ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 485730
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

絶好の登山日和とまさかの暴風雨(爺ヶ岳・鹿島槍・八峰キレット・五竜岳)

2014年07月26日(土) 〜 2014年07月27日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
Jinbei その他1人
GPS
34:27
距離
25.5km
登り
3,039m
下り
2,840m

コースタイム

1日目
山行
9:48
休憩
2:01
合計
11:49
距離 13.6km 登り 2,176m 下り 1,062m
3:03
3:11
77
4:28
52
5:20
5:24
35
5:59
6:08
43
6:51
16
7:07
7:09
40
7:49
11
8:00
8:11
67
9:18
9:20
60
10:20
10:43
45
11:28
11:49
51
12:40
13:12
6
13:18
13:27
0
13:27
宿泊地
2日目
山行
7:19
休憩
0:10
合計
7:29
距離 11.9km 登り 852m 下り 1,788m
4:35
203
宿泊地
7:58
8:01
50
8:51
8:52
3
8:55
8:59
51
9:50
31
10:21
10:22
27
10:49
10:50
16
11:06
58
天候 7月26日:晴れ
7月27日:曇りのち暴風雨
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
土曜AM1:30頃到着。爺ヶ岳登山口東の駐車場空き2台分。
日曜PM1:00頃戻ってきたときは、空き6台分くらい。

トイレ:登山口近辺にはなし。

●五竜テレキャビン片道¥950
●エスカルプラザ〜扇沢 アルプス第一交通タクシー¥10,000
コース状況/
危険箇所等
●鹿島槍北峰から五竜岳の間は転落事故につながる危険箇所多数。
●稜線上は強風注意。降雨時は岩場が滑りやすいので慎重に。

●登山ポストは柏原登山口にあり(記入用紙もあり)

●キレット小屋
1泊2食¥9500(朝ごはんはお弁当に変えてもらいました)
お風呂も個室もありません



その他周辺情報 下山後の温泉:信濃松川のすずむし荘¥500
下山後の甘味:梓川SA さびップルソフト¥330
柏原新道登山口には相談所。こんばんわ〜
柏原新道登山口には相談所。こんばんわ〜
登山口看板
相談所には登山記入用紙と登山ポスト。書いてきた用紙を家に忘れたのでここで書かせていただきました
相談所には登山記入用紙と登山ポスト。書いてきた用紙を家に忘れたのでここで書かせていただきました
真夜中のゴゼンタチバナ
1
真夜中のゴゼンタチバナ
扇沢の駅が見えます
1
扇沢の駅が見えます
薄明るくなってきました
1
薄明るくなってきました
夜明けのミツバオウレン
夜明けのミツバオウレン
夜明けのハクサンボウフウ
夜明けのハクサンボウフウ
ツマトリソウ
アカモノとゴゼンタチバナ
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アカモノとゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
朝日で針ノ木稜線が赤く浮かびあがります
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朝日で針ノ木稜線が赤く浮かびあがります
お腹減ったので石ベンチでちょっと栄養補給。
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お腹減ったので石ベンチでちょっと栄養補給。
鳥のさえずりが聞こえ、お日様が出てくるとほっとします
1
鳥のさえずりが聞こえ、お日様が出てくるとほっとします
ミツバオウレン
アカモノ
1回目の雪渓です。ちゃんと切ってあるので安心です
1回目の雪渓です。ちゃんと切ってあるので安心です
ハクサンボウフウ
1
ハクサンボウフウ
マイヅルソウ
オオバミゾホオズキ
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オオバミゾホオズキ
2回目の雪渓です。
2回目の雪渓です。
カラマツソウ
ミヤマキンポウゲいっぱい
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ミヤマキンポウゲいっぱい
富士見坂から富士山見えました!
1
富士見坂から富士山見えました!
チングルマ畑
種池山荘見えました
1
種池山荘見えました
アオノツガザクラ
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アオノツガザクラ
イワカガミ
ミヤマキンバイ
ミヤマキンポウゲいっぱい
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ミヤマキンポウゲいっぱい
種池山荘に到着!
種池山荘に到着!
立山雄山が見えます
1
立山雄山が見えます
針ノ木の稜線を一望
1
針ノ木の稜線を一望
さ、鹿島槍方面!
さ、鹿島槍方面!
剱岳どーん。かっこいい。。
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剱岳どーん。かっこいい。。
針ノ木、立山、剱岳と種池山荘
1
針ノ木、立山、剱岳と種池山荘
立山と種池山荘
ハクサンシャクナゲ
1
ハクサンシャクナゲ
何度も振り返ってしまう、剱岳
何度も振り返ってしまう、剱岳
チングルマの穂
先端がピンク色のツマトリソウ
3
先端がピンク色のツマトリソウ
見えました、槍ヶ岳!
1
見えました、槍ヶ岳!
鹿島槍とハクサンシャクナゲ
1
鹿島槍とハクサンシャクナゲ
青空とチングルマの穂
1
青空とチングルマの穂
目指すはあの鹿島槍!
3
目指すはあの鹿島槍!
ミヤマキンバイと剱岳
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ミヤマキンバイと剱岳
朝日に輝くコマクサ
2
朝日に輝くコマクサ
迫力の鹿島槍
ミヤマキンバイ
すぐ横50cmくらいのところに突然ライチョウ現れてびっくり。
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すぐ横50cmくらいのところに突然ライチョウ現れてびっくり。
子どもたちを引き連れてます(ちびちゃんカメラ目線ですね)
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子どもたちを引き連れてます(ちびちゃんカメラ目線ですね)
こんなに青空なのに、姿を見せてくれてありがとう
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こんなに青空なのに、姿を見せてくれてありがとう
お母さんはしきりに猛禽類がいないか空を警戒してます
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お母さんはしきりに猛禽類がいないか空を警戒してます
爺ヶ岳到着!
爺ヶ岳から見る鹿島槍
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爺ヶ岳から見る鹿島槍
ミヤマコゴメグサ
ミヤマコゴメグサ
チシマギキョウ
青空と鹿島槍
爺ヶ岳から見る雲海
2
爺ヶ岳から見る雲海
エゾシオガマ
緑と青空と鹿島槍
2
緑と青空と鹿島槍
クロトウヒレン
ハクサンチドリ
ウサギギク
夏、青空、冷乗越
1
夏、青空、冷乗越
冷池山荘に着きました
1
冷池山荘に着きました
ヤマハハコ
アサギマダラ
シナノキンバイ
ミヤマキンポウゲ
1
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンバイ畑
2
ミヤマキンバイ畑
ミヤマキンバイ
チングルマ
チングルマ畑
シナノキンバイ
シナノキンバイカルテット
1
シナノキンバイカルテット
青空とショウジョウバカマ
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青空とショウジョウバカマ
シナキントリオ
ハイマツの花
爺ヶ岳から針ノ木へ続く稜線と立山連峰
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爺ヶ岳から針ノ木へ続く稜線と立山連峰
青空と立山
青空と剱岳
青空と爺ヶ岳
緑に輝くイワツメクサ
緑に輝くイワツメクサ
クジャクチョウ
種池山荘と槍ヶ岳
2
種池山荘と槍ヶ岳
イワツメクサ
ミヤマダイコンソウと剱岳
3
ミヤマダイコンソウと剱岳
タカネツメクサ
イワベンケイ
ハクサンイチゲ
ハイマツの実
タカネツメクサ
チシマギキョウ
クロユリ
本日2度目のライチョウ家族に遭遇!布引岳の手前でした
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本日2度目のライチョウ家族に遭遇!布引岳の手前でした
子どもたちが砂浴びに夢中です(気持ち良さそうですね)
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子どもたちが砂浴びに夢中です(気持ち良さそうですね)
凛々しいお母さん
5
凛々しいお母さん
ひたすら砂あび楽しみます
8
ひたすら砂あび楽しみます
見守るお母さん。お父さんはいずこ。。
3
見守るお母さん。お父さんはいずこ。。
イワヒバリとミヤマダイコンソウ
2
イワヒバリとミヤマダイコンソウ
布引岳到着!
目指すはあの鹿島槍
2
目指すはあの鹿島槍
チシマギキョウ
タカネツメクサ畑
1
タカネツメクサ畑
チシマギキョウ
ヨツバシオガマ
クロトウヒレン
テガタチドリ
ハクサンフウロ
ミヤマタンポポ
タカネツメクサ畑
1
タカネツメクサ畑
本日三度目のライチョウ家族に遭遇!鹿島槍南峰の30分くらい手前でした
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本日三度目のライチョウ家族に遭遇!鹿島槍南峰の30分くらい手前でした
まるまるとした子ども
11
まるまるとした子ども
イワヒバリの雄たけび
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イワヒバリの雄たけび
タカネヤハズハハコ
2
タカネヤハズハハコ
稜線と青空
雲が爺ヶ岳を飲み込みはじめました
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雲が爺ヶ岳を飲み込みはじめました
鹿島槍南峰に到着!
鹿島槍南峰に到着!
凍らせおいた梅酒ゼリーがシャリシャリとおいしい!
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凍らせおいた梅酒ゼリーがシャリシャリとおいしい!
ミヤマシオガマ
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
ミヤマシオガマ
五竜岳への稜線
青空とミヤマオダマキ
3
青空とミヤマオダマキ
青空とミヤマオダマキ
4
青空とミヤマオダマキ
タカネヤハズハハコ
1
タカネヤハズハハコ
緑とイワツメクサ
1
緑とイワツメクサ
ミヤマリンドウ
イワツメクサ畑
ミヤマキンバイ
タカネシオガマ
イワベンケイ
鹿島槍北峰に到着!
1
鹿島槍北峰に到着!
理想のトマト(凍らせておいたトマトジュースは元気がでます)
理想のトマト(凍らせておいたトマトジュースは元気がでます)
タカネシオガマとキンバイ
タカネシオガマとキンバイ
南峰への稜線
五竜への稜線。明日はあちらへ。
1
五竜への稜線。明日はあちらへ。
険しそうです。。
1
険しそうです。。
八峰キレット核心部へ突入!
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八峰キレット核心部へ突入!
水平梯子です。
横ばい鎖場です。
横ばい鎖場です。
ミヤマオダマキ。危険な岩場にしか咲いてない感じがします
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ミヤマオダマキ。危険な岩場にしか咲いてない感じがします
ミヤマオダマキの淡い紫色がすごく綺麗
3
ミヤマオダマキの淡い紫色がすごく綺麗
キレットの岩壁です
1
キレットの岩壁です
横ばい鎖場です。落ちたら・・・という考えはやめときましょう。。
横ばい鎖場です。落ちたら・・・という考えはやめときましょう。。
見えました、キレット小屋
1
見えました、キレット小屋
チシマギキョウ(たくさん咲いています)
3
チシマギキョウ(たくさん咲いています)
キレット小屋に到着!長かった〜
キレット小屋に到着!長かった〜
キレット小屋でお昼ご飯
キレット小屋でお昼ご飯
キレット小屋の晩御飯(ハンバーグ定食)おいしかった〜
4
キレット小屋の晩御飯(ハンバーグ定食)おいしかった〜
キレット小屋で食後のデザート
キレット小屋で食後のデザート
キレット小屋からのぞむ夕日
3
キレット小屋からのぞむ夕日
夕方までこんなに晴れるなんて予想外。綺麗です
2
夕方までこんなに晴れるなんて予想外。綺麗です
遠き山に日は落ちて。。
2
遠き山に日は落ちて。。
明日も晴れますように。。
1
明日も晴れますように。。
そしてトワイライトタイムに。
2
そしてトワイライトタイムに。
剱岳は終日見えてました
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剱岳は終日見えてました
おはようございます。キレット小屋の朝食(弁当)です。ゼリーは昨日もらった瞬間冷えてたので食べちゃいました
おはようございます。キレット小屋の朝食(弁当)です。ゼリーは昨日もらった瞬間冷えてたので食べちゃいました
キレット小屋(すごいところに建ってます)
2
キレット小屋(すごいところに建ってます)
ぎりぎり朝日までに稜線に出ることができました。まぶしい〜
1
ぎりぎり朝日までに稜線に出ることができました。まぶしい〜
朝日に照らされる鹿島槍
1
朝日に照らされる鹿島槍
五竜への稜線
鹿島槍が暗くなってきました
鹿島槍が暗くなってきました
稜線も暗くなってきました
1
稜線も暗くなってきました
大粒の雨が降ってきました。あわてて雨具を出します
大粒の雨が降ってきました。あわてて雨具を出します
あっという間に台風級の暴風雨&濃霧に。
あっという間に台風級の暴風雨&濃霧に。
一番警戒していたG4、G5を最悪な天候条件で通過することになりました
一番警戒していたG4、G5を最悪な天候条件で通過することになりました
ウルップソウ畑が何度かありましたが、どれも花は終わっている感じでした
ウルップソウ畑が何度かありましたが、どれも花は終わっている感じでした
五竜岳到着!あまりの暴風雨ですぐに撤収
1
五竜岳到着!あまりの暴風雨ですぐに撤収
五竜山荘に着きました。ほっとします
五竜山荘に着きました。ほっとします
4度目のライチョウに遭遇。白岳頂上近辺でした。
1
4度目のライチョウに遭遇。白岳頂上近辺でした。
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
コオニユリ
ミヤマアズマギク
1
ミヤマアズマギク
ダイモンジソウ
ハクサンチドリ
ハクサンタイゲキ(この前別山で会ったね)
ハクサンタイゲキ(この前別山で会ったね)
シナノキンバイ
タテヤマウツボグサ
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タテヤマウツボグサ
ニッコウキスゲ
クガイソウ
キンコウカ
オオバギボウシ
ワレモコウ
シモツケソウ
ハナチダケサシ
ニッコウキスゲ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
タカネナデシコ
ヒオウギアヤメ
センジュガンピ
ミソガワソウ
ヤナギラン
ヒマラヤケシ
ヒマラヤトラノオ
ヒマラヤトラノオ
さびップルソフト@梓川SA¥330
3
さびップルソフト@梓川SA¥330

