用しますが、2月末に落石を除去できずに北又渡発電所から先へ進めませんでした。 また登山の前後1週間に降雪予報があり、下山後に落石・崩落で帰宅できない可能性があるので北又渡発電所〜芝沢ゲートまで安全第一で片道1.3kmを歩きます。 下山路に大きな落石が2ヶ所であり、常に上島バス停〜易老渡まで危険です。 ■芝沢ゲート(712m) 北又渡発電所駐車場から約30分で芝沢ゲートに到着です。 国道152号線(上島バス停)〜芝沢ゲートの区間は落石が多く特に危険です。 トイレはなく、登山ポストがあります(用紙・ペン有り) 芝沢ゲートから易老渡まで片道4.6kmあり、自転車を利用する登山者がいますが(飯田市役所は自転車の通行を禁止している)特にデポした小型・折り畳み自転車の盗難被害が増えているので注意が必要です。 芝沢ゲート手前〜易老渡の林道沿いに5つの水場(写真添付)があり易老渡から遠山川を渡ると水場がなく、静高平の水場は雪に埋まり光岳小屋の水場は未確認です。 ※別称→芝沢ゲート駐車場と呼ばれます。 ■易老渡(いろうど・880m) 芝沢ゲート駐車場から約95分で易老渡に到着です。 分岐点になり直進→聖岳へ向かい、右折(渡渉)→光岳へ向かいます。 易老渡は危険な落石エリアになり法面の落石・ガードレールと鉄橋の破損があり休憩には向いておらず、鉄橋を渡ってから休憩しましょう。 鉄橋は落石が直撃して手前1/3の中央部は歪んで穴が空いて強度が弱いので、両端の鉄骨部分を渡ると安全です(写真添付) 北又渡発電所〜易老渡まで5.9km(芝沢ゲートから4.6km)ありここまでの林道区間は準備運動になり、鉄橋を渡ると易老岳まで6時間の急登が始まります。 ※易老渡登山口と呼ばれます。 ■小さなコル(1,169m) 易老渡から約60分で小さなコルに到着です。 易老渡からガレ場・ザレ場の急登(傾斜45度〜50度)になり、浮き石だらけのつづら折りの登山道が続きます。前後に登山者がいる場合は落石を落とされないように、落とさないように最大の注意が必要です。鹿が歩いただけで落石があり、1つの落石が複数の落石を発生する場所です。 登山道は幅40cm〜50cmと狭くすれ違いができず、雪解け水を含んだガレ場・ザレ場は非常に崩れやすいです。 易老渡から標高差289mを登ると急登が終わり狭い平坦地になり、正面の上部には光岳の稜線(山頂は奥側で見えない)が見えますが、あまりにも距離が長いので光岳と認識しない方が気持ちが楽です。 平坦地の谷側(易老沢側の下部)に熊の捕獲檻があるので、熊に注意が必要です。 ■標高1,200m地点(1,223m) 小さなコルから約10分で標高1,200m地点に到着です。 黄色の道標は1,200m・1,400m・1,480m・1,600m・1.800m・2,000m・2,200m・2,254.1m(三角点)の8つがあります。 白いブリキ板の道標が8番・11番・ 12番・13番・14番・16番・17番・18番の8つあります(標高1,272m〜1,804m) ■標高1,400m地点(1,402m) 標高1,200m地点から約40分で標高1,400m地点に到着です。 小さなコルでガレ場・ザレ場の急登が終わり、滑りやすい落ち葉の登山道が標高2,113mまで続きます。落ち葉の下に隠れている岩や倒木に注意が必要です。 ■面平(めんだいら・1,460m) 標高1,400m地点から約15分で面平に到着です。 細長い窪地にある苔と落ち葉の平坦地になり、休憩適地・幕営適地になります。 細長い窪地で手前に面平の道標、中間部に標高1,480m地点の道標、奥に道標柱(飯田市)があります。 下山時に気づきましたが道標柱の奥に約100m進むと丸太のベンチなど作業場(登山者の休憩地とは考えにくい)があります。 ■標高1,600m地点(1,586m) 面平から約35分で標高1,600m地点に到着です。 東側の樹間から聖岳が見えますが、初日の10時30分から聖岳〜茶臼岳の間をヘリが旋回(30分間)、2日目の09時30分(30分間)ヘリが同区間を旋回していました。 初日は光岳に自分だけ、30分前に芝沢ゲートまで進入した登山者(聖岳・下山時に車なし) or 釣り人の捜索なのか、下山時に易老渡で聖光小屋の車が通過したので小屋の点検 or 連休の小屋開けの荷揚げなのか不明です。 ■標高1,800m地点(1,814m) 標高1,600m地点から約70分で標高1,800m地点に到着です。 易老渡〜易老岳の中間地点になり、平坦地の休憩適地・幕営適地になります。 易老岳まで残り2〜3時間の道のりですが易老渡〜標高1,800m地点までが苦しい急登で、標高1,800m地点〜やや緩斜面になり三角点〜易老岳まで再び急登になります。 標高1,891m地点から雪が現れますが雪切れが多く標高2,113m地点までアプローチシューズで登りますが、この雪がない標高2,000mまでに夏道のコースタイムを大幅に遅れると日没(18時32分)までに光岳小屋の到着は非常に厳しくなります。 重い冬靴を担ぐのでザックの重量が20kgを超えますが足が軽くなるのでアプローチシューズは選択肢になります。足を軽くして重い荷物を担ぐか、足を重くして荷物を軽くするかは日頃の訓練の成果が試されます。 午前9時過ぎには雪が緩み易老岳〜静高平の取付きまですね〜太股の踏み抜き地獄が続き、4〜5歩に1回踏み抜きます(踏み抜き→数百回) 夏道のコースタイム02時間20分に対して03時間55分(休憩なし)、翌日はコースタイム02時間10分に対して2時間で踏み抜いたのは僅か4回です。 早朝に出発しても日中に通過するこの区間は、光岳を目指す残雪期の試練です。 ※別称→第2の段と呼ばれます。 ■標高2,000m地点(2,016m) 標高1,800m地点から約50分で標高2,000m地点に到着です。 しらびその樹林帯で日陰になり、強風と降雪でGW連休明けまで冬装備が必要です(当日は標高1,900m〜2,100mで降雪あり) アプローチシューズをデポして、冬靴＋チェーンスパイクを装着して三角点を目指します。 地図では標高2,100m〜2,200mの間に馬ノ背と呼ばれる場所がありますが見当たりません。標高2,250mに両サイドが切れ落ちた細尾根の岩場があり、トラロープや滑落注意の看板が設置されているのでこちらの場所が馬ノ背と考えられます。 ■標高2,200m地点(2,206m) 標高2,000m地点から約80分で標高2,200m地点に到着です。 標高2,000mを超えて三角点に向けて、積雪量・風速・傾斜が増していきます。積雪量0cm〜40cmあり雪は踏み抜くので、なるべく地面を歩きます。 樹間から聖岳〜上河内岳の稜線が見えます。 ■三角点(2,254m) 標高2,200mから約15分で三角点に到着です。 小さな平坦地の樹林帯になり、展望はほとんどありません。雪が溶けた場所は幕営適地になり、易老岳まで標高差100mの最後の急登です。 ※別称→2,254mピークと呼ばれます。 ■易老岳(2,354m) 三角点から約50分で易老岳に到着です。 3股の分岐点になり左折→茶臼岳、右折→光岳へ向かいます。 北又渡発電所から歩いているので易老岳まで9時間、予定通りイザルヶ岳と光岳の登頂は明日に回して光岳小屋を目指します。 しかし易老岳〜静高平の取付きまで踏み抜き地獄が約4時間続き、標高を100m下げて200m登り返します。夏道は8割以上が雪に埋まり、無数の踏み抜いた跡と道迷いした踏み跡があり道迷いに特に注意が必要です。 南アルプス・光岳は北アルプスのような岩稜帯の技術は不要ですが、残雪期の踏み抜き(厳冬期はラッセル)と長距離(林道＋登山道)を克服できなければ登頂できません。簡単に敗退理由がいくつも思い浮かび、何度も精神力を削られます。 ■三吉ガレ(2,221m) 易老岳から約65分で三吉ガレに到着です。 易老岳〜三吉平まで標高を154m落としながら、樹林帯(しらびそ・ハイマツ帯)を藪こぎ・踏み抜きながら進みます。 三吉ガレは崩落地で細長い窪地の平坦地になり休憩適地・幕営適地に全ルートで1番向いていますが、光岳小屋まで2.8km・光岳まで3.9kmあるので誘惑に負けず進みましょう。ここを乗り切れば快適な光岳小屋と光岳の登頂が近づきます。 稜線の夏道は光岳を正面にして尾根芯の右側(長野側)にあり8割以上が雪に埋まっているので、左側(静岡側)や雪のない場所を歩いた踏み跡が多くあります。 おそらく深い樹林帯・踏み抜き・雪のない場所を歩く事でルートを見失いやすく、ルートファインディングが苦手な人は注意が必要でGPS(スマートフォン or 充電)がない場合は抜け出せない印象を受けました。 初日は夏道を逸れて自由に歩きましたが、2日目は夏道(雪に埋まったトラバース)通りに歩きましたが尾根を目指す踏み跡が多くありました。 ■2,228mピーク(2,228m) 三吉ガレから約45分で2,228mピークに到着です。 三吉ガレと三吉平の中間点になり、少し開けた小高い丘ですがほとんど樹林帯です。 三吉平まで下りますが、踏み抜くので無雪期の2倍の時間が掛かり体力を削られます。特に15kg以上の大型ザックを担いで膝まで踏み抜き前後に無理な体勢で倒れた場合は、関節を捻挫・骨折する危険があります。多くの踏み抜きですねが痣だらけになるのでサッカーで使うすね当て等があると痛みが軽減します。 ■三吉平(さんきちだいら・2,200m) 2,228mピークから約25分で三吉平に到着です。 易老岳〜光岳小屋の中間点ですが、苦労して稼いだ標高を154m下る気分の落ち込み、135分間の踏み抜き、藪こぎ、光岳小屋まで標高差310mを登り返しが重なり全ルートでこの区間が1番大変でした。 光岳(芝沢ルート)の総距離は27km〜31kmになるので通常より飲料水・行動食・食料が多く必要ですが、食べても疲労回復はあまり期待できません。 ■静高平の取付き(2,230m) 三吉平から約25分で静高平の取付きに到着です。 無雪期には静高平までV字谷のゴーロ帯ですが、残雪期は1m以上の雪で埋まります。取付き下部は枝が起き上がり始めていますが、左右どちらからも巻く事が可能です。このV字谷は20m〜30mと幅が狭く、降雪直後は雪崩に注意が必要です。 光岳小屋まで標高差280m・距離1.5km・01時間40分掛かりましたが、V字谷で日陰になり踏み抜き地獄から解放されます。登りきれば光岳小屋がある安心感があるので日没(18時32分)を過ぎても危険はなく、実際は18時50分に暗闇に包まれました。背後には夕日に染まる聖岳を眺めながら、ビクトリーロード(光岳は展望なし)気分で歩きました。 ■静高平(しずこうだいら・2,460m) 静高平の取付きから約65分で静高平に到着です。 細長い窪地で無雪期には沢が流れるお花畑があり、水場が上流(涸れている事が多い)と下流に2つあります。 当日の水場は深い雪に埋まり利用不可、辛うじて下流の水場の道標の頭が出ていました。 旧制静岡高等学校山岳部が野営した事から「静高平」と名付けられました。 ■イザルヶ岳分岐(2,498m) 静高平から約15分でイザルヶ岳分岐に到着です。 日没直前なのでイザルヶ岳は翌日に登り、500m先にある光岳小屋を目指します。 光岳の山頂は樹林帯で展望がないので、ご来光を拝む場合はイザルヶ岳がベストです(翌日のご来光は2階の小屋内から確認) ■センジヶ原(2,498m) イザルヶ岳分岐から約0分でセンジヶ原に到着です。 無雪期にはイザルヶ岳分岐〜光岳小屋の直下まで木道(湿原)があり、アースハンモック(亀甲状構造土山→土が凍結・融解を繰り返し,礫が凍結の周りに漸次移動して亀甲状となる)が見られます。 ※表記→センジガ原があります。 ■光岳小屋(2,510m) センジヶ原から約20分で光岳小屋に到着です。 イザルヶ岳を背にして左側に外トイレ(冬期閉鎖中)・中央に2階建ての宿泊棟(2階のみ利用可能)・右側に冬期トイレ(雪に埋まり使用不可)があります。光岳小屋はイザルヶ岳側が裏側になり、小屋の左側の2階から入れます。扉が二重の引き戸(内側は鍵あり)で下駄箱とハンガーラックがあり、夏季の出入口の半分は雪で埋まっていますが2階の冬期避難小屋の階段・出入口に雪はありません。 中に入ると1階へ降りる部分が板で封鎖されていて、左右に板間があります。板間は左側(光岳側・狭い)は樹林帯で展望はなく、右側(イザルヶ岳・広い)は聖岳〜上河内岳〜茶臼岳〜イザルヶ岳〜富士山とご来光が見えるのでおすすめです。 備品→避難はしご2つ、消化器2つ、ほうき2本(外用・板間用)、ちりとり、協力金箱、登山者ノート(ペン有り)が設置されています。 窓ガラス(上部に棚あり)は二重サッシで内側は開きますが、外側は簡単に開かない構造です(内側を開けるとすきま風が入ります) 小屋の掃除をして夕食を食べて消灯(登山で始めて寝落ち)します。 ※別称→県営光岳小屋・光小屋があります。 ■光岳小屋(2,510m) 2日目のスタートです。 ザックをデポして光岳へ向かいます。 ■光岳(2,591m) 光岳小屋から約30分で光岳に到着です。 信濃俣分岐(静岡側)から光岳へ登る予定でしたが、登りでは通過せずに山頂(長野側)を目指します。イザルヶ岳から見ると光岳小屋の背後の小高い丘に光岳の山頂があるように見えますが、光岳小屋から光岳の間には濃い藪こぎの窪地があり道迷いに注意が必要です。 山頂は樹林帯で展望がなく寂しいですが、光石側に展望台があり南アルプス深南部の展望が広がり眼下には光石が見えます。 10時間の長い下山路が控えているので、光岳の語源となった光石は立ち寄らず光岳小屋に戻ります。 ■信濃俣分岐(2,552m) 光岳から約10分で信濃俣分岐に到着です。 道標の半分以上は雪に埋まり、枝に覆われて見つけにくい状況です。 ■光岳小屋(2,510m) 信濃俣分岐から約分で光岳小屋に到着です。 板間の掃除をして、デポしたザックを回収して下山します。荷物は重いですが、光岳に登頂できたので気持ちと身体が軽く驚きました。 光岳小屋〜易老岳の踏み抜きを心配しながら、イザルヶ岳を目指します。 ■センジヶ原(2,498m) 光岳小屋から約10分で光岳小屋に到着です。 光岳は遠くて山頂の展望がなく非常に残念ですが、センジヶ原から見る景色やイザルヶ岳でも十分に登る価値がある場所です。雪一面の厳冬期のセンジヶ原の景色も見てみたいと思います。 ご来光は見えましたが風が強く、予報より早く天候が下り始めているので急いでイザルヶ岳を目指します。 ■イザルヶ岳分岐(2,498m) センジヶ原から約5分でイザルヶ岳分岐に到着です。 ザックをデポして、雪がないイザルヶ岳へ登ります。 ■イザルヶ岳(2,540m) イザルヶ岳分岐から約10分でイザルヶ岳に到着です。 山頂は広く聖岳〜上河内岳〜茶臼岳〜富士山まで見渡せてご来光ポイントですが、風が強いので一段下がった静岡側の大地にあるハイマツ帯と雪の窪地で風が避けられます。 ■イザルヶ岳分岐(2,498m) イザルヶ岳から10分でイザルヶ岳分岐に到着です。 ザックを回収して易老岳へ向かいますが、まだ雪が締まり踏み抜きはありません。 ■静高平(しずこうたいら・2,460m) イザルヶ岳分岐から約10分で静高平に到着です。 前日は苦労したV字谷の登りでしたが、踏み抜きがなく気持ちよく下ります。 ■静高平の取付き(2,230m) 静高平から約20分で静高平の取付きに到着です。 ■三吉平(2,200m) 静高平から約10分で三吉平に到着です。 前日に数百回も踏み抜いたのが嘘のように光岳小屋〜易老岳の中間点まで到着しました。 夏道のコースタイム60分で到着、易老岳まで標高差154mを登り返せば、易老渡まで下るだけなのでここが正念場です。 ■2,228mピーク(2,228m) 三吉平から約20分で2,228mピークに到着です。 迷いやすい樹林帯ですが、前日の踏み跡を辿り易老岳を目指します。 ■三吉ガレ(2,221m) 2,228mピークから約25分で三吉ガレに到着です。 光岳を振り返ると厚い雲に覆われて天候が悪化しています。夜から降雪予報があるので、急いで易老岳を目指して安全圏の易老渡へ向かいます。 ■易老岳(2,354m) 三吉ガレから約50分で易老岳に到着です。 三吉ガレから易老岳まで雪に埋まった夏道をトラバースしましたが、多くの登山者が尾根を目指した踏み跡が多くあります。 2日目はわずか4回の踏み抜きで夏道のコースタイムで120分で到着できました。午前9時過ぎには雪が緩み始めるので、2日目の行動開始時刻も日の出前後がベストです。 ■三角点(2,254m) 易老岳から約35分で三角点に到着です。 ■標高2,200m地点(2,206m) 三角点から約10分で標高2,200m地点に到着です。 標高2,113mでデポしたアプローチシューズに履き替えて、冬装備を全解除して下山します。 ■標高2,000m地点(2,016m) 標高2,200m地点から約30分で標高2,000m地点に到着です。 ■標高1,800m地点(1,693m) 標高2,000m地点から約15分で標高1,800m地点に到着です。 ■標高1,600m地点(1,586m) 標高1,800m地点から約20分で標高1,600m地点に到着です。 ■面平(めんだいら・1,460m) 標高1,600m地点から約25分で面平に到着です。 ■標高1,400m地点(1,402m) 面平から約10分で標高1,400m地点に到着です。 ■標高1,200m地点(1,223m) 標高1,400m地点から約20分で標高1,200m地点に到着です。 ■小さなコル(1,169m) 標高1,200m地点から約10分で小さなコルに到着です。 ■易老渡(いろうど・880m) 小さなコルから約35分で易老渡に到着です。 光橋の手前の最終水場で沢水を補充しますが、苔やゴミが多く飲み水には適していません。 聖光小屋の軽トラックが芝沢ゲートに向かって走り去りましたが、落石しそうな危険な法面で大きな落石がありました。100kg近い岩が3つ林道にあり、岩を動かして軽トラックが通過した跡が見られました。 下山後に飯田市役所・土木課に落石の報告をしようとしたら、帰宅途中の下栗の里の林道で道路整備(落石・落ち葉の撤去)をしていた市役所の職員に落石の報告(易老渡の法面、芝沢ゲート奥と手前の落石)をしました。 ■芝沢ゲート(712m) 易老渡から約90分で芝沢ゲートに到着です。 雨が降り出し、2,000m上部の稜線は雲に覆われて見えません。 登山者0名、釣り3名が利用しています。 ■北又渡発電所駐車場(668m) 芝沢ゲートから約35分で北又渡発電所駐車場に到着です。 釣り3名が利用しています。林道に大きな落石があります(飯田市役所に報告済み) これで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 光岳・芝沢ルートの区間は距離→30.8km・標高差→1,923m・コースタイム→18時間30分(無雪期)になりますが、日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く) 日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★林道赤石線について 国道152号線上島トンネル〜北又渡発電所〜芝沢ゲート〜易老渡の区間は落石・崩落で通行止めに度々なります。 02/20(月)に落石が多くて芝沢ゲートに辿り着けず、飯田市役所土木課に落石の撤去を依頼しました。2ヶ月ぶりの林道赤石線は小さい落石はありますがとてもきれいに整備してもらい深く感謝しています。 しかし下山時に大きな落石があり、ヘルメットを被っていても助かるレベルではありません。 入山前の天気予報に注意して、これから梅雨や台風の時期に通行するのは非常に危険です。 破損したガードレール・法面・落石防護ネット・道路を見れば危険地帯だと認識できます。 光岳に危険はありませんが、林道赤石線は危険です。 ★芝沢ルート(易老渡〜光岳)について 光岳は日本アルプスの最南端にあり、果てしなく登山口も山頂が遠いです。また林道赤石線が崩落して易老渡まで車が入れず、往復9kmのロードが追加されて山行距離は27km〜30kmになります。 百名山を目指していない登山者には興味がない山域になり、無雪期の軽装備で日帰りも可能ですが相当な覚悟が必要です。 積雪期は長い距離に加えて深い雪で光岳 or 光岳小屋に到着できない場合があり、極端に登山者が少ないので事故には注意が必要です。 光岳へ1泊2日で登るには平均して距離30km・20時間歩ける自信がない人は登れません。登山道と山頂には展望がなく、水場がなく、標高700m〜2,400mまで続く急登があり、積雪期にはラッセルと踏み抜き地獄が追加されます。光岳は自分の弱さと向き合える山行ができます。 ★雪崩について �＾從慧蓮曽�さなコルまでのガレ場の急登、 �∋鯵囘澄前從軍戮亮�林帯の急登、 ��静高平の取付き〜静高平のV字谷では、降雪直後に雪崩の危険があり注意が必要です。 �´△砲論磴�ありませんが、��には積雪量がまだ1m以上あり全層雪崩に注意が必要です。 前週末に降雪(4月末まで降雪予報あり)があり、GW連休明けまで冬山装備が必要です。 ★積雪量について 国道152号線の道路に全く雪はありませんが、最新の天気予報を確認して下さい。 光岳・芝沢ルートは標高1,891mから雪が現れて三吉平まで雪が切れながら踏み抜き地獄が続きます。静高平の取付き(標高2,230m)から光岳(標高2,591m)まで常雪です。 登りでは雪が降らなくても下りで雪が降る場合もあり、少しでも安全に登山できる装備をする事で登頂確率が上がります。 ★登山ポストについて 光岳・芝沢ルートには芝沢ゲートに登山ポスト(用紙・ペン有り)があります。 登山計画書は事前にオンライン提出が可能です。 ★光岳について 光岳の登山ルートは�ー蚤凜襦璽鉢⊆蚤堯曾�河内ノ頭北尾根の周回ルート�Ｈ�薙第1ダム�だＫ�峡温泉ルートがあり、�´�が多く利用されます。 ★水場について 地図では光岳・芝沢ルートには水場が2つあります。 静高平の水場は雪に埋まり利用不可、光岳小屋の直下の水場は未確認です。 これ以外に芝沢ゲート手前〜易老渡の林道沿いに5つの水場があります(写真添付) 距離が長いので行動用で2〜3L・食事用で1〜2Lを水作りすれば十分ですが、雪水は美味しくないので最近は2Lの飲料水を担ぎ、行動用で0.5Lで後は現地で補充しながら歩いて水切れしたら我慢します。 今回は2.5L担ぎ上げて0Lが残り、下山時に沢水を0.5L補充しました。 ★駐車場について ルートには2つの駐車場があります(写真添付) �ー蚤凜押璽斑鷦崗�(45台)と�∨緬�渡発電所駐車場(10台)があります。 どちらの駐車場も雪がなく、当日は登山者より釣り人が多く利用していました。当初は02/20(月)に計画していましたが、林道赤石線の落石を1時間かけて撤去しても芝沢ゲートに辿り着きませんでした。下山後に落石・崩落で帰宅困難になる可能性が非常に高いので、比較的に安全な北又渡発電所駐車場を利用します。芝沢ルートまで往復2.6km(45分)の距離が伸びますが安全第一です。 案の定、下山時に大きな落石があり今後も北又渡発電所を利用します。 積雪期は人気がないので、貴重品の管理と車上荒らしに特に注意が必要です。 ★山小屋の営業について 光岳・芝沢ルートには山小屋がありますが冬期閉鎖中です。2階のみ冬期避難小屋として解放されていますが、1階は立入禁止です。 宿泊棟の両サイドには外トイレがあり夏用トイレは冬季閉鎖中で、冬用トイレは入口が雪で埋まり利用不可です。 冬期避難小屋の協力金額は指定されていませんが、1人→1,000円〜2,000円が相場です。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 光岳・芝沢ルートには各所に道標やピンクテープがあり道迷いする場面が少ないですが、易老岳〜光岳の多くの道標は雪に埋まっています。 易老渡〜易老岳まで黄色・赤・ピンクテープの目印が多く、易老岳〜光岳はピンクテープが極端に減ります。また白いブリキ板の道標(易老渡〜易老岳まで標高差50m間隔で設置された1番〜30番の道標は現存8枚)や黄色の道標(標高1,200m〜三角点まで8枚)があります。 残雪期になり雪解けが進み、落枝と共に落ちた古いテープは回収済みです。 ★天候や服装について 光岳・芝沢ルートの9割が樹林帯になり、降雪後は落雪・落氷が発生するのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 標高2,500mを超える山域になり、樹林帯は暗く寒い環境なので防寒・防風対策が必要です。 当日は気温-3℃〜16℃あり、平均気温は4℃です。 悪天候では装備や服装のレイヤリングに気を配り、貴金属(ピアス・指輪)による凍傷に注意が必要です。 ★幕営適地について 光岳・芝沢ルートには樹林帯に6つの幕営適地があります(写真添付) 雪に埋まった平坦地の静高平とセンジヶ原は幕営禁止です。 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 光岳は熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 光岳は南アルプスの山域になり、既に熊は冬眠から目覚めています。登山ルートには熊のフンや新しい爪痕があり、易老岳〜光岳小屋の区間で熊の出没が多いので注意が必要です。 ★スノーシューについて 静高平の取付き(2,230m)〜光岳(2,591m)まで常雪ですが、易老岳(2,354m)〜静高平の取付き(2,230m)まで雪切れと踏み抜きが多くスノーシューを利用できる場面はほとんどありません。 ★山バッジについて 積雪期は多くの山小屋が冬期閉鎖して、山バッジが購入できません。光岳の山バッジは2種類の販売が確認できます。 �￣鷸涯拭�上村農産物直売所�△靴蕕咾醜盡供ε靴寮遶�いろりの宿・島畑�て擦留悄Ρ鷸涯伸テ擦留悄ε沈擇領い濃灰丱奪犬�2月に確認しました。 �´△賄澣┻拔斑罎猫��きイ枠稜笋靴討い泙擦鵑任靴拭�インターネットでは光岳・聖岳の山バッジ(550円)の販売があります。 最寄りの光岳小屋以外に道の駅・温泉施設・旅館等で販売がありますが、今回は立ち寄らず未確認です。 ★北又渡発電所駐車場まで国道152号線・林道赤石線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ★光岳・芝沢ルートでは、スマートフォンの電波が7〜8割入りました(時期・天候・機種による) 易老渡〜小さなコル・三吉ガレ〜三吉平の深い樹林帯では電波が不安定になり、山頂に近づくにつれて電波が繋がりやすくなります。 光岳小屋の屋内は出入口の二重の扉を閉めても電波があり、2階の板間の窓際は電波状況が良好です。 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリー(充電ケーブル含む)が必要です。 ★当日の光岳・芝沢ルートでは登山者のすれ違いは1日目0名・2日目0名(釣り6名)です。 日照時間が長くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメット・ハードシェル(下)・ストックを全行程で使用しました。 チェーンスパイク・ハードシェル(上)を標高2,113m〜光岳小屋の登り、光岳小屋〜光岳〜標高2,113mの下りで使用しました。 