ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4075338
全員に公開
山滑走
甲信越

浅草岳前岳(雨、ガス、強風)

2022年03月12日(土) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 福島県 新潟県
 - 拍手
hidekazu その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:05
距離
12.2km
登り
1,120m
下り
1,128m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:23
休憩
0:33
合計
5:56
距離 12.2km 登り 1,127m 下り 1,128m
6:30
46
7:16
144
9:40
9:48
23
10:11
10:25
14
10:39
70
11:49
11:55
25
12:20
12:25
1
12:26
ゴール地点
6:27駐車スペース-10:10頃浅草岳前岳-12:22駐車スペース
天候 雨後曇り
無風、弱風、強風
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
除雪最終地点に路駐。道中は今朝は凍結なし。
コース状況/
危険箇所等
積雪はスキーをするには十分。雪質は水気の多いざらめ。標高の高い所は新雪が1-2cmほど。
歩き始め。この時は雨はあがっていた。
2022年03月12日 06:30撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
3/12 6:30
歩き始め。この時は雨はあがっていた。
尾根に上がったところ。この後3時間以上写真なし。
2022年03月12日 07:52撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
3/12 7:52
尾根に上がったところ。この後3時間以上写真なし。
下りで見た守門岳方向
2022年03月12日 11:29撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
3/12 11:29
下りで見た守門岳方向
橋の上の雪の様子
2022年03月12日 12:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3/12 12:20
橋の上の雪の様子
雪壁の様子
2022年03月12日 12:25撮影 by  RICOH WG-6, RICOH
3/12 12:25
雪壁の様子

感想

除雪最終地点には6:07に到着。食事を途中の道の駅で済ませてきたので、準備のみで出発する予定だったが、外で諸々支度をしていると雨が落ちてきた。そんなバカな。7時頃雨が降ると予報では言っていたが本当になるとは。しばしクルマに戻り車内で他の準備をする。5分程度で雨があがったので再度外で準備をし、6:27に行動開始。Zさんは最初つぼ足で歩いていたが、雪が柔らかく潜るのですぐにスノーシューを履いていた。そして最後まで結局スノーシューは脱がず。林道を歩いて詰めて行くと再び雨。しかも雨脚が強い。予報が当たってしまった。2人とも濡れねずみになりながら歩く。この雨はなかなか止まず、ザックもウェアもしっとりと濡れてしまった。2人ともゴアテックスの冬用のウェアを上下着ていたし、グローブは防寒テムレスなので体は濡れ知らずだが、ザックはびしょびしょだし何より気持ちが乗らない。帰りたい気持ちだが、天候が回復するとの予報もあったので、それを信じ濡れながら進む。30分ほどだろうか、降り続いた雨がようやく上がる。予報ではこの後雨はないはず。雨の間も停滞せず着実に距離と標高を稼いでいたので、ペース的には悪くなかった。雪質は雨のためグズグズで歩きにくいが、シールはグリップするのでその点は有り難い。ただ湿気を吸ったシールは重くなった。積雪は文句なく多くて、除雪最終点の雪壁は3メートルくらいあったと思うし、山中もたっぷりだった。

標高を徐々に上げて尾根に登る。ここに至れば背後に守門岳がよく見えるはずだが今日は何も見えない。仕方ないのでそのまま進む。ぶなの林が見えるのがせめてもの救いか。更に進むと雨は落ちてこないが周囲がガスに包まれるようになってきた。初めは視界もあって進む上で特に問題はなかったが、徐々にこのガスが濃くなり周囲は真っ白になってしまった。悪いと数メートル程度しか視程がない。GPSがあるので最悪計器歩行で帰ることはできるものの、雪庇などが全然見えず危険と言わざるを得ない。何度も来ているコースなのである程度はどこに何があるか分かるのが幸いだった。

更に進み天候の回復を期待したが一向にその気配はなかった。ガスで視界がない上に今度は風まで吹き始めた。これも予想どおり。視界なく風強く。歩くには何とか歩けるけど、帰りのスキーもままならない状態が容易に想像できた。強風も3月なので寒くて仕方ないほどではなかったが、それでも長時間吹かれ続けるのは避けたかった。10:10頃前岳に至ると先行していた山スキーの4人パーティが停滞していた。ここで引き返すという。経験豊富そうなパーティがここで引き返すと言っているし、同行のZさんは強風で体が持って行かれそうと言っていたし、もうこれ以上安全に進める要素がない。地図を見れば本峰の浅草岳はここより直線で500メートル程度だし、晴れていればまさに指呼の間と言えるのだが、今日に限ってはそうも言ってられない。雪の壁が幸いにしてあったので、そこに身を隠して下山の準備をする。Zさんも飛ばされないように身を低くして待機してもらう。

下山準備が整ったらさっさと降りる。Zさんに登りで着けてきたトレースをたどってもらいつつ、Zさんの姿を目印にして進む。真っ白の中で滑ると酔ってまともに滑れないのだ。滑って降りて行きたいところだが、何せ視程が数メートルあるかないかだし、両側斜面になっている尾根なので、下手をすると斜面を下ってしまうので、とにかく安全第一でボーゲンと横滑りを駆使して尾根を進む。4人パーティはさすがに早くて途中で姿が見えなくなったが、我々とはペースが違うので気にせず安全第一で進む。少し下ると登りのハイカーやスキーヤーとすれ違うようになった。こんな極悪天気でも週末となると登る人はいるようだ。他人の事はとやかく言えないけど。視界のないまま下り続け、ようやく周囲が見えるようになり風も弱くなってきた。滑れる環境となったが、雪質が良くなくて快適とは言い難かった。天候回復の予報がはずれたのか、あるいは雨が多く降ってガスが湧いたため、回復が遅れたのかもしれない。いずれにしてもここに長居は無用と思いとにかく先に進むことに。ぶなの林は天気が良ければ快適ツリーランになったはずだが、それは来年に取っておこう。

樹林帯に入るとさっきまでの強風がなくなり、ガスもやはりなくなった。とはいえ気温が高く雪崩注意なので、2人してつかず離れずで進むことに。所々の斜面では雪崩れているところもあったし、そのようなところは長居せずにさっさと進んだ。Zさんは今回が浅草岳初だったが、とんだデビューになってしまった。天気の良い日を選んで来れば良かった。最後の最後、林道に出て分岐するところまで一緒に行動して、さすがにここまでくれば先行しても問題ないだろうと思い、スキーで先に行かせてもらった。駐車場到着は12:22。5分ほど遅れてZさんも無事到着。はるばる来た割には天気が極悪で、楽しむ要素はなかったが、色々勉強になったと思うしかない。また来年天気の良い時を狙って来ようと思う。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:162人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら