前穂高岳・パノラマコ−ス 岩場で滑落。遭難


- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 1,119m
- 下り
- 1,109m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 10:30
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(奥又白分岐〜屏風のコル) 奥又白分岐から上部で登山道を間違え、沢筋に入り込む。岸壁を登ってゆき、途中で動きが取れなくなり、下山。水が流れる岸壁を下降中に滑って滑落。尾骨粉砕骨折で目から火花が出る。1時間以上動けず。その後、自力で涸沢小屋まで辿り着く。 (屏風のコル〜涸沢小屋) 特別、危険そうなところはなかったが、通過に危険性があると思われるところには、ロ−プが張ってあった。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
|
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備考 | 道間違えは怖い。この後、GPSを買って利用するようになった。 |
感想
新宿から夜行登山バスで上高地に着きました。朝6時。準備を整えて出発。いい調子で歩き、明神、徳沢を経て新村橋には2時間ぐらいで到着しました。ここから登り奥又白への中畠新道分岐は出発から2時間半ほどでの到着でした。中畠新道分岐付近からは、これから登る屏風のコルが良く望めました。時刻はまだ8時でした。
どこで間違えたか、登山道を登って行って、ガレ沢があったところで、沢筋を登って行ってしまいました。(後でわかったことですが、正しくは、このガレ沢を横断すると登山道が続いていました。)
最初は、岩がゴロゴロしているだけで、どうにか登れましたが。そのうち、登りにくくなってきました。大きな岩の間をよじ登り、水が流れる岩壁をどうにかよじ登ってしまいました。草付きの岩壁を登ってゆくと、下が滑り、登るのが困難になりました。ここで、戻ることにしました。
登りより下りの方が難しかったです。草付きの岩壁は、どうにか下りましたが。
先ほど、水が流れていた落差のある岩場で、足を滑らせてしまいました。岩場の中ごろですから2mでしょうか。ヘルメットはしていたからいいものの、尻から岩場に落ちて、尾骨粉砕骨折。目から火花のような、星のようなものが、一瞬走りました。
どのくらい時間がたったかわかりません。短かったのか、長かったのか。痛みはありましたが、意識ははっきりしています。状況を確認しました。とりあえず、痛み止めの処置をし、しばらく安静にしました。現在地も、おおよそ分かってきました。下の方に、徳沢の赤い建物が見えました。しばらく休み、痛みも薄れてきたので、どうにか歩けそうでした。十分休んだ後、屏風のコルまで登りました。どうにか歩けそうでした。屏風のコルには、再び歩き始めてから2時間半で到着しました。しばらく休憩しました。急登でしたが、さほど苦しさは感じませんでした。ここから眺めた、槍ヶ岳に続く、穂高の岩壁は壮観でした。鎗ヶ岳、南岳、大キレット、北穂高岳などの岩壁が目に飛び込んできました。屏風の耳の岩場も荒々しく立っていました。屏風のコルには涸沢1.4Km。屏風の耳0.8kmkの標識が建っていました。
屏風のコルから唐沢小屋へと下ってゆきました。たくさん、ロ−プが張られていました。きっと雪の時期は、危険個所なのでしょう。屏風のコルから涸沢ヒュッテを経て涸沢小屋には、1時間半で到着しました。登山開始から10時間半がたっていました。
翌日は、予定変更し、上高地に下山しました。まだ、痛みは残っていました。上高地に帰るだけですので、いつものよりゆっくりと歩いてゆきました。
涸沢小屋から、涸沢、Sガレへ。30分、要しました。
Sガレから、大崩落地、本谷橋へ。40分、要しました。
本谷橋から、横尾岩小屋跡、横尾へ。50分、要しました。
横尾から、新村橋へ。50分、要しました。
新村橋から、徳澤園へ。20分、要しました。
徳澤から、徳本口、明神館へ。1時間、要しました。
明神館から、小梨平、河童橋、上高地バスターミナルに戻りました。1時間、要しました。休みながら、ゆっくり歩きましたので、大分時間がかかりました。5時間10分かけて、午前中には、上高地にどうにか着くことができました。この後、GPSを買いました。保養のため、半年ほど山にはいけませんでした。
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