12本爪アイゼン・ピッケル2本・スノーシューは携帯しましたが不使用です。 ★緊急時の連絡先 �＾て邨抻―陟�0260-25-0110(代表) ★今回の山行の危険箇所 �々馥�152号線〜北又渡発電所→落石・崩落。 �∨緬�渡発電所〜芝沢ゲート→落石・崩落。 �０從慧蓮曽�さなコルの急登→落石・滑落。 �つ垢づ仍各擦埜�岳小屋に到着できない準備が必要。 ★北又渡発電所駐車場(1日目)→05時00分に気温10℃、光岳(2日目)→05時56分に気温-1℃、北又渡発電所駐車場(2日目)→14時50分に気温16℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→05時05分、日の入り→18時32分と活動時間は長くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ★光岳・芝沢ルートでは、易老渡〜小さなコルのガレ場・ザレ場の急登は落石に特に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★光岳・芝沢ルートにはトイレが1つあります。 光岳小屋には外トイレが2つあり、夏用トイレは冬季閉鎖中で冬用トイレは入口が雪で埋まり利用不可です。 原則トイレがないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★積雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★積雪量が多く強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグル・バラクラバがあると便利です。 ★今回の山行 1ヶ月近く登った中央アルプスから舞台を変えて、南アルプスの光岳(てかりだけ)を目指します。 南アルプスの山は広くて深くて、無雪期でも簡単に登らせてくれません。 果てしなく登山口も山頂も遠い光岳は、やはり甘くありませんでした。それでも北アルプスのようなテクニカルな技術は不要で、重いザックを担いで長い距離を歩くだけです。想定外の踏み抜き地獄に苦労しましたが、センジヶ原から見た夕焼けやご来光は絶景です。 今期7回目の避難小屋泊の光岳小屋はとてもきれいで、立地が素晴らしく1泊では満足できません。 2回目の光岳があるか分かりませんが、光岳〜易老岳〜茶臼岳〜上河内岳〜聖岳の縦走をしたいです。 ★駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項があるので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で光岳を楽しんでください。 |
| その他周辺情報 | ■飯田市・ほっ湯アップル ■営業時間→11:00〜21:00(最終受付20:30) ■休館日→第2・第4(月) ■料金→大人600円、小人300円、3歳未満0円。 |
写真
拍手
南アルプス登山口(525m)
※青→上島トンネル、黄→上島バス停、赤→林道明石線。
※青→上島トンネル、黄→上島バス停、赤→林道明石線。
落石注意(932m)
※02/20(月)より大幅に減った落石、撤去した飯田市役所に感謝。
※02/20(月)より大幅に減った落石、撤去した飯田市役所に感謝。
気温10℃から登山開始(668m)
※芝沢ゲートまで片道1.3km。
※芝沢ゲートまで片道1.3km。
�）緬�渡発電所駐車場(668m)
※1→国道152号線、2→芝沢ゲート、黄→北又渡発電所駐車場。
※1→国道152号線、2→芝沢ゲート、黄→北又渡発電所駐車場。
損壊した鉄橋(880m)
※手前1/3の中央部は穴が開き強度が弱いので、両橋の鉄骨部分を渡ると安全。
※手前1/3の中央部は穴が開き強度が弱いので、両橋の鉄骨部分を渡ると安全。
ガレ場・ザレ場の取付き(881m)
※小さなコルまで続く標高差289mの急登。
※小さなコルまで続く標高差289mの急登。
果てしなく遠い光岳(1,138m)
※登山口から山頂まで逆コの字型ルート。
※登山口から山頂まで逆コの字型ルート。
道標(1,272m)
※白いブリキ板の道標は8つあり(本来は1番〜30番あり)
※白いブリキ板の道標は8つあり(本来は1番〜30番あり)
標高1,400m地点(1,402m)
※滑りやすい落ち葉、落ち葉の下に隠れた岩や倒木に注意。
※滑りやすい落ち葉、落ち葉の下に隠れた岩や倒木に注意。
樹間から眺める聖岳(1,682m)
※聖岳でヘリ旋回(30分間)あり、翌日もあり。
※聖岳でヘリ旋回(30分間)あり、翌日もあり。
標高1,891mから雪が現れる(1,891m)
※三吉平〜静高平の取付きまで雪切れ・踏み抜きあり。
※三吉平〜静高平の取付きまで雪切れ・踏み抜きあり。
前日に降った雪(1,898m)
※標高1,900m〜2,100m→雪。
※標高1,900m〜2,100m→雪。
細尾根の岩場(2,250m)
※おそらく馬ノ背と呼ばれる場所(地図と不一致)
※おそらく馬ノ背と呼ばれる場所(地図と不一致)
無慈悲な道標(2,354m)
※光岳小屋まで04時間20分。光岳小屋まで3.8km、光岳まで4.9km。
※光岳小屋まで04時間20分。光岳小屋まで3.8km、光岳まで4.9km。
�０從軍�(2,354m)
※1→易老渡、2→光岳、3→茶臼岳、黄→茶臼岳側の道標。