感想

♪絶好の登山日和とまさかの暴風雨(扇沢〜爺ケ岳〜鹿島槍〜八峰キレット〜五竜岳)♪

 海の日の三連休後、甲信越地方でも梅雨明けが発表された。この週末は特に予定は立てていなかったのだが、梅雨明け10日は晴天率が高い。そうするとどこかの山に行きたくなってしまう。そこで、先週志賀高原から帰った後、突然計画したのが以前からずっと登ってみたかった鹿島槍。どうせ登るなら日帰りではもったいない。それなら1泊2日で八峰キレットを越えて遠見尾根を下山してみよう!
 そうと決まれば早い。さっそくキレット小屋に予約を入れて週末を待った。

★★一日目★★
★扇沢〜種池山荘
 爺ケ岳〜鹿島槍の稜線を写真撮りながらのんびり歩いて小屋でまったりしたいので、時間に余裕を持たせるために今日もナイトハイク。柏原新道は以前も歩いたことがあり、よく整備されているので夜でも歩きやすい。夜空を見上げると満点の星空。天の川もはっきりと見える。いつものごとく夜中の3時から4時頃少々眠くなるが、足元に気を付けながらゆ〜っくり歩く。
 薄明が始まるとこれまたいつも通り小鳥たちが囀り始める。今朝はウソさんが登山道の真ん中でおしゃべりしていた。
 太陽の光ってスゴイ!この光を浴びると眠気が飛んでいき元気が出てくる。
 種池山荘に到着すると、山荘前には前日小屋泊の人たちと思しき人々でいっぱい。みんな爺ケ岳方面を目指すようだ。

★種池山荘〜爺ケ岳〜冷池山荘
 今年は雪が遅くまで残っていたのだろう。山荘前のチングルマが2シーズン前に来た時よりも少ない。かわりにショウジョウバカマがまだちらほら。
 この区間、景色も良いしお花も多いので楽しく歩ける。そして前回来た時にはこの区間でライチョウ親子のお散歩に遭遇したのだが・・・、何と!今日も運よくまたお会いできました。しかも50cmくらいの至近距離で。こちらがびっくりしてしまいました。おちびちゃん3羽を連れたお母さん。おちびちゃんたちは楽しそうに砂浴びです。しばし登山道はライチョウさんたちの貸切になりました(笑)
 ツルギも近くに見えるしこちらも楽しく歩いていると、何と!またまたライチョウ家族に遭遇。愛らしいちびちゃんたちに癒されます。がんばって立派なライチョウになるんだよ。

★冷池山荘〜布引岳〜鹿島槍南峰〜鹿島槍北峰
 鹿島槍南峰までは歩く人も多いが、北峰まで向かう人は少なくなる。静かな北峰山頂で、本日最大のヤマ場に向け凍らせてきたトマトジュースで栄養補給。

★鹿島槍北峰〜キレット小屋
 北峰を過ぎると今までとは登山道の雰囲気が変わってくる。そして歩く人も更に減ってくる。
 キレット小屋は思いのほか早いうちに確認できるのだが、なかなかたどり着かない。狭い道に、ハシゴ・クサリなど気の抜けない箇所も多いので、ここはゆっくり行こう。
 キレット小屋近くのハシゴ付近で、今までなかなか会えなかったミヤマオダマキに出会う。何て上品なお花なんだろう。紫の花びらが高貴な雰囲気。こういう崖っぷちを好んで咲くところもコマクサより通好みか?