※1→易老渡、2→光岳、3→茶臼岳、黄→茶臼岳側の道標。
2,228mピーク(2,228m)
※夏道は尾根芯より長野側、道迷いに注意。
※夏道は尾根芯より長野側、道迷いに注意。
静高平の取付き(2,230m)
※光岳小屋まで標高差280m・距離1.5km。
※光岳小屋まで標高差280m・距離1.5km。
日陰で歩きやすいV字谷(2,364m)
※踏み抜き地獄から解放される。
※踏み抜き地獄から解放される。
イザルヶ岳の直下(2,437m)
※光岳小屋は3時の方角へ右折。
※光岳小屋は3時の方角へ右折。
赤→冬期避難小屋の出入口、黄→冬期閉鎖中の外トイレ(2,510m)
※夏用トイレ。
※夏用トイレ。
光岳側の板間(2,510m)
※手前→ソロテント2張り・雑魚寝4名、奥→ソロテント3張り、雑魚寝5名。
※手前→ソロテント2張り・雑魚寝4名、奥→ソロテント3張り、雑魚寝5名。
冬期避難小屋の土間(2,510m)
※炊飯用の下敷き(板)あり。
※炊飯用の下敷き(板)あり。
イザルヶ岳側の板間(2,510m)※手前→ソロテント2張り・雑魚寝3名、中央→ソロテント3張り・雑魚寝5名、奥→ソロテント2張り、雑魚寝4名。
4/17 18:36
イザルヶ岳側の板間(2,510m)
※手前→ソロテント2張り・雑魚寝3名、中央→ソロテント3張り・雑魚寝5名、奥→ソロテント2張り、雑魚寝4名。
※手前→ソロテント2張り・雑魚寝3名、中央→ソロテント3張り・雑魚寝5名、奥→ソロテント2張り、雑魚寝4名。
黒→聖岳、青→上河内岳、緑→茶臼山、紫→笊ヶ岳、黄→イザルヶ岳、赤→富士山(2,510m)
寝床の設営前(2,510m)
※イザルヶ岳側→展望・ご来光あり。
※イザルヶ岳側→展望・ご来光あり。
二重サッシの窓(2,510m)
※ご来光が見える、上部に棚あり。
※ご来光が見える、上部に棚あり。
展望台から眺める南アルプス深南部(2,597m)
※青→池口岳(双耳峰)、赤→加加森山、黄→光石。
※青→池口岳(双耳峰)、赤→加加森山、黄→光石。
センジヶ原(2,511m)
※見納めの光岳小屋、予報より早く天候が崩れる。
※見納めの光岳小屋、予報より早く天候が崩れる。
赤→イザルヶ岳、黒→静高平、黄→三吉ガレ、緑→光岳小屋、青→光岳(2,277m)
滑る落ち葉の登山道(1,421m)
※落ち葉区間→標高2,200m〜1，169m。
※落ち葉区間→標高2,200m〜1，169m。
水切れ(1,235m)
※林道まで水場がないので光岳〜易老岳まで計算して飲む。
※林道まで水場がないので光岳〜易老岳まで計算して飲む。
登山道(芝沢ルート)の終了点 (925m)
※遠山川が見えると残り5.9kmのロード。
※遠山川が見えると残り5.9kmのロード。
林道の落石・落ち葉の撤去(682m)
※飯田市役所の職員に落石を報告済み。
※飯田市役所の職員に落石を報告済み。
装備
| 個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
風速計
モバイルバッテリー10000mAh4個
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山計画書(控)
腕時計
ザック60L
スマートフォン2台
ボールペン
マスク
ゴミ袋
現金
ココヘリGPS
ザックカバー
タオル
ワイヤー
ストック
サングラス
熊鈴
プラティパス(水2L)
帽子
ウィンドシェル(上)
登山靴
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
毛帽子
ハードシェル(上下)
ゲイター
バラクラバ
タイツ(冬用)
インナーソックス
ミドルシェル(上)
テントシューズ
手袋
ベースレイヤー(長袖)
グローブ(冬用)
テムレス
ゼリー飲料4個
パン3個
ちくわ
おにぎり2個
粉末アミノ酸4本
チョコバー3個
ハンバーグ(100g)2個
お汁粉(150g)2個
豚汁(240g)2個
カップ麺2個
スノーシュー
チェーンスパイク
ピッケル2本
12本爪アイゼン
ゴーグル
アタックザック22L
ウエストバッグ
カイロ4枚
ソロテント
テントシート
寝袋
テントマット
着替え4点(靴下・下着・肌着・長袖シャツ)
水0.5L
ガス缶
ガスコンロ
マッチ
ライター
メスティン
割りばし
ニトリルゴム手袋
アプローチシューズ
落石用(スコップ
軍手)
|
|---|
感想
■2023年/光岳・芝沢ルート(1泊2日)
■2023年04月16日(日) はれ
実家 21:00 1,000m 13℃
北又渡発電所駐車場 00:32 668m 15℃
着替え・荷作り 00:32〜00:40
消灯 00:40〜04:20
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■2023年04月17日(月) はれ/雪/はれ
※光岳・芝沢ルート 登り
起床 04:20 668m 10℃
着替え・荷作り・朝食 04:20〜05:00
北又渡発電所駐車場 05:00 668m 10℃
芝沢ゲート 05:29 712m 8℃
易老渡 07:05 880m 7℃
小さなコル 08:05 1,169m 7℃
1,200m地点 08:17 1,223m 6℃
1,400m地点 08:54 1,402m 6℃
面平 09:10 1,460m 6℃
1,600m地点 09:47 1,586m 6℃
1,800m地点 10:57 1,814m 4℃
2,000m地点 11:49〜54 2,016m 4℃
2,200m地点 13:08 2,206m 4℃
三角点 13:24 2,254m 4℃
易老岳 14:11 2,354m 2℃
三吉ガレ 15:17 2,221m 4℃
2,228mピーク 16:04 2,228m 4℃
三吉平 16:28 2,200m 4℃
静高平の取付き 16:51 2,230m 2℃
静高平 17:55 2,460m -2℃
イザルヶ岳分岐 18:09 2,498m -2℃
センジヶ原 18:09 2,498m -3℃
光岳小屋 18:27 2,510m -3℃
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■2023年04月17日(月) はれ
着替え・荷作り 18:27〜55 外-3℃ 内4℃
夕食 18:55〜19:50 外0℃ 内4℃
小屋の掃除 19:50〜20:25 外0℃ 内4℃
消灯 20:25〜04:20 外-2℃ 内2℃
※外→屋外の気温、内→屋内の気温。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■2023年04月18日(火) くもり/雨
※光岳・芝沢ルート 下り
起床 04:20 外-2℃ 内2℃
着替え・荷作り・朝食 04:20〜05:25
光岳小屋 05:25 2,510m -1℃
光岳 05:56〜06:11 2,591m -1℃
信濃俣分岐 06:22 2,555m 0℃
光岳小屋 06:32 2,510m 1℃
センジヶ原 06:41 2,498m 1℃
イザルヶ岳分岐 06:48 2,498m 0℃
イザルヶ岳 06:57〜07:00 2,498m 1℃
イザルヶ岳分岐 07:08 2,498m 1℃
静高平 07:16 2,460m 1℃
静高平の取付き 07:35 2,230m 2℃
三吉平 07:44 2,200m 2℃
2,228mピーク 08:02 2,228m 4℃
三吉ガレ 08:28 2,221m 3℃
易老岳 09:19 2,354m 2℃
三角点 09:52 2,254m 4℃
2,000m地点 10:02 2,016m 4℃
標高2,000m地点 10:35〜40 2,016m 6℃
標高1,800m地点 10:54 1,814m 8℃
標高1,600m地点 11:13 1,586m 9℃
面平 11:36 1,460m 10℃
標高1,400m地点 11:45 1,402m 10℃
標高1,200m地点 12:03 1,223m 12℃
小さなコル 12:14 1,169m 12℃
易老渡 12:47 880m 14℃
芝沢ゲート 14:16 712m 16℃
北又渡発電所駐車場 14:50 668m 16℃
着替え 14:50〜15:00
実家 15:00〜18:10 1,000m 11℃
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■南アルプスの光岳(てかりだけ)を目指す。
2月末に落石で登山口に辿り着けず敗退。
今季の避難小屋の宿泊も7回目になる。
光岳は登山口も山頂も果てしなく遠い。
山頂は展望がなく心を無にして歩くだけ。
冬期に南アルプスを目指す登山者には
林道を10km歩く体力と気力が必要だ。
日本アルプス最南端の登頂は簡単ではない。
きれいな光岳小屋がなければ光岳は地獄。
20kg装備で距離31kmを22時間歩いた。
果たして再び光岳を目指すだろうか？
次は聖岳を目指すが来週は悪天候だ。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■体重→61.0kg 荷物→18.65kg
■日の出→05:05 日の入り→18:32
■距離→30.8km
(1日目→14.5km 2日目→16.3km)
■時間(合計)→22時間24分
(登り→13時間22分、下り→09時間02分)
■休憩時間→00時間28分
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：2066人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
光岳の最新記録
光岳
2025年09月29日 [C]
光岳〜長い急登のあとの達成感に酔う
2025年09月27日 [A]
光岳
2025年09月27日 [C]
光岳
2025年09月27日 [C]
光岳・芝沢ゲートからピストン
2025年09月27日 [S]
易老岳の最新記録
光岳
2025年09月29日 [C]
光岳〜長い急登のあとの達成感に酔う
2025年09月27日 [A]
光岳
2025年09月27日 [C]
南岳・上河内岳・茶臼岳・仁田岳・易老岳
2025年09月27日 (日帰り) [C]
南アルプス【聖岳・上河内岳・茶臼岳・希望峰・易老岳】
2025年09月27日 (日帰り) [C]
イザルヶ岳の最新記録
光岳
2025年09月29日 [C]
光岳〜長い急登のあとの達成感に酔う
2025年09月27日 [A]
光岳
2025年09月27日 [C]
光岳
2025年09月27日 [C]
光岳・芝沢ゲートからピストン
2025年09月27日 [S]
superfrog さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する