★キレット小屋
 受付を済ませ、小屋で冷たいコーラと温かいカップヌードルをいただく。どちらもおいしいね〜。夕食までの間寝床でくつろいでいると、団体さんの到着で小屋はしだいににぎやかになってきた。今日はかなり混みあっているようだが、割り当てられたスペースは布団6枚に3人だからそんなに狭くはない。
 夕食もハンバーグ定食でおいしい(漬物とたけのこの煮物付)。
 食後は外のベンチで夕日が沈むのを眺めた後、明日に備えて早めにおやすみ〜。

★★二日目★★
★キレット小屋〜五竜岳
 山小屋では眠れないことが多いのだが、今回はナイトハイクの疲れもあったのだろう、非常によく眠れ、朝の目覚めもよい。
 しかし、夜半から風が強いのが気になっていたが、朝4時頃は非常に強い風。雨は降っていないようだが、どうも天気は荒れそうだ。
 前日にいただいていたお弁当を食べながら出発準備。4:30頃、これ以上風雨が強くなっても大変だ、ということで小屋出発。途中、ご来光も見られるほどの天気になった時間もあるのだが・・・。
 雨は突然降り出した。ツルギ方面が真っ黒になったな〜と思ってたらポツポツと雨粒が落ちてきて、それがいきなりザーッと。近くを歩いていたみなさんと一緒に、いっせいにカッパを着込む。これからG4,G5を通過するというのにこの暴風雨ですか〜!
 岩が滑るので、手足のホールドに細心の注意を払いながら歩く。そんな時間をしばらく過ごすと、あれ?いつの間にか難所のG4.G5を通過してしまっていた。意外とあっけなかったな〜というのが感想。
 相変わらず風雨はおさまらないが、とりあえず五竜岳山頂に立ち寄って記念撮影をし、五竜山荘へ向かう。

★五竜山荘〜遠見尾根経由〜五竜テレキャビン
 山荘前にいらしたパトロールの方によると、この悪天候は昨日の夕方頃から予報されていたとのこと。下山路についても丁寧に教えていただきありがとうございました。
 遠見尾根を下山するが登山道は雨でグチャグチャ。先週も苗場山でグチャグチャになったが、今回はその比ではない。下からふきあがってくるようなあれだけの暴風雨、靴の中にも水が入り込み歩くと音をたてる。
 途中から天気は回復しはじめ、テレキャビン降り場近くの高山植物園ではすっかり晴れ。そして観光客がワンサカ。小汚い(いや大汚い)私たちを見て不思議だったのだろう、「どこから来たのか?」たずねられてしまう。
 この高山植物園、ヒマラヤの青いケシを目玉とする各種高山植物が見られるが、何だろう?同じ生育環境にないものが同じ場所に植えられているのにすごく違和感を感じる。先ほどまであの風雨に耐えて健気に咲き誇っていた野生のお花たちを目の前で見ているだけにね・・・。
 テレキャビンに乗る前にタクシーを呼んでおいたら運転手さんがエスカルプラザ前で既に待っていてくれ、タイムロスなしに扇沢まで戻れました。

★余談
 この二日間、最高の天気と最悪の天気を一度に体験したことで、山の素晴らしさと恐ろしさを身をもって感じました。何事もなく無事に下山できたから言えることなのですが・・・。
 山に登るには、相応の体力・経験・技術・装備などが必要です。本当に今回は他のメンバーを連れていなくて良かった〜というのが本音。
 そして、今シーズン取り組んできた長時間・長距離歩行、登り返しなどの成果が感じられた山行でした。
 それでも・・・山はやっぱり天気の良い日に登りたいな〜!

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3/5
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体力レベル